【デート・ア・ライブ】 デート・ア・ガンダム -武×士道×グラハム- 【機動戦士ガンダム00】   作:LN58

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第2話 第5の選択肢 Apart

士道「グラハム、また会えてよかったよ」

 

グラハム『私もだ、少年』

 

グラハム『いや、正確には『きみの中で“来るべき対話”に備えて封じられていた』というのが正しいがな』

 

グラハム『いずれ5年前の真相について話す時が来るだろうが、まずはこのことだけを憶えておくといい』

 

 

グラハム『よくぞ5年間、“現代のサムライ”足らんとして己を磨き続けた。私はきみの揺るがぬ決意と努力に敬意を表そう』

 

 

士道「ああ。あなたとの約束だけはずっと憶えていたから――――――、それだけがグラハムが俺と一緒にいたことの証だって証明したかったから」

 

令音「シン、これを」

 

士道「何ですか、この特撮に出てきそうな腕時計みたいなものは?」

 

令音「簡単に言えば、最新型の腕時計型情報端末を改造したものだ。できれば 身につけておいて欲しい。いつでもシンの位置座標を知ることができる」

 

士道「そうだ。これって、琴里がしていたものと色違い――――――」

 

令音「そして、こちらはインカムだ。騒がしい環境の中でもきみとの通信は鮮明に繋がるようになっている。こちらもシンの位置特定に使われるものだ」

 

士道「わかりました。こいつで通信機越しに指示を受けるようにすればいいんですね」

 

令音「どちらかと言えば、相手から見えづらく 環境音に左右されない インカムの方が重要だな」

 

令音「そちらのハンドヘルドコンピュータは〈ラタトスク〉が想定した精霊とのコミュニケーション計画〈デート・ア・ライブ〉にはなかったものだ」

 

士道「へ、じゃあ、どうして これを?」

 

令音「説明しよう」

 

令音「シン、その折りたたみ式の情報端末を開いて欲しい」

 

士道「こうですか?」

 

令音「そうだ。この情報端末の機能を説明すると通信機以外に、集音マイク、スピーカー、モニター、データハックなどの非常時の機能が盛り込まれている」

 

令音「きみが持っているスマートフォンのような個人で楽しむための機能はない」

 

士道「そうですか。まあ、それには納得ですね」

 

令音「そして、重要なことが1つ」

 

士道「?」

 

令音「シン、モニター機能にして端末の色分けされたダイヤルをカラーコードに見立てて9→1→0と回してみてくれ」

 

士道「は、はい」

 

士道「あ」

 

――――――

グラハム「――――――『はじめまして』と言わせてもらおう、少年。画面越しに私の姿を見るのは」

――――――

 

士道「グラハム! グラハムじゃないか! どうして?」

 

令音「それが本来の計画にはなかった追加変更点さ」

 

令音「グラハム・エーカー――――――、つまり、きみの言う守護天使と第三者が対話できるように試行錯誤したものなのさ」

 

令音「本来ならば きみ一人で精霊とのコミュニケーションを行う予定ではあったが、」

 

令音「彼を交えてのコミュニケーションが有効だと判断された時に活用して欲しい」

 

――――――

グラハム「そういうことだ。あくまでも きみが主体となって事態の収拾に当たるということを忘れないでいてくれたまえ」

――――――

 

士道「ああ わかってるって」

 

士道「でも、こうやって またグラハムの姿を見ることができるだなんて……」

 

士道「よし、こいつは絶対に肌身離さず持っていよう」

 

令音「さて、ツールの説明は以上だ」

 

令音「きみの守護天使との会話は〈フラクシナス〉でも受信できるようになったから、何も心配することはないだろう」

 

令音「あとは実戦を想定した訓練に入るとしよう。1週間の訓練ソフトによる特訓の成果を見せて欲しい」

 

士道「わかりました」

 

士道「よし、やるぞ、グラハム! 俺の成長ぶりを見せてやるからな」

 

――――――

グラハム「ああ。刮目させてもらおう」

――――――

 

令音「ああ そうだった」

 

令音「きみが出会った精霊には〈プリンセス〉という識別名がつけられているように、」

             

