仮面ライダー妖   作:ちくわぶみん

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やあ、初めまして……かな。
ようこそ、妖しき者達の棲む世界へ。

まあまあ、そう身構えないで。ゆっくりしてってよ。そこの椅子にでも腰掛けてさ。

え?僕は誰かって?
それは……ヒ・ミ・ツ♪

まあ、今はいいじゃないの。そんなことはさ。

ところで君。君は、目に見えないものを信じるかい?

え?目に見えるものしか信じないって?

まあ、そうだろうねぇ。普通の人間はそれで当然だ。知らなくたって、生活するのに困る話でも無いんだもの。

でもね、この世界には居るんだよ。
目には見えない、闇の住人達がね……。

怨霊、怪異、都市伝説……それに妖怪。
発達した人類が、どれだけ神秘を駆逐しようとも滅びず、いつの世にも蔓延り続ける怪々奇譚の数々。

そして、人知れずそれらと戦い続ける、仮面の戦士達が……。

お?いい表情になって来たね。
聞きたい?知りたいでしょ?

いいよ。特別に聞かせてあげる。

これは周囲を森と海に囲まれた、とある街での出来事だ──


第一夜「こっくりさん、おいでください」 1/2

「「「コックリさん、コックリさん、どうぞおいでください」」」

 

放課後のとある教室、3人の生徒が集まり、その儀式は行われていた。

 

室内は明かりが落とされており薄暗く、窓は黒いカーテンが光を遮っている。

 

「「「コックリさん、コックリさん、どうぞおいでください」」」

 

机の上には黄ばんだ古紙。筆で達筆に書かれた文字は、五十音と数字。『はい』と『いいえ』の選択肢。選択肢の中心には、朱墨で鳥居が描かれている。

 

そして3人は、一本のローソクだけを光源として、古紙の鳥居に置かれた十円玉へと人差し指を伸ばしていた。

 

「「「コックリさん、コックリさん、どうぞおいでください。もしおいでになられましたら、『はい』へお進み下さい」」」

 

言い終わった瞬間、十円玉が置かれた鳥居が赤く光を放つ。

 

「えっ……!?」

「なっ、何!?」

「光ったぁぁぁ!?」

 

驚く3人の目の前で、光は部屋の天井へ向け柱と立ち上る。

 

すると、赤き光柱の中から小さな影が現れた。

 

「何か出てくるよ!?」

「もしかして、これがコックリさん!?」

「ウソウソ!?まさか本当に……!?」

 

やがて、光が徐々に弱まっていき、光柱の中から現れた影の輪部がハッキリとしていく。

 

光が完全に消えた時、そこに居たのは……。

 

「ココ~ンッ!!」

 

「「「ッ!?」」」

 

尻尾に炎を灯した、手乗りサイズの小さな狐であった。

 

「コホン、ボクを……じゃなかった。我を呼び出した人間は、お前達であるか?」

 

数秒の沈黙が室内を支配した。

 

少し不安になったのか、子狐が先に口を開く。

 

「あ、あれ……?ボク、何か間違えちゃいました?」

 

「「な……何これぇぇぇ!?」」

「可愛いぃぃぃ!!」

 

一拍遅れで出た3人の声が、部屋から廊下全体へと響き渡った。

 

 

「改めて、自己紹介させもらうコン」

 

そう言って子狐は、机の上に置かれたハンカチの上にちょこんと座り、ペコリと頭を下げる。

 

「ボクはコワポン。この度、コックリさんを襲名致しました。若輩者ですが、どうぞよろしくお願いしますコン」

「コックリさんにも襲名制度とかあるんだ……」

「なんだか、意外に人間っぽいね」

 

あの後、2人の男子生徒が部屋の明かりを点け、女子生徒が購買でお茶を買って来る事となった。

 

女子生徒が戻ると、3人は念の為に部室の鍵を閉め、カーテンを降ろしてから、コワポンと名乗った子狐に話しかける。

 

