(原作知識あんまり)ないです。
6年ぶりの陽の光は驚くほど眩しかった。
温かい飯も、本当に新鮮だった。
御館様から復帰の報告は明日でいいと言ってくださったため、新居を見に行く事にした。
前の住居程ではないが、程よい広さの2階建ての家だ。
一応庭もある。
御館様には感謝してもしきれないな。
居間には日輪刀、鬼殺隊士の制服と、漆黒の羽織が綺麗に畳んで
置いてあった。
日輪刀を抜いてみると、透き通るような黄金色の刀身が見え、『悪鬼滅殺』の文字が覗いた。
何処かで試し切りしたいが、今じゃないな。
夜になったらにしよう。
日輪刀を鞘に仕舞い、畳に寝転がる。
そういえば、長いこと体を鍛えていなかった。
素振りでもするか
◆◆◆◆
突然、御館様から緊急で柱全員は集合する様に伝令されたのだが、一体
何かあったのだろうか。
そんなことを考えながら、
水柱、冨岡 義勇は静かに正座していた。
風柱 不死川 実弥
炎柱 煉獄 杏寿郎
音柱 宇髄 天元
霞柱 時透 無一郎
蟲柱 胡蝶 しのぶ
恋柱 甘露寺 蜜璃
岩柱 悲鳴嶼 行冥
蛇柱 伊黒小芭内
と、柱は既に全員揃っていた。
「何かあったのかぁ?、こりゃただ事じゃねぇぞ」
「うむ!恐らくそうだろう!」
「どうだろうな」
「なんだろう…」
「…」
「一体どうなってるんだろう」
「…」
「分からない」
柱は全員困惑していた。
その時、とうとう御館様がお見えになった。
瞬間、柱は全員姿勢を正した。
「皆悪いね、集めてしまって」
「いいえ、滅相もございません。」
御館様はいつものように、落ち着いた様子で要件を話し始めた。
「最近、鬼の動きが活発になって来たのは知っているね、我々の今の力では、人々を鬼から守り切ることは出来ない。」
「そこでね、一人、特例で柱に昇格、というより復帰させようと思うんだ。」
「「「!?」」」
「入って来ていいよ」
御館様がそういうと、一人の男が部屋に入ってきた。
男は漆黒の羽織をはおっていて、暗い赤色の頭髪だった。
「今日から鬼殺隊に復帰する林原 修だ、よろしく」
柱達は唖然としていた。
沈黙の中、
悲鳴嶼行冥がその沈黙を破った。
「追放されたのでは?」
すると御館様は言った。
「もう6年も前のことだし、彼も反省したようだから、それに、さっきも言った通り、人手が足りないんだ。」
「しかし…」
「そういうことだから、仲良くしてくれ」
こうして、修は再び『光柱』となった。
◆◆◆◆
「おい」
突然呼び止められ、振り返るとそこには今の風柱、確かに不死川とかいった奴がいた。
「なんだよ」
「テメェ悲鳴嶼さんから聞いたぞ、6年前にガキいたぶって追放されたらしいじゃねぇか、おまけに牢獄に打ち込まれてたとか」
「そうだが、なにか問題でも?」
「ガキいたぶって楽しんでたようなイカれ野郎に、柱が務まんのか?」
面倒だな
「楽しんでいた訳でじゃない、あれは報復だ、姉さんの足の自由を奪った事へのな、お前こそ、そんな血走った目をしていては狂人にしか見ないぞ。」
「テメェ」ビキビキ
こちらに拳を振りかぶって来る。
以外と速いかな、俺に当てるには遅すぎるが。
「…止めろ」
俺の鼻の先で拳が止まる。
不死川はくるりと振り返り、驚いた様に声の主の名を呼ぶ。
「悲鳴嶼さん!?」
声の主は岩柱、悲鳴嶼さんだった。
相変わらず南無南無言ってるな
「悲鳴嶼さんいいのかよ!こんな半端者を認めて!」
「…、林原の柱としての資格は十分だ」
悲鳴嶼さんは言った。
「久しぶりですね、悲鳴嶼さん、元気ですか?」
「…久しぶりだな」
「悲鳴嶼さん、コイツのこと知ってんのか?」
悲鳴嶼さんは頷いた。
「6年前の話だ…、彼は私と同じ、柱はだった」
「!?」
不死川は大変驚いた様子だった。
「ほ、本当かよそれ!?」
「…そうだ」
「しかし…唯一の身内を傷付けられ、我を失ってしまった…」
「その結果起きたのが『林原事件』…」
お、あの事件、そんなような呼ばれ方してるのか。
「たった一人の柱を捉えるのに、柱三人が出動し事件…」
「それってデマじゃ無かったのかぁ?」
「…いいや、事実だ」
「信じられぬのなら…自分で確かめることだ」
悲鳴嶼さんはこちらに背向け、歩き出したかと思ったら、それと、という言葉を発すると同時に歩みを止め、不死川にこう言った
「もし手合わせするならば…気をつけろ…」
「林原は…鬼殺隊最強の男だ…」
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