ISーインフィニット・ストラトスー White of black (凍結)   作:蒼京 龍騎

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クッソ難産だった、、、、、(疲労困憊)


mad rage of amagatu

ISーインフィニット・ストラトスー

White of black

第七話 mad rage of amagatu

 

 

────えーと、ここどこ?

俺は気づけば知らない場所に居た。

昨日は、、、、そうだ。家に不審者二人入ってきて、一人がライラを辱めようとしたから『ブッ殺した』んだった。

、、、、、待て。俺人殺してるじゃん。なんでこんなに冷静なの?

「、、、、、あんたらのようなクズ、もう面倒みきれねぇ。いい加減死ね老害が」

俺の耳に、俺の声が響いた。

だが、俺は一切口を開いていない。

「お、おい!?親にこんなことして、タダで済むとでも、、、!?!?」

「そっそうよ!!!今なら許してあげるから、今すぐ辞めなさい!!!」

後ろから、思い出したくもないクソッタレ共の声が聞こえた。

振り返って、見てみると。

『俺』がクソ共に向けて銃を構えていた。、、、、いやおま、それどこから調達したの?

ジジイの方は太ももから血が滲んでおり、俺が撃ったということがはっきりと分かった。

対してババァは無傷で、強気で俺の方を見る。

銃を持っている俺は、何かが吹っ切れたように満面の、狂気じみた笑みをクソ共に向けていた。

「許す?俺からさんざん金を奪い取った挙句、サンドバックにまでしてきたくせによォ?

ア゛ア゛!?」

俺が銃をババァに向けて撃つ。

「ぎっ、、、、!?い、いだぁぁぁい!?!?」

ババァが痛みに耐えきれなかったのか、床でのたうち回る。

俺はその様が面白いといった様子で声を上げて笑っていた。

「お前らはよォ、一つのミスで死ぬんだ。そう、俺が大切に取っておいた、初回発行版のIS二巻を破りやがったんだからよォ!?」

俺は怒りを吐き出すように椅子を蹴り飛ばす。

「俺を殴ろうが金を取られようが!!!傷は治るし金は働きゃ取り戻せるからお前らを怒りの矛先にせず!!!産んでくれた恩として我慢していたがよォ!?モノは戻んねぇんだよ!!!俺の人生の宝奪いやがって、、、、、死ねこの害悪共がァァァ!!!!」

叫びながら、俺はクソ共へ向けて銃を乱射する。

バァン、バァン、カララン、と銃声と薬莢の落ちる音がする。

弾を撃ち切り、カチカチという音が鳴った所で俺は銃を下ろす。

クソ共は既に頭に銃弾を食らっており、ピクピクと痙攣するだけで、何も言わない肉塊へと変貌していた。

「、、、、、、ふぅっ。よし、悪は滅びた!!!今こそ奪われた金を回収してその金でIS二巻買ってやるぜヒャッハー!!!!あ、そうだ六から十二巻も買ってないんだった。それも買ってこーっと」

向こうに居る俺は意気揚々と財布を取り出し、クソ共の財布を抜き取ってその中身を全て財布の中にブチ込む。

、、、、、、あ、これもしかしてアッチの世界での死ぬ前の記憶か?

転生する際、前世の記憶は「親から都合のいいサンドバックな金づる扱いされてたこと」と「趣味」、「死ぬ直前に何をしていたのか」を覚えていたのだが、その死ぬ前に何をしたかで俺は破かれたIS二巻と持っていない六から十二巻を買おうとして死んだということは覚えている。

、、、、それで、向こうの俺は今から俺が買おうとしていた部分を買おうとしている。

つまり、そういうことだろう。

──────ざまぁ、くたばってて良かったよ。

まず思い浮かんだのがそれだった。

あんな害悪共、生きてても有用性が無かったから死んで良かったと心の底から思う。

そして、俺は向こうの俺に「ナイッスゥ!!!!」と叫び右の親指を立てて拳を突き出す。

と、向こうの俺に変化が訪れた。

「、、、、、お前は、いつまでも傍観者だ」

向こうの俺が、睨むように目を細めながら目線を俺に向けてくる。

「、、、、、なんでもかんでも、自分事じゃない。全部他人が勝手にやって勝手に死んだことだから、お前が関わっていても俺は関係ないと、『傍観』する」

恨み言のように、俺に言う。

「、、、、、転生して恵まれた第二の生を受けても、織斑千冬に復讐すると決めたくせに『物語』に関わるから復讐をやめようか考えている。お前は、自分のことでさえ他人事のようにしか思えないんだ」

────うるせぇな。んな事俺が一番わかってるっつーの。

「分かっているのなら、何故傍観者でいることを辞めない?それでいることがお前にとって、、、、、」

急に向こうの俺が無言になる。

おーい、ちょっとー?と声をかけるが一切合切聞こえていないようで、その場に立って固まっている。

「、、、、、どうやらここまでのようだ。お前を少しでも矯正出来れば良かったのだが、叶わぬ願いらしい」

────さっきから勝手にべらべら喋りやがって、用済みになったら送り返すとかお前頭おかしくね?