令音「きみの守護天使には〈益荒男(ブレイヴ)〉という識別名がつけられている。これは本人の希望によるものだ」

 

――――――                    

グラハム「盟友が造り上げし 〈ガンダム〉と肩を並べる 最高の機体(モビルスーツ)の名だ」

 

グラハム「つまり、5年の沈黙を破り 復活した 私という勇者と、時が来るのを待ち 己を磨き上げてきた きみという新たな勇者のタッグというわけだな」

 

グラハム「特殊災害指定生命体“精霊”から共に世界を守る――――――、役者不足とは言わせん!」

――――――

 

士道「おお!」

 

令音「まあ、“守護天使”に該当する存在が他に確認できない以上、〈益荒男〉の識別名をわざわざ使うことはないだろうけどね」

 

士道「よし! 五河 士道! “現代のサムライ”が推して参る!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

士道「なあ、グラハム?」

 

グラハム『何だ、少年?』

 

士道「なんで 俺は今、タマちゃん先生を口説かなくちゃならないんだよおぉおおおお!」

 

――――――

琴里「人間一人デレさせられないで、精霊をデレさせられると思う?」

――――――

 

士道「最初に聞いた時から思ってたんだけど、『デートしてデレさせる』って! そして、最後にはキス!? 何なんだよ、その節操なしは!?」

 

士道「琴里! お前、お兄ちゃんが誰彼かまわず口説くようなプレイボーイになってもいいのか!?」

 

士道「そうしたら、お前と一緒にいられる時間が無くなっていくんだぞ!?」

 

――――――

琴里「うっ」

 

令音「琴里……」

 

琴里「そ、そんなことは承知の上よ!」

 

琴里「いい、士道? これは私たち家族だけの問題じゃないの! 私たちの他の家族に辛い思いをさせないためにやることなんだから!」

 

琴里「覚悟を決めて、士道!」

 

琴里「これが私たち〈ラタトスク〉のやり方! 私たちの戦争 〈デート〉 なのよ!」

――――――

 

士道「うっ」

 

グラハム『相変わらず、妹君には頭が上がらないようだな、少年』

 

士道「グラハム! 見てないで 助けてくれよ! 俺のサムライの夢はグラハムの憧れだったんだろう!?」

 

グラハム『あえて言わせてもらおう』

 

 

――――――士道不覚悟であるぞ、少年!

 

 

士道「ええええ!?」

 

グラハム『サムライとは時として望まぬ結婚をし、望まぬ子づくりに励み、望まぬ戦いをして、それでも 大切なものを守り抜く誇り高き戦士のことのはずだ』

 

グラハム『たしかに、作戦としては人品に悖るものではあるが、それは軍人であっても同じこと!』

 

グラハム『ましてや、未曾有の災害である空間震を鎮めるために英知を結集して絞り出された答えがこれならば、その任を全うすべし!』

 

士道「…………!」

 

士道「わかったよ、グラハム」

 

士道「理解はできたけど、納得はしていない」

 

士道「それでもやるのがサムライなんだな。ようやく その第一歩が踏めそうな気がする」

 

士道「けど、俺はそういうのに詳しくないから、本当に頼むぞ、みんな」

 

士道「よし、行ってくる」

 

――――――

琴里「ええ。やってみせて、士道。こっちも全力でバックアップするから。大船で乗ったつもりでいなさい」

――――――

――――――

琴里「しっかし まあ、士道をその気にさせるところからして難題を突きつけられているわね、私たち……」

 

令音「やはり、シンにとって守護天使から掛けられる言葉が一番ということか」

 

琴里「まあね。5年前のあの日よりずっと前からの付き合いだし、“兄貴”の正体だものねぇ……」

 

琴里「どっちも私にとっては命の恩人……、かけがえのない大切な家族…………」

 

琴里「でも、私が行ったところでマイナスにしかならない……」

 

令音「思い詰めるのはよくない。琴里の力も現在進行形でシンの大きな支えとなっている」

 

令音「ともかく、今はシンに慣れてもらうことが重要だ」

 

琴里「そうね。よし、集中集中!」

 

琴里「でも、おにーちゃん……。やっぱり、一番に考えてくれることは私と一緒の時間なんだ……」エヘヘ・・・

 

令音「そうだね。素質は十分あるはずだから、うまくいくことを祈ろう」

――――――

 

 

 

 

 

珠恵先生「私、仕事を辞めても自分らしさを失いたくないんです。家は賃貸でも、いずれは実家をリフォームして親と同居でもいいですし! さあ! 早速 結婚シアターで――――――」キラキラ

 

士道「うわあああああああああああああ!」ダダダダダ!

