天の声が聞こえるようになっていた、はずなのに……   作:MRZ

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セイのライバルはスズカ。ただやり合えるのはそんなに多くはありません。


成長と課題

 今年の終わりが迫ったある日の事。俺はチーム用に割り当てられた小屋でレースカレンダーを眺めて今後の事を考えていた。

 

「スペもキングもセイも目標はクリアした、か」

 

 あの三人はそれぞれ出走したレースで与えられていた目標をクリアしてみせた。

 スペは一着、セイも一着、キングだけは辛うじて三着となったものの、それは個人的な目標だったので余裕でクリアしたと言える。

 本人達も本番のレースで自分達の成長を感じ取り、更なる自信を得たのはいいんだが……

 

「浮き出てきた課題も、あるんだよなぁ」

 

 ただこれは課題と言えるのかどうか。というのも三人それぞれがレースで見せた驚異的な伸びだ。

 スペは第四コーナーを回った辺りで中団から先頭へ迫った時で、キングは残り200を切ろうとした瞬間。セイはトップで最後の直線まで来たらと、見事なまでにバラバラな条件だが揃ってそこから一気に加速してみせた。

 

 その伸びは凄まじく、全員の順位が良かった理由もそれが大きい。

 しかし三人それぞれに何故そうなったかは分からないと口を揃えた。模擬レースでもそんな事はなかったし、夢中で走っていたら不思議と体が加速する感覚に陥ったらしい。

 

「……あれがどうして起きたのか分かれば今後のレースに活かせるんだが」

 

 と、そこで思い出す事があった。それはあの逃げウマ娘として走ったレースで圧倒的な力を見せたサイレンススズカの事だ。

 あのレースで見せた最後の加速について先輩が聞いたところ、本人は気付けば勝手に体が加速していたと答えたらしい。そう、あの三人と同様の答えを言っていたのだ。

 

 先輩はそれを“ゾーン”と呼んでいた。ウマ娘達には時々そういう風に無自覚で様々な事が起きるんだそうだ。

 例えばそれまでなかったはずのバ群から抜け出る道が見えたり、普段よりも長いスパートが切れたりと、普段ならば出来ない事が可能となるらしい。

 サイレンススズカのあの加速と同じように、あの三人のそれも“ゾーン”なのではないかと俺は思う。

 

 これを何とかして意識的に出来ないか。それが俺が俺に与えた課題だ。

 俺に与えた理由はただ一つ。本人達がそれを自覚していないからだ。そんな相手へこれこれこういう事らしいから意図して出来るようになってくれ、なんて言えば待ってるのはおそらく混乱と焦り。

 なら、本人達にはこれまで通り目の前のレースへ全力で挑んでもらい、俺がそれを見つめて“ゾーン”の発生理由を考えた方がいい。

 

「ま、本当にあれが“ゾーン”なのか分からないけどな」

 

 一人呟く。何せ俺がみてきたウマ娘達にはそれらしい事はなかった、と記憶している。

 

 ……まぁ一人は最初から最後まで爆進したから参考にならんというのもあるが。

 

「きっと何かあるはずなんだ。ただ模擬レースではあんなの見た事ないんだよなぁ」

 

 だからあの三人それぞれの加速は初めて見た時は驚いた。そんな事が出来る事を隠していたのかと思ったぐらいだ。

 つまり、模擬レースで検証しようにもそれは不可能。本番のレースでしかあの“ゾーン”が存在するか否かは確かめようがないという訳だった。

 

「ん? あ~、空いてるぞ~」

 

 誰かがドアをノックしたので時計を見ればそろそろあいつらが来る頃だった。

 なので軽い感じで声を出してぼんやりと入口を見つめていると、ドアが開いて現れたのは……

 

「邪魔するぞ」

「せ、先輩?」

 

 何と先輩だった。まさかここへ来るとは思ってもいなかった相手の登場に俺は目を疑った。

 先輩は小屋の中をざっと見渡すと小さくため息を吐いてこちらへ顔を向けた。

 

「随分と好きにさせているんだな」

 

 それが小屋の中に置いてある色々な私物を指している事は俺にも分かった。

 まぁ俺がここはお前らの場所でもあるから好きにしろと言ったのもあるが、こういう事一つとっても俺の考えや方針が分かるんだろうな。

 

「そ、それで一体何の用ですか? わざわざ先輩が来てくれるとか」

「何、以前エルやグラスから頼まれた事でな」

「ああ、あいつら同期五人で同じレースに、ってやつですか」

 

 夏合宿から学園へ帰ってきた当日、あいつらから頼まれたのだ。いつになってもいいから同期五人で同じレースへ出して欲しいと。

 で、その翌日に先輩へ相談したら同じような事を先輩も頼まれたらしく、二人して苦笑したのだ。

 