「うるさい、とっとと帰れ」

その声を聞いた瞬間、俺の意識は現実へと戻る。

 

 

「、、、、、い!!!おい!!黒騎!!!」

「、、、、、ッ?」

目を覚ますと、目の前に千冬が居た。

ここは、、、、学園の医務室か。

「黒騎!?無事か!?一体何があった!?」

「、、、、千冬、さん?」

珍しいことに、千冬が慌てふためいているようだった。

何があった?って、多分部屋の死体のことだろう。

俺はゆっくりと体を起こし、昨日あったことを話す。

「、、、、そう、だったのか、、、、クソッ!!!」

千冬が俺の話を聞いた直後、壁を殴りつけて苛立ちを露骨に表した。

「私らが寮に居た上でお前らを危険な目に合わせてしまった、、、、、すまない、、、ッ!!!」

どうやら、同じ寮に居ながら俺らの異変を感じ取れなかったことに負い目を感じているらしい。

どう言葉をかけようか迷った所で、部屋の扉が勢いよく開く。

「黒騎ッ!!!」

扉を開けて中に入ってきた人物は、すぐさま俺の近くまで駆け寄ってくる。

「、、、、ああ。ライラ、無事か?怪我はないか?」

俺は入ってきたライラに向けて言う。

昨日ライラは侵入してきた男にヤられそうになり、心にトラウマを抱えていないか心配だった。

「そんなことはどうでもいい!!!黒騎撃たれたでしょ!?黒騎こそ無事なのっ!?」

「なんだと!?」

ライラの叫びを聞き、すぐさま千冬が俺を見る。

あーライラ。それそこで言わないで欲しかった。余計話が面倒なことになる。

「、、、それはお前の見間違いだ。俺は弾丸を一発も食らっていないし、無傷だ」

と、俺は布団から出て自分の服を捲る。

今の俺の制服は、銃弾によって開けられた穴が無数に存在していた。その穴からは無傷の素肌が見える。

穴は主に心臓と肝臓辺りに集中しており、相手の殺意の高さが察せた。

そこで千冬が、思い出したように顔をハッとさせライラの方を向く。

「ボードウィーク、すまないが私と三七城だけにして欲しい。お前は山田先生に授業が遅れることを」

「そんなに聞かれたくない会話なんですか?それは」

千冬の言葉を遮りライラが呟く。

「、、、、、もしかしてだとは思いますけど、黒騎がISを操縦できていることに、今の黒騎の状態が関係してるんじゃないですか?」

「ボードウィーク、二度は言わん。私と三七城だけにしろ」

俺の秘密について察してきたライラに対し、千冬は脅すようにライラを睨む。

「、、、、ライラ。悪いが二人だけにして欲しい」

俺もライラに頼む。するとライラは渋々といった様子で部屋から出ていく。

「、、、、黒騎。まず体に不調はないか?」

部屋からライラが出ていった瞬間、千冬が俺に声をかける。

「今のところは。特に不調等ありません」

「昨日、ラインバレルを奪おうとした奴に見覚えは?」

「これっぽっちもありません。ですが恐らく、以前誘拐された時に居た男と同じ組織の奴らでしょう。もし違うのなら、ラインバレルだけ奪って行くはずです。ISは女性さえいれば動くから俺を攫わずともラインバレルを動かせると考える。ですが、今回は俺も攫おうとしたためそう考えました」

「、、、、、そうか。

────改めてすまない、黒騎」

千冬が俺に向かって深々と頭を下げる。

「いえ、気にしていませんので大丈夫です。ああ、そうだ。死体の件ですが」

「もう業者が片付けた。血の跡を一つも残さず綺麗にしろと念を押しておいたから綺麗になっているはずだ」

千冬さん、、、あんたの念を押すっていうのは脅しに近いんだ。今度からやめてさしあげろ(唐突の淫夢)

脳内で少しふざけていると、「あ」と千冬が小さく呟き、段々と顔色が曇ってゆく。

「、、、、黒騎。いきなりで悪いが来週にクラス代表が出場するISを使った対抗戦がある。お前がクラス代表だから出場してもらうことになるが、棄権するかどうかはお前に任せる」

千冬が俺を案ずるように言う。

だが、俺は棄権する気なんて毛頭ない。

「俺は変わらず出場します。不調はありませんので」

そう返すと、部屋に少しの静寂が訪れる。

「────黒騎。嫌なら答えなくていいが、一つ聞きたいことがある」

しばらくして千冬が静寂を破り、俺に聞く。

俺は静かに頷く。

 

「───人を殺した感触は、どうだった」

 

その一言で、俺は多分今、最大の笑みを浮かべただろう。

────へぇ、それを貴女が聞くのか。白騎士事件の実行者サンよ。

アンタ、ミサイルの二次被害で家幾つかぶっ壊れたの知ってる?その中に人残ってたの知ってる?