 

――――――

琴里「“現代のサムライ”を目指して精進中の日本男児がなさけない声をあげるんじゃないわよ、みっともない!」

 

琴里「まあ、なかなかに個性的な先生だったわね……」

 

令音「29歳独身女性への切り札を使ったが、少し効きすぎたか……」

 

琴里「まったく、盛りまくっている年頃の思春期男子のくせに初心すぎるわよ、士道! もっとハングリーにいきなさい!」

――――――

 

士道「ざっけんな!」

 

士道「それで先生と結婚オチになったら精霊をデレさせるどころじゃないだろうが!」

 

士道「こんなんじゃ本番に行く前に〈ラタトスク〉の作戦は御破算じゃないか! 計画倒れもいいところだ!」

 

士道「何が『精霊とデートしてデレさせる』だ!? 何が〈デート・ア・ライブ〉だ!?」

 

士道「くっそぉ! 俺は 今 何をやっているんだ!? 何のために俺はサムライをぉおおおお!?」

 

グラハム『落ち着け、少年。初めての経験ならこうもなる』

 

グラハム『先程の実戦データで得られた情報を整理してみよう』

 

グラハム『だから、今は落ち着くのだ!』

 

士道「あ、ああ…………」フゥ

 

グラハム『少年、先程の女史の反応から見て、女性は褒められることを嬉しく思うものだというのがわかったはずだ』

 

士道「そ、そんなの、誰だってそうじゃ――――――」ゼエゼエ

 

――――――

琴里「まったく、女心を理解していないわね、このニブちん! ヘタレ!」

 

令音「シン、重要なのは『褒めてくれることへの期待感』だということを覚えておいて欲しい」

 

令音「女性というものは男性よりも感情的な生き物だ」

 

令音「取って付けたようなプレイボーイの 歯の浮くようなお決まりの口説き文句で 少なくない女性をデートに誘えるのは そういうところがあるからなんだ」

 

琴里「つまり、出合い頭に褒められると何であろうと嬉しく思うものなのよ、女性っていうのはね」

 

令音「男性の場合は発せられた言葉よりも発したのが誰なのかという理性的判断が先に立つとも言える」

 

令音「だから、女性を口説く時はまずは褒めてみることだ」

 

令音「これは女性と親密になるための挨拶みたいなものだと考えてくれ」

 

琴里「もちろん、褒めるのは序の口であって、そこから女の子の興味を引く話題につなげるテクニックが重要となるわね」

 

琴里「次はそのことを意識して口説いてみて」

――――――

 

士道「な、なるほどな……」

 

グラハム『だが、先程のように人間相手に一々ゴールしていては身が保たんぞ』

 

グラハム『今のところは、相手に好意を抱かれる範疇で良いはずだ』

 

士道「ああ つまり、『友達以上恋人未満の“恋人候補”ぐらいを目指せ』ってこと?」

 

士道「まあ、それぐらいなら『嫌じゃない』かな?」

 

士道「よし、行ってくる」

 

士道「けど、やっぱり グラハム。こういうことにも詳しいじゃないか」

 

グラハム『そうだな。私もかつては一人の女性と交際したことがある』

 

グラハム『かつての上官のご令嬢とだ』

 

士道「え」

 

グラハム『しかし、私は目の前にいた女性よりも空に魅せられていた』

 

グラハム『孤児であり 金銭的余裕もなかった私が 空を飛ぶには、軍に入るしかなかった』

 

グラハム『だから、その空を誰にも渡したくはなかった……』

 

士道「………………子供の頃の夢」

 

グラハム『軽蔑するか? それでもいい』

 

グラハム『私は夢に生きた結果、こうして今 きみと共にある』

 