「そうだ。ウマ娘はいつどうなるか分からない。だから出来るだけ早くがいいとは思うんだが……」

 

 そこで先輩が表情を曇らせる。その理由は言わないでも分かった。

 

「難しい、ですよね。あいつらも先輩のとこの二人も、これからが大事な時ですし」

「ああ。これがメイクデビュー直後ならまだ調整も楽だったんだが……」

 

 あいつらだけじゃなくエルコンドルパサーもグラスワンダーも合宿後のレースで大活躍を見せた。それはつまり、ここから重賞戦線へ乗り出していく切っ掛けを得たという事だ。

 

「今後は出るレース出るレース、先の事を見据えて決めていかないといけない……」

「そういう事だ。そんな中で五人全員を同じレースにというのは少々、な」

「しかもあいつらは出来れば中距離で2000mが好ましいらしいですからね」

「それが一番ベターな条件だと思ったんだろう。長距離や短距離では向き不向きがあり過ぎるからな」

「でしょうね。じゃ、どうするんですか?」

「そこを相談しに来た。このままだと先延ばしになって卒業を迎えると思った」

 

 そう言うと先輩はレースカレンダーへ目を向けた。

 

「……あるいは勝手に実現するかもしれない、か」

 

 視線の先にあるのは年末最後のGⅠ。それはファン投票で選ばれたウマ娘が出場するレースだ。

 あの五人が強いウマ娘になり、大勢のファンに愛されるようになれば勝手に同期五人が出るレースが組まれる事となると、先輩はそう言いたいのだろう。

 

 ただし、それがどれだけ厳しい道かもよく知っているからこそ“かもしれない”を付けたんだ。

 

「もしそうなら、ライブのメインはうちの三人がいただきますけどね」

「ほう、言うじゃないか。スズカが出ていてもそう言えるのか?」

「言うだけならタダですしね」

 

 実際は無理だろうとどこかで思っていた。サイレンススズカが出ているのなら、あいつら三人で一着から三着までを独占するなど不可能だと。

 それぐらい、あの逃げ足は強烈だった。異次元の逃亡者と、そうメディアは取り上げたぐらいの衝撃だったのだ。

 

「ふっ、それもそうだな。さて与太話はこれくらいにして、だ。実際どうする? 私としても叶えてやりたい話ではある」

「俺もです。せめて来年度の夏まで辺りで考えてみますか?」

「……候補を五つ程出してくれ。私も同じぐらいで考えておく」

「了解です」

 

 そうして先輩は出て行き、俺はそのドアが閉まる音を聞いてから息を吐いた。

 

「これも課題かね?」

 

 あいつらの“ゾーン”関連と同期五人でのレース参加。どちらも大事な事だ。

 サクラバクシンオーの時は俺が考える事は少なかった。精々が出るレースをどうするか程度で、後はあいつの追試やら課題やらの手伝いだったか。

 

 それに比べれば今回はかなりトレーナーをしてるって感じだ。実際セイを見てると昔の事を思い出す。色々考えて、ウマ娘と確かめ合っていた頃を。

 

「とりあえず、まずはレースカレンダーを見て色々考えますか」

 

 あいつらの次のレースも考えないといけないしな!

 

 

 

「ねぇトレーナーってさ、あのスズカさんとこのトレーナーとは先輩後輩ってだけ?」

 

 そんな事をセイが聞いてきたのは、あいつの次のレースが弥生賞と決まった翌日のトレーニング終わりだった。

 その次はキングと一緒に皐月賞へ出す事も決まっているため、俺はスペの事をどうしようかと考えるべく小屋へ入ろうとしたところでそう声をかけられたのだ。

 

「それ以外に何か表現あるか?」

 

 先輩後輩という関係性以外に俺とあの人は表現がない。

 同じ高校や大学だった訳でもないし、趣味が同じという訳でもない。

 共通するのは職場と選んだ職業、そしてウマ娘への気持ち、ぐらいだろうか。

 

「……それを聞いてるんだけどなぁ」

 

 なのにも関わらず、何故かセイは微妙な顔を見せる。

 

「あのなぁ、お前が何を聞きたいのか俺にはさっぱり分からんぞ?」

「トレーナーってさ、デートした事ある?」

「質問に答えろ。それとあると思うか?」

「ううん」

 

 こいつ……っ! 一瞬怒りが湧き起こるが、そういう答えを返し易い問いかけをしたのは俺なので自分を抑える。

 

 と、待てよ? そういえばあれはデートと言えるかもしれないな。

 

「なぁ」

「ん?」

 

 そこで俺はサクラバクシンオーとの日々であったイベント事の一部をセイへ話して聞かせた。それが第三者からはどう見えるのかと、そういう思いで。

 

「ってな感じの事があったんだが、これってデートか?」

「う~ん……バクシン先輩からも話を聞かないと何とも。でも十分デートの範疇じゃない?」

 

