兵器に花咲く物語   作:雪見豆腐

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KAN-SENを幸せにするため意気込んだ舞だったが…


従者と受容の話

 執務室

 

舞「う〜〜」カリカリ

 

舞「あ〜〜」カリカリ

 

コンコン、ガチャ

 

江風「舞、任務から帰還したからこの書類も頼む」

 

舞「もーいや!毎日書類とにらめっことか眼が痛いわ!」

 

江風「それが指揮官としての仕事の一つだ、書類とにらめっこしているだけマシだ」

 

江風「今はセイレーンの奴らも大人しいからいいが、いつかはお前も戦場で指揮を執らないといけないからな」

 

舞「マジ?それ下手したら私死ぬじゃん」

 

江風「戦局は変わりやすい、死にたくないならちゃんと私たちを指揮することだ」

 

舞「よし、じゃあ書類書きで死にたくないから休憩だ!」

 

江風「はぁもう少しマシな嘘をついたらどうだ」

 

江風「まだまだ書類はある今日も一日…」

 

紙「江風も休憩してていいよ⭐︎ 舞より」ヒラッ

 

江風「あの人間!!」

 

 

 

 寮舎へ続く道

 

舞「あ〜適度に休憩しないとやってやれないからな〜」

 

舞「今日はどこ行こっかな〜」

 

舞「そう言えばこの前アズールレーンの寮になんかメイドさんがチラッと見えたなぁ…」

 

 

 

 

 アズールレーン寮舎内

 

舞「癒しを求める為私はアズールレーン寮舎に来たのでした」

 

舞「えっとどこに居たっけ」キョロキョロ

 

 

ダイドー「どうせダイドーなんて」

 

舞「うわ〜なんか落ち込んでるメイドさんがいる、どったの」

 

ダイドー「いいんですほっといてください」

 

ダイドー「何度もご主人様達に捨てられてダイドーは疲れたんです」

 

舞「捨てられた?」

 

ダイドー「はい、他のメイドより性格が面倒くさかったんでしょう」

 

ダイドー「最初の頃だけですダイドーに構ってくれるのは、そして段々ダイドーを構ってくれなくなるんです」

 

ダイドー「ダイドーはただ頼って欲しかっただけなのに」

 

舞「そうなんだ、じゃあ私のメイドさんになって欲しいな」

 

ダイドー「えっ?」

 

舞「いや〜一人で仕事するのがキツくてさ秘書艦って奴?になってよ」

 

ダイドー「でもいつか捨てるんですよね」

 

舞「ん〜捨てると言うより日替わりかな、もしかしたらダイドー以外にも秘書艦をやりたい子もいるかもだし」

 

ダイドー「でもご主人様には江風様が」

 

舞「あー私もそう言ったんだけど、江風戦っている方が合ってるって言ってたからさぁ」

 

舞「頼むよ〜このままじゃ書類に殺されちゃうよ〜」

 

ダイドー「…分かりました」

 

舞「やったぜ」

 

ダイドー「では、陛下に会いに行きましょう」

 

舞「えっ何で?」

 

ダイドー「ご主人様が陛下に認めてもらえるか諸葛してもらいます」

 

ダイドー「確かにロイヤルメイドは数多くいますがこの母港にはダイドー含め5人にしか居ませんので」

 

ダイドー「ご主人様も大事ですが陛下も大事なのです」

 

舞「そっか、じゃあこの母港に居るメイドの名前を教えてよ」

 

ダイドー「えっとまずダイドーの妹のハーマイオニー、そつなくこなすグラスゴーさん、無口で怖いシェフィールドさん、目つきが怖いグロスターさんですね」

 

舞「なるほどね」

 

ダイドー「それではご主人様、陛下の場所へご案内します」

 

 

 

 

 

 

 クイーン・エリザベスの部屋の前

 

ダイドー「ではご主人様、陛下に謁見できるか確認してきますので少々お待ちください」ガチャ

 

舞「んいーよ」

 

5分後

 

ダイドー「陛下のお許しがでました、では部屋にお入り下さい」ガチャ

 

舞「失礼しまーす」

 

ハーマイオニー「…」 

 

シェフィールド「…」ジッー

 

グロスター「…」ギロッ

 

グラスゴー「…」

 

舞「うわー随分な御迎えで」

 

クイーン・エリザベス「あなたね私のメイドを誑かしたのは」

 

舞「誑かしたって、私はただ…」

 

クイーン・エリザベス「黙りなさい!私のメイドを泣かせる人間に話すことは無いわ!」

 

ダイドー「お待ちください陛下、このご主人様は今までのご主人様達と違う気がするのです、だからダイドーからもお願いします」

 

クイーン・エリザベス「…何が違うの?目を覚ましなさいダイドー何度も捨てられたあなたがそれを1番分かってるでしょ」

 

ダイドー「しかし…!」

 

クイーンエリザベス「くどいわ、あなたにこの人間は相応しくない」

 

舞「あー面倒くさいなもう、じゃあこうしましょ陛下さん」

 

舞「ダイドーを捨てたら私を煮るなり焼くなり好きすればいいじゃん」

 

ダイドー「ご主人様!?」

 