、、、、、その言葉、アンタにだけは言われたくない。

俺は脳内で勝手に組み立てられる言葉を頭からかき消し、笑みをどうにか変えて深刻そうな表情に変える。

「、、、、、最悪でした」

「、、、、そうか。聞いてしまってすまない」

「いえ、むしろ話せてスッキリしました。ありがとうございます」

俺は表面上は感謝の言葉を出してスッキリした風な顔にし、内心ではドス黒い感情を吐き出しながら寮へと戻る。

 

 

「、、、、、ちっ、なんで一組の代表が一夏じゃなくて『アイツ』なのよ、、、、、聞いた話と違うじゃない、、、、」

IS学園の寮内、ある部屋で爪を噛みながら顔を怒りに染めている少女がいた。

少女の名は、凰 鈴音(ファン リンイン)。中国の国家代表候補生にしてIS学園、一年二組のクラス代表である。

「、、、、毎度のこと私の邪魔ばっかりして!!!このっ!!!くぉのっ!!!」

イラついている最中に、嫌な記憶を掘り返してしまったので辛抱ならず地団駄を踏む。

彼女は一夏がクラス代表だと聞いた為、二組のクラス代表を『説得』してその座を譲ってもらったのだが、実は一組の代表は一夏ではなかったのだ。

本来の一組のクラス代表の名は────三七城黒騎。

彼自身は自覚していないようだが、彼は何度も鈴と一夏の恋路の邪魔をしてきたのだ。

鈴の脳内で、最も最悪な『あの日』の記憶がフラッシュバックする。

一夏が鈴の父と母が経営している中華料理屋に一夏が来た際、自身の料理を振る舞った時の記憶が。

 

 

鈴「ね、ねぇ一夏、私の料理美味しい?」モジモジ

一夏「ああ!!すんげーうまい!!これなら毎日食いたいな!!!」バクバク

鈴「そ、そう、、、?だったら、私が毎日作ってあげないことはないけど、、、」モゴモゴ

黒騎「失礼する。ここに一夏という名の阿呆は居るか?」ガラガラ

一夏「な!?黒騎!?おまっ、なぜここが!?」ガタッ

黒騎「千冬さんから教えてもらった。とりあえず帰るぞ一夏。貴様宿題が溜まりに溜まって先生からのげんこつを食らってもまだやっていないそうだな。帰ってから千冬さんの説教と、俺からの補習地獄があるから、覚悟の準備をしておけ(#^ω^)」ゴゴゴ

一夏「ひ、ヒィッ!?ヤメローシニタクナーイ!!!シニタクナーイ!!!!」ジタバタ

黒騎「黙れ阿呆」シュトウビシッ

一夏「アーウ、、、、」キゼツ

黒騎「騒がせてしまってすまなかったな。代金は置いていくのでご容赦を。ああ、お釣りは要らん、迷惑料として貰ってくれ。それでは」ガラガラバタン

一夏「、、、、、、」ヒキズラレ

鈴「(゜д゜)」ポカーン

鈴父「、、、、、ドンマイ、我が娘よ」ガッショウ

鈴母「、、、、またチャンスは巡ってくるわよ」ガッショウ

 

 

「、、、、だぁぁぁぁぁっ!!!!あの黒ヤローメーッ!!!私の、、、一世一代の二度とないかもしれないチャンスを奪いおって!!!」

更に強く地団駄を踏む。

あの日は、中国へと帰ってしまう前に日本に居られる、最後の日の前日で一夏と会える最後の日だというのに、そんな日まであの厄災に邪魔された。

鈴がこうなるのも、無理はなかった。

「、、、、、ふっ、ふふふっ、、、ああ、そうだ。私クラス代表じゃん。でアイツもクラス代表じゃん。って事はクラス代表戦で戦うじゃん。

────徹底的にボコボコにしてやるんだから。泣きわめいても許さないわよ、、、、ふふふっ」

そう呟く鈴の目からは、完全に光が消え去っていた。

 

 

「あ、黒騎。おかえり」

部屋に戻ると、ライラが俺を出迎えた。

「ああ、ただいま」

俺はそう会釈し、速攻でベッドに突っ伏す。

「、、、、かなり疲れたな、、、、眠い」

「、、、、昨日撃たれたことが、原因?」

ライラから唐突に発せられた言葉で、俺は一瞬体をビクゥと揺らす。

「だから、俺は撃たれていない。お前が見たそれは夢だろう」

「、、、、じゃああの制服の穴は?」

「俺が制服を改造した結果だ」

「血の跡は?」

「インクを染み込ませて作った」

俺は嘘を吐いて誤魔化そうとした。

すると、ライラが申し訳なさそうにしながら俯く。

「、、、、、ごめん」

「なぜ謝る」

「、、、、そこまで追求されたくないことだとは思わなかった。聞きすぎて、ごめんなさい」

、、、、え、お前女神?聞かれたくないと察した瞬間謝ってくれたぞ?

