まどマギ世界に転生したっぽいけど超平和だった   作:青い灰

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ほむら「珍しく心配してあげたのに大損したわ」

主人公のシリアス話はまだ先で良いんじゃない?
他の投稿小説と比べても内容は考えてないですね。
だから他で駄作やら薄っぺらい言われっとよ(自省)

また今回も内容薄くなっちゃっ、たぁ!
日常系だからしゃーない、許して。




好きな味の話

 

 

 

自分で言うのもなんだが、俺は演技派だと思う。

 

嘘をつくのは悪いことだが、さっきのあれは方便というものだ。代償にローキックを脛に貰ったが。

素直に言って心配をかけるより、適当に誤魔化した方がいい筈だ。悪いことをした気分になるが。いや悪いことしたけど。

 

トイレに座ってクールダウンする。

昔された胃洗浄の後のような気分で正直キツい。

だが胃が空になったからか、すぐ楽になってきた。

 

「あー……喉イガイガする。水でも飲もう……」

 

焼ける喉の痛みに呟き、立ち上がる。

水を流して、扉を開けて廊下を進む。リビングから遠くにあるトイレで助かった。かなりえずいたし。

 

リビングの扉を開けると、ほむら、まどか、マミ先輩の3人の視線がこちらに向いた。最初に問いかけてきたのは心配症のまどかだった。

 

「大丈夫? お腹痛かったって

 ほむらちゃんに聞いたけど………」

 

無問題(モーマンタイ)、ノープロブレム。

 ごめんごめん、お騒がせしましたよ」

 

「全くね。心配して損したわ」

 

「今、紅茶を淹れるから座って頂戴。

 スコーンも焼いてくれてるんでしょう?」

 

「あー、助かります先輩」

 

テーブルを囲んで空いていたほむら、まどかの隣に座る。向かいにはマミ先輩がいる場所である。慣れた手つきでポットからティーカップに紅茶を注ぐ先輩の姿は絵になると思う。

 

「……何度も聞くけど大丈夫?

 もう痛いところはない?」

 

「まどか、こいつをそう心配する必要はないわ」

 

「そうそう、もう全然大丈夫だから………

 ていうか遂に『こいつ』呼ばわり始めたね!?」

 

「でも……ほむらちゃんも心配してたよね?」

 

「へぇー?」

 

まどかの言葉にニヤつきながら、ほむらへと視線を移す。だが流石というべきか、その程度で狼狽えたりはしないらしいほむらは冷ややかな眼をこちらに向けてくる。

 

「戻して床にぶちまける可能性を考慮しただけよ。

 酷い顔色だったから。実際は違ったけど」

 

「流石に女子の前で戻したりしねぇわ……

 悪かったよ、心配かけて」

 

「何はともあれ良かったわ。はい、紅茶」

 

「ありがとうございます……」

 

差し出されたティーカップを受け取り、口に含む。心地好い香りと独特の渋みが気分を落ち着かせてくれる。酷い頭痛だった分、これが楽になる。

 

「…………はー……うま」

 

「あれ、雨野くんは砂糖とかは入れないの?」

 

「んー……気分かね。

 落ち着きたいときは大抵ストレートだわ」

 

「そうなんだ、私はどうしても甘くなるんだよね」

 

「鹿目さんはミルク多めが好きよね。

 暁美さんはどうかしら?」

 

「渋いのも甘いのも。

 私も正直なところは気分かしら。

 今は甘いのが飲みたいわ、ミルク貰えるかしら」

 

「えぇ、良いわよ」

 

「先輩はどちらかだと甘いの、でしたっけ?」

 

「…………実はそうなのよ、

 苦いのはあまり得意じゃないのよね……」

 

「へー、意外です……でも、

 なんだか親近感が湧いちゃいます、てへへ」

 

先輩が話の流れで自分に来るのは苦手なのは分かっているが、これも交流会でもっと仲良くなって貰うためだ。格好いい先輩は休業してもらい、話を先輩へと振った。申し訳ないが悪く思え、先輩。

 

無理をして格好いい先輩でいる必要ないのに、そのプライドが邪魔してしまうのは分かる。だが先輩にはもうちょっと自分に自信を持って欲しい。

 

「杏子のやつも甘いの好きですし。

 ていうかあいつ苦いの嫌いだからな……」

 

「あ……そうなの?」

 

「いっつも棒チョコやら飴やら咥えてるの

 先輩も知ってると思いますけど、

 あいつ、かなりの甘党っすよ?

 辛いのはいけるみたいですけど」

 

「そういえば杏子ちゃん

 いつもお菓子咥えてるもんね………」

 

「お陰でお菓子代が大変よ」

 

「それ家計やりくりしてる俺の台詞だよね!?」

 

「私も小遣いをせがまれたのよ。

 絶対にあげないけれど」

 

「…………………よく虫歯できねぇな、あいつ」

 

「現実逃避しないでどうにか解決なさい」

 

「ふふっ………そうなのね。

 鹿目さん、美樹さんの好きな味は知ってる?」

 

「さやかちゃんはどっちも大丈夫だけど

 甘い方が好きって聞いたことがあるような………」

 

こうして見るとやはり甘いもの好きが多いと思う。まぁそこは女子だし、当然………なのだろうか? まぁよく分からん。俺はどっちか選ぶなら苦味のある方が好きだが、ほむら、さやかも両方いける。まどか、杏子、先輩が甘い方が好き、と。

 

すると、先輩が言う。

 

「……………意外。甘いもの好きって多いのね」

 

「大抵はそんなものじゃないかしら。

 私はさやかが両方いけるのが意外だったけど」

 

「私、ほむらちゃんは

 渋いもの好きだと思ってたなー……

 あっ、ごめん、私そういうワケじゃ──」

 

「構わないわ。

 そんなことで気を落としたりしないから」

 

「全く……口下手だなお前。

 まどか、ほむらは結構口が悪いたい痛い痛い!

 悪かったから足踏まないで痛い痛いっ!?」

 

「まどか、正直に言ってもいいのよ。

 あなたは優しいから他人を傷つけるような

 意図がないのは分かってるから」

 

「あ、ありがとう」

 

「後、こいつも口が悪いから

 あなたも好きに言ってやりなさい」

 

「あはは………雨野くんも本当に人を

 傷つけることは言わない………よね?」

 

「気をつけてる。

 慣れたら冗談程度は言うけど」

 

「さっきのは刺さったわよ」

 

「ごめんごめんごめ痛ぁいっ!?」

 

 

ほむらに足で足を強く押さえつけられる。

まぁ笑える程度ではあるが、そこそこ痛い。

そんなことをしていると、2人がこちらをじっと見ていることに気がつく。

 

「いつつ……そう見られると恥ずかしい、2人とも」

 

「あっ、ごめんね?

 ほむらちゃんが容赦ないなぁ、って思って」

 

「えぇ、気を悪くしないで欲しいけど、

 姉弟みたいだと思うくらい仲良しだから」

 

「「……………………」」

 

 

移した視線がほむらの視線と交わる。

姉弟、兄妹、ねぇ……………

 

 

「アリだな」「絶対にないわね」

 

 

 

 

 

さいですか。

 

 

 

 

 





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ありがたやぁ~、ありがたやぁ~………

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