兎は星乙女と共に   作:二ベル

40 / 157
異端の同胞
大樹の迷宮


その日、女神イシュタルは送還された。

無論、これによって【イシュタル・ファミリア】は解散と言う事になった。

【ロキ・ファミリア】と【イシュタル・ファミリア】における抗争の結果、という形としてだが。

都市からは未だ衝撃が抜け切れておらず、歓楽街を支配していた大派閥の文字通りの完全消滅はあらゆる者に多大な影響を及ぼしていた。

冒険者、【ファミリア】、商人、神々と例を挙げれば枚挙に暇がない。

 

『『『『俺達はこれから一体、誰の乳にお世話になって生きていけばいいんだぁ!?』』』』

中でも歓楽街にいつもお世話になっている男神達の魂の痛哭は痛々しかった。

別に歓楽街が火の海になったとか、そういうわけではないのだが、すっかり主のいなくなった歓楽街はどこか雰囲気が変わっていて、四つん這いになって地面に拳を叩きつける彼等の姿は市民達の記憶に残ることになる。

 

なお、どういうわけか、【イシュタル・ファミリア】本拠、女神の宮殿(ベーレト・バビリ)のメイン玄関にて、立ったまま魔石を抜かれたモンスターのように灰になったかの如く廃人になっているフリュネ・ジャミールを撤去するのに苦労したとは、【ガネーシャ・ファミリア】団長、シャクティ・ヴァルマの言である。

 

『二度とあの変な魔法を街中で使うな。でないと、フロッグ・シューターの大群の中に放り込んで粘液塗れにするぞ』と少しばかり八つ当たりをされた白兎がいたとか。

 

なお、歓楽街、娼館そのものがなくなったわけではないため、血の涙を流していた男神たちは割りとすぐに『まぁ、そういうことなら・・・うへへ』などと言って、羞恥と怒りで顔を真っ赤にした眷属達に連れて行かれるのだった。

 

紆余曲折あり、【イシュタル・ファミリア】解散後に、アイシャ・ベルカは【ヘルメス・ファミリア】にサンジョウノ・春姫が、そのアイシャ・ベルカから女神アストレアに直談判し【アストレア・ファミリア】にて保護というていではあるものの、迎え入れることになった。もっとも、そのアイシャ・ベルカは何かと【アストレア・ファミリア】の本拠に入り浸っていることが多いのだが。

 

 

「あ、あの・・・命さん、頭を上げてくださいお願いします」

「命ちゃん、やめて、お願いだから・・・」

「し、しかし・・・!?まさか、あの日、後ろにベル殿がいたことに気づかないどころか・・・どうするべきか思い悩んでいる内に【イシュタル・ファミリア】がベル殿によって消されていただなんて!?」

「命さん、言い方ァ!」

 

現在、【アストレア・ファミリア】本拠、星屑の庭に、【タケミカヅチ・ファミリア】がやってきており、同郷の友人との再会を涙ながらに喜んでいたのもつかの間、春姫から事情を聞いた命が再び土下座をしてしまったのだ。それはもう、勢いよく。

 

「と、とにかく、土下座はやめてください!ことあるごとにされてたら、困るんですぅ!」

「そ、そうでございます!」

「こ、これからは好きなときに会えるんですから、気にしないでください!!表としては【ロキ・ファミリア】がしたことってなってるんですから!」

 

やれやれという顔で、そんな眷属達のやり取りを眺めるタケミカヅチも、春姫には念のためにと質問をする。

 

「春姫、お前は本当にいいのか?お前が望むなら、極東に帰してやることもできるぞ。まぁ、屋敷には戻れんだろうが・・・・俺達の社に行けば、女神(ツクヨミ)達が泣いて喜んで迎えてくれるはずだ」

「ありがとうございます、タケミカヅチ様。ですが、私は大丈夫です。」

胸に両手を添え花のように微笑むと、タケミカヅチはぽりぽりと頭をかいた後、うむと笑みと共に頷いた。

「わかった。これからはいつでも遊びに来い」

「はいっ」

 

『春姫ー尻尾がベルに絡まってるわ!』とペシン!と叩かれては『コンッ!?』と飛びのく春姫を皆が笑っていた。

 

女神アストレアからの『この子を眷属として、迎え入れることになったから、みんな仲良くしてあげてね』発言から数日。女神イシュタルが送還されたことで、改宗をおこない新たに女神アストレアの恩恵を刻んだ春姫は、全員の前に呼び出され今後の話をすることになったのだ。

 

 

■ ■ ■

 