、、、、これが原作ヒロインズなら、、、ホワンホワンホワーン

 

「一夏!!何か隠し事があるだろう!!言え!!!」

箒は竹刀を構え一夏を脅し。

「わたくしに隠し事だなんて、そこまでして知られたくない秘密ですの?」

セシリアは<スターライトMk.Ⅲ>を一夏に向け。

「いーちーかー?」

鈴は<龍砲>の照準を一夏に向け。

「ほう、嫁が私にも話せないことがあるとはな。どんな秘密だ、吐け」

ラウラはAICで一夏拘束&レールカノンを一夏に向け。

「一夏?僕に隠し事なんて悲しいなぁ、、、、」

シャルロットの場合一夏に『灰色の鱗殻』(グレースケール)を近距離で構え。

 

────それぞれ一夏を脅して無理にでも聞いたはずだ。(偏見ありスギィ!!!と思われるかもだが俺はそうなるとしか思えん)

だが、目の前に居る女神はどうだ。聞かれたくないことだと察した瞬間謝ってきたんだぞ。どこぞのツンデレモップ&金髪ドリル貴族&貧ny(おっと危ない)&寝込み襲い眼帯&ノブリスオブリージュ(いや違ァウ!!!それAC!!)とはえらい違うなぁ、、、、、

、、、、あれ、これ今の俺めっちゃ恵まれた環境にいるのでは?

「いや、俺も細かな事情を話せなくてすまん。重大なプライバシーなのでな」

「、、、、わかった。今度から追求しない。約束する」

「すまんな」

そう返して、その日は特に何も予定がなかったので俺は眠りについた。

そして、後日俺は知ることになる。

────クラス対抗戦の相手が、原作通り鈴だったことに。

 

 

「みなしー、おはよ~」

「黒騎、おはよう」

「ああ、おはよう。布仏、ライラ」

一週間後、クラス対抗戦当日。

相手が鈴だったことには心底驚いたが特にどうこうあった訳ではなく、強いていえば一夏にISの使い方を幾つかご教授したって事を除けばそこまで特別なイベントは起こらず、この日を迎えた。

────だが、その前に言いたい。

今日の対抗戦、原作通りなら無人機の邪魔が入るがクラス代表が俺になったことで変わっていないかが心配だ。

そしてもう一つ。教室移動の際チラッと見えた鈴の顔がまるでこれから誰かを殺しにかかるような殺意マシマシの顔をしていたのだが、一体誰を殺しにかかるってんだ、、、、、

「ねぇねぇ、今日みなしー代表で戦うけど、準備は大丈夫~?お腹減ってるならお菓子あげよーかー?」

布仏が俺に視線を向け、机の中を漁って中からポッキーの箱を取り出すと、俺に向かって差し出す。

「ありがたく頂こう」

そう返して、俺は布仏からポッキーの箱を受け取り中からポッキーを一本取り出し口に咥える。

、、、、、ポッキーも意外とタバコっぽいな。シガレット程ではないが。

と考えていると、教室の入口から千冬が入ってきて教壇に立つ。

「さて、全員集まっているな。知っていると思うが、今日はクラス対抗戦の日だ。このクラスからは三七城が出場する。相手は二組のクラス代表にして中国国家代表候補生、凰鈴音だ」

瞬間、ザワザワと教室がざわめいた。

「え、あのいきなり代表譲ってもらったって子代表候補生だったの?」

「らしいけど、、、、ある意味可哀想」

「あの子は三七城くんの恐ろしさを知らないのよ、、、、南無阿弥陀仏」

「イギリスの代表候補生であるオルコットさんさえ蹂躙したからね、、、、中国の代表候補生といえど勝てるわけが無い」

皆、鈴のことを哀れんでいるようだった。

何故かセシリアがその話題を聞いた瞬間怒ったように顔をしかめていたのだが、気にしないでおこう。

「さて、これから全員でアリーナへ向かう。観客席に指定はないから好きに座れ。三七城、お前は先にピットへ向かいそこでISの準備をしろ。わかったな?」

「了解」

俺は千冬に軽く言葉を返してから席から立ち上がる。

「頑張ってね~」

「黒騎、ファイト」

教室から出る途中で後ろから応援のエールを貰ったので、俺は後ろの二人へ向けて右手の親指を立てた。

 

 

「、、、、、やっと来たわねぇ、、、三七城ォ、、、、」

「、、、、、なぜそこまで怒っている?」

ピットでラインバレルを纏い、アリーナへ出た瞬間に鈴から憎悪がこもりにこもった声が俺に向けて放たれる。

、、、、、いやホントなんでそこまで怒ってる?俺なんもヘイト買うような言動してねーぞ?

