旧・兎は星乙女と共に   作:二ベル

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神に捨てられた男

 

炎雷の槍(ファイア・ボルト)

 

薄闇広がる迷宮で、死が蠢き、生きているモノを飲み込もうとするそんな地獄絵図の『闘技場(コロシアム)』に、その中心地点に、一条の炎雷が落とされる。無限に産み落とされるモンスター、無限に終らない殺し合いの場所に雷は落ち、そして、何もかもを爆砕。

 

 

『――――――ッッッ!?』

 

かき消えるモンスターの絶叫、耐え切れず崩壊する『闘技場(コロシアム)』の段差(プレート)。巻き起こる凄まじい轟音と熱波。身を襲う強い衝撃。

 

そらから遅れて、意識を失った少年はアミッドを抱いたまま、固い地面に叩きつけられた。

 

 

■ ■ ■

 

 

「『英雄』とは何か・・・か、ベル、お前は難しいことを聞くな」

 

それは在りし日の記憶。

まだ、少年が捨てられなかった頃の話だ。

 

ふと、『英雄』とは何なのか、と小さかった頃の少年はそんなことを大きな体の叔父に聞いてみた。

 

「・・・叔父さんでも難しい?」

 

「難しい・・・難しいことだな」

 

「・・・・」

 

「ゼウスの爺は何と言っていた?」

 

「『ハーレム』を作ったすんげぇ奴って言ってたよ。 お義母さんに吹き飛ばされてった」

 

何をしているんだ、あの糞爺は・・・ザルドは痛む頭をさらに痛めて、溜息を零した。

河のせせらぎを聞きながら、水面に映る泳ぐ魚達を見つめながら、少し考える素振りをする。

 

「アルフィアは・・・あいつには聞いたのか?」

 

「えと・・・『憧れてなるものではない』って・・・あと『厄介事に巻き込まれる可哀想な生命体』だって」

 

「くっくく・・・確かに、厄介事に巻き込まれるのは『英雄』の性なのかもしれんな」

 

 

『英雄』とやらは、何かと厄介事に巻き込まれ、休む暇もない。御伽噺であるように、彼等に幸福な後日談は果たしてあったのか・・・それは、語られることではないのだろう。悲劇で幕を閉じたのかもしれないし、大団円を向かえ、幸福にその生を終えたのかもしれない。だが、実際のところその真実、『物語の後日談』とやらは神にしかわからない。エクストラステージを用意する馬鹿神もいるかもしれないが、たいていは別作品に『英雄の子』らしき人物が仄めかされたりするものだ。その程度なのだ。幸せに命を終えたいのならば、『英雄』に憧れることなく、ごくごく普通の『一般人』に染まるべき・・・アルフィアなりの、目の前の小さな最後の血縁――『甥』が危険に身を投げることがないように、と思ってそんなことを言ったのだろうと察して、ザルドは口を開いた。

 

「お前は、どう思っているんだ? ベル」

 

「じー・・・」

 

「お、おい・・・睨むな、アルフィアに似てきているぞお前」

 

「お義母さんならきっと、『質問を質問で返すな』ってきっと言う」

 

そして、『福音(ゴスペル)』する。きっと、そうする。

ザルドはただただ、『確かに・・・』と冷や汗を流した。次に、やれやれと頭を掻いてから

 

「『捕らわれの姫』を助ければ英雄となるのか? あるいは、モンスター共に奪われた村を、街を、国を、故郷を取り戻せば英雄なのか? 誰かの心を支える人物が英雄なのか?」

 

「・・・・・」

 

「ベヒーモスを喰らったこの俺は、『英雄』か? どう思う、ベル」

 

「・・・どんなモンスターだったの?」

 

「巨大だ、とてもな。お前なんて見向きもされずに、近付く前に毒で死ぬだろうな」

 

「・・・そんなにすごいモンスターを倒したなら、叔父さんは英雄じゃないの?」

 

「その結果、俺の体は()()()()()()。 ましてや・・・」

 

ましてや、モンスターを倒した結果に、生命が生きることもできない『死の砂漠』を作り出すことになったのだから、どうしようもない。

 

「まだアルフィアの成した偉業の方がマシだ」

 

「?」

 

「何せ、そのドロップアイテムで穴を塞いだんだからな」

 

少年にはわからないことを、ザルドは語る。

彼女の病が悪化したのは、その偉業の結果ではあるがその代償を払って『リヴァイアサンシール』は作られ、【ポセイドン・ファミリア】によってダンジョンのもう1つの穴、そこから世界に溢れ出し生態系を狂わせた・・・その元凶を塞いだのだから。

 

「最も・・・決してそれらの偉業は、1人で成し遂げられたものではないがな」

 

「うーん」

 

「しかし、求めるものは・・・理想は同じなはずだ。少なくともな」

 