「それで、まぁ、アストレア様が決めたのだし今更追い出すなんてするつもりはないけれど・・・前の派閥ではどうしてたの?」

「ええっと、通常の探索や『遠征』にも参加していました。・・・けれど、カーゴに押し込まれて運ばれるか、何もせずに守られるかのどちらかでしたので・・・」

「まぁ、このステイタスを見る限り、魔力以外はヘナチョコですからねぇ・・・」

「輝夜、足を開いて座るのはよくないと思うわ」

「ベル、こっちに」

「え、えぇ・・・」

 

話し合いの結果『強力な妖術があるのに、何もしないのはもったいない。』となり、サポーター兼妖術師として、時折ダンジョンにつれていき、基本的にはホーム内での雑事などを手伝わせるということになった。

 

「あ、あの、本当に私はベル様のお部屋を頂いてよろしいのですか?」

「まぁ、ベルあの部屋使ってないし・・・ほとんど何もないでしょう?」

「は、はい、ですが、それではベル様はいったいどちらで眠られているのですか?」

「「アストレア様の部屋」」

「ほぇ?」

 

目が点になる春姫さんに、団長であるアリーゼが耳打ちで事情を説明する。

曰く『ベルの取り扱いについて』ということだ。さらに、『あなた、よくない教育をされてないかしら?あの発言は目を瞑るけれど、気をつけて頂戴』と釘を刺す。

フッ、新参者の小娘め、そう簡単に私のベルはあげないわ!という魂胆が見え見えである。

 

「それで、あなたの教育係・・・は、輝夜にしてもらうことにしたわ。ダンジョンに関してはライラがいいかしら」

「はぁ!?おい団長、それはどういうことだ!?」

「だって、同郷の方がやりやすいかと思って。」

 

大丈夫大丈夫、すぐ仲良くなれるわ、フフン!とドヤ顔で言ってのける団長に眉にしわを寄せる副団長、オロオロする狐の図。

 

「というより、春姫、あなた、よくない教育を受けすぎではないかしら?」

「えぇ、そうでございますか?アイシャさんは、『こう言っておけば丸く収まるよ』と仰っていたのですが・・・」

「はぁ~・・・・」

 

 

初対面での『夜伽』発言。それによって、【アストレア・ファミリア】の眷属達はそれはもう、混乱した。ガチの娼婦が入ってきたと思ったのだ。ベルは姉達全員に詰め寄られた『何外で女ひっかけてきてんだ』と。割とガチで。だがしかし、初対面から、改宗するまでの数日の間に起きた出来事――『湯船に浸かっていたベルに気づかずに、当たり前の様に話していたら、それは実はベルだった。』と風呂場で目を回して倒れ、主神室に挨拶をしに行ってみれば『浴衣姿でだらけて寛いでいるベルがいて、鎖骨どころかお腹まで見えてしまい』目を回して倒れ『着替えているところに出くわしてしまったり』『ステイタスを更新している最中だったり』・・・というハプニングがあり、つまり、ベル以外の眷属達は怪しんだのだ。

『あれ、これ、おかしくね?これで娼婦ができるの?おかしくね?』と。アリーゼは、生唾を飲み込み、春姫を抱きかかえ、ベッドの上に転がし、気絶しているのをいいことに脱がし、確認した・・・そして、リューに『麗傑にも聞いてきて!』と言って指示を出して、そして、『うん、この子、生娘ね!』と言ってしまったのだ。アストレア、ドン引きである。

 

 

「―――エロ狐の世話だと?勘弁してくれ、頭が痛くなるぞ」

「どうかしたかしら、輝夜?」

「いや、なんでもない。とりあえず、あれだ。わかった、面倒を見てやればいいのでございますね?」

「ええ、お願いするわ。【麗傑】からの話では、戦闘はからっきしらしいから・・・まぁ、とりあえず身の守る程度のことはできるようになって欲しいわ」

「は、はい!頑張ります!」

 

 

■ ■ ■

 

数日振りの本物のダンジョン探索。

先日のような、人工のダンジョンではない、天然もののダンジョン探索だ。ん?そもそもダンジョンってどうやってできたんだろうか。あれは天然の物でいいのだろうか・・・・。そんなことを女神様に聞きでもしたら、『ダンジョンに何を求めているの?ダンジョンはダンジョンよ。ダンジョンに何を求めているのダンジョン』などとバグり出すに決まっている。というか、そんなアストレア様なんて僕は見たくない!