「忘れたとは言わせないわよ、、、、何度も何度も私と一夏の、、、、一夏のぉ、、、っ!!!!」

言いながら、鈴が自身の肩の近くに浮遊している棘付き装甲(スパイクアーマー)を展開し、不可視の砲身を展開する。

「、、、、、<龍砲>、か。不可視の砲身による弾道を悟らせない衝撃波によって対象へとダメージを与える武装。

────そちらが遠距離戦を挑んでくるのならば、こちらもそうさせてもらおう」

向こうが遠距離戦に持ち込んでくると判断した俺は、中央のテールスラスターを展開し中から<エグゼキューター>を取り出す。

そのまま射撃モードへと切り替えて鈴に向けて構える。

『ではこれより、クラス対抗戦第一試合、一組代表三七城黒騎vs二組代表凰鈴音の試合を開始致します!!!』

アリーナに大きく、試合開始を予告するアナウンスが響く。

『両者準備は、、、、いいですね。では第一試合、、、、

3!!

2!!

1!!

試合!!開始!!!』

「くたばれこの黒ヤロォォォォォ!!!!」

合図と共に、予想と反して鈴が俺めがけて突っ込んでくる。

その手には大型の青龍刀、双天牙月(そうてんがげつ)が両手に二本握られておりその刃先は俺に向けられている。

突っ込んでくる鈴に対して、俺は静かに<エグゼキューター>の引き金を二度引く。

緑のレーザーが鈴へ向かって直進するが、鈴はそれを<龍砲>を放ち相殺させる。

「、、、、、ただのエネルギーの無駄だな、使うのはやめよう。やはりこちらの方がいい」

俺は<エグゼキューター>をスラスターの中へ戻し、鞘から<不知火>を引き抜きいて正面から鈴の斬撃を受け止める。

ギィンと大きな金属音がなり、数メートル後ろへ押された直後、鈴の<龍砲>の照準が俺を狙う。

「、、、、ちっ」

それから逃れるために、腰部のテールスラスターを展開し個別連続瞬時加速を発動させる。

鈴の頭上を通って後ろへ回る軌道を取り、鈴の後ろをとった。

そのまま甲龍の背に<不知火>を振り下ろす。

<不知火>の刃が鈴に当たり、甲龍が絶対防御を発動させたためSEをかなりの量削れた。

「ぐっ!?やったわね!!?」

すぐさま鈴が<龍砲>の砲身を俺に向けてくるが、俺は上へ急加速しどうにか<龍砲>の砲撃を避ける。

撃たれた地面を見てみると、かなりの出力で撃っていたのか土煙が舞っている上にぽっかりとクレーターのような穴が空いていた。

「ああもう!!!ちょこまかと逃げ回るんじゃないわよ!!男のくせに!!!」

「男が逃げてはいけないというのは勝手な考えだ。時には逃げることも重要となる。そんな思考に染まったままでは俺には勝てんぞ、凰鈴音」

「ムキーッ!!!上から説教してんじゃないわよ!!!!」

怒りに身を任せ、といった様子で<龍砲>をかなりの威力で乱射してくるので、俺は回避に徹することにした。

あの様子では、エネルギーが切れるのも時間の問題だ。

いくら燃費と安定性を追求した甲龍といえど、エネルギーを使う武装をなりふり構わず乱射すればエネルギーの方が先に尽きる。

つまり、、、、、あわよくば向こうのエネルギー切れで俺が勝てる。

────下手すりゃセシリアより簡単に勝てるかもしれないな。

「ッ!!しまったエネルギーが!!」

だが、俺が思っていたことに気付いたらしい。

<龍砲>を撃つのをやめて、双天牙月を構えて突撃してくる。

慌てているようで、俺がこれから『何をするか』を考えていないらしい。

「、、、、攻守交替だな」

俺は大きく笑みを浮かべ、<エグゼキューター>を取り出しアリーナの天井へ向けて構える。

<エグゼキューター>の銃身が展開し、内側から黄金の装甲が現れる。

ラインバレルのエネルギーが<エグゼキューター>へと集まり、巨大な緑の刃を形成する。

それは、白式の零落白夜に劣らない威力を持った刃。

「ッ!!まずっ」

慌てて急制動をかけ、停止した鈴へ向けて光の刃を振り下ろす。

「終わりだ。凰鈴────」

────瞬間。

 

ズドォォォォォン!!!!

