璃奈のライブから数日後。
タイガ『なぁ宏高』
宏高「んー?」
タイガ『この前歩夢達と遊んでたあのゲームって、一体何なんだ?』
宏高「あのゲーム?」
タイガ『あれだよ、頭に変なゴーグル付けて、何もない所でバンバン撃つあれだよ。俺達あの時からずっと気になっててしょうがなくてさ』
宏高「ああ、ジョイポリスでやってたVRのシューティングか」
以前部活が休みの時に、歩夢、愛、璃奈と4人で東京ジョイポリスに遊びに行った宏高。
そこで愛と璃奈がよく遊ぶというシューティングゲームをプレイしたのだが、その光景はタイガ達から見てあまりにも衝撃的だったようで……
タイガ『VR?』
宏高「うん。バーチャル・リアリティ……その頭文字を取ってVR。仮想現実の事だよ」
フーマ『仮想現実?』
宏高「表面的には現実ではないけど、本質的には現実って意味で……と言ってもイマイチ分からないか……」
タイタス『……すまない。私にもさっぱりだな』
フーマ『確かに旦那には難しい話かもな』
宏高は画像をスマホに出しながら説明を続ける。
宏高「このゴーグルを着けると目の前の景色が変わって、あたかも自分がゲームの中に居るような感覚が得られるんだ」
タイガ『ゲームの中?』
宏高「例えばここで使った場合、実際に居るのは俺の部屋だけど、動き回ってるのはゲームのステージの中って事さ」
タイタス『しかしあれだけ動き回っていながら、よくぶつかったりしなかったものだな』
宏高「周りに何もない十分なスペースを確保していれば、多少派手に動いても大丈夫。まぁこれは璃奈ちゃんの受け売りで、俺も全然詳しくないんだけどね」
タイガ『何だよそれ!すっげぇ面白そうじゃんか‼︎』
タイガが身を乗り出しながら興奮したように叫んだ。
タイタス『私も興味が湧いてきたな』
タイガ『ゲームを楽しみながら、トレーニングも出来そうだな…。宇宙科学技術局に掛け合ってみるか……』
フーマ『遊んじまったら修行にならねぇだろ……』
宏高が補足するように続ける。
宏高「ちなみにあの『璃奈ちゃんボード』も製作するにあたってVRゴーグルを参考にしてるから、映像を出力すればVRのゲームも出来るぞ」
タイタス『それはすごいな』
フーマ『それにしてもニジガクの技術はホントすげぇよな〜。あれを1日足らずで完成させて、もうライブで使えちまうんだからよ』
タイガ『その前にナイトファングが現れてどうなるかと思ったけど、土壇場でフォトンアースの力が戻って勝つことが出来たし、璃奈のライブも大成功で、ホントよかったな』
タイタス『ちょっと待った』
タイガの発言に何か引っかかりを感じたタイタスが制止する。
タイタス『あの戦いの最中に現れた黄金の剣……もしあれに触れていたのが私かフーマだったら……』
タイガ『え?』
タイタス『我々もフォトンアースになれる可能性があったんじゃないのか?』
フーマ『あっ…』
タイガ『は?』
タイタス『どうなんだタイガ?』
タイガに詰め寄るタイタス。
タイガ『いや知らねぇよ⁉︎そもそもフォトンアースは俺の強化形態なんだから、あの場面は当然の流れだろ⁉︎宏高も迷わず俺のキーホルダー手に取ってたし』
タイタス『む……そう言われると何も言い返せないな』
フーマ『珍しく旦那があっさり折れた……』
タイタス『しかしこの先フォトンアースに偏り過ぎて、基本形態しかない私達の出番が減ったりしないだろうか…?』
タイガ『今度は何だ⁉︎』
フーマ『心配すんなって旦那。そこんとこは作者も考えてるだろうからよ』
タイガ『何メタい事言ってんの⁉︎』
さらにタイタスの口から思わぬ発言が飛び出す。
タイタス『よし、ではこうしようタイガ。君は一回休みだ』
タイガ『はい?』
タイタス『今度怪獣が出た時は、私とフーマでやる。そうすれば今の疑問は水に流そう』
タイガ『おいおい、何でそうなる?大体何の権利があって…なぁ宏『俺も賛成』……え?』
フーマ『美味しいとこ沢山持ってったんだから、たまにはその分俺達にも活躍させろよな』
タイガ『えぇ……あぁ分かったよ!もし宏高が指名しても、俺は出ないからな!』
タイタス『決まりだな』
フーマ『次回、おめーの見せ場ねぇから!』
タイガ『もう知らね……』
呆れて何も言えないタイガであった……
宏高「何で毎回こうなるかねぇ……」
評価・感想・お気に入り登録よろしくお願いします!