仮面ライダー妖   作:ちくわぶみん

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第三夜「鬼を纏う術師」

頭の先から爪先まで青一色で統一されたアンダースーツ。

細身ながらも筋肉質な上半身。黒い腕鎧に、両手首には金色の腕輪が光る。

腰には灯篭型のドライバーが巻かれ、黒い腰布が夜風になびく。

そしてその顔は、弧を描いた2本の角が天を突くように生えた鬼面だった。

 

眼前の怪異を睨みつけ、夜叉を纏った術師は名乗りを上げる。

 

「仮面ライダー鬼丸、いざ尋常に……参るッ!」

 

鬼丸が構えた時だった。

 

「ウゥ……グゥ……アァァァァッ!!」

 

唸り声を上げながら、ヤマノケが苦しむように身をよじる。

足を二本にしてバランスを取ろうとするも、悶えながらふらつくだけだ。

 

「あれは……」

『力が暴走してやがるな……。原因は分からねぇが、さっき狐の小僧とやり合った影響だろう』

「チッ、面倒な……」

 

鬼丸の目の前で、ヤマノケの姿が変わっていく。

 

腕や足がブクブクと膨らみ、胴体も顔ごと歪んでいく。

まるでヤマノケを内側から食い破り、何かが現れようとしているようだ。

 

「ウ゛ゥ゛……ギィ゛ィ゛……ガア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ッ!!」

 

やがて、ヤマノケの顔が苦痛に歪んだ直後、それは別の何かへと変貌を遂げた。

 

全長20メートルはあろう芋虫のような体に、大樹ように太い四つ脚。

身体中からはヤマアラシのような長い針が、針葉樹のように並ぶ。

そして顔には円形の口と、ナメクジの触覚のように伸びた三個の目。

おおよそこの世の生き物とは思えぬ巨獣の姿が、そこに顕現していた。

 

ハイウェイの車線を跨ぐほどの巨体へと変貌した怪異は、まるで赤ちゃんが泣くような甲高い声で、夜空へと咆哮した。

 

「あの姿は……まさか、シシノケ!?」

「デカくなったか……上等だ」

 

思わず呟く妖狐。

その目の前で、鬼丸は戦闘を開始した。

 

鬼丸はシシノケの巨体に怯むことなく接近すると、バックルから大振りの片刃剣を出現させる。

夜叉が持っていたものに似ているが、岩から削り出したようなそちらと違い、どちらかと言えばキツネビシューターに近い。

 

斜め右下に構えはがら跳躍し、シシノケの顎下へと目掛けて、片刃剣をそのまま力任せに振り上げた。

 

「フンッ!」

「イ゛ィ゛ィ゛ィ゛ィ゛ィ゛ィ゛ィ゛ィ゛イ゛!!」

 

甲高い悲鳴と共に仰け反るシシノケ。

 

その頭上を跳ぶ鬼丸は、剣を頭上へと振り上げ、構えた。

 

「これで──」

「イ……ット……シャ……ノウ……」

「ッ!?」

 

そのまま一太刀浴びせようとしていた鬼丸だったが、シシノケはなんと仰け反った身体を押し戻し、頭上の鬼丸をまっすぐに凝視した。

 

直後、シシノケが大口を空ける。

すると、空気の流れが変わった。

 

「危ない!!」

 

気づいた時には既に遅く、鬼丸はシシノケの口へと引き寄せられていた。

掃除機がゴミを吸い込むかのように、鬼丸の姿は口腔へと消える。

 

「た、食べられちゃったコン……!?」

「そんな……」

 

あまりにもあっさりとした退場に、口を開ける妖狐とコワポン。

 

だが、終わりではなかった。

 

「イ゛……イ゛ェ゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛!!」

 

耳をつんざくような悲鳴と共に、シシノケは何かを吐き出す。

 

『ハッ、俺様を喰おうなんざ5000億年早ぇっての』

「一寸法師の話を知らなかったようだな」

 

吐き出されたのは、片刃剣を肩に背負って着地した鬼丸だった。

刃を払うと、刃先に付着していたヌメっとしている体液が道路に飛び散った。

 

「す、すごい……シシノケに呑み込まれて、あんなすぐに脱出するなんて……」

「鬼族の妖怪は凄まじい戦闘力を持つ種族コン。でも、これはあの夜叉だけじゃなくて、契約者の技量もかなりのものだコン……」

 

鬼丸が振り返ると、身体を内部からズタズタにされたシシノケが、もがき苦しんでいた。

 

「どうやら効いてるな」

『つまんねぇなぁ。デカブツなんだから、もう少し楽しませろよなぁ!』

 

夜叉が悪態をついた、その直後だった。

 

「イ゛ィ゛ィ゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛!!」

 