 

「「!?」」

アリーナに衝撃が走り、振り下ろした刃の軌道が鈴から外れアリーナの地面を大きく抉る。

音が聞こえた方を見ると、もくもくと煙が上がっている。

見上げると、アリーナの遮断シールドにぽっかりと『IS一機分』ほどの穴が空いていた。

────どうやら、原作通り来てくれたようだな。

『三七城、試合は中止よ!!すぐピットへ戻りなさい!!!』

鈴からプライベートチャンネルの声が聞こえると、俺の視界に文字が表示される。

────ステージ中央に熱源。所属不明のISと断定。ロックされています。

「、、、、ほう、俺を狙ってくるのか」

原作通りならば観客席にいる一夏を狙うと思っていたんだが、どうやら向こうの狙いは俺に変わったらしい。

『三七城!!さっさとしなさい!!』

「、、、、、、」

鈴からの忠告を聞きながら、俺は静かに<エグゼキューター>を構え、躊躇なく引き金を引く。

レーザーが煙の中へ吸い込まれるように向かうが、着弾音は一切聞こえなかった。

代わりに、レーザーが何かで弾かれたようなバチィという音が響いた。

『ちょっと三七城!?いきなりなにしてんのよ!?』

「落ち着け凰鈴音。ロックされているということは、向こうは俺らと戦う気だぞ。先手を撃たずしてどうする」

『いやそれでも』

鈴が叫び散らしていると、煙の中から一本の熱線が鈴に向かって飛んでくる。

『、、、、ッ!!やばっ』

混乱していたのか、対応が遅れている。急いで<龍砲>を展開してるがあのままじゃ確定で直撃だ。

「、、、、ちっ」

俺は小さく舌打ちをしてから、鈴の目の前まで瞬時加速で移動し熱線を<不知火>の刃で受け止める。

「っ、けっこう重いな」

熱線が切り裂かれて二つに分かれ、俺と鈴を避けるような軌道へ変化しアリーナの遮断シールドへ直撃する。

「、、、、凰鈴音、もっと警戒しろ。ロックされているのを忘れていたのか。俺が間に入っていなければ、今頃にはISが大破しているぞ」

『っ、わ、悪かったわよ』

「わかったのならいい。それより兎に角、向こうのISが御目見になるぞ」

煙が邪魔だと言わんばかりに、熱線が放たれ煙が吹き飛んでゆく。

しばらくすると煙が完全に無くなり、異形の『それ』が姿を現す。

深い灰色の装甲。

つま先よりも下まで伸びている、異常に長い手。

首なしで、肩と頭が一体化しているような頭部。

そして、、、ラインバレルと同じ『全身装甲』。

更に、通常のISとは違い腕を入れると二メートルほどの巨体で、体の各所に姿勢を維持するためのものなのかは分からないがスラスターが付いている。

頭部には剥き出しのセンサーレンズが不規則に並び、腕にはビーム砲口らしき穴が左右合計四つ存在した。

『三七城くん!!凰さん!!今すぐアリーナから脱出してください!!すぐに先生たちがISで制圧に「無駄だ」、、、え?』

山田先生が回線で呼びかけてくるが、俺はその間に割り込んで言葉を止めさせる。

「今アリーナの状況を見てみろ。入ってきた時はあっさり破られたのに、先程のレーザーの砲撃ではシールドは無傷。恐らく遮断シールドのレベルが4ほどになっているはずだ。ついでに扉も封鎖されていると見て良いだろう。ならば、俺らはここでこのISを食い止める」

『え!?何言ってるんですか!!生徒にもしものことがあったら────』

「すまないが、話はここまでだ。凰鈴音、協力しろ」

俺は回線を切って、鈴へ呼びかける。

「言われずとも、と言いたいところだけど、、、、アンタと協力するのが上手く行きそうにない気がしてならないのは私だけ?」

────いやどんだけ俺に恨み持ってんだよ、逆に尊敬に値するわ。

「つべこべ言うな。お前の動きに合わせて俺が動く。これで文句は無いだろう」

「、、、ああもう分かったわよ!!こうなったら溜まった恨みをあいつにぶつけてやるんだから!!!」

渋々といった様子で、俺の提案を受け入れた鈴は<龍砲>と双天牙月を構える。

いやまぁ、嫌なら断っても良かったんだがな。下手すりゃお前が居なくとも俺だけで勝てるし。

そう思いながらも、俺は初の原作キャラとの共闘に心踊っていた。

「、、、、さて、いざ戦闘開────」

開始。と言い、【オーバードライブ】を発動させ『ようとした』。

「、、、、ッ?」

急に、左腕の感覚が無くなった。

ダランと、俺の腕が垂れる。

「、、、、なんだ一体、、、!?」

疑問に思いながら、左腕を見てみると。

────感覚と、目に映る光景が、ズレていた。

ダランと垂れているはずの腕が、左横へ向けて腕を伸ばしている。

「、、、ッ!?」

次は右足の感覚が無くなり、バランスを崩して倒れる、、、、はずなのに。

視界に映る光景は一切変わっていない。

地面に体が付いている感触は、感じるのに。

『ちょっと三七城!?アンタのISエネルギーが急激に減ってるんだけど何が起こってるの!?』

回線から鈴の声が響いてくるが、俺にも何が起こってるのか分からないから答えようがない。

「分からん、、、急に体の感覚が無くなっ、、、、ッ!!」

今度は右腕。

素早く次が来て、左足。

「、、、、っ!?なんだよ、、、ッ!?なんなんだよっ!?」

『三七城!?大丈夫なの!?』

次は、ゆっくりと胴体の感覚が無くなってくる。

まるで、何かに『乗っ取られる』ように、下半身の方から、じわじわと。

遂に体の感覚が無くなり、残っていた頭さえもじわじわと感覚が無くなってゆく。

「やめろ、、、っ!!やめろっ!!!」

叫ぶが、感覚の消失は止まらない。

頭までそれが登って来たせいか、段々と意識が微睡んでくる。

 

