毒の貴公子と呼ばないで!   作:百合の戦士

4 / 5
アカリ
性別:女性
身長:185cm B110 W80 H95
追記
鍛えられておりバストも殆どが筋肉であると考えられる

髪:白と黒のツートンカラー、ショート
追記
白い部分は地毛では無いらしく、リグナ氏とおそろいにする為に左側を白く染めたとの事

肌:基本白、所々毒により変色した部分有り
追記
手足に見られる程度であり胴体に確認はされていない

眼:黒
追記
いわゆるタレ目、アハトの時はツリ目になっている

顔:中性的な顔立ち、整っている
追記
アハトの時とは異なり通常時は女性らしさがそこはかとなく存在する、おそらくリグナ氏直々のファッションによるものと思われる

備考
鍛えられているにも関わらず身体がリグナ氏曰く「ぷにむに」との事。
体脂肪率は7%以下だが実際に確認したところ妙な柔軟性が確認された。
筋肉が何かしらの要因により変異している可能性有り。
彼女が連れているポケモンの影響かは現在不明。


朝日と夢と、

『ごめんな、またしばらく会えなくなる。

最近やけに依頼が多くてな…寂しい思いをさせちゃって、ごめんな?』

 

お父さんは工場の経営者で何時も工場の従業員さんと一緒に働いて、少しでも働いている人の負担を無くそうと努力している優しい人だった。

お父さんの友達や部下の人達は凄くお父さんを慕っていて、私はそんな凄いお父さんが自慢だった。

そんなお父さんはお仕事が終わった後、少しでも時間があると疲れているのにわざわざ寄来てくれた。

とても嬉しくて、でも…それがお父さんの負担になってるんじゃないかって、不安でもあった。

 

お父さんはいつもすすだらけの手でぎこち無く撫でてくれようとして…結局撫でないまま下げられる。

工場で働いていたお父さんの分厚くて、ボロボロだった。

いっつもすすや何かで汚れていたし、お父さんもこんな手で撫でたらアカリにどんな影響があるか分からない、なんて言ってた。

…でも。

それでも、私は…

 

『…だいじょうぶだよ!リグナとリグナのおばあちゃんとおじいちゃんもいるし!さみしくないよ!』

 

私はお父さんが来る度に笑った。

せめて、疲れが少しでも無くなるように、私の為に来てくれるお父さんの為に。

 

『そうか…ありがとうな。

リグナちゃんとも仲良く、いい子でいるんだぞ?』

『うん!』

 

あの時のお父さんは、どんな顔をしていたんだろう?

私は笑っていたから、お父さんも笑ってくれていたらいいな。

 

 

『お母さん、もう少し研究所にこもらなくちゃいけないの、研究が終わったらまた遊びましょう?今度仕事の合間をぬって休みを取るから…』

 

お母さんはお父さんとは違って中々私との時間が取れないって言ってたし、実際中々会えなかった。

でもお母さんはガラルの人々の為に、ポケモンの為になる研究をしていて、お母さんはその仕事に誇りを持っていたし、私もそんなお母さんを誇りに思っていた。

 

お母さんは研究がひと段落する度に来てくれた。

笑顔で研究がどんなものだったのか教えてくれて、私もそんな嬉しそうなお母さんが大好きだった。

でも、話終わると途端に悲しそうな顔をしていた。

…そんな顔、して欲しくなんかないのに。

 

『…う、ううん、だいじょうぶ!わたしのことはきにしなくていいよ!』

『……アカリ』

『わたしは…だいじょうぶだから、だいじょうぶだから、おかあさんがゆっくりやすんでくれたほうがわたしはうれしいよ!

そ、それにリグナもいるし!リグナだけじゃなくて、いろんなおともだちもできたから!だから、だいじょうぶ!』

 

大丈夫だと示す為に、精一杯の笑顔を見せた。

私の事は心配しなくてもいいんだと、私は寂しくなんて無いんだと、伝える為に。

 

『…ありがとうね、アカリ…ごめんなさいね』

 

どうして、お母さんが謝るんだろう。

お母さんが謝る必要なんて、無かったのに。

 

 

 

 

 

 

 

『…アカリ』

『リグナ…?』

 

ふと、後ろからリグナに抱きしめられた。

ギュッと、優しく…

 

…優しく…?

 

…あれ、優しく首がキュッと。

 

「ちょ、ま、リグナさんー?抱きしめるところ違…」

「りぐにゃ…」

「だ、だめだー!?」

 

リグナが私の首を抱き枕にしていた。

死ぬかと思いました、まる。

 

「……それにしてもー、懐かしい夢だったなー…」

隣で静かな寝息をたてながら穏やかに眠るリグナの頭を撫でながら、朝日が昇る空をただ静かに眺め続けた。

 

 

 

 

「りぐにゃ…それはナットレイじゃない…チラチーノ…」

「夢の中の私おバカ過ぎない?」




「………どうも」
「おー?どうしたの〜?珍しいねー、こんな所でー」
「久しぶりですね、アカリ氏…実は今、有名なトレーナー達のプロフィールを作っていまして」
「ほうほう?それで私の所にも来た感じかなー?」
「ええ…勿論、アハトでは無くアカリ氏としての情報を求めてやって参りました」
「成程ね、まあいいよー何聞きたいー?」
「…そうですね、まずは」



記者とアカリの話はしばらく、続きそうだ。
…面倒だし、しばらく寝たフリをしておこうと思ったリグナだった。

「…って感じかなー、寝たフリをしているリグナさんはどう思うー?」
「ギルガルドで殴るよ?」

…アカリにはお見通しだったみたいだ。
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