「まさか、噂のコックリさんがこ~んなに可愛いだなんて!!撫でてもい~い?」

「へっ!?えっと……それは今じゃなきゃダメコン……?」

「春歌、気持ちは分かるけど、初対面の……それもまだ自己紹介さえ終わってないのに撫でようとするの、失礼だろ?」

「あ~、言われてみると確かに……」

 

赤毛の男子生徒にそう言われ、コワポンを撫でようとしていた女子生徒は、慌ててその手を引っ込める。

 

「じゃあ、僕から。僕は篝火頼人(かがりびらいと)。このオカルト研究同好会の会長さ」

「あ、頼人ずる~い!私、犬山春歌(いぬやまはるか)!よろしくね!」

「頼人さんに春歌さんですね。そちらのお名前も教えて欲しいコン」

「ま……豆田鉄平(まめだてっぺい)っス……よろしくっス……」

 

赤毛の少年、頼人と栗色のショートヘアの少女、春歌はコワポンに対して興味津々といった様子だ。

 

逆にポチャッとした体型の1年生、鉄平は少々腰が引けた状態でいる。

3人の中で一番怖がりなのが見て取れた。

 

「それにしても、コックリさんが目の前に現れるなんて……」

「ねーねー、どうして出て来てくれたの?」

「ふー……ふー……あちち……。って、そうだったコン!!呑気にお茶飲んでる場合じゃなかったコン!!」

「うわあああああ!?脅かすなよぉ!?」

「なになに、どうしたの!?」

 

突然何かを思い出したように、天井近くまで飛び上がったコワポン。

驚いた鉄平が尻もちを着き、頼人と春歌はコワポンを見上げる。

 

「ボクには使命があるんだコン!ゆっくりしてられないんだコン!」

「使命?使命って何だ?」

「それは……これから説明させてもらうコン」

 

そう言ってコワポンは机の上に戻って来ると、ハンカチの上に座り直す。

 

「ココン……。単刀直入に言うコン」

 

そして、3人の顔をそれぞれ見回すと、咳払いをして語り始めた。

 

「この世界、つまり人間界は今……狙われているコン!!」

 

「「「へ?」」」

 

一瞬の沈黙。不安になってきたコワポンは慌てて続けた。

 

「惚けてる場合じゃないコン!こうしてる間にも、奴らは息を潜めながら魔の手を伸ばしているんだコン!!」

「ちょっと待ってよ!?奴らって何?それに、狙われてるってどういう事?」

「狙われてるって事は、宇宙人の侵略とか!?それとも悪の組織による国家転覆の陰謀みたいな!?」

「春歌先輩、話が飛躍し過ぎじゃないっスか?」

 

春歌の飛躍した解釈に、鉄平は少々呆れ気味なツッコミを入れる。

 

「う~ん……後者に近いと言えば近い……ような……」

「そうなの!?」

「わーい当たったー!」

「マジっスか!?」

 

しかし、思わぬ答えに思わずズッコケかけた。

春歌の突拍子もない飛躍論が当たる事など、そうそう無いのだ。明日は槍でも降るのでは、と思ってしまった事は内緒である。

 

「この世界の外には、人間とは違う姿や文明を持つ存在が住む世界があるんだコン。その世界の住人達は『妖怪』の名を与えられ、大昔から人間達と共存してきたんだコン」

「妖怪の世界だって!?」

「何それ!!すっごく面白そう!!」

「よ、妖怪の世界ぃ!?聞くだけでもおっかなさそう……」

 

三者三様の反応を示しながら、頼人達はコワポンの話に耳を傾ける。

 

コワポンは静かに、その愛らしい語尾と共に話を続けた。

 

「でも、中には人間を支配しようとする悪いヤツらも居たコン。そんな悪い妖怪達と戦う為に、何人かの人間達と、善い妖怪達が手を組んで戦って来たんだコン」

「妖怪と人間が手を組んで?それって、霊媒師とか陰陽師みたいな?」

「その通りコン。そこで……3人には頼みたい事があるんだコン」

「頼みたいことって?」

 

首を傾げる頼人。怪訝そうな顔をする春歌と鉄平。

 