「理想・・・」

 

「そう、理想だ。 叶うとも知れない、馬鹿みたいな理想を、それでも最後まで貫き通せる奴こそが、『英雄』と呼ばれるのではないか?」

 

 

後に2人は少年の元から姿を消したが。

2人は、何を求めて少年を捨ててまで迷宮都市に、『英雄の生まれる都』にいったのだろうか。

 

後に少年は1人の女を、1体の怪物の少女を、救えない命を救い『理想(わがまま)』を叶えたわけだけれど2人が生きていれば褒めてくれたのだろうか。

 

 

それは、神にもわからない。

 

もしも、あの時、あるいは義母との散歩道で誓いを立てたのなら2人は自分を最期の時まで導いてくれたのだろうか。少年の前から姿を消さずにすんだだろうか。

 

 

■ ■ ■

 

意識が覚醒する。

感じるものは沼のような闇。五感が碌に機能していない。

痛む体に声にならない悲鳴をあげるアミッドは目を見開く。

 

「!」

 

眼前には、同じく意識が覚醒したのか弱々しい瞳があった。

瞳の主は闇の中を蠢いて、体の周りでガラガラという音を立てる。

 

岩の山に埋もれているアミッドを、自分のことを他所に掘り起こそうとしているのだと気づくのに、時間がかかった。やがて冷たい外気に晒されるアミッドの傷だらけの肌を、血塗れの手が掴む。ぐいっと有無を言わせない力で、アミッドの体はその細い背中に背負われた。

 

「ベル・・・さん・・・?」

 

「・・・・・・けほっ」

 

帰ってきた少年の声は、返事もできないのか咳と混じって血を吐いた。

アミッドは何が起きたのか、記憶を掘り起こして目を見開いて周囲を窺った。

大量の土砂が山と化している一本道。背後は完全に埋もれ、前方にしか続く道はない。頭上を仰げば、修復の進んでいる岩盤が完全に塞がろうとしていた。天井が見えない茫漠の闇が、闘技場(コロシアム)に広がる薄闇が一瞬だけ見えた。

 

闘技場(コロシアム)の床が、抜けて・・・一緒に・・・? モンスターは・・・」

 

一緒に、少年の心中も覚悟のうちなのか恐ろしい、目も背けたくなるような『怪物の滝』に糸目の男ともども、落ちたのだ。その前に、少年は炎雷を纏った槍を投擲して全てを破壊した。そしてそこに落ちたのだ。では、モンスターはどこにいったのだろうかと周囲を見渡してみれば、土砂の山の中にはモンスター達が息絶えた姿で見え隠れしていた。岩石に押しつぶされた蜥蜴人(リザードマン)、首の骨を折った狡狼(リザードマン)、バラバラに砕け散った骨の戦士(スパルトイ)。床の崩壊に巻き込まれたのだろう。そこかしこで亡骸を晒している。

 

37階層は『水の迷都』と同様、多層構造。

少年の復讐者(シャトー・ディフ)によって最大まで強制的にチャージされた槍の投擲。人型にのみ効果のあるそのスキル・・・その対象にしたのは、糸目の男――ヴィトーだ。投擲した槍によって『直下に存在した通路』にモンスターもろともアミッド達は落下したのだ。

 

「ベルさん・・・下に空間があることを知って・・・?」

 

「・・・・」

 

返事はない。

復讐者(シャトー・ディフ)のスキルの代償、精神力、体力を消費し、さらに()()()()()()()()。さらには、ここに至るまでアミッドを庇いながら戦ってきた少年の体はボロボロだった。瀕死だった。ただただアミッドを、戦えない少女を()()()()()()、という意思だけで動いていた。自分の心を支えてくれる強い少女が息絶えれば自分も例外なく死んでしまうから。

 

アミッドが死ねば、少年は心の支えを失って死ぬ。

ベルが死ねば、無力なアミッドは辱められて死ぬ。

 

絶え絶えの呼吸は耳を塞ぎたくなるほど不規則で、壊れた楽器のようにも、死に掛けの獣の呻き声にも聞こえた。唇の端に小さな赤い泡が浮かび、思い出したように紅の塊を吐き出す。『怪物の滝』に飲み込まれたときか、あるいはモンスター達を連れてくるまでの道中なのか、傷をさらに受けた結果か、体は穴だらけだった。今も命の滴が流れ落ちており、背中と密着するアミッドの胸を生温かい血潮が濡らしている。

 

「ち、治療を―――づぅっ!?」

 

直ちに治療しなければ、少年の体が危ない。

けれど、それはアミッドも同じだった。

少年ほどでないにせよ、アミッドも傷を負い、血を流している。右腕と左足を折り、爪は砕け、あるいは剥がれ落ちている。2人共、大なり小なりダメージを負い、血を流していない場所はなかった。

