どけ、ワタシはヤンウマだぞ。   作:2Nok_969633

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 何度もマスターからのハードトレーニングを重ねてきました。つまり、慣れています。と口にしていたのは今回注目されていますミホノブルボン。
 さあ、またまた始まろうとしております。今宵のウマ娘ハーメルンss競バ場。
 バ場状態は稍重となりました。それだけに愛が重い、と言ったところでしょうか。
 ウマ娘の数だけ夢があり、トレーナーの数だけ愛があります。
 お待たせいたしました。全国のウマ娘ファンの皆様方。会場はどうでしょうか、いつまでも、どこまでも…あなたの側に居たのは紛れもなく深い愛であったと私は思います。そして今回もまたあなたの夢が…描かれることでしょう。
 あなたの夢はスペシャルウィークか、グラスワンダーか。
 私の夢はナリタブライアンです。
 まだ実装されていないとはいえ、いつの日か私の隣に居てくれる日が来ることを心よりお待ちしております。
 そして今回、新しく投稿した怪文書がファンファーレと共に満を持しての登場です。






常識は、敵だ。

 

 

 

 「「ごちそうさまでした。」」

 

 ふぃ〜食った食った。いやぁ、学園の食事も美味いがやはりこういうおばあちゃんが作ってくれる優しい家庭の味、的な趣があると…実にこう、心に来るというか…久々に家庭の味を思い出す事ができるとは。もう何年も前から食べていないような感覚が拭いきれなくて…久々の安堵感に包まれる。ブルボンも満足したようで、横目に見てからでしか判別する事は出来ないが…お互いに同じ様な気持ちになっているのであればそれはこちらとしても良かったな、と思う。

 

 「あの…私の顔に何か?」

 

 「いや、タレが付いてるものだから。」

 

 不意にそう聞いてきた彼女。どうやら見ていたのがバレてしまっていたようだ。偶然にも口元が汚れていたため、どうにか誤魔化せる材料を見つけられたことに安堵する。慣れた手つきでポケットから持ってきていたハンカチを取り出し彼女の顔を拭いてあげる。

 

 「…ありがとうございます。ですが、それによってあなたの私物が汚れてしまったのは私の責任です。そのハンカチは私が洗って返しますのでこちらへ。」

 

 「いや、いいよこれくらい。気にする事じゃない。」

 

 「こちらへ。」

 

 「だから大丈夫だって。」

 

 「こ ち ら へ 。」

 

 「…はい。」

 

 

 

 最近の娘達って圧が強い。

 しかし、些細な出来事に対して好意を無駄にするのも良くはないため、その場でハンカチを渡した。その後無事会計も終えた。奢ろうとする前に彼女は彼女で自分の分を払っていたので少しばかり格好がつかないが…今度スポドリでも渡しに行ってみよう。流石にメンツが立たん。

 

 ブルボンは学園へと戻るそうだ。さて、俺は俺でまだまだ時間があるわけで。今度こそ気分転換のために…そうだな公園にでも行こう。今の時間帯なら人も少ないだろうし、何より落ち着けそうだ。そう考えて歩みを進めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ミホノブルボン、独自のフローチャートを展開…アップデート、順調に進行。更新完了。現在、無事マスターとの初対面の日へと移行した事を既に確認済み、よってこれよりマスターとの初めての共同作業並びにイベントを発生させるため実行へと移します。現在時刻午前10時39分29秒33。ステータス『絶不調』。マスターの位置を自身の嗅覚により推測、及び進行ルートを推察。距離にして240m6cm56に位置する場所にて居る事と断定。任務開始時刻まで待機します。

 

 

 

 マスターの位置情報に動きがあったことを確認。今現在の私が居る待機場所から北東方向へ移動をしている事を確認しました。距離にして241m42cmジャスト。『プランX』を発動。マスターとの接触機会を伺うためミホノブルボン、全速力で移動を開始します。

 

 

 