グラハム『だが、私はしつこくてあきらめも悪い、俗に言う“人に嫌われる”タイプだ!』

 

グラハム『きみが何と思おうと きみの側から離れられんのだから、きみには私と共にあるということを受け容れてもらう他ない!』

 

士道「いや、軽蔑なんてするもんか、グラハム」

 

士道「俺はグラハムと出会ったことで人生を救われたようなものなんだし、」

 

士道「人間、神様のようにはなれないから、人には言えないような いろんな失敗だってあるはずなのは わかっているつもりだから」

 

士道「ともかく、気持ちも落ち着いてきたし、次の女の子を――――――」

 

 

士道「あっ!」ゴツーン!

 

折紙「うっ」ドサッ

 

 

士道「あ、すまん! 大丈夫か――――――」

 

折紙「平気」

 

士道「あ、鳶一……」

 

――――――

琴里「ちょうどいいわ、士道。彼女でも訓練しておきましょう」

――――――

 

士道「は!? 〈ラタトスク〉と敵対関係のASTだぞ、鳶一は!」

 

グラハム『少年。今はそんなことは関係ない。目の前にいるのはきみと同じ年頃の乙女だ』

 

グラハム『それに向こうは最初からきみに興味を持っている様子だ』

 

グラハム『だが、この少女、やはり どこかで見覚えが――――――』

 

――――――

琴里「それなら好都合ね。彼女でデレさせた女の子がどんなものかを体験できそうね。早速で良かったわね、士道」

――――――

 

士道「お前、だからって――――――」

 

――――――

琴里「いいから彼女を褒めなさい」

 

令音「シン、彼女はあまり感情表現が豊かとは言えないが、私のように感情表現が不器用なだけで、人並みの興味や感性は十分にあるはずだ」

 

令音「彼女の表情そのものにはあまり注目せずに、会話のやり取りの中での変化を見逃さないようにしてくれ」

――――――

 

士道「よ、よし……」

 

士道「あ、ああ 鳶一……、えと、その服 可愛いな!」

 

折紙「……制服?」

 

――――――

琴里「なんでわざわざ制服なんか褒めるのよ、このウスバカゲロウ!」

――――――

 

士道「だ、だって、つい……」

 

グラハム『いや、よいのではないのか?』

 

――――――

琴里「どうしてよ?」

――――――

 

グラハム『聞いた話によれば、『制服が可愛いから』という理由で志望校を選ぶ女子もいると聞く』

 

グラハム『ならば、同じように“制服が可愛い”女性に甘い声で囁きたくなる男子も少なからず居るのではないのか? ”制服萌え”というやつだ』

 

――――――

令音「なるほど。男性の感性で訴えかけるやり方もたしかに有効だ」

 

琴里「そうね。男から見た その女性の男心をくすぐるところを褒めるのも 悪くないアプローチね」

 

令音「ただ、主観に大きく依存するところがネックだ。重点を置いていないところにアプローチを入れてはかえって白い眼で視られるだろう」

――――――

 

士道「そ、そうか! そう言えばよかったのか!」

 

士道「じ、実はさ、聞いて欲しいことがあるんだ、鳶一」

 

折紙「……何?」

 

士道「ずっと前から、鳶一のその制服姿が似合っていて『最高に可愛いな』って思ってたんだ、俺」

 

士道「他にも、そう、その可愛い制服が最高に似合う鳶一の『他の最高に可愛い姿を見てみたいな』って思ってて」

 

折紙「……そう」

 

――――――

琴里「ん、これはもうイケるんじゃない?」

 

令音「シン、相手にこちらの意図は十分に伝わっている。その上で次の言葉を待っている状態に入った」

――――――

 

士道「え? 今ので変化があったの? 俺には 全然 変わったようには見えなかったぞ」

 

グラハム『これが若さか』

 

士道「え」

 

グラハム『足の動きに感情が乗っていたのさ』

 

グラハム『少年が続けて何かを言わないでいるつもりなら すぐにでもその場を立ち去ろうとしていた足の向きだったが、』

 

グラハム『今は両足でしっかりとその場に踏み止まる姿勢をとっている』

 

グラハム『そして、きみから『可愛い』と褒められた瞬間、歓喜のあまり 一瞬 足が飛び跳ねそうになっていたぞ』

 