シシノケが悲鳴をあげ、動き出す。

 

再び大剣を構え直す鬼丸。

シシノケは咆哮しながらこちらへ……

 

ではなく、鬼丸とは反対の方向へと走っていく。

どう見ても鈍重そうな巨体で、ハイウェイを車よりも早く這いずりながら。

 

「ッ!?逃がすかッ!」

 

そう言ってチャッカーを引き抜いた鬼丸は、チャッカーに灯る妖火に息を吹きかける。

 

すると妖火は人型となり、やがて夜叉の姿が実体化した。

 

「夜叉!」

「あいよ、すぐ持ってくる」

 

そう言って夜叉は、ハイウェイを飛び降りる。

 

それから数秒後、軽々と跳躍して戻ってきた夜叉が担いでいたのは、1台のハーレーだった。

 

鬼丸はもう一度チャッカーに点火すると、今度は自分のハーレーへと火を吹きかけた。

 

すると夜叉の姿が消え、ハーレーへと宿る。

炎に包まれたハーレーは、瞬きの間に姿を変える。

 

ライト部が鬼面のようなデザインとなった、厳つい容貌のバイクだ。

 

『夜叉の俺様を相手に鬼ごっこたぁ、面白ぇ!とっ捕まえて叩き斬ってやるぜ!』

「市街地に降りられると厄介だ。速攻でカタをつけるぞ」

 

鬼丸は自らのマシンに跨ると、ハンドルをクラッチし始める。

 

「あ、あの……僕も……」

「ド素人の出る幕はない」

 

妖狐の言葉を遮り、鬼丸はシシノケを追って走り出した。

 

「あ……行っちゃった」

「失礼なやつコン!偉そうな態度がムカつくコン!!」

 

プンスコと不満を露わにするコワポン。

それと対照的に、妖狐……頼人は鬼丸が向かっていった方向を、何も言わずに見つめていた。

 

 

「ギィ゛ィ゛ガア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ッ!!」

 

ドタバタとアスファルトを踏み荒らし、悲鳴のような唸り声を上げながら、シシノケはハイウェイを進行していく。

 

その後方をピッタリと、鬼丸の愛機である『馬身紺剛(マシンコンゴウ)』が追跡していた。

 

大馬力のエンジンが轟音を轟かせ、風を押し退けて進む紺剛。

シシノケに踏み荒らされ、凸凹になった悪路をものともせず、力強い走りで獲物に迫っていく。

 

「ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛!!」

 

このまま引き離せないと悟ったシシノケは、夜天を揺らす声量で咆哮する。

 

次の瞬間、シシノケの全身に生えた棘が放物線を描きながら、鬼丸目掛けて射出された。

 

『運転変わるぞ』

「好きにしろ」

 

そう言って鬼丸はハンドルから手を離すと、座席を足場に立ち上がる。

 

そして、再びバックルに手をかざすと、片刃剣を取り出した。

それも同じ剣を2本、二刀流で構える。

 

飛来した無数の棘が、鬼丸のリーチに入った時……彼は動いた。

 

「ぜやぁぁぁぁッ!!」

 

裂帛の雄叫びと共に振るわれる二刀。

二段切りで眼前に迫る棘を弾き、剣を車輪の様に振るって受け流し、乱舞するように華麗に捌く。

 

刃に弾かれた棘は叩き落とされ、あるいは方向を変えて他の棘を撃ち落とし、先端すらも掠らない。

 

鬼丸の力強く、それでいて川の流れのように流麗な太刀捌きは、毒棘の雨をものともせずに薙ぎ払っていく。

 

鬼丸だけではない。魔身紺剛へと憑依している夜叉の動きが、それを支えていた。

 

シシノケの足跡と砕けたアスファルトの欠片で、路面は悪路と化していた。

加えて、降り注ぐ棘が行先に突き刺さり、障害物となって立ち塞がる。

 

だが、夜叉が── 魔身紺剛が立ち止まる事は無い。

 

むしろ、その速度はどんどん上がっていた。

 

足跡を飛び越え、転がるアスファルトを吹き飛ばし、立ち塞がる棘は正面からぶつかりへし折って進む。

 

行先を阻む障害は全て突破し、己の道を切り開いていく。

まさに唯我独尊。その走りには、鬼としての性質が色濃く現れていた。

 

それでいて、その背に立つ鬼丸がバランスを崩さないよう、彼の足場としての役割も忘れていない。

 

シシノケとの間隔は、徐々に縮まっていった。

 

「はぁッ!!」

 

やがて弾かれた棘の数本が、降り注ぐ棘の方向を変え、それが連鎖していく。

 

絶え間なく飛来していた毒棘の雨が、一瞬だけ止んだ一瞬に、鬼丸は腰のホルダーから新たなチャッカーを取り出す。

 