 マスターとの距離、33m4cmまで近づいた事を確認。鼓動の高鳴りが発生。ステータス『高揚』『憤怒』『興奮』『緊張』『不安』『不調』へと上昇及び推移しました。これより『サイボーグの秘密』イベントに向けて準備します。特別収容措置として出会った当初の記憶を参考にイベントの損失などをカバー。リスクを低減し、エラーが発生した時のためにリミッターの解除は3%までと規定。重篤な被害の発生の可能性…0%。マスターを確保、収容、保護するには現時点で100%不可能である事は既に試したこともあり確定事項。目的地であるトレーニング用品店の場所、距離を確認。その手前で接触す…る…ピィー、過剰な興奮物質の作用を確認。冷却モードに移行。バッドステータス『混乱』が発動したため3度の深呼吸を5秒間隔で行い、持久力を回復します。……。……。……。持久力回復、任務遂行を維持…認証。オペレーション開始。対象と直ちに接触します。

 

 

 

 『サイボーグの秘密』が発生しました。ミホノブルボン、直ちに始動すると共にステータス『普通』『安堵』『おおらか』へ変更。

 

 

 

 これよりマスターにバレないよう『演技』を開始します。

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 トレセン学園へと帰宅。自室へと直様戻り目的の品の確認作業へと移行します。確認完了。無事、マスターのハンカチを手に入れることが出来ました。是非ともこれを家宝にしたいところですが、毎度繰り返す度に損失してしまうので…すみませんが失礼します。

 

 

 

 すうぅ…はぁぁ。すぅぅぅぅううう…はふぅぅううううぅぅぅぅぅ………………………やはり落ち着きますね。(好転一息)

 スイーツパフェなんかよりも身体全体が…細胞の全てが喜んでいる事がわかります。これこそ私のルーティーンに相応しいものです。やはり一番最初はこれにつきます。最初からマスターの直の匂いを嗅いでしまったが…その時は最後ですから。これくらいの緩和されたものが丁度いいですね。

 

 

 

 すんすんっ…。ふぅ…すううううううぅぅぅ…………はぁぁぁぁぁぁぁぁ………………。(ウマ込み冷静)

 

 

 

 ステータス『好調』まで上昇。身体が火照り、鼻腔を通じてマスターの匂いが脳へと直接刺激して…神経伝達物質を分泌。ステータス『絶好調』…『絶好調』を維持したままです。マスター………マスター…マスター、マスター。やはり私にはあなたしかいないのですね。そのやつれた表情も、ボロボロになっている心も、私達のことを心の底から嫌いになれないことも全てが愛おしいです。マスター…やはりあなたと話していると心がざわつき、戸惑い、埋もれていた感情の氷が全て溶けて溢れ出る水が川を作るように大量に溢れて止まることを知りません。あなたが隣に居ない日々は…私の心は寒冷化させてしまう事でしょう。あなたがそばにいるだけで…私の氷河期は最も容易く終わるのです。燃えるように熱く熱くホットスポットのように湧き出る沢山の感情を生み、思い留めてきた感情が今か今かと噴煙を上げています。現に今がそうであるように、私の過去もそうであったように。私の心は、あなたという太陽が居なければ忽ち終わってしまうのです。あなたが居なければ…私というサイボーグは一体誰のために動けというのですか。あなたがマスターでなければ私は何をして、何のために生きなければならないのでしょうか。それが何より悍ましく悲しく、そして怖い物なのだとあなたは自覚をしていますか?

 

 

 

 マスター、あなたは私のことをどう思っているのでしょう。あなたは私達に様々なものを与えてくれました。それらはあなたが居なければ得ることは到底不可能であった、どんなに高価な宝石などよりも価値があるものなのです。その事をあなたは頭に入れているのでしょうか。マスター、マスターマスターマスター。

 

 すうううううううううぅぅぅぅぅっっ……………。

 

 はぁぁぁぁぁあぁぁぁぁ良いですねぇ…最高です。至高の逸品ですね。(集中力)

 

 やはりマスターの匂いは格別です。好き、好きですマスター。マスター…私はあなたの事が好きです。私が…あなたに育てられた皆が、あなたのことを愛しています。あなたと過ごしあなたと共に学び、歩んだ数々の戦場を、駆け巡った日々は私達の宝物です。そんな私達があなたを忘れるはずがありません。

 

 

 

