【デート・ア・ライブ】 デート・ア・ガンダム -武×士道×グラハム- 【機動戦士ガンダム00】 作:LN58
●“現代のサムライ”五河 士道の気になる女の子ランキング! -五河 士道はどう思っているのか-
今作の主人公は“現代のサムライ”五河 士道という設定であり、
原作において村雨 令音からのキスを思わず期待してしまったような“普通の少年”五河 士道ではなくなっている。
というより、原作においても あれだけ数多くの特殊災害指定生命体“精霊”とデートしてデレさせてキスして女の子の裸を見ているのに、
彼自身は『ドキドキしっぱなしだけど特に異性として意識している相手がいない』という変わった状態となっている。
あくまでも『精霊を絶望から救いたい』という一心で行動し その後の経過も引き続き見守っているスタンスであるらしく、
精霊を救いたいと願ったのも、相手が美少女だからではなく、自身と同じような孤独と絶望を抱えているというシンパシーからであるため、
最初から相手を恋愛の対象とは見てはいないのかもしれない。
そもそも、世界の命運を懸けた命懸けの戦争〈デート〉ということもあり、
あまりにも非日常が日常となりすぎて常人としての感覚が置き去りになっているようでもある。
よって、恋愛状態で多く分泌されているドーパミンやノルエピネフリンよりも、
興奮状態:闘争・逃走反応で多く分泌されているアドレナリンやエピネフリンの方が実は多そうである――――――。
今作の“現代のサムライ”五河 士道は原作のそれとはまったく異なり、大人顔負けの能力と昔気質のクソ真面目なところがあるため、
精霊が一人の人間として社会に参加できるように相当に気を遣っており、
〈ラタトスク〉で庇護した精霊は人間だった可能性も鑑みて全て“養女”という認識をしている。
つまり、精霊はみな“家族”と自分に言い聞かせて接しているため、恋愛感情の発生が抑制された状態となっている。
そして、すでに“家族”であった〈イフリート〉五河 琴里の霊力封印にはこれまで以上の覚悟でもって臨んでおり、
新しい“家族”の関係を築き上げることも厭わないでいた。それは結ばれることも縁を切ることも意味している。
これも“現代のサムライ”を目指して織田 信長の革新性や戦略に学んだものであり、
相手が好きだから結婚したいという目的意識はなく、相手を助けるために必要な手段として結婚も辞さないものであった。
そのため、あるのは義務感と博愛の念であり、“現代のサムライ”五河 士道は脳科学的には精霊に対して一切の恋愛感情を持っていない。
確認してみればわかると思うが、自分から相手のことを『好きだ』とか『愛している』だなんてことは軽々しく口にはしていない。
逆に言えば、『好きだ』『愛している』と言わせた精霊は少年の中ではかなり特別な相手となっており、
いかに〈イフリート〉五河 琴里が“現代のサムライ”から大事にされているかがわかるはずである。
結婚が恋愛の勝利条件とするのであれば、精霊たちの中でぶっちぎりで勝利するのは間違いなく“五河 琴里”となる。
ただ、そこには“サムライ”としての結婚観が反映されて、相手を激しく求める感情よりも義務感と博愛の念が積み上がったものということになるが……。
そういう意味では、今作の“現代のサムライ”五河 士道は“普通の少年”では完全になくなっている。