相変わらず僕は、待ち合わせしている間、バベル前のベンチに座って日向ぼっこをする。時折手を振ってくる冒険者達や売り子さん達に手を振り返しては、目を瞑って過去の思い出に浸る。天気のいい日はよく2人で手を繋いで歩いたなーとか、そんな他愛もないことを瞼の裏に映して時間を潰す。

 

暗い場所を見ると【黒い神様】がいるような気がする――というのも、気にならないように、気にしないようになってきたけれど、それでも時々、アリーゼさん達に『誰もいないところを見つめるのをやめなさい』と注意されるあたり、無自覚で反応してしまっているのだろう。戦争遊戯から2回も【ディア・エレボス】を使ったけれど、何と言うか、負担が大きくなっているような気がして仕方がない。なんというか、使った後はよくうなされているらしい。起きたときには寝汗はすごいけれど、何を見ていたかなどスッパリ忘れてしまっていて、だけど、誰かの言動を真似してしまっていたりということが多々起きている。僕自身、その言葉をいつ、誰に教わったのかわからないことがあるほどだ。アストレア様は黒い魔道書のことを調べているけれど、分からずじまいで『使えば綺麗さっぱりまっさら』になってしまうはずの魔導書は、逆にビッシリと黒くインクのようなもので染まっていたらしい。魔導書に詳しい人やリヴェリアさん達魔導師に聞いて回ったりしているらしいけれど、それでも分からずじまい。一体、誰が作ったんだろうか。

 

 

「いたいた!おーい、ベルくーん!」

 

そんなことを考えていたら、約束の時間が来てしまったらしい。アーディさんとティオナさん、ヴェルフ、そしてリリがやってきた。今日は僕と保護者のリューさんをいれてこの6人で探索をする。目的は、僕の到達階層の更新を含めたちょっとした小遠征。24階層?ナンノコトデスカ?ティオナさんは『精霊の分身』でウルガが壊れてしまったとかでとにかくお金がいるらしく、『ベルと一緒にいたら、なんでかわからねえが魔石の純度とか高いの落ちるぜ』と何の気なしに言ったヴェルフの言葉を信じて同行することになった。カナリアとは違う、僕の魔法を使っても砕けない武器について聞いてみるも『色々と試したが結局のところヘファイストス様が作ったナイフと同じ形に落ち着くことになってしまう』ということらしく本人としては真似事をしているようですっきりしないらしい。

 

「じゃあ、アルゴノゥト君、よろしくね!」

「はい、ティオナさん。でも、ファミリアの人たちはいいんですか?それにその、【テルスキュラ】の人たちが来てるんじゃ?」

「あーみんなやることあるみたいなんだけど私はローンが優先かなー。だから、大丈夫!それに、バーチェたちは、丁度ラキアが攻めてきたから遊びに行ってる!」

「な、なるほど」

 

『とりあえず、18階層まで行って休憩を取った後に20階層を目指しましょう。』ということでダンジョンへと潜っていく。気がかりなことと共に、僕達は穴の中へと潜っていく。

 

「そういえばベル、お前さっき【悲観者】と何話してたんだ?」

「ん?カサンドラさん?えっと・・・なんか、『大樹の中にて、異形の同胞との再会が果たされる。覚悟せよ、緑肉は降り注ぎ少女の歌が響き渡る、それなるは汝に降りかかる試練なり』って言ってたよ」

 

そう、戦争遊戯の後、カサンドラさんは友人のダフネさんと【ミアハ・ファミリア】に入ったらしい。

そして何度か交流はあったんだけど、今日はベンチに座っていると何か焦った顔でカサンドラさんがやって来て、そんな夢のお告げがあったから気をつけて欲しいと忠告してきたのだ。ダフネさんは気にするなとは言っているけれど、なんていうか、『異形の同胞』なんて言われたら昔のことをつい思い出してしまった。今の今まで、オラリオにいてそんな話が出た事がなかったから、すっかり考えることを忘れていた。

 

「『異形の同胞』ですか?うーん・・・【ガネーシャ・ファミリア】のアーディさんなら何か知っているのでは?」

「さ、さぁ?」

「怪しい」「怪しすぎるだろ・・・」

 

そんなカサンドラさんの夢のお告げを、みんなで考察しながら、僕たちを無視するモンスターを適度に倒しては18階層を目指していく。ティオナさんに関しては何やらずっとブツブツと独り言を・・・

 

「あぁ!!思い出した!!」

 

迷宮内で、ティオナさんの大声が轟いた。

その音に気づいたモンスター達が『なんじゃワレ、いつからおったんじゃ!?おおん!?』と言わんばかりに襲い掛かってくる。

 

「ちょ、ちょっとティオナさん!?」

「大声ださないでくださーい!!」

「リリルカ、あなたは私達の輪の中に!」

「ああ、くそ、ふざけろ!」

「ご、ごめーん!!」

 

あ、焦った・・・僕以外の大声でも反応はするんだ。いや、今まで黙ったまま進んでたから気が付かなかったけど、そっか、気づくんだ。アルミラージにライガーファングにミノタウロスやら周囲にいたのが来たものだから流石に驚いた。

 

「ベル・・・ごめんなさい。」

「ど、どうして謝るのリューさん?」

「あ、あなたの同胞を・・・アルミラージを・・・」

「同胞じゃないからぁ!?」

 

え、何!?『異形の同胞』ってアルミラージだったの!?違うよね!?再会する以前に気が付いたら倒されてたけど!?ていうか、リューさん、首が折れてぐでんとしたアルミラージを持ち上げて見せてこないで!?