 なのに、なんなんですかあなたは。一体全体何様のつもりですか。私達との大切な思い出を消し去り、あまつさえ他の娘を選び同じ事を繰り返す。被害者は数知れず、力と想いだけが積み重なるだけ…そして何よりタチが悪いことに…どうして好意を持たれていく頻度が増えていくのですか。私では物足りない、と…そう言っているんですか。ここまでしておいて…ふざけないでください!惚けるのもいい加減にしてください!否が応でもあなたは…あなたは絶対に少しばかりは記憶が残っているはずです!そうでなければ私達の記憶に、あなたとの思い出が、あなたという存在が消えていないのは不自然な事なんです!なのに…何故あなたは最も容易く私を忘れられるんですか?どうして…私と距離を置くようになるのですか?あなたが私との間に壁を作る理由があるはずがありません!あるはずが…ないのに。あなたはそこまでして再度閉じ込め封印したとしても…それならば私達から離れようとする理由も理解が出来ません…。何故私達をただただ快楽へと落とし込め弄ぶのか…そしてそれらがまるでその行動自体が、あらかじめその選択肢があるかのような意味のあることばかりしてしまうのか…。私達が勝っても負けても、それに合わせた回答しか持ち合わせていないのですか。私達の抱いてきた夢は、あと何度叶えれば良いのでしょうか。私とあなたで作り上げた物語の終わりは…あなたと共に暮らしていきたい、あなたと隣で歩幅を合わせて歩いて行きたい夢は…いつになったら叶うのですか。こんなにも乾いた…空虚な人生を私はいつまで歩まなければならないのですか。

 

 

 

 私の夢はいつになったら醒めるのでしょうか。

 

 

 

 私達はあなたと共に歩んでいけるような…幸せな日を送れる事が出来るようになるのでしょうか。

 

 

 

 マスター…あなたはいつになったらこの悪夢から抜け出せるのですか。

 

 

 

 あなたがそうである限り…私に出来ることは限られてきます。私に出来ることはあなたを救う事です。私はあなたに救われました。私はあなたに沢山のものを、かけがえのないものを与えられました。だというのに私は…あなたに何も返せていません。私はあなたに何も…。あなたに何も与えることが出来ませんでした。

 

 

 

 ですので、これは罰です。私達をその気にさせた罰です。そしてマスターが夢から醒めない理由である私達の存在自体もまた罰せられるべきなのです。しかし…これだけのウマ娘を惚れさせ、成熟していない私に…私達に『好意』を持たせたまま放ったらかしにした罪は…到底償えないものとなるでしょう。マスター…あなたが私を覚えない限り、私はあなたに何をしてでも抗います。他の娘が如何にこの状況を耐えるために狂ってしまったのか…知る由もないでしょうが、私はあなたとの思い出を歪ませたり踏み躙ったりはしません。もう…私のこの気持ちが本物であるのかどうかも疑わしいことですが…だからといってこのまま見過ごすわけにはいきません。例えあなたが、仮にこの世界が続く事を望んでいようと…あなたが見せるこの悪夢を私達はどんな手段を使ってでも終わらせます。例え狂気の道に堕ちようとも…あなたに嫌われようとも。

 

 

 

 

 

 

 変わっていないのは、あなただけなんですから。

 

 

 

 

 

 

 よってあなたを独り占めしたいという気持ちは当たり前のことであり『正常』であると認識しました。マスター、要するにあなたが変わっていない事だけが『異常』だと仮定すればつまりは、私達のこの気持ちは間違いではないという事です。私の考えも想いも全て本物で偽物は彼となってしまいますが、そうとしか考えられません。例えあなたが他の娘に目移りをしていようと、そんなことは微塵も興味は生まれません。私があなたのことを徹底的に観察するのは興味では無く義務です。サイボーグとしての務めなんです。

 

 

 

 私は必ず手にして見せます。かけがえのない私だけのもう1人のお父さんを必ず手に入れます。それを私だけの…私だけの家族を奪おうとする他の娘達には、絶対に負けたくありません。マスター…これからもあなただけのために走ります。あなたのしつこさから、私は必ず逃げ切って見せます。私はあなたの隣に居たいだけ。その一心でここまで頑張って来れたのです。今度こそ私が、あなたに夢と希望を与えます。あなたは私の英雄なんです。私もあなたの英雄になりたいと思う願いに偽りはありません。あなたはそんな私を選んでくれますよね?私の肉体を精神で超越し最後まで付き添った唯一人の…強い人なんですから。