グラハム『まあ、きみは 今 相手の目を見て話しているから 足元にまで気が回らないのは当然だ』

 

グラハム『だが、必ず反応はどこかにある。そのことがわかったかな、少年』

 

士道「な、なるほど。たしかにサポートメンバーの力が頼りになるな、これは……」

 

士道「つまり、そろそろデレさせるんですよね!? でも、落とし所なんてまだ――――――」

 

――――――

令音「シン、手伝おう」

――――――

 

士道「あ、令音さん? はい……」

 

グラハム『ほう? しかし、先程の女史の時は――――――』

 

グラハム『いや、言うまい……』

 

士道「鳶一、実は俺、前から鳶一のことを知っていたんだ」

 

折紙「私も」

 

士道「そうなんだ」

 

グラハム『たしかに、私はこの鳶一 折紙という少女に見覚えがある気はしている……』

 

士道「で、2年で同じクラスになれて嬉しくてさ、授業中 ずっとお前のことを見ているんだ」

 

折紙「私も」

 

グラハム『ああ たしかに見ていたな、授業中もずっと。あの目は少年の座高やら体重やら座る時の癖などを丹念に調べ上げているような感じだったな』

 

士道「俺、放課後に鳶一の体操着の臭いを嗅いだりしてるんだ……」

 

折紙「私も」

 

グラハム『放課後のことはわからないが、体育の時間が終わった後の少年の体操着袋を持っていく姿を見かけた覚えがあるな』

 

士道「そっか。何か気が合うな……」

 

折紙「合う」

 

士道「じゃあ、もしよかったら俺と付き合ってくれないか……」

 

折紙「………………」

 

士道「………………」

 

士道「――――――って、いくら何でも急展開すぎるだろう!」

 

士道「というか、あのですね!?」

 

――――――

令音「シン、彼女が見ているぞ」

――――――

 

士道「いや、だからって、こんなのって――――――」

 

グラハム『いや、少年。ひょっとすると――――――』

 

 

折紙「かまわない」

 

 

折紙「つきあってもかまわない」

 

士道「え!?」

 

士道「あ、ああ……、『買い物につきあってくれる』ってことだよな?」

 

折紙「そういう意味?」

 

士道「え」

 

折紙「男女交際のことだと思っていた」

 

折紙「ちがうの?」

 

士道「い、いいい、いや、ちがわないけど……」

 

折紙「そう……」

 

士道「(やっべぇ! なんで『ちがわない』なんて言っちゃったんだ!? まだ勘違いで通せたのにぃ!?)」

 

折紙「………………」スッ

 

士道「え、これは鳶一の写真?」

 

折紙「制服、好きなら」

 

士道「」

 

グラハム『ハハハハハ! これは傑作だ!』

 

グラハム『よもや、最初からデレていたとはな!』

 

グラハム『――――――まさに眠り姫だ!』

 

――――――

琴里「いやはや、クラスでの評判はそんなでもない士道にここまで熱烈な相手がいたとはねぇ……」

 

琴里「しかも、ASTの鉄砲玉が……」

 

令音「今回はかなり特殊なケースだったが、これでシンにノウハウと自信が備わったはず」

 

琴里「そうね。そもそも、精霊なんて 一般の枠に収まらないような存在なんだし、この方がかえって良かったわね」

――――――

 

 

ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!

 

 

士道「空間震警報!」

 

折紙「急用ができた。また」タッタッタッタッタッタ・・・・・・

 

士道「おい、鳶一! お前はまた――――――」

 

士道「………………」

 

グラハム『少年。さっそく本番のようだな』

 

士道「ああ。早速かよ」

 

――――――

琴里「士道、一旦〈フラクシナス〉に移動するわ」

 

令音「この反応、〈プリンセス〉だね」

――――――

 

士道「――――――〈プリンセス〉!」

 

士道「よし、わかった」

 

士道「それで、空間震の位置は?」

 

――――――

令音「それが――――――」

 

琴里「士道、ある意味 初陣にはお誂え向きかもね」

 

 

――――――出現位置はここ、来禅高校よ。

 

 

――――――

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