呪胎九相図――明治の始めに実在した時代を先取った鬼才の術師・加茂憲倫が作り上げた人間と呪霊のハーフの胎児。その数は全部で九体も存在している。ナンバリングされており、呪術高専が保管していた1番~3番を真人が強奪した。
強奪された呪胎九相図は、巡り巡って運命的な出会いを遂げる。現代日本が誇るHENTAI達の手に寄って受肉を果たす事になる。受肉に際し、当然手を加える。それが日本人だ。
そして、彼等の手に掛かれば、呪胎九相図を女体九相図に改変する事も決して不可能ではない…その結果、誕生したのが兄妹である。
髪を結い、厚手の和服を着た男性――
自分を元男だと信じてピチピチの服を着込み、横乳が見え、半ケツが見える際どいタイツのようなズボンをはいた――
誰がどう見ても下乳が見える際どい上着を着て、超ミニスカを履く――
この兄妹の誕生を「呪霊GO」開発運営チームは、泣いて喜び祝福した。そのような祝福など気にも掛けず、――お互いがお互いの為に生きる事を誓った情の深い兄妹だ。
そんな情に厚い兄妹達が密会している。
『呪霊側につくぞ。受肉の恩は忘れろ』
『大丈夫かな? アイツら胡散臭いよ、兄さん』
『呪霊が描く未来の方が入れた俺達にとって都合がいい。ただ、それだけの事だ。受肉の恩は忘れろ。良いか妹達』
人間と呪霊のハーフとは生きにくい。
現在進行形で改変されているが、まだ兄妹が求める基準に達してなかった。
『
『
『俺は、
素晴らしい兄妹愛。
サイバーダイン・システムズの地下施設にある密室には、監視カメラや集音マイクは当然備え付けられている。その様子は、夏油一派や「呪霊GO」の運営陣営に見られていた。そして、兄妹達がNPCとしてゲームに実装され、そのバックストーリーに今の感動の話が盛り込まれる事が決定した。
□□□
呪術高専の一年生達は、姉妹校交流会を終えて新たな任務――呪霊による刺殺事件の調査を行っていた。調査を進めるにつれ、事件の真相が見えてきた。伏黒恵の地元にある八十八橋での肝試しが原因であり、伏黒恵の姉にも関連している事実が判明した。
時限式発動する呪術であり、早期に解決しなければ姉が呪霊によって殺される可能性が濃厚であった。伏黒恵の姉は、昏睡状態で本人からの事情聴取ができない。
伏黒恵は、被害状況から依頼の難易度が上がったため、自分の都合で早期に祓いたい。その為、単独でも除霊に挑む決心をして、八十八橋の河口にまで足を運んでいた。
「ここまで気付かないとはマジでテンパってるのね」
「別に何でも話してくれとは言わねぇけどさ。せめて、頼れよ。友達だろう」
虎杖悠仁は、良い奴だ。伏黒恵に訳の分からない嫉妬で暴言を吐かれたりしても、気にせず友達と言い切ってくれる。虎杖悠仁が女だったら、伏黒恵は惚れている可能性すら……なかった。影の中にいる美少女達がいるのだから。
三人揃って、川を渡る。
呪術的な意味で川などの境界を跨ぐ行為は意味がある。
渡った瞬間、呪霊側が展開している領域に引き込まれた。そこには、無数のモグラが待ち受けている。術式の範囲や呪力から伏黒恵は、安堵する。経験から、これなら今夜中に終わると。
だが、この八十八橋に用事があるのは、呪術高専だけでなかった。真人からお使いを頼まれた刺客が一人この場に乱入してきた。
『先客ですか、ドン引きです』
乱入者の風貌は、赤い帽子に、ノースリーブ、赤いスカート、サイハイブーツを決めた異国の美少女。だが、短すぎるスカート、下乳が見えるノースリーブ……何処に出しても恥ずかしくない痴女。
「ドン引きなのは、こっちだよ!! なんて格好してるんだ。最近は、そんな痴女ファッションでも流行っているのかよ。そんな服何処で売っているんだよ。バカなの日本人」
「伏黒、こいつ別件だよな」
伏黒恵は、何故このタイミングなのだと呪った。
今この状況では、どう考えてもモグラもどきを優先するしかない。一体、彼女を捕まえる条件は何なのだと一瞬考えた。だが、美少女を殴るのは虎杖の役回りだと一定の理解を示す。
「……あぁ」
「じゃあ、オマエらはそっち集中しろ。コイツは、俺が祓う……どうせ、俺の役目なんでしょ」
『なに?遊んでくれるの?』
どうして、最近の呪霊は、服装から体までエチエチなのかと虎杖悠仁はやるせない気持ちになった。どうせ、また動画が出回るんだと。
明日から平日なので、作者の休息タイムです><
このペースでの投稿は流石に大変ですわ。
壊相は、服装が似ているからマイでもいけると思いました。
※感想でいただけたのを参考にさせて頂きました。
血塗は、血は赤いから赤のイメージできる痴女を選出しました。