僕のss作品をより多くの知ってもらいたく参上いたした次第です。
それでは、どうぞ・・・③・②・①
毎年毎年この始まりの季節『春』だけは好きになれそうにない
人は何故出会いの季節というものにそこまで肩入れできるのだろうか
青春を謳歌せし者たちはなぜそこまで・・・
っと長々と語りたくもないので
結論をいえば『春』という別れの季節は最高でもあるってことだ
「お客さんってもしかしてそこの新入生さんかい?」
「まぁ」
「ってことはこれから三年間は学校生活になるわけだ」
俺が今向かっているプラス俺がこれから高校三年間通う学校
『高度育成高等学校』
国が運営する唯一の学校であり高校トップの学校、就職率・進学率百%を誇っている
生徒の一人一人の自主性を重んじているらしいとパンフに書いてあった
現状学力だけなら他の高校のほうが上であるが
俺がこの高校にきたのはそんな理由ではない
この学校には特別なルールが存在する
それは、三年間外部のものとの連絡・会うことすら一切禁止するといったものだ
いわゆる学校の敷地内から出てはいけないってことだ
もし勝手に連絡を行った場合、退学ときたものだ
流石に家族が亡くなった時とかは、おそらく別であろうが俺としてはありがたい
俺がひかれたのはそれだけだ
就職率・進学率なんてものは俺にとってはどうでもいいことだからな
・・・人とは関わるのは最低限で十分である
「とりあえず、三年経たないうちに会わないようにファイトだぞ あんちゃん」
「はい、そのつもりです」
「お客さん着きました。えーっと三千円になります」
俺はお金をタクシー運転手さんに払い、タクシーをおりた。
なぜタクシーなのかというと、学校に行くにはバス以外の方法がなかったためである。
最初はバスに乗るつもりだったが、あまりの行列にタクシーという手段を用いた。
もし乗れなかった時、遅刻して目立つのだけは避けたかったからな。
三千円は大きな出費だが、これからの学校生活におけるクラスメイトとの関係のこととか
イジメとかイジメとかイジメのことを考えると三千円が安く感じてくるな
いっそ一万でも運転手にあげるべきだったと考えたくなる
まぁ考えたくなるだけで、実際あげたりはしないだろうな。
そんなことを考えながら一歩を踏み出そうとしたとき
俺以外の誰かも車から降りてきたみたいだ
けど、俺みたいなタクシーではなく、なんとリムジンときました
まぁそーですよね、わが国トップの高校ですもんね
俺みたいな一般人が入ってる方がおかしな話だよね
「あら こんにちは」
「お おう」
だめだ初対面の人とはどーしてもきょどってしまうな、
それにしても・・・
可愛いすぎないか、おい
初日からこんな可愛い子と話せるなんて、嫌なことしかこのあと感じないな
可愛い子には毒がある
俺はこれまでの人生で嫌ってほどそれがわかってる
例えば見た目はきれいなのに、口から毒しかはかない奴とか
胸が大きくてちょこっと可愛いくせに、二言目にはキモイっていってくる奴
おっとここまでにしておこ、なんかイラついてきた
とりあえず挨拶がてら、威嚇しておくか
「あなたも新入生ですか?」
「そーだな そーゆーお前もか?」
「えぇ 私は坂柳有栖と申します。これから三年間よろしくお願いしますね」
「俺は比企谷八幡だ よろしく」
あれー俺の威嚇が全く聞いてないのですが?
「さて行きましょうか 比企谷くん」
「・・・はい」
俺は坂柳という少女と昇降口に向かった。
昇降口にはこれから過ごすクラスの名前が書かれた紙が貼ってある。
A~Dクラスまであって俺のクラスはっと・・Aだな
「同じクラスみたいですね 末永くよろしくお願いします比企谷くん」
「そーだなっておい その言い方だと」
「比企谷くんはあまり私と話したくないみたいだったので、ちょっとばかりどんな反応するか楽しみで遊んでしまいました」
「はぁ よくみてんだな」
「比企谷くんほどではありませんよ」
「それをよく見ているっていうんだ そろそろいこうぜ」
クラスに行けばほとんどの生徒が来ており、初対面との会話を楽しむものや読書をしているもののどちらかにわかれていた
俺はというと、どちらかといえば本を楽しみたいと思っていたんだが、
何と偶然が重なり俺の隣の席には坂柳ということで・・・本を読むのは諦めた。
初日だけは友達を作らないとな・・うん
それにしても国が運営しているだけのことはあるな
立派すぎる教室である
空調完備は勿論のこと、黒板に机に椅子、それに床まで俺らが使うにはもったいないんじゃないかってくらい立派だ、それにしても俺立派って言葉しか出てこないのかよ
もっとましな感想言えないのかよ・・
あと気になるのが、監視カメラだよなあれ
高校って教室を監視されるのか?まぁ後々わかることだろう
にしても真面目で育ちがよさそうな奴が大半だな・・
俺浮いてないかな
目とか腐ってるし
「大丈夫ですよ 比企谷くんの目が腐っていることなんかきっとこのクラスの人は気にしません」
「ならいいけどよ、さりげなく心読むのやめてね」
「顔に出やすいんですよ 決して心を読んだわけではないのでご心配なく」
「一つ聞いてもいいか?」
「足が悪いのか?」
「えぇ ですので何か困ったことがあれば助けてくださいね」
「おう、まかせろ いつでも助けてやる」
この歳で杖をついている女の子をほっておくわけにはできない
きっとお兄ちゃん気質ってのが作用しているんだろうな
「さーてお前ら席につけー」
急にドアが開かれスーツをきた男が入ってきた
いかにもがたいがよく堅物と印象が一番最初に思ったことだ
見た目は恐そうな人いかにも体育会系、俺としてはあまり関わりたく人
「今日から三年間君たちの担任を任された『真嶋智也』だ よろしく」
「この学校には学年ごとのクラス替えは存在しない。ということでずっと三年間俺の顔をみないといけないわけだが、そこは我慢してくれ。いまから一時間後に入学式が行われる
その間にこの学校のルールについては皆しっていると思うが改めて説明するので、いまから配る資料と俺の言葉をよく聞くように」
「君たちにはこれから学生寮で生活してもらうことになる、初めての一人暮らしに不安があるものがほとんどだろうが、外部との連絡は禁止されている。寮に関する不安や質問などはこたえてやるから安心してくれていい」
「次に今配っているのが学生証カードだ。それを使って敷地内にある全ての施設を利用したり、売店などで購入もできる。まぁいわゆるクレジットカードだ。当たり前のことだが使えば消費するからな 学校の敷地内にあるものならなんでも買えるぞ」
「現在君たちのポイントは10万ポイント入ってるはずだ確認してくれ」
「それは君たちが入学を果たしたご褒美だと思ってくれ。自由に使ってくれ」
「ポイントは毎月1日に振り込まれる 以上だ」
「ちょうど10分前だな ってことで話は以上になる。入学式遅刻するなよ」
先生が教室から出ていったが、誰一人として喋らなかった。
なぜなら皆わかっているからである。
なぜ教室に監視カメラがあるのか、先ほどの先生の発言
全てに合点がいき
全員が頭の中で整理しようとしている
そのとき
隣の教室から叫び声が聞こえた
その時のAクラスの反応は皆が一様に笑みを浮かべていた。
了