コワポンは3人の顔を見上げ、そして交互に見つめてから言った。

 

「ボクらと一緒に、奴らと戦う『仮面ライダー』になってほしいんだコン!」

 

「「「え?……ええええええええ!?」」」

 

その日、2度目の絶叫が廊下へと響き渡った。

 

 

その頃、市内某所にて──

 

「この学校ですか……妖界とのリンクがあったのは」

 

暗がりから校舎を見つめる、黒いビジネススーツの男の姿があった。

 

男の手足は異様に細長く、肌は白粉を塗ったように真っ白だ。纏う雰囲気はとても薄気味悪く、その姿はまさに「怪人」と称するのが相応しいだろう。

 

「ヤマノケ」

「へい」

 

男に呼ばれ、もう1人現れる白い影。

それは、首から上が無く、代わりに胴体に巨大な顔を持つ、真っ白な怪人だった。

 

「早急にリンクの元を見つけ出し、儀式を行った術師を始末してきなさい」

「ヘヘッ……仰せのままに」

 

黒スーツの男はそのまま、路地の暗がりへと溶けるように消えていく。

 

「その術師、カワイイ女の子だといいんだがなぁ……ヘヘヘ……」

 

そして残された白い怪人は、不気味な笑みを浮かべながら校舎の方へと向かっていった。

 

「テン、ソウ、メツ……テン、ソウ、メツ……フヘヘヘ……」

 

 

「ボクの使命は人間界へ赴き、ボク達と一緒に戦ってくれる人間を探す事なんだコン。ボクを呼び出した君達には、その資格があるんだコン」

「いやいやいや!!ちょっと待ってよ!?話が全然読めないんだけど!?」

「お、おおおおオレはお断りするっスよぉぉぉ!?」

「大体、どうして僕達なんだい?僕達、別に霊媒師とか陰陽師ってわけじゃ無いんだよ?」

 

困惑するオカ研一同。

 

対するコワポンは、少し困ったように答える。

 

「それが……代々そういう習わしなんだコン」

「どうして?」

「なんでも、術師だけを集めると視野が狭くなる、と父う……じゃなかった。先代から聞いているコン」

「なるほど……力があるが故に、術師が驕ってしまう事を抑制するためっスか」

「そういう事コン」

 

よくある話だ。

人間は、大きな力を手に入れた時、自らを特別な存在であると思い込むようになってしまう。

 

霊力呪術を駆使する術師達の間でも、人間界を守護する役職である「仮面ライダー」は羨望の対象でもあるらしい。

 

つまり、一般人を加える事で、楔としての役割を与えているというのが慣習の由来らしい。

 

「それで……そもそも、仮面ライダーって何?」

「その質問を待っていたコン!仮面ライダーというのは──」

 

その時、部室の外から悲鳴が上がった。

 

「なっ、何スか今の!?」

「悲鳴……ッ!?」

「行ってみよう!!」

 

3人は立ち上がると、部室の戸を開けて外を確認する。

 

「あっ、ちょっと待つコン!!奴らの気配がすぐそこに──」

「1階の方からだ!!」

「よーし、突撃ー!!」

「ちょっとぉ!?先輩方!?」

 

騒ぎの渦中へと一直線に向かっていく頼人と春歌。

 

残されたのは怖がって一歩出遅れた鉄平と、置いて行かれたコワポンだけであった。

 

「2人を追いかけるコン!!このままじゃ2人とも、奴らの餌食にされちゃうコン!!」

「えええ……!?」

 

追いかけるべきか否か。足踏みをしていた鉄平だったが、コワポンの言葉を聞き、やがて覚悟を決めたように彼を抱えて走り出す。

 

「ああもう!!頼人先輩、春歌先輩、待ってくださいっスよぉぉぉ!!」

 

新たな戦士の誕生は、すぐそこまで迫っていた。

 

 

「うわあああああああ!?なんだお前ら!?何なんだああああああ!?」

「きゃあああああああ!!こっち来ないでよ!?嫌あああああああ!!」

 

校舎の1階。

 

