まるで人形のような美しさと可憐さを持つ少女であり、ジムリーダーの中でも随一の実力を誇る実力派。
己が扱うはがねタイプのポケモン達のように冷静に、かつ冷酷に戦いじわりじわりと相手を追い詰めていく様はまさにアイアン・メイデンのようである。
噂によると可愛いものが好きらしい。
トレーナーカードより
ワイルドエリア。
様々なポケモンが生息し、様々な場所で構成される自然豊かなエリア。
広いだけあり安全で子供だけでも遊べる場所から危険で腕に自信のあるトレーナーでさえ近づこうとしない場所もあったり。
そんな多種多様な顔を持ってるだけありここに来る人々の目的も様々。
奥地へと潜り厳しい修行をするスイーツ好き、ひたすら自転車を走らせる卵を抱えた不審者、究極のカレーを求めひたすらカレーを作り続ける猛者…そして
「いや〜、いい天気だね〜」
「…今はね」
私たちみたいにゴロゴロもふもふキャンプするゆるふわなジムトレーナーとかね〜。
元気に辺りを私とリグナの相棒達が駆け回って遊んでいる。
追いかけっこしていたり眠っていたり、中には本を読んでる子までいた、天才かー?
「…今更だけど、雨降らない?」
「大丈夫大丈夫〜、天気予報見た感じあんまり降らないから〜」
そんな子達を眺めながら私はテントの中の大切な家族に喋りかける。
「それにー、雲見た限り多分大丈夫じゃないかなー?」
「安心できない…それに、日差しが強いままなのも嫌、外に出たくない、引きこもる」
「相変わらずだね〜」
テントの奥の薄着になっている少女はじっと私を見つめて、手を広げた。
「来て」
「はいはーい」
勿論お願いを断る訳もなく、あっさりと私は中に入る。
…それにー、正直私もしたかったしねー?
テントに潜り込むと直ぐにギュッと抱きしめられる。
いつの間にかしかれていたお布団に2人仲良く寝そべれば私はリグナだけの抱き枕へと変化する。
ま、私もリグナを私だけの抱き枕にしてるからお互い様だけどねー。
「…んにゅ」
「ふふふ〜、私の抱き心地はどうだ〜?」
「最高」
「でしょ〜?」
「でも、これだとまだ、満足できない」
「くふふ、奇遇だねー…私もなんだー」
布が擦れて落ちる音がやけにテントの中で響き渡っていたのを覚えていた。
そうして、お互い思う存分抱き合った。
しばらく会えなかったし、触れ合えなかった分こうやって互いを求め合う。
自然と力も入って、心臓の鼓動も速まる。
汗が混じりあって、匂いも混ざり合う。
まるで、一つになっていくような、そんな感覚を覚えながらもひとまずの終わりを迎えた。
「…ぷはぁ」
「くふふ、満足した〜?」
「…うん」
リグナは恥ずかしそうに顔を赤らめながらも私の眼を真っ直ぐに見つめた。
乱れた髪の毛と荒い息で上下する胸、白い肌をつたう汗とリグナの香りで頭がどうにかなりそうだった。
(やばいねー、凄いそそる…)
なんて邪な考えをしながらもう1回抱こうとしたら虚ろな目になりながらリグナがぐらついた。
「あ、あれ?リグナー?」
「……あ」
「あ、あ?」
「暑い…」
「り、リグナー!?」
バタンキューと言わんばかりに仰向けに倒れるリグナを揺さぶる。
そりゃあ、熱がこもりやすいテント内でこんな事をしていれば当然、こんな事にもなるわけでー?
結局、夜までポケモン達と一緒にリグナの介抱をする事になっちゃった、たははー。
「大丈夫〜?」
「もう、大丈夫、それにしても…やりすぎ」
「ぅー…で、でも求めてきたのはリグナでしょ〜?」
久しぶりで加減の仕方も分からなかったしー?なんて言ったらため息をつかれた、解せぬー…
と思ったらリグナは困ったように笑う、可愛い。
「そんな事言われたら、怒れない」
「でしょー?」
「…やっぱり、怒ろうかな」
「ごみぇん」
自慢のモチモチほっぺたは相変わらずリグナにすき放題にされまくっていた。
ワイルドエリア
原作の何十倍も広くなっていてポケモンやエリアの種類もその分豊富になっている。
あまりにも広大すぎる為か未だに発見されていないエリアもあり、謎に包まれた場所として多くの冒険家達が頻繁に訪れている。
ちなみにこの世界のガラルはゲームサイズでは無く現実にあった場合を想定している為1つの町でもそれなりに大きめに設定されている。
それに伴い街の追加やゲームでは実装されていないポケモンがいたりする、ベトベターとか。