『着火!カマイタチ!』

 

妖火を灯したチャッカーを、柄頭にあるスロットへと挿し込む。

直後、鍔から炎が上がり刃全体が燃え上がる。

 

鬼丸は炎が灯った剣の刃を、もう一方の剣の刃へと重ね、音を立てて滑らせる。

金属が擦れ合う音と共に燃え移った炎が、薄暗い夜道を煌々と照らし出す。

 

そして鬼丸を中心に、円を描いて放たれる斬撃。

空気を斬り裂く風の刃が、竜巻となって立ち昇り、上空より迫っていた毒棘の全てを破壊した。

 

竜巻が消えた直後、紺剛は更に加速し距離を詰める。

 

『坊主、射程圏内だ!』

「分かってる!」

 

夜叉からの言葉へ食い気味に応え、鬼丸は足を開き、左足をタンクに置く。

 

そして、切っ先をそれぞれ上下に向けた2本の剣を左手で持ち、弓のように構える。

 

「この一射でブチ抜く──ッ!」

 

ドライバーのレバーに手を触れた、その時だった。

 

視界の先を先行し続けているシシノケの頭が、こちらを向いた。

 

「イ゛ィ゛ィ゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛!!」

 

金切り声の直後、シシノケの口から吐き出される3発のなにか。

 

シシノケの口から垂れたそれは、焼けるような音と共にアスファルトを溶解させた。

 

『毒液かッ!!』

「小癪な……ッ!」

 

夜叉は直感的に理解している。

このまま突き進めば、確実に溶かされるだろう。

 

鬼丸も理解している。

この三発を回避する事は不可能だと。

 

いずれを避けても、避けた分がハイウェイを溶かすだろう。

そうなると、ハイウェイの真下を通る一般道路に被害が及ぶ。

 

更には、この毒液を相殺出来るような技は、この2人は持ち合わせていない。

 

動揺、焦燥、仮面の下で崩れる平静。

 

直後、背後から迫るエンジン音が、鬼丸の前へと躍り出た。

 

『シューター!キツネビ必殺!』

「おりゃあああああッ!!」

 

続けざまに放たれた、4発の火炎球。

 

飛来する溶解液に命中したそれらは、その全てを一滴残さず蒸発させ、残る一発がシシノケの頭部へと命中した。

 

予想外の援軍に、鬼丸は思わず声の主に目を向ける。

 

そこには、マシンに跨り銃を構えた、狐面のライダーの姿があった。

 

(狐面……さっきの中坊か!?)

 

「毒液は俺が何とかする!今のうちに早く!!」

「ッ……言われるまでもない!」

 

妖狐からの言葉を受け、鬼丸は再び武器を構え直す。

 

ドライバーのレバーを押し込み、観音開きになっていたバックルを閉じる。

 

『妖火チャージ!妖火意転カーイ!』

 

閉じたバックルの内部に妖火が充填され、灯篭が闇を照らす。

 

そして再びレバーを引くと、ベルト内で充填された妖火が左腕を伝い、2つの刃へと集中していった。

 

上下に弧を描く切っ先を対角に繋ぐように、炎は細い糸を形作る。

レバーから手を離し、矢をつがえる様に引いた鬼丸の右手。その指先に青い炎が集約し、一本の矢を形成していく。

 

「今度こそ、ブチ抜く──ッ!」

『ヤシャ必殺!妖火意ブースト!』

「土御門流・破魔之流鏑馬(はまのやぶさめ)!」

 

指を離すと、放たれた矢が夜を裂く。

 

瞬きの間に飛んだ一矢は、妖狐の放った火球に怯んだシシノケの身体を貫き、焼き尽くす。

 

「ギィ゛ィ゛……ガア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ッ!!」

 

蒼炎に包まれ、悲鳴を上げるシシノケ。

ライダー達がブレーキ音と共に脚を止めた直後、その巨体は爆発と共に崩れ落ちた。

 

山よりの怪異は今度こそ祓われ、ハイウェイには再び平穏が訪れた──。

 

 

「黒いチャッカー……あの人が言ってたのはこれか」

 

鬼丸の変身を解いた青年は、先程までヤマノケが居た場所に転がっていたそれを手に取る。

 

それは、アヤカシチャッカーとよく似た形をした、真っ黒なジッポライターだった。

骨のようなゴツゴツした意匠の造りで、中心にはヤマノケの顔を模したレリーフが刻まれている。

 

青年はそのチャッカーを、懐から取り出した白い布に包むんで仕舞う。

 

それから、もう一本のチャッカーを街灯に照らした。

 

「それに、こいつはおそらく……」

 

もう一本のチャッカーは、彼や頼人が持つアヤカシチャッカーと同じ形をしていた。

 