クイーン・エリザベス「へぇ…おもしろいこというのね、そんなことを言ったのはあなたが初めてよ」

 

クイーン・エリザベス「気が変わったわ、ダイドーをあなたに預けるわ、けど」

 

舞「けど?」

 

クイーン・エリザベス「捨てたらあなたの命を貰うわ」

 

舞「ええよ」

 

クイーン・エリザベス「…っもう良いわ行きなさい」

 

舞「じゃ、失礼しましたー」

 

ダイドー「陛下失礼しました」ペコ

 

バタン

 

 

 

 

ダイドー「良いのですか?」

 

舞「何が?」

 

ダイドー「陛下にあんな事おっしゃって…」

 

舞「いいんじゃない?私もそのつもりだったし」

 

ダイドー「ご主人様は変わってますね」

 

舞「そぉ?、さぁてそろそろ執務室に戻るかぁダイドーもお手伝い頼むね!」

 

ダイドー「はい、ご主人様」

 

 

 

 

 司令部に続く道

 

舞「あ〜早くあなた達を楽させたいな〜」

 

ダイドー「それはどう言う意味ですか?」

 

舞「えっとね、ここには娯楽がなさすぎるし部屋も質素すぎて笑えてくるレベルなんだよね」

 

舞「だから私が出世した暁にはあなた達に楽しいことを教えたくてね」

 

ダイドー「…本当ですか?」

 

舞「本当だけどね〜上の人の頭がカチカチだからさぁ中々出来無いんだよね私の食事情やあなた達の整備品はくれるけど…」

 

ダイドー「?どうしました?」

 

舞「なんだろねアレ」

 

ダイドー「アレ?」

 

舞「なんか司令部の死角になんかある」

 

ダイドー「…アレは懲罰房ですご主人様に逆らったKAN-SENが入る場所です」

 

舞「まだ誰かいるの?」

 

ダイドー「はい、一人だけ居ます」

 

舞「誰?」

 

ダイドー「ローン様です」

 

舞「そのローンが何かしたの?」

 

ダイドー「ローン様は特に何もしていませんがその『在り方』が前任のご主人様達に受け入れられず投獄されました」

 

舞「何それ酷い話だな〜」

 

ダイドー「しかしローン様も少し恐ろしい方でダイドーも近寄り難いです」

 

舞「へぇ〜そうなんだ」スタスタ

 

ダイドー「!?、ご主人様なぜ懲罰房に向かわれるのですか!?」

 

舞「だって、独りぼっちは嫌だろうから」

 

ダイドー「えぇ…」

 

 

 

 懲罰房内

 

舞「〜♪」

 

ダイドー「ううっ…」ガタガタ

 

舞「ローンは何処だ〜あ、居た」

 

ダイドー「ヒィ…!」

 

ローン「あら、珍しいお客さんね?」ジャラ

 

舞「あなたがローン?」

 

ローン「そうよ、私がローンよ」

 

舞「何したの?」

 

ローン「私は何もしてないわ、ただ単に指揮官に言われるまま戦っていただけでそうしたらここに入れられたのよ〜」

 

舞「じゃあそこから出そう」

 

ダイドー「ダメですご主人様!」ガバァ

 

舞「うお!?どして?」

 

ダイドー「その…ローン様はえっと…」

 

ローン「血を見るのが好きだから」

 

舞「は?」

 

ローン「敵を嬲って殺すのが好きだからよ」

 

ローン「どぉ?恐ろしいでしょ?任務から帰って来た時血まみれの私を見てみんな『化物』って呼ぶのよ」

 

舞「ワーコワイナ、オソロシイナー」

 

ローン「あなた私を馬鹿にしているの?」

 

舞「イヤイヤマッタク、ローンサンハオソロシイヒトデスヨー」

 

ダイドー「ご、ご主人様、あまりローン様を怒らせないほうが…」ガタガタ

 

舞「だってそう見えないんだもん」

 

ローン「見た目で判断しない方が身の為よ」

 

舞「へーまぁいいや、ほれ」ガチャン

 

ダイドー「ご主人様!?正気ですか!?」

 

舞「よーするにローンは強いんでしょ?なら、戦力に加えてもよかろうて」テカセハズシ

 

ローン「……」

 

舞「ヨシ!ローンも解放したし改めて執務室に戻るよー」

 

 

 

 執務室

 

舞「ただいま戻りました〜」

 

江風「遅かったな、舞」イライラ

 

舞「あら、江風なんで怒ってるの?」

 

江風「そう見えるか?」

 

舞「うん」

 

江風「なら、この書類を終わらせてくれ」

 

舞「いいだろう…今の私には助っ人がいるんだ」バァーン

 

ダイドー「どうも江風様」

 

ローン「あら〜誰かと思えば重桜の忠犬じゃないの〜」

 

江風「!?」

 

江風「舞!なぜここに血塗れ女がいる!?」

 

舞「牢屋に居たから解放しただけよ」

 

江風「変な奴だと思っていたがここまでとは…」

 

舞「ひどい!」

 




ダイドーを秘書艦にしローンも解放した舞だったがまさかの江風のストレートに涙を飲んだ

※補足 寮舎の部屋の広さは二段階
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