 

「無茶、しすぎです・・・ベルさん、あとで、お説教・・・です」

 

「ヒュー、ヒュー・・・は、い・・・」

 

体を引きずるようにして、何度も倒れかけ、前方に進む。

白い髪は赤く汚れ、意識が定まっているのか分からない少年は力なく笑っていた。

 

「アミッド・・・さん・・・」

 

「・・・何ですか」

 

「僕の・・・家族は、『闇派閥』でした」

 

「・・・そう、ですか」

 

「7年前に・・・オラリオで、たくさん、命を奪いました」

 

「そうですか」

 

「ごめ・・・なさい・・・アミッドさんが救えなかった命の数は、お義母さん達が奪った命の数・・・だから」

 

 

何も知らずに、よくしてくれる貴方の優しさが心地よかった。朦朧とする意識で独り言のように呟く少年に、アミッドは『何を今更』と零した。

 

「貴方は・・・貴方でしょうに」

 

どんな事情があったのかはアミッドは知らない。けれど、彼女は自分の目で見た少年のことを信じている。

 

「行きましょう・・・治療、しなくては・・・ほら、私もちゃんと歩きますから」

 

フラフラな少年に背負われるなんて、アミッドの心が許さない。

癒すのは、アミッドの役割だ。怪我人がいる場所は、アミッドの戦場だ。ならば、ここまで頑張ってきた少年を癒すのは少女のすることだ。互いに肩を寄せ合い、抱き合うようにしてゆっくりと痛む体に鞭を打って歩く。幸運なことに、銀色に輝く槍はすぐ近くに転がっていてそれを何とか拾い上げる。無理なことをしたのか、槍は悲鳴をあげるように歪んでいて所々、ヒビが入っていた。

 

「ま・・・て・・・ぇ・・・!」

 

だが、歩みを進めようとする2人を、生きようとしている2人を踏みにじるように――。

ヴィトーが背後から姿を現した。

 

左腕を失い、肉を抉られ、それでも男は立っていた。

瞳をギラつかせ、血走らせ、憎む相手を睨むようにして震える右腕を上げて刃を向ける。

 

「まさか・・・エレボスとは・・・私と似たように、()()()()()を見せてくれましたね・・・いやはや、驚いた。まさか、エレボスという名を冠する魔法をお持ちとは」

 

少年は落ちる際に、魔法を放った。

【ディア・エレボス】を。対象者がもっとも恐怖するものを見せ、戦意を喪失さえる魔法だ。男が何を見たのか少年は知る由もないが、男は見たのだ。エレボスに裏切られ、捨てられ、あまつさえ『見逃してやってくれ』と言われたあの大抗争最期の日、送還されるときの最後の景色を。

 

「我が主神が・・・何故、眷族ですらない子供のことを・・・それは、私にはわからない・・・しかしっ!」

 

「・・・・・行こう、アミッドさん」

 

「私がっ、あなたを、見逃すと思っているのですか!? 私を見ろ、私を、見ろぉ!」

 

 

――何故、私を見てくれないのですか、エレボスぅ!!

 

 

慟哭するように、男は叫ぶ。

命の残り火を燃やすように。

捨てられた子供が泣き叫ぶように。

 

少年は振り返らないし、アミッドも振り返らない。

けれど、少年は腕を伸ばし、指を伸ばし、男に指した。

 

 

「・・・背後には、気をつけたほうがいい」

 

『ゥゥゥ・・・!』

 

「っ・・・!? バーバリアン・・・!?」

 

荒い息を吐きながら大型級のモンスター、バーバリアンが背後から迫ってきていた。

()()()()()()()()()は、咆哮を打ち鳴らし、『仲間達の元に返してくれた』少年を救わんとやってきていた。

 

奇しくも彼は、37階層で少年の『咆哮(誘引)』を聞いていた。猛牛の同胞と一緒にそれを聞き、口角をあげ、『彼が呼んでいる』と走り出し、そうして一番大きな破壊音が聞こえた『闘技場(コロシアム)』に飛び込んだのだ。

 

『ォオオオオオオオオオオオオ!!』

 

「ぐっ・・・くそ、くそ、くそぉ・・・!!」

 

『ブォオオオオオオオオオオオ!!』

 

まるで暴風のような獣が2体。

その中でも一際脅威を誇っていたのは、猛牛の戦士。

その場にいたのは偶然。 けれどこの場に辿りついたのは彼等の意思だ。

 

その獲物(ベル)は自分のものだ。

他人が手をつけていいものではない。

許さない、許しはしない。

 

そう言う様に、視界の奥、『闘技場(コロシアム)』の端から黒い暴風(アステリオス)は、バーバリアンは、やがてヴィトーに迫り、飲み込んだ。

 

「エレボス、エレボス、エレボスウウウウウウウウッ!!」

 

 

――何故、何故私を見てはくれないのですか、我が主よ・・・!!