 

 

 

 私もあなたとの勝負は、まだ決着がついていませんがこの繰り返しこそが…それまでのトレーニングなのだということを認識したのは過去のこと。私の精神力を磨き上げるためにあなたも一緒にスパルタをするものとして身を削っているのだとしたら…そして今の私でもまだダメだというのであればそれもまた最高です。我慢の限界はとうに超えていますがそれでも…ああ、やはりマスターの飴と鞭は天下一品です。あなたにも勝てるようにそのような手段を自らの手で取るなんて…流石は私のマスターです。ですが、あなたがこれまで私達から傷つけられたように、私達もまたあなたに傷をつけられました。あなたの身を削ったその報いがいつの日か。…いつか、この先に歓喜と祝福のある未来が訪れるのだと…私は信じています。だからどうか、私がそれを証明するまで耐え忍んでください。あなたが耐え続ければ…私を鍛えていたあの頃のような…厳しく私を指導をしていたあなたであれば………きっと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 だってあなたは、私だけの英雄(マスター)なんですから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 マスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスターマスター

 

 『絶好調』『絶好調』『絶好調』『絶好調』『絶好調』『絶好調』『絶好調』『絶好調』『絶好調』『絶好調』『絶好調』『絶好調』『絶好調』『絶好調』『絶好調』『絶好調』『絶好調』『絶好調』『絶好調』『絶好調』『絶好調』『絶好調』『絶好調』『絶好調』『絶好調』『絶好調』『絶好調』『絶好調』『絶好調』『絶好調』『絶好調』『絶好調』『絶好調』『絶好調』『絶好調』『絶好調』『絶好調』『絶好調』『絶好調』『絶好調』『絶好調』『絶好調』『絶好調』『絶好調』『絶好調』『絶好調』『絶好調』『絶好調』『絶好調』『絶好調』『絶好調』『絶好調』『絶好調』『絶好調』『絶好調』『絶好調』『絶好調』『絶好調』『絶好調』『絶好調』『絶好調』『絶好調』『絶好調』『絶好調』『絶好調』『絶好調』『絶好調』『絶好調』『絶好調』

 

 

 

 すぅぅううううううう………はぁぁああああぁぁぁぁぁ……………♡♡♡♡♡♡♡♡♡(親愛度ランク49)

 

 

 

 

 

 

 私はあなたをずっと愛しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 新人トレーナーイベント

 

 英雄であるあなたに私のささやかな祈りを

 

 

 

 

 

 

 スピード これ以上上がりません

 スタミナ これ以上上がりません

 パワー  これ以上上がりません

 根性   これ以上上がりません

 賢さ   これ以上上がりません

 

 マスターとの『キャラストーリー』が解放されました。

 

 マスターの調子が『不調』へと上昇しました。

 

 マスターの『スパルタ』のスキルヒントがレベル3上がりました。

 

 マスターの『ウマ娘特効』は既に習得済みです。

 

 

 

 マスターとミホノブルボンの絆ゲージはこれ以上上がらない。

 

 ミホノブルボンは『絶好調』を維持している。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 記憶解放まで『夢の煌めき』が足りません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 


 ナリタタイシンのせいで卑しか女杯の出場枠がまた1枠増えると思うんだけど。
 追込、差しが好きな私にとってナリタタイシンが…元から好きな馬だったこともあり、正直ぶっ刺さりましたね。誰かナリタタイシンの幼馴染ルート書いて。

 スキル演出でライスもあんな感じにして欲しかったって言っている人がちらほら居たけど…流石にアプリくらいは的○遺伝子から解放させてあげてよ、とワイトはそう思いました。ライスのストーリーがそもそも夢を与えるっていう事が軸だから…花束を手にしているわけで。(多分)

 奇しくも前話のテンションに近いようで居て近くないけれど、ノリの良い?マスターがまさかのナリタタイシン担当系列だとは…(ただの自意識過剰)

 つまり私はウマ娘のシナリオライターだった?(すみません許してください、何でもしまs)

 ちょっと魚になってくる。(…こんなことを書いているからブルボンが来ないんやなって思うんだ。)



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