そこでは逃げ惑う生徒達と、生徒らを追いかけ回す謎の集団という、異様な光景が広がっていた。

 

生徒らを襲っているのは、首から上が腐食したように崩れ落ちた牛の顔になっている、黒タイツの集団。

 

作り物にしてはリアル過ぎる顔だが、口角から垂れている涎と息遣いが、それが本物であることを裏付ける。

 

襲われた生徒達からは、おどろおどろしい色の靄が立ち上り、牛頭達の口へと吸い込まれていく。

 

そして、1階の隅にある非常口前。そこでは一人の女子生徒が怪人に追い詰められ、泣き叫んでいた。

 

「きゃあああああああ!!ヤダヤダヤダヤダ!!来ないでえええええええ!!」

「テン、ソウ、メツ……テン、ソウ、メツ……ヘヘヘ……もう逃げられねぇぞぉ……」

 

不気味な低い声で謎の言葉を繰り返す怪人は、一本しかない足でケンケンしながら、両手をめちゃくちゃに振り回し、身体全体をぶれさせる程に揺れ動かして迫ってくる。

 

一歩、また一歩と距離が縮む度に、泣き叫ぶ女子生徒の身体からも、暗く、おどろおどろしい色の靄が溢れ、怪人の胸に存在する巨大な口の中へと吸い込まれていった。

 

「フヘヘヘヘ……やっぱりピッチピチの女から奪う()()は美味ぇなぁ」

「嫌ああああああああ!!」

「おっと、逃げても無駄だぜぇ」

 

非常口の扉を開けて逃げようとする女子生徒。

 

しかし、そこには……

 

「ウッシッシッシッシッシー!!」

「ウシー!ウシシーッ!」

「きゃあああああああ!?」

 

生徒たちを襲っている牛の顔をした集団が、非常口の外で道を塞いでいた。

 

「”ウシクビ“共!逃がすなよ?その女は、恐れを吸い尽くしてからゆっくりと遊ばせてもらうからなぁ……ヘヘヘヘ……」

「いやああああああああああッ!!」

 

ガンッ!!

 

「……あん?」

 

女子生徒の悲鳴が轟いた次の瞬間、怪人の背中に命中したブリキのバケツが廊下を転がった。

 

「その子から離れろ!!」

「寄って集って女の子襲うなんて、サイッテー!!」

 

バケツを投げつけたのは、2階から降りて来た頼人。

そして春歌は、箒を握り締めながら怪人をビシッと指さし、啖呵を切っていた。

 

「なんだお前らぁ?」

「あんた達の方こそ、いきなり学校を滅茶苦茶にして、何様なわけ!?せっかくの放課後が台無しじゃん!!」

 

傍から聞いてもかなり個人的な理由で憤る春歌。

 

しかし、頼人は怪人の姿を見て、顔色を変えた。

 

「ちょっと待って!?頭の無い真っ白な体……胸に顔のある一本足……もしかしてお前、ヤマノケか!?」

「そうとも。巷で噂のヤマノケ様とは、俺様の事よ!!」

「ッ!?」

 

一気に顔を強ばらせ、春歌を庇うように前へ出る頼人。

 

だが、春歌は頭上に疑問符を浮かべて首を傾げる。

 

「へ?やまのけ……?あの~……どちら様ですか?」

 

そこへ、鉄平とコワポンが追い付いてきた。

 

「頼人先輩、春歌先輩、早すぎっスよ。もっと周りをよく見て……って、出たあああああああああッ!?」

「いたコン!!あいつらが、ボクらと戦ってる悪い奴ら……”怪異“だコン!!」

 

ヤマノケの姿を見た途端に腰を抜かす鉄平と、鉄平の手元を離れ、宙にふよふよと浮かぶコワポン。

 

すると、コワポンの姿を見たヤマノケが、ニタリと笑った。

 

「見つけたぁ……黒づくめが探せと言っていた術師ってのは、お前らだったんだなぁ……!」

 

その視線に射抜かれ、3人はビクッと肩を強ばらせる。

 