────ムジン、IS。

 

────シノノノ、タバネ。

 

「っ?、、、、誰、だ?」

微睡んでゆく感覚の最中で、声が聞こえた。

その声を、俺は聞いたことがあるしよく知っている。

だが、今発せられているその声は、憎悪に染まりきっている。

 

────シノノノォ、、、、タバネェェェェェェェ!!!!!!

 

その叫び声を聞いた瞬間、俺の意識はフッと消えた。

 

 

 

 

 

「ちょっと三七城!!どうしたのよ!!」

鈴は真横にいる黒騎に対して声を大にして呼びかける。

先程から、ISのエネルギーが急減少したり、「体の感覚が急に無くなった」や「なんなんだよ」といった意味が分からない叫び声を発していたと思いきや、急に回線を切られたのだ。

こうなれば、誰でも心配する。

「、、、っ!?三七城!?さっきから一体何が起こってるの!?」

急に、視界に『回線復帰』の表示が映し出され黒騎と回線が繋がる

、、、、だが。

 

────ラインバレル、三七城天児の電子コード確認。IS殲滅システム【アマガツ】暴走機動(オーバードアクティベート)

 

回線の向こうから聞こえてきたのは、無機質な機械音声だった。

「ちょっと!?無事なんでしょ!?ふざけないでよ!!!」

黒騎がふざけて発しているのかと思い、そう呼びかけるが返答はない。

「、、、、、ノ」

「っ!!ねぇ三七城!!」

さすがにおふざけが過ぎるので、ラインバレルの肩に腕を置いてこちらへ顔を向けさせようとする。

、、、、瞬間。

「、、、、シノノノォ、、、、タバネェェェェェェェ!!!!!!」

「が、、、、っ!?」

腹に強く殴られた衝撃が走り鈴は後ろへと大きく吹き飛ばされる。

そしてアリーナの壁へぶつかり、甲龍のSEが大幅に削られる。

「ごほっ、げほっ、、、い、いきなり何すんの、、、!?」

血が混じった咳を出しながら、黒騎の方を向く。

だが、鈴の視界に映るラインバレルの姿が、違った。

純白の装甲は黒へと変わり、腕と腰部のスラスターの装甲が展開し、そこから禍々しい血のような粒子を放っている。

さらに、目にあったはずの緑の双眼がバイザーのようなものに覆われ赤の単眼へ変化し、口に当たる部分の装甲が展開し、そこから低い咆哮が発せられる。

「な、、、、なんなのよ、、これ、、、!?」

鈴は小さく呟く。

「ブッツブレロォ!!!!!」

考えている間に、ラインバレルが地を蹴って加速し異形のISに蹴りを入れる。

異形のISはそれを腕で受け止めるが装甲がミシミシと音を立ててひしゃげ、遮断シールドまで蹴り飛ばされる。

蹴り飛ばされたことで関節がイカれたのか、異形のISがギギギという音を鳴らしながらゆっくりと動くが、ラインバレルはその上に向かって飛んで急降下しながら拳を突き出す。

ドォン!!!と一際大きな音が鳴った直後、衝撃波が発生してアリーナ全体に砂塵が舞った。

一寸先も見えないような状況に立たされ、鈴は困惑する。

だが、そんな状況の中でアリーナにはガァンゴォンという鉄と鉄がぶつかり合うような鈍い音が、連続して響き渡っていた。

『凰さん!!!先程から三七城くんの生体反応が意識不明となっているんですが、何が起こってるんですか!?』

「分からないわよっ!!!いきなり変なこと言い出したと思って殴られたと思ったらこれよ!!!私にも訳が分からない!!!!」

急に山田先生から回線が繋がるが、動揺しているせいで敬語を忘れ怒鳴り気味に答えてしまう。

『そちらから三七城くんの様子は確認出来ますか!?こっちの方は砂塵のせいで全く見えません!!』

「こっちも同じよ!!!本当なら甲龍動かして見に行きたいんだけど、さっき殴られたせいか甲龍が言うことを、、、、ちっ!!!」

そう、先程殴られた影響か甲龍が思ったように動かなくなっているのだ。

こんな状態では、見に行きたくとも行けない。

しばらく待機していると、先程までうるさかった鈍い音が一際大きいガァン!!!という音を皮切りに消えた。

更に、砂塵が消えてラインバレルの姿を確認できるようになったところで。

「、、、、、は?」

鈴は自身の視界に映った光景を疑った。

先程まで猛威を奮っていた異形のISの装甲があちこちひしゃげており、腕部は引きちぎられ地面にその残骸が転がっていた。

頭部には、まるで握りつぶされたようにラインバレルの手の跡がくっきり残っている。無論センサーレンズは全て割れており、そこから魚の目のようなカメラアイが露出している。

