シャラシャランです。
今回はアニメ化を記念してこのブラックブレットの二次創作を書いてみました!
実はこれ去年に書いたものなのですが、あまりにもブラック・ブレットが好きなので投下してしまいます。
7巻んも発売されましたし、この先がきになります。
「もしもし……はい、はいそうです。天童民間警備会社です。……はい、わかりました。はい……了解です。すぐにうちの者をそちらに向かわせます。はい……ありがとうございます。では後ほど、失礼します」
俺は電話の受話器を元に戻し、FAXから情報が出てくるとすぐにうちの社長に渡す。
社長はそれをさっと読み終えると蓮太郎と延珠を呼ぶ。
それを押し付けなんとか依頼を完了するようにきびしく言っている。
やれやれ。俺は何故ここにいるのだろう。
いくら友達の願いで手伝ってくれと言われてもまるでここの正社員のようにこき扱われてもなぁ。それはおