世界観とか設定とかを後で活動報告の方に書いときますね!!
あれから・・・動物を狩り、襲ってくる異形種の頭を鎚で潰したりしてたら、いつの間にか7回目の夜だった。時折、騎士団も来たがこれ以上殺すといつかこっちの面が割れるので、極力隠れる。見つかった場合は・・・異形種の餌になってもらう。そんな風に過ごした7日間だった。その間にこの世界にはスキルというものがあると言うのを少し仲良くなった異形種に聞いた。その異形種さんは試しに相手のレベルが見られる「サーチ」というスキルを教えてくれた。意外と優しい異形種さんも居るんだなぁとその時は、感心してました。
「おっそいなぁ・・・」
私はそんな事をボヤきながら勇者、タツミの事を待っていた。タツミから他の勇者の情報を聞き出して・・・?聞き出してどうすればいいんだろ?ぶっ壊す?なんでぶっ壊すんだっけ?あのおじさん・・・なんて言ってたっけ?
「ここに居たのか・・・ミク・・・」
私が昔の事を思い出そうとしていると、私の正面から声がした。顔を上げ、そちらを見ると、タツミとこの間の3人、そして・・・
「・・・私、騎士団まで連れてこいって言ってないんだけどなぁ?おかしいなぁ?そんなに死にたいのぉ?タツミぃ!!」
そう、タツミ達の後ろには大勢の王国騎士団が規則正しい隊列で並んでいた・・・そして、私とタツミ達を逃げられない様に囲み、その後ろから馬に乗った偉そうな男が出てきた。
「貴様だな?研究所から脱走し、この辺で暴れ回ってるガキというのは・・・研究所脱走、及び研究員殺しはこの国では犯罪だ。よって、マコウト国の王位継承者、イナタキが貴様を処刑する!」
偉そうな男はそう告げ、兵士達に合図を出して自分は下がる・・・そんな男に興味を無くしつつ、私は、王国騎士団のレベルを見るために静かに「サーチ」を使い、全体的にレベルを見ていく。
国王騎士団の全体Lvは15、話にならない。騎士団長も25というクソザコナメクジっぷり。因みにさっきの偉そうな男は18。国王軍こんなのに負けんなよ・・・けど仲良しの異形種さんから聞いた話、人間の英雄はLv40、勇者でも65位までしか上がらないという・・・いや、65もレベルあって魔王倒せてないって魔王どんだけ強いんだよ・・・とか思っていた。因みに私のLvを聞いた所、その異形種さんは腰を抜かして、後ずさりしてました・・・その表情や、仕草があのおじさんと重なり、私はイラッときてその異形種さんを叩き潰してしまった・・・
「許してくれ・・・ミク・・・俺達は・・・お前を殺さなきゃならないんだ・・・」
そうタツミが呟いた瞬間、私は、タツミの近くに居た兵士の右腕を捩じ切り、その腕をその兵士の口の中に突っ込んだ。
「・・・私は・・・裏切られたんだよね?・・・裏切るなら・・・ここに来ないで欲しかったなぁ、タツミ・・・私さぁ、裏切りにはそれ相応の報いが必要だと思うんだ・・・だから・・・残酷に、非情に、醜く、殺してあげる!!」
私は、戸惑いも何もかも捨てて、狂った様にその場に居る王国騎士団を壊滅させていく。この時使っていたのは鎚では無く、素早さを活かせる短刀だった・・・
〜タツミside〜
「ほらほらほらぁ!!その程度で私を倒そうとしてたのぉ?おかしいなぁ?おかしいなぁ?あはは!!化け物に殺されてく哀れな人間達ぃ!!悲しいねぇ!悲しいねぇ!!」
俺は・・・選択を誤った。1度は見逃して貰えたからと驕りがあったとはいえ、不用意に近付いて良い相手じゃなかった。ミクの言う通り、約束を蹴ってしまえば良かった・・・
あの日から、ミクと初めてあった日から俺は更に鍛錬を重ね、更に、相手のレベルが見られる「サーチ」というスキルをある老人から教わった。試しに老人に使ってみると老人は34・・・英雄レベルじゃないか・・・と思いつつ、7日、こっちの世界では日付という概念があまり無く、時間も太陽の位置で見るしかない。この世界というのも、この世界でいう勇者は俺の住んでいた世界からの転生者だという事をこっちに来る前に女神に教えてもらった。
そして俺は、彼女・・・ミクに対して「サーチ」を使い、彼女のレベルを調べた。瞬間・・・絶望した。彼女のLvは82、この中にいる誰にも勝てる相手ではなかった・・・
〜side off〜
少女が王国騎士団、ざっと200人を壊滅させた後、勇者パーティに向き直り、こう言い放った。
「私さぁ、ちょっとアナタ達の信じてたんだ・・・ほんの少しだけだけど話した時は楽しかったし、タツミは私に大切な贈り物をくれた。そのお礼に・・・勇者達、アナタ達を一瞬で・・・一撃で・・・痛みを与えないように殺す・・・上手に殺すから・・・」