下半身も引きちぎられ、その残骸が鈴の目の前に置いてあった。

そして、今鈴の目の前で胴体の装甲も引き裂かれ、そこからISの心臓部であるISコアが露出する。

ラインバレルは、躊躇うことなくそのコアに手を伸ばし、握り潰す。

金色の粉末が、ラインバレルの手から舞い落ちる。

「、、、、え?」

そこで、酷く違和感を感じた。

────人が、乗っていない。

人が乗らないと動かないはずのISが、人を乗せずに動いている。

「まさか、無人機、、ッ!?」

鈴の言葉に反応するかのように、ラインバレルがギロリと鈴を睨む。

「、、、、アイ、、、、エス、、、、、ッ!!!!」

ラインバレルが鈴のいる方向へと体を向け、ゆっくりと体を揺らしながら近づいてくる。

手のひらに、圧縮転送フィールドを発生させながら。

「えっ?ちょっと三七城?流石に冗談よね、、、?」

酷い悪ふざけだ、と思いながら鈴はラインバレルを見据えるが、その歩みは止まらない。

、、、、遂に、鈴の目の前に来た。

手のひらを、鈴へ向けてゆっくりと動かしてくる。

「ね、ねぇ三七城、、、さっきのことを怒ってるのなら素直に謝るわ。だからこんな悪ふざけは、、、、ガッ!?」

先程の発言に怒っているからこんなことをしている、と考えた鈴は謝罪するが、途端にラインバレルが圧縮転送フィールドを消して鈴の喉を掴んで締め上げてくる。

「、、、、、、、シェン、ロン、、、、、、ダイサンセダイ、、、ッ!!!!」

「ぐ、、、、が、、、、っ」

ラインバレルが怒りを込めた声を放ち、鈴の首をさらに強く締める。

手足を動かしてもがくが、力が緩まる気配はない。

「、、、、シ、ネェ、、、、!!!!」

甲龍の絶対防御も発動せず、段々と意識が薄れていく。

 

────ああ。ここで私、死んじゃうのか。

────嫌だ、、、死にたくない、、、、!!!

────まだ、言えてないのに、、、、、死ねないのに、、、、、

「いち、、、、か、、、、、」

朦朧とした意識の中、鈴は遺言のように呟──────

 

「リィィィィィィィィィィィィィン!!!!!」

 

────いたがその叫び声を聞いて意識が戻る。

一夏の駆る白式がラインバレルの腕を切り落とし、鈴が拘束から開放される。

だらんと地面に倒れそうになったところを一夏が支える。

「鈴、大丈夫か!?」

「、、、、いち、か?」

「ああ!!遅れてごめん!!」

「、、、、、一夏、、、ッ!!!」

段々と、鈴の目から涙が溢れてくる。

思わず一夏へと抱きつきそうになったが、体が動かず成すことは出来なかった。

「後は俺に任せろ。今教師の人達も来たから、もう大丈夫だ」

その言葉を聞いた瞬間、先程まで命の危機に晒されていたせいか強烈な眠気が鈴を襲う。

ゆっくりと瞼を閉じる鈴が見た光景は。

 

 

────白い騎士と、黒い鬼が向き合っている瞬間だった。

 

 

 

 

 

「ふんふんふーん♪」

「、、、、束様。今度は一体何を作っているのですか?」

「いやーちょっと、ね。くーちゃんへの『プレゼント』を作ってるんだ!!!多分今回のラインバレルの暴走でくーちゃんのラインバレル没収されちゃうと思うから、、、、専用機からいきなり量産機に乗せられるっていうの、可哀想じゃん!!!」

「、、、、それにしても、、、、飛行機型のISですか?珍しいですね」

「いやいやただの飛行機型なわけないじゃん!!!まぁくーちゃんが装着してからのお楽しみなんだけど」

「これをどうやって三七城黒騎へ?」

「、、、、クーちゃん、お願い♪」

「、、、、分かりました。それで、この機体の名前は決めているのですか?」

「うん!!とってもいい名前を決めてあるのさ!!!この機体にはあーちゃんの<無銘>のコアを積んでるからね!!適当に付けたらあーちゃんに怒られちゃう!!」

「、、、、三七城藍子が乗っていた、<白騎士>と同じく始まりのISである<無銘>。

、、、、なるほど、織斑一夏のような状態にするのですね」

「まぁそれもあるけど、メインはくーちゃんにあげることだからね!!!そこのところ間違えないように!!!」

「、、、、すいません。そして改めてこの機体の名前を、、、、」

「ああごめんねクーちゃん!!!それでね、じっくり考えた結果。

この機体の名前はね──────」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

──────救世主(メサイア)

 

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