 返ってきたのは何とも頼りない答え。でも俺の中の答えとも近しいので納得する事に。

 

「でも意外だなぁ。バクシン先輩ってそんな事してたんだね」

「お前はレースでのあいつしかほとんど知らないだろ?」

「そりゃ私が入った時には先輩はもう卒業してたし。けど、学業の方はあまり芳しくないってのは聞いてた」

「うわぁ、やっぱり有名なのか」

「だよ~。ただ、真面目で責任感があって、しかもレースで結果を出してたからこそ追試で済んだってのも言われてるけどね」

 

 成程。そうやってただレースの成績が良ければいいって訳じゃないと周知させてるのか。

 実際あいつは真面目な性格だった。委員長という事に誇りを持ってたし、後輩の面倒も見れる限りは見ていたらしい。

 

 ……それがいい結果になったかどうかは別として。

 

「そういえばお前さんはどうなんだ? 学業の方、あまり良くないって夏頃にキングから聞いたが」

「ご心配なく~。毎日やってる勉強会のおかげで私もスペちゃんも危なげなく赤点を回避出来てるから」

「自慢にならんぞ、それ」

 

 そう言いながら小屋へと近付く。で、何故かセイもついてきた。

 

「お前、汗流しに行かないのか?」

「えっと、一つ聞きたい事があるんだ」

「聞きたい事?」

 

 そこで俺は後ろへ振り返って、息を呑んだ。

 

「私、スズカさんに勝てる、かな?」

 

 今まで見た事もないような表情でこちらを見上げるセイがいたからだ。

 

「あの時見たレースがね、ずっと頭から離れないんだ。逃げってさ、私は最初に先頭を取ったら最後までそれを続ける事だって思ってた。実際それで間違ってないんだけど、スズカさんのは違ってた」

 

 セイが俯く。無理もないと思った。あの逃げは常識外れだ。どこに逃げウマ娘で最後に加速する奴がいると思う? それぐらいアレは非常識だった。

 

「勿論今の私じゃ絶対勝てないって分かってる。だけど、だけどさ、いつか勝てるようになるのかな? ねぇトレーナー、どう、かな?」

 

 自信を喪失しかかってると、そう確信した。あるいは希望よりも不安の方が圧倒的に大きくなっていると。

 サイレンススズカの異次元の逃げを見て、セイの中で逃げの概念が覆されたんだろう。ただ逃げるだけではサイレンススズカには勝てないと、そう思ったのも大きいはずだ。

 

「分からない」

「っ」

 

 俺の本音にセイが拳を握り締めるのが見えた。すまないな、期待に添えなくて。だが、下手な嘘や誤魔化しはお前相手に通用しないと思うんだよ。

 

「けど、これだけは言える。勝てるとも勝てないとも言えないってな」

「……可能性はあるって事?」

「ああ。正直言ってあのサイレンススズカの逃げは驚異的だ。現時点で逃げウマ娘では最強と言っていいだろう」

「最強……」

「そうだ。お前も言ったように、あいつの逃げは通常の逃げとは違う。最後の直線で加速してくる逃げなんて聞いた事もない」

 

 そこまでで若干ペースを落としたりすればまだ分かるが、あの時サイレンススズカは一度たりともペースを落とさなかった。

 それなのに最後に加速してみせたんだ。あれがどれ程信じられない事かは逃げウマ娘であるセイが一番良く分かってる。

 

「でも、絶対無敵なんて存在しないんだよ、セイ」

 

 だからこそ言い切る。誰もが夢見る存在、速さ。だけどそれは有り得ないし有り得ちゃいけないんだと思う。

 皇帝と呼ばれるシンボリルドルフさえも負けた事がある。ならサイレンススズカだってきっと誰かに負ける事はある。

 

 願わくば、それがセイになるように俺は指導していきたい。

 

「絶対無敵なんて存在しない……」

「無敗のまま競技生活を終えるウマ娘は勿論いる。だけど、それだって絶対無敵って訳じゃない」

「何で?」

「考えてみてくれよ。それは、そいつが走ってた時にそいつよりも速いウマ娘がいなかっただけだ。あるいは、そいつの出てたレースに、かもしれない」

 

 一部のウマ娘ファンからは怒られそうな考え方だが、今はセイのためにもこういう発想を持たせるしかない。サイレンススズカは速いけど、それにだって勝てない訳じゃないと。

 

 実力で勝てない相手に気持ちまで負けてたら、もう勝ち目なんてなくなってしまうんだ。

 