 

「そ、それで・・・ティオナさんどうしたんですか?」

「あ、うん。ちょっと『異形の同胞』っていうので、御伽噺のことを思い出してさー」

 

『いやほんと、大声出してごめんね。まさか、モンスターが寄ってくるとは思ってなかった』と言って頭をかきながら謝るティオナさんにジト目をしながら、魔石を回収していくリリが『どのような御伽噺なのですか?』と質問する。

 

「えっとー確かー、いつから置かれるようになったのかは分からないんだけどさ、筆者不明、内容は同じだけど装丁はバラバラ、だけど変に人気があるんだよねぇ」

「僕の知らない御伽噺?アーディさんは知ってます?」

「知ってるよー。確か、4年前くらいかな?出始めたのは。確か内容は―――」

 

 

【小さな村に、小さな少年と翼を持った女がいた。彼女は少年に命を救われ、村人にその存在を許され、共に火を囲み、歌い、踊った。少年は聞いた『お姉さんの願いは?』と翼を持った女は同じく聞いた『少年、あなたの願いは?』と。】

【女は答える『このどこまでも澄んだ青空を自由に、泳ぐように飛び回りたい。世界を知りたい』と。少年は答える『ずっと今日のような楽しい日々が続いて欲しい』と。2人は笑い、握れぬ翼を少年が握り踊るのだ。】

【火はいつまでも暖かく燃える。村人は歌う。女もその美しい声を持って歌う。いつまでもいつまでも】

 

「それで、結末は?」

「確か――最終的にどこかに旅立って行っちゃったんじゃなかったかな。複数結末があって、原典がわからないんだよね。でも、悪い話じゃないって私は思うよ。ガネーシャ様も『これはガネーシャだぁぁぁぁぁ!!』って言ってたし」

「なるほどわからん」

「翼を持った女・・・かぁ。」

「で、それが『異形の同胞』とどう関係があるんだよ」

「いや、挿絵の少年の見た目がね、似てるんだよね。アルゴノゥト君に」

「うーん・・・・確かに、村にいたけど・・・」

 

 

「「「いたのかよ」」」と突っ込まれて、いつのまにか18階層に僕達は辿りついてしまう。

『喋るモンスター』について知っているというか、僕から聞いてるのはファミリアの人たちくらいだけど・・・・オラリオの人が知ったらどう思うんだろうか。やっぱり、おかしいって思うんだろうか。それにしても、今日の18階層――リヴィラは騒がしい。

 

「どうかしたんでしょうか?」

「また殺しとか勘弁してよねー」

「縁起でもないこと言わないでくださいティオナ様!!」

「アーディ、少し話を聞いてきます。ベルといてあげてください」

 

リューさんがリヴィラのボールスさんの元に行き5分ほどで帰ってきた。

というより、面倒ごとに巻き込まれたような顔をして帰ってきた。

 

「リューさん?どうしたんですか?」

「はぁ・・・【冒険者依頼】です。」

 

曰く、『炎鳥が19階層で大量発生している。【疾風】、他にもいるなら手を貸せ」ということらしい。

ダンジョンでは特定のモンスターの大量発生が不定期ながら往々にして起こり、異常事態の1つとして観測される。今回確認された『ファイアーバード』は19階層から出現する希少種の一種で、名の通り火炎攻撃を行う鳥型のモンスターだ。19階層以下の層域『大樹の迷宮』を度々火の海に変える厄介なモンスターらしく、安全階層である18階層に進出すると空を飛び湖畔に存在する街にも被害を出すらしい。迷宮の宿場町を経営する上級冒険者達は燃やされたら堪ったものではないと駆除に乗り出すところだった。故に、討伐に協力して欲しいと、18階層を通りかかった上級冒険者に軒並み声をかけていたという。

 

「ベルやリリルカ、そしてヴェルフはまだ行ったことのない階層だ。だから、強制するわけにはいかない。最悪、私と【大切断】で行こうかと」

 

無論、サラマンダーウールのローブをリヴィラが前報酬として準備しているし、報酬も良いですが。と付け加えられると、リリは目の色を変えて『参加するべきです!』と言い出す。いや、その、目が怖いよ。

 

「リューさん、僕も行く。」

「―――いいでしょう。貴方は初見の階層だ。罠や毒を使ってくるモンスターも出てくるので十分注意するように」

「はい!」

「よろしい。では、行きましょう。アーディ、ベルのサポートをお願いします」

「うん、わかった」

 

 

 

 

僕達は、さらに進んで行く。

18階層から19階層―――【大樹の迷宮】へと。

 


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。