血塊の人体研究はまさか此処まで引っ張ってくるとは思っていなかったが、少し気になった事が出来た。第2王女の事だ。彼女はどうなってるんだ?
「そういえば、メル王女は?一緒に来てるのか?」
「メル様は墜落された後に紫苑が回収してくれました。彼女の魔術で近くの島まで行きましてよ」
メル・リハヴァイン。ラ・フォリアの妹であり、アルディギア王国の第二王女でもある。アルディギアにいた時に共に戦ってくれた仲間でもあった。
「ん?」
「どうした?古城」
「いや、アレ」
古城が指を示した方向を向いたヨミたちが目にしたのはさっき古城の眷獣で沈めた同じ戦艦がやってきた。
「やれやれ、奴も懲りないな」
「救助が来るまで、いつでも相手にしてあげますわよ」
戦艦から白旗が上がった。戦艦から白旗が上がったの見ていたヨミたちは眉を寄せた。
「罠か......?」
「それでも乗るしかありません。警戒を怠らないでください」
雪菜がそう言うと戦艦から敵が出てきた。男3人と女1人がこっちに向かってきた。おい待て、
あの男何処かで見たような......。
「よう、バカップル。元気してたか?」
「おっさん、よくも俺たちを置いて行きやがったな?」
古城の言葉にロウ・キリシマという男が「おっさんじゃねえ!まだお兄さんだ!」と叫んだ。
「久しぶりですね、叶瀬賢生」
無防備にも叶瀬賢生の前に歩き出したラ・フォリアの後に続いたエミリー。
「殿下におかれましてはご機嫌麗しく......、七年ぶりでしょうか。 お美しくなられましたね」
「わたくしの血族をおのが儀式の供物にしておいて、よくもぬけぬけと言えたものですね」
ラ・フォリアの冷たい口調で賢生にそう言った。
「お言葉ですが殿下。 神に誓って、私は夏音を蔑ろに扱ったことはありません。 私がアレを、実の娘同然に扱わなければならない理由......、今の貴方にはお分かりのはず。いえ、むしろ実の娘同然なればこそ、と申し上げましょう」
もう一人の男がヨミの前に歩き出して、バカにされたかのように笑う。
「フハハハハハハっ!!おい、ヨミ!あの時はよくも俺の研究邪魔をしたな!ったくお前の顔を見ているだけでムカつくぜ」
「息子の前に第一言葉はそれか?カルシウムが足りてないぞクソ野郎」
ヨミが北城の息子って言うことを驚きを隠せなかった古城たちはヨミを見ていた。
「俺たちの作品を見せてやるぜ。見てろよ?」
北城が手元に持っている端末のボタンを押すと戦艦に積んでいるコンテナが開いて眠っている叶瀬夏音と思わしきの姿が現れた。
「最後の儀式だ」
賢生の言葉を言った直後に夏音は目を覚まして、背中にある翼が蛹から出てきた蝶のように広げた。
『gaaaaaaaっ!!』
「っ!?
古城が放った
「先輩!?」
「古城!?」
倒れた古城に雪菜とヨミは目を見開けた。そして
「っ!皆さん結界の中に入ってください!」
エミリーが必死にイギリス語で掛かれている4枚のカードをばらまいた。海の海水からエミリー中心へ水のバリアを作り出す。エミリーの声に気付いたヨミたちは古城を運んで結界の中へと入った。
「結界の中に入ったのはいいが......」
「これはまた、厄介な事になりましたね」
ヨミたちが向いた先には氷の柱の中に叶瀬夏音がいた。
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