「セイ、怖い気持ちは分かる。俺も、それに近い気持ちを抱いてた頃があるんだ。何をするにも不安がつきまとい、安心感なんか感じられない時間が続いた」

「トレーナー……」

「そんな俺に自信や勇気を与えてくれたのはお前達だ。自分を信じてくれる誰かがいる。それで人は少しだけ強くなれる。だからセイ、俺はお前を信じてる。今はたしかにサイレンススズカに届かない。でもそれは絶対じゃない。未来は誰にも分からないんだ」

 

 自分へも言い聞かせるように言葉を紡ぐ。

 

 あいつを引退させた時、俺はトレーナーとしてほとんど死んだ。

 その後に受け持ったあの子には本当に申し訳ない事をしたな。

 せめて一勝だけでもさせてやりたかったと今でも思う。笑顔が可愛い純朴な子だったから。

 

 そう、あいつだけじゃない。あの子の事だって俺は酷い事をしたんだ。

 それを無駄にしないためにも、セイをしっかり卒業出来るようにしないといけない。

 

「セイ、一緒に頑張ろう。不安な気持ちは分かるし、迷う気持ちも分かる。もし今の自分に自信が持てないのなら、今後の結果は悪ければ全部俺が悪いと思ってくれていい」

「え?」

 

 そこでやっとセイが顔を上げてくれた。でもまだ普段のらしさが失せている。

 

「今後走るレースで良い結果が出せない時は俺の指導が間違ってた。良い結果が出ればセイの実力。それでいい」

「で、でも……」

「いいんだよ。トレーナーの仕事はウマ娘の力を引き出してやる事だ。ならレース結果が悪ければ俺の責任ってのは間違ってない。逆にレース結果が良い時はセイの持ってた力をちゃんと引き出せたって事で、セイの実力だ」

「トレーナー……」

「いいんだよ、もっと俺のせいにしてくれても。むしろ自分のせいだと思わないでくれ。結果が悪い時は、俺がやってる事、考えてる事、させた事、それらが間違ってたと思うぐらいの自信を持ってくれていい。セイウンスカイ、お前は強いウマ娘なんだ。後は俺がその力をどれだけ引き出せるかにかかってる」

 

 語気を荒げず、強めず、可能な限り優しく言い聞かせるように告げる。

 結果だけを見て指導するのはもう止めた。不安なまま指導するのも止めた。

 ちゃんと俺は俺を信じてくれるウマ娘を見て、向き合って頑張っていくんだ。

 

「大体だな? 相手は上級生なんだ。その差を甘く見るな。一年ってのは思ってるよりもデカい差だぞ」

「うん、そうだね。いや~、自分でもかなり焦ってたみたい」

 

 やっとセイから普段のらしさが流れ始めた。どうやら多少は不安や焦りを減らせたらしい。

 

「っと、こんな時間だ。早く戻って汗流してご飯食べないと。じゃあね」

「おう、気を付けてな」

 

 こちらに背を向けて走り去ろうとしたセイだったが、何故か少し行ったところで立ち止まる。どうかしたのかと思って見ていると……

 

「トレーナー、ありがとね」

 

 と言い残して今度こそ走り去って行った。

 

「……礼を言うのはこっちだっての」

 

 そう、そうだ。セイが不安や焦りを吐露してくれたおかげで俺もしっかりとサイレンススズカの走りに向き合う勇気が出た。

 あれにセイが勝つ方法や手段を考えないといけない。あいつにあれだけの事を言ったんだしな。

 

「俺が思うに勝つ方法は一つだ。逃亡者を追跡者にさせるしかない……」

 

 先頭を譲らないと言う事は、逆を言えば先頭以外は嫌うと言う事だ。事実以前のサイレンススズカは先行の位置取りで調子を落としていた。

 つまりあの強さは先頭で走らせるからに他ならない。それを阻止出来れば勝ち目がある。

 

「スピードとスタミナをやれるだけ鍛えるしかないか」

 

 それでも届くか分からない。けれどこれが今の俺に思いつく唯一のサイレンススズカ攻略法だ。

 この俺の考えじゃスペやキングじゃアレには勝てない。サイレンススズカに勝てる可能性があるのは同じ逃げウマ娘であるセイだけだ。

 

「……でも、スペやキングだって勝てないとは限らないんだよな」

 

 あくまで今の俺じゃあの二人がサイレンススズカに勝つ方法が思いつかないだけだ。

 可能なら今思い付いてる以外の方法も考えてみないといけない。スペやキングだってサイレンススズカとぶつからない訳じゃないんだ。

 

 それに他にも強いウマ娘は大勢いる。考えないといけない事は沢山あるってのは、良い事なんだか悪い事なんだか分からんなぁ。

 

 そんな事を考えて俺は小屋の中へと入る。あまり時間をかけるとあいつらが来るから気を付けないといけないなって、そう思って苦笑を浮かべて……。




逃げウマ娘がスズカに勝つには先頭を走らせない以外ありません。

……まぁ分かっていても出来るかどうかは別ですけども(汗
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