 

 

後方で何が起きているのかなんて、少年と少女は見ない。

ただただ夢現に歩く。

 

薄暗い一本道を進んで行く。

そして前方、薄闇の奥、一本道だった通路が折れ曲がっていてその角の先で、うっすらとした青い光が漏れていた。

 

ダンジョンの中で光景の変化は警戒対象に値する。かと言って引き返す選択肢はない。後方の道は崩落で塞がってしまっている。

 

「ここに・・・来たのは・・・けほっ」

 

「・・・?」

 

「ずっと反応が増えたり減ったりするのに・・・偶然、だと思うんですけど・・・ぽっかり何も感じない空間を感じて・・・だから、大丈夫な気がしたんです」

 

緊張を帯びるアミッドに、ぺろっと弱々しく舌を出して無謀なことをしてごめんなさい、と平謝りをする。そして折れた道の先に出た。

 

「――!!」

 

視界に飛び込んできた光景に、アミッドは息を吞んだ。

これまでと変わらない幅の一本道には、中央を走る『水』の流れがあった。

 

「川・・・こんな場所があったなんて・・・ベルさん、水があることは・・・」

 

驚愕に瞳を揺らすアミッドは少年に顔を向けようとして、固まった。

少年は膝から崩れ落ちるようにアミッドとともに清流の中へ飛び込んでしまう。

 

「・・・ベルさん、ベルさん!」

 

水にぬれるアミッドは手をついて、顔をあげた。

すぐ側、水中に沈んでいる少年から返事はない。透明な水の奥で少年は最後の力を失ったかのように両の目を瞑り、気泡だけが水面に浮かんでいた。幸い水深は浅い。が、少年の体からは血が流れ出て、あっという間に蒼の清流を薄く赤らんだ色に染めていく。動揺するアミッドは少年に手を伸ばした。

負傷した足では立ち上がることもままならず、水底に足を崩した姿勢で、横抱きするようにその体を抱き上げる。

 

「――【癒しの滴、光の涙、永久の聖域。薬奏(やくそう)をここに。三百と六十と五の調べっ・・・】」

 

青白くなっている少年の相貌に、アミッドは縋る思いで詠唱を始める。

これまで何度も唱えてきた回復魔法。少年の聖火巡礼(スキル)のおかげで精神力は回復するが、それも微々たるものでしかない。けれど、少年に比べれば自分の状態など可愛いものだ。少年は人魔の饗宴(モンストレル・シュンポシオン)で常に位置を、モンスターの数を把握していた。その負担は計り知れないものだ。加えて復讐者(シャトー・ディフ)で精神力を消費し、何度も行ってきた休息、その度に【乙女ノ揺籠(アストライアー・クレイドル)】を使用している。精神枯渇(マインドダウン)を起こしていた。

 

「【ディア・フラーテル】・・・」

 

自分の体を治すことを後に回して、少年の手当てを急ぐ。

手の先から急速に失われていく力に意識が断線しかけるが、唇に歯を突き立てた。都市最高の治療師による全力の治療術。傷は瞬く間に塞がり、出血は止まる。

 

 

「ベルさん・・・しっかり・・・」

 

吹けば消えるような声音で、少年の名を囁く。

意識を必死に繋ぎ止めるアミッドは水をすくい、自らの唇に含んだ。人体に有害でないことを確認してから、手柄杓(てびしゃく)で再び水をすくう。

 

「飲んで、ください・・・美味しいですよ・・・」

 

もう一度、囁く。

少年を生かすために。

独りにされる恐怖が背後から迫り来る、それを振り払うように。

左手で頭を支え、右手を少年の口元へ。

手の平に張った透明な水面が揺れる。血の糊で固まった少年の唇に、指が触れた。祈るように水で唇を濡らす、何度も何度も。

 

やがて。

静かに水を飲み下す音がアミッドの耳に入り、ほっと胸を撫で下ろす。

 

「『魔剣』を・・・火が・・・いりますね・・・」

 

今度はお互いの格好を見たアミッドはすぐに行動する。

残っている小型の『魔剣』を取り出して燃やせそうなものをあたりからかき集めて、焚き火をつくる。

 

「・・・・」

 

血に汚れた体。

水に濡れた体。

 

このままでは風邪を引いてしまうかもしれない。

何より、衛生的によろしくはない。

そんな建前が頭の中を巡り回って、やがて。

 

「ごくり・・・」

 

喉を鳴らす。

そして眠っている少年のシャツに指をかけて、捲り上げた。

 

「風邪をひいてしまいますので・・・洗いますよ、ベルさん・・・脱がします」

 

 

 

脱がした。




神に捨てられたヴィトー
英雄に捨てられたベル
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