「ひょ、ひょっとして……俺達、結構ヤバいんじゃないっスか!?」

「ヤバい……これ、かなりヤバいよ!?」

「もしかしなくてもこっち来たりする……よね……?」

「次の狙いは、ボクらで間違いないコンね……」

 

そして予想通り、ヤマノケはこちらへと振り返り、ウシクビ達へと命令した。

 

「奴らを捕らえろ!!恐れを搾れるだけ搾ってから殺せぇぇぇ!!女の方は俺様のモンだあああああ!!」

「「「「「ウッシッシー!!」」」」」

 

ヤマノケの号令と共に、ウシクビは頼人達の方へと向かって走り出した。

手には古びた鉈のような得物を持ち、ジリジリとにじり寄って来る。

 

「うええ!?私狙い!?ヤダヤダあんなキモいオッサン絶対無理!!」

「ひいいいいい!?こっ、腰が……抜けて……うごごごごご動けないっスぅぅぅぅ!!」

 

頼人の背中に隠れて震え上がる春歌。

 

腰が抜けて立ち上がれない鉄平。

 

そして廊下の前後より、周囲を囲むように迫るウシクビ達。

 

階段を登り2階へ向かえば逃げられるかもしれないが、それではいずれ追い付かれる。

 

絶体絶命。もはや退路はなかった……。

 

瞬間、頼人は部室でのコワポンとの会話を思い出した。

 

「コワポン!仮面ライダーになるには、どうすればいい!?」

「コン?」

「なるよ……僕が、仮面ライダーになる!!」

 

 

コワポンは一瞬、何やら考え込むような素振りをして、やがて尻尾の中からある物を取り出し、叫んだ。

 

「わかったコン。頼人、これを使うコン!!」

「っと……これは?」

 

頼人の手の中にあったのは、行燈のような形をしたバックル。そして、真ん中に狐の顔のレリーフが刻印されたキツネ色のジッポライターであった。

 

「そのドライバーを腰に巻いて、”アヤカシチャッカー“を点火させるコン!」

「えっと、こう?」

 

バックルを腹部に当てると、両サイドから出現したベルトが自動で巻かれる。

 

『キャンドライバー』

 

続いてアヤカシチャッカー、と呼ばれたジッポライターを開けると、

 

『着火!キツネビ!』

 

という音と共に、赤い火がボウッと灯った。

 

「チャッカーをベルトにセットして、レバーを引くんだコン!!」

「こうだな?」

『キツネビ!イヨ~ッ!』

 

言われた通りにチャッカーを装填すると、鼓を主体とした祭囃子がドライバーから鳴り響いた。

 

『コンコンコーン!コン、ココンコ~ン!コンコンコーン!コン、ココンコ~ン!』

 

「えっと……変身ッ!!」

 

妖火意点火(ヨーカイテンカ)!』

 

レバーを引くと、バックルの行燈が観音開きにパカッと開き、セットされたチャッカーから狐の顔の形をした炎が上がった。

 

『種火!篝火!狐の火!妖狐YOYO!ココンコ~ン!!』

 

ドライバーから噴き出した炎は、頼人を取り巻くようにうねりを描き、やがて足元から全身を包み込む。

 

「ら、頼人!?」

「頼人先輩!?」

 

そして次の瞬間、頼人を包んだ炎が弾け、炎柱の中より”仮面ライダー“がその姿を現した。

 

 




・仮面ライダー妖狐:妖狐一族に伝わる仮面ライダー。妖狐一族は代々、人間と妖怪の間を取り持つネゴシエーターのような役職を担っており、妖狐はその象徴ともいえるライダーである。

炎の力を操る事に長けており、妖火の扱いは全ライダーの中でもトップクラスの性能を誇る。

必殺技は「妖狐炎脚撃」、「妖狐大炎弾」、「妖狐炎尾斬」


・ウシクビ:怪異達の戦闘員。首から上が腐食したように崩れ落ちた牛の顔になっている、黒タイツの集団。傷口に錆を侵入させる“錆鉈”と、命中した対象を腐食させる“ゾウモツ手榴弾”を武器としている。
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