天の聖杯と第四真祖   作:夜心みょんZ

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古代兵器大破、後日

ヨミは洗面所にある鏡ににらめっこしていた。鏡の向こうにいる彼の瞳がいつもの群青色ではなく、金糸雀色になっていた。それも瞳どころではない髪の毛もヒカリと同じ髪色になってる。

 

「やっぱり、因果律予測の副作用が出たか......」

 

これはこれでまだ軽い方か。ヨミがぶつぶつと呟きリビングへ向かった。

 

「あら、私的にはヨミの眼と髪の毛が私色に染まったのは嬉しいよ?」

 

「ヒカリちゃん、羨ましいです......。ヨミ、今度は私色に染めてあげますね」

 

因果律予測は強いが、使用する代わりに瞳と髪がヒカリと同じに色になる。てかホムラはホムラで俺を炎の力を使わせようとしてるだろう!?

 

「炎の力を使ったら、眼も髪の毛が赤く染まるわ!」

 

「ふふっ、それは私と一心同体になった何より証拠ですよ?」

 

「あら、ホムラの言葉をそのままにすると、今がヨミの眼と髪の毛が私の色になっている。つまり、ヨミが私と一心同体になっているのも当然よね?」

 

よくそんなこと言えるよなホムラとヒカリって、俺だったら恥ずかしくって言えんぞ?そういえば、ヒルダから貰ったフレデリカの手紙はまだ読んでなかったよな?ズボンのポケットから取り出したフレデリカの手紙を開けて、文章を眼に通した。

 

親愛なる親友へ

 

来月に王女陛下とエミリーが絃神島へ向かいます。出迎えをお願いしたいけどいいかな?暇があったらでいいです。後、ホムラとヒカリを結婚するならあの腹黒王女の誘惑に気をつけてください。

 

 

フレデリカ・ジファールより

 

後者の文章を見たヨミは汗を垂らした。ホムラとヒカリが喧嘩をしそうで気がしないんだよな。ヨミは壁に設置してある時計を見ると出発時間が15分過ぎていた。

 

「ヤベっ!時間が過ぎてるじゃん!ホムラ、ヒカリ、もう行くわ!」

 

急ぎ足で廊下を走るヨミを見ていたホムラとヒカリが「行ってらっしゃい」と声を合わせて言っていた。

 

ギリギリ間に合ったヨミはモノレールの中で息切れをしていた。朝とは言えこれはキツい。息切れの音と声にたどり着いて声を掛けてきたのは古城と雪菜だった。

 

「ヨミ、お前その髪と眼はどうしたんだ?」

 

「ナラクヴェーラの件の裏で反則技を使ったら、ヒカリみたいな眼と髪色になった」

 

「反則技とは?」

 

「因果律予測、簡単に言えば未来予知だ。使う代わりにこの有り様だ」

 

ホムラとヒカリの力を使うと眼と髪の毛の色が変わるっていうことを説明したら古城と姫柊が苦笑した。赤の他人ならともかく身内である人に出会ったら不慮だと思われる。

 

「改めて見ますと一条先輩の髪と瞳は綺麗です」

 

「そうか?ホムラと同じ髪になった時に那月さんとニアに同じこと言われたな」

 

そんなに綺麗なものなのか?確かめるべくヨミは髪の毛を触った。今まで気にしたことはなかったが改めて見ると確かに綺麗だな。おっとこれ以上いけない、クールになれ俺。これ以上やったらヒカリに対するセクハラだ。ヨミは両手で頬をパチンと叩いた。

 

 

 

 

場所は変わって、絃神島にある空港の中で一番最大広さを誇る空港の地区(エアポート・イースト)に変わり、ヨーロッパ風のワンピースを着ているヒルダと修道院の服を着ている金髪の女性がヨーロッパ便の飛行機を待っていた。

 

「犯罪者はどうしたですか?」

 

「レゴシなら殺しておいたよ。流石にヨミを狙う事になると放置はしておけんから、後から苦情から来られるのは困るからね。それに我は今の天の聖杯を気に入ってる」

 

ヒルダが天の聖杯を気に入ってる事を金髪の女性は顔をにっこりしながら手を口に当て、口をクスッと笑う。

 

「ふふっ、フレデリカ様に続いて、ヒルダさんが天の聖杯にお気に召すとは」

 

「世の中は捨てたものじゃないね、エミリー」

 

「そうですね」

 

空港にかっかっかとふふふという笑い声が響いた。




戦王の使者編解決です。

皆さんは疑問に思ってると思いますがヒルダはヴァトラーを問い詰めて、血塊を処分しようとしているレゴシを発見した時にはヨミとヒカリがナラクヴェーラを撃退した後です。
次回はif編です

外伝:異世界の続き書いてほしいですか?

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