チャイムの音と共に学校中に鳴り響いた。俺はいつも通りにニアと一緒に机を向かい合わせにして、バッグの中からお弁当を取り出した。
「ヨミは捕まえた血塊を使うあの2人に聞いてどう思うよ?」
「犯人は掴めた。ソイツらの保護者みたいな奴ならはヒルダに殺されてるよ」
「本当?確かにヒルダならやりかねないね」
ヒルダは容赦もなく人を殺す事は世界中に知れ渡っている。真祖たちの耳にも、獅子王機関も。
ヒルダが問題を起こした時に止められるのはフレデリカや獅子王機関の上の連中だけだ。ヒルダが世界の敵に回すとは思えない。
「犯人は俺の父親だ」
「あんたの父親は死んだじゃないの?」
「アイツが自分に天使の血を取り込んでも何も可笑しくない」
未だ自分の母親でさえ天使の血を取り込んでいるのに、自分の家族はとんだ土地狂ったとしかいえない。
「全く愛も糞もないな......」
「まだあんたが正常で良い方よ。ヨミの父親と母親は取り返しつかない事をやった。でもヨミは守るべきものがあるから世界中で天の聖杯を欲しがってる奴らに喧嘩を売ったでしょ?」
これもニアたちのお陰で此処までいられたかもしれない。
「そういえばメレフがトーカの連絡をキャッチしたって」
「トーカはトーカでリューズの事が心配だからな」
次にあったらラーメン屋に誘うか。トーカはラーメンの事になると目がないからな。
「その玉子焼きは頂いたわ!」
「あっ!ニア、お前!」
前から迫るニアの箸によって弁当の中に入っていた玉子焼きがニアに取られてしまった。
「ん~!美味しい!相変わらずホムラの料理は美味しい」
「ったく、お前って奴は」
頭をポリポリとかいているうちに弁当の直ぐ近くに置いてある携帯の着信音が鳴った。携帯の画面にはトラと書いてあった。
「トラからだ」
「トラから?一体何の用なのよ」
電話を出るボタンをタップして、耳に傾けた。
『アニキ、大変だも!』
「何が会った?まずは説明してくれ」
余りにも泡たたしいトラの声に眉を寄せたヨミはトラに説明を求めた。
『血塊が街の中で暴_______』
トラとの電話の最中に轟音と共に大地が砕ける音がした。教室の床がメキメキと砕けていき、重力が失くなり、砕けてる床から風が発生をした。無重力と風に飛ばされるヨミとニアは無重力のせいなのか風によって天井に押し潰される。
「ぐうぅぅぅっ!!」
「あがぁぁぁっ!!」
全身に響く痛みに叫ぶヨミとニアは何も出来ずにいたが、教室の扉が飛ばされていき、廊下からメレフが手に握っている剣が青い炎に燃えていく。青い炎を天井に向かって飛ばした。青い炎によって天井は穴が空いて、風に飛ばされていくヨミとニアがメレフとカグツチに抱っこされた。
「助かった、メレフとカグツチ」
「お礼は後です。早く学校から去りましょう。その後からこの現象についてお話します」
急ぎ足でこの学校から去ったヨミたちはモノレールに乗って、近くにある神社のところまで歩いた。すると賽銭箱の前に紅茶色の髪をしている女性がいた。
「久しぶりだな、トーカ」
「久しぶりね、トーカ」
「久しぶりね、ヨミ、ニア。ヨミはもうエッチな事した?」
「なっ!」
トーカのやましい言葉に顔が赤くなるヨミの反応にトーカは笑ってしまう。メレフの隣にいるカグツチもクスクスと笑っていた。
「ゴッホン......、話を戻すぞ。学校で常識外の現象はなんなんだ?」
「あの現象は血塊の翼だよ、それもlevel5。あの現象のせいで数百人の生徒と数人の教師が身体全身の骨折で病院に送られた。最悪、剣巫と第四真祖は絃神島にいない」
床から風が発生してその後の着地がよくなかったのか、全身に骨折しただろう。学校があるのに何処にほっつき歩いてるか分からない雪菜と古城は現在不在なのだ。アイツらの事だから何かトラブルに巻き込まれてるだろう。
「血塊がやることはめちゃくちゃと言うことをよく分かってる。奴と交戦する前にホムラとヒカリを呼ばないとな」
「私もビャッコを呼ばないと」
「決戦は真夜中にしましょう。そうすれば周りには目立ちません。那月教官とヴェッジさんの2人で血塊を結界の中に閉じ込めてます。もって夜の7時です」
「それに明後日には第一王女と第二王女が来てます。それまで絃神島を万全の状態でいてもらわないとね」
明後日には絃神島にアルディギア王国から第一王女のラ・フォリアと第二王女のメルが来るのだ。それまでに絃神島のスポットは綺麗なままでしないといけない。
「リューズはどうするんだ?お前との共鳴はまだあるだろ?」
「今起きてる血塊の暴走を決着ついたら会いにいくわよ」
どうやらトーカは今、会いに行くつもりはないみたいだな。
外伝→本編2話ぐらい→if編後半あげようかなと。
更新は月で別の作品と1、2話ぐらい上げる予定です。
外伝:異世界の続き書いてほしいですか?
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