空、風、星、そして光の種   作:ryanzi

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日の本に悪鬼をもたらした元凶?

シレン。優心の姿をとった何かはそう名付けられた。

イブの感情と光の種の融合した何かだ。

倒すと、多くの光の種とブレスレットが手に入る。

そして、今日、時女一族とういたちは新たなシレンに遭遇した。

 

「・・・すみません、楽しい時間を邪魔してしまったようで」

 

(やっぱり、優心お兄ちゃんだ・・・)

 

ういはどうしてもシレンを倒すのに抵抗を感じた。

シレンはかつての姉の友人であり、兄のような存在だったからだ。

理想と現実を融合することに成功した彼はいつも憧れだった。

彼だったら、なんでもできると思っていた。

事実、彼はワルプルギスの夜を身を投じてまで弱体化できたから。

そんな彼と同じ姿で同じ話し方のシレンを倒すのは・・・。

事実、いろはも部屋に危うく引きこもるところだった。

 

「ういさん、そんな悲しそうな顔しないでください。

・・・皆さん、これは試練です。僕が司る感情は期待です」

 

シレンから強大な魔力が発せられた。

そんな彼に近づいたのは、時女一族の魔法少女たちだった。

 

「・・・あなたがしたことは取り返しがつかない」

 

時女静香はそう言った。

 

「あの光と闇のせいで、日の本の人々は悪鬼になってしまうかもしれない。

日の本だけじゃない。世界中の人々があなたのせいで恐怖に苦しんでる」

 

「・・・その罪はいくらでも背負うつもりです」

 

シレンの態度は明らかに悔悛した罪人そのものだった。

 

「それでも、僕は期待しているんです。

もっといい存在に成れるという希望を持ってください。

それだけでも、ねじれの進行を遅らせることはできるはずです」

 

彼の声はよく透き通るようで、人をその気にさせることができる。

ういはそのことをよく知っていた。

 

「私でも、もっといい存在に成れると言うんですか?」

 

土岐すなおはそう尋ねた。

 

「ええ、鎖を断ち切り、恐怖に向き合う瞳があれば大丈夫ですよ」

 

ここが優心のすごいところで、どんな人にもかける言葉を持っているのだ。

シレンでもその長所は変わらないようである。

逆に言えば、シレンの恐ろしいところはそこなのだ。戦う気になれない。

 

「・・・静香、すなお、お話は終わりだよ。

シレンさん、あなたを倒させてもらうよ。

日の本のためにも、世界のためにも、ここで御用だよ!」

 

広江ちはるが十手をシレンに向けた。

彼女はまだ自分を律していた。

 

「・・・そうしてください。

そして、存在意味に対する期待を持ち続けてください」

 

シレンは決して本気で戦うことはない。

まるで、力を試すように、そして、成長を促すように戦うのだ。

だが、それでもシレンは強敵でもある。

調整を受けてないはずの時女一族たちはそんなシレンを倒せたのだ。

ブレスレットが時女静香の手にはまっていた。

 

「・・・本当に悪い人だったのかな。

あの人からはまったく悪意を感じられなかったや」

 

ちはるはそう呟いた。

彼女も気づかぬうちにシレンを人扱いしていた。

 

「・・・優心お兄ちゃんはいつも言ってたよ。

人類の心の病気を治すんだって。私もそれを応援してた。

決して、悪い人じゃなかった。どんな人にも優しく接してた。

なんとなくだけど、あのライトも優心お兄ちゃんのお薬だと思うんだ」

 

「・・・用法用量を果たせなかったんですね」

 

すなおの言ったことは当たってたことが後に判明した。

それも、優心にとって不本意な形であったことが。

だが、それはまたかなり後の話になるかもしれない。

 

「・・・もしかすると、優心お兄ちゃんはまだ諦めてないのかも」

 

「諦めてないって・・・今度はもっと酷いことになるかもしれないのに!」

 

静香は優心が許せなかった。彼の独善が再び行われようとしているのだ。

二回目を世界が耐えれるかどうかもわからないのに。

そもそも、人類の心の病気とはどういうことなのか?

ちゃんと証拠があるのかもわからないのに、彼は治療しようとしているのか?

どうしてそんなことをできるのか静香には理解できなかった。

果たして、そこに他人を思う心があるのかも。

 

(・・・里見優心、私はあなたを許さない)

 

事実、霧峰村でも悪鬼の被害が出ていた。

彼女は決して優心を許すつもりはなかった。

たとえ、彼が善意でやっていたとしてもだ。

 

 

 

 

 

 


 

ここからは色々と救いしかないオマケです。

シリアスの後にギャグなんていらないんじゃ!という人はブラウザバックして、どうぞ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

COOK5-1へ

 

支店3382の事案を受けて行われたSpecialHamHamPamPam-2000の内部調査について、興味深い結果が得られたため報告させていただきます。

 

今回私たちはSHP-2000深部、すなわち最も古く作られたであろう設備を改めて調査しました。そこで、おそらくSHP-2000が「最初に」構築された際の記録とともにサンドイッチのレシピを多数発見しました。発見したレシピのうちいくつかはメールに添付しているので後程ご覧ください。驚くべきことにこのレシピによれば、ハムハムパンパンが複数の要料理団体と団結し、関係ない業界にまで姿を現してサンドイッチ造りに対する協力を呼びかけていました。

 

そして、これが一番信じがたいことなのですが、このサンドイッチはクソうまいのです。

 

私はサンドイッチが400年以上の歴史を持つただ挟むだけのお手軽料理でないことを知っています。だからこそ信じがたいことです……ほぼ2ヶ月で、世界を救うレベルのクソ美味サンドイッチレシピが構築し得たというのでしょうか。COOK5-1、私のクリアランスレベルでは不十分かもしれませんが、あなたも知っていることを教えて下さい。

 

最初の「彼ら」は、いったい何者だったんでしょう?

 

 

 

 

──実際のところ、「彼ら」はただの人間に過ぎなかった。

サンドイッチを作るのだけはビビるほど上手だった

 

 

 

 

 

──挟まれてたまるか

 

 

 

「あれ、まなかは一刀両断されたはずじゃ・・・」

 

「あれ、俺、武器を背中にいっぱい刺されて下水道に放り込まれたはずじゃ・・・」

 

「「うん?」」

 

転生した天才料理少女と特色フィクサー・・・!

 

「このサンドイッチを作ったのは誰だ!」

 

「はっ、はい、私です!」

 

「貴様か・・・貴様はクビだ!」

 

どこの世界でも相変わらずな美食家・・・!

 

「サンド、ヒート、プレス・・・このスローガンでいいかも」

 

サンドイッチ屋に命をかける普通の青年・・・!

 

そんな彼らはSD-クラス:"サンドイッチデリシャス"シナリオを乗り越えられるのか・・・!

近日公開予定(とは言ってない)!

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