青年はチャッカーを懐に仕舞うと、拳を強く握り締めた。

 

「あの~……」

 

背後から声をかけられ、振り返る。

 

コワポンを肩に乗せた頼人が、遠慮がちな様子でこちらに顔を向けていた。

 

「さっきは助けてくれて、ありがとうございました。あなたが来てくれなかったら、どうなっていたか……」

「礼はいい。俺も助けられたからな……」

 

ぶっきらぼうな調子で答えられ、頼人は苦笑する。

一方で、コワポンの表情は不満げだった。

 

「その……僕は篝火頼人、こっちはコワポンっていいます!あなたの名前は?」

「……土御門晴矢(つちみかど はるや)だ」

「晴矢さん、ですね。本当にありがとうございます!僕、まだ仮面ライダーになったばかりで……」

「単刀直入に言う。アヤカシチャッカーとドライバーを手放せ」

「え?」

 

突然の言葉に、困惑する頼人。

そんな頼人を睨みながら、青年……晴矢は眉間に皺を寄せた。

 

思わずたじろぐ頼人。

その間に、コワポンが割って入った。

 

「ちょっと待つコン!」

「コワポン……」

 

青年は鋭い目付きのまま、コワポンを見つめる。

 

「君は五行院のライダーコンね?」

「そうだ。俺はこの街に派遣された仮面ライダーだ。遊びに来たわけじゃない」

「五行院……?」

 

聞き慣れない単語に、頼人は首を傾げる。

 

「出会って早々、どういうつもりコン!頼人に仮面ライダーを辞めろって事コン!?」

「だからそう言っている。お前みたいな素人を、俺はライダーとは認めん」

「それ、どういう意味だよ!?」

 

流石に初対面でこんな事を言われれば、温厚な頼人でもカチンとくる。

 

しかし、晴矢は不機嫌そうに鼻を鳴らすと、頼人とコワポンを交互に見て言った。

 

「何も知らない非術師に、半人前の未熟な妖狐。俺達と違って、ろくに戦えもしないド素人が、この戦いに首を突っ込むなって事だ」

「非術師をライダーにスカウトするのは、君達術師とは違う役割があるからだコン!ちゃんと理由があるコン!」

「フン、どうだか。その古臭い伝統、俺は撤廃した方がいいと思うがな」

「さっきから黙って聞いてれば、偉そうに……!」

 

頼人が反論しようとした、その時だった。

 

『小僧、その辺にしておけ』

 

夜叉の低い声が響いた。

 

「すまんな、小狐に小僧。坊主は見ての通り石頭でよぉ。大目に見てやってくれ」

「なんだよ、夜叉」

「坊主、このままでは埒が明かんだろう。一度出直せ」

「ッ!?だが……」

「このまま続けても俺は全然つまらん。酒のつまみにもなりゃしねぇ。それに……あんまりヤンチャしてっと、ま~た面倒なのが来るぞ」

「その『面倒なの』って、ひょっとして僕のことだったりする?」

 

唐突な第三者の声に、思わずその場の全員が肩を跳ねさせる。

 

晴矢は声の主の姿を視認するなり、天を仰いだ。

夜叉は「俺は知らんぞ」とでも言うかのように、チャッカーの中へと戻っていく。

 

頼人とコワポンも、晴矢の視線の先へと目を向ける。

 

そこにいたのは、ワイシャツと黒ズボンの男性だった。

髪は光を反射して煌めく白。手足の長いモデル体型は、その姿を照らす街灯がスポットライトに感じられるほど美形だった。

 

そして、何より特徴的だったのは……夜なのに黒いサングラスをかけていたこと。

 

頼人は思わず、困惑気味に呟いていた。

 

「えっと……どちら様?」




・仮面ライダー鬼丸:土御門家が代々受け継いできた仮面ライダー。夜叉は高い戦闘力を誇る鬼一族の出であり、夜叉との契約で変身する鬼丸のスペックも近接戦闘に特化している。

夜叉の力強さと同時に、当代の契約者である晴矢自身の緻密な術式操作を併せ持つため、パワーファイターでありながら機敏に優れたファイトスタイルで敵を追い詰める。

必殺技は「土御門流・鬼蹴(おにけり)」、「土御門流・破魔之流鏑馬(はまのやぶさめ)」、「土御門流・破邪之剣舞(はじゃのけんまい)」


・ヤマノケ:山中に潜むとされる怪異。人型で首から上がなく、胴体に巨大な顔面が存在する不気味な姿をしている。ゴムのように伸縮する手足を持つ他、アヤカシチャッカーによって強化されてからは「転・操・滅」と唱える事で、物体を念力で動かす能力を発揮した。
噂によると、女ばかりを狙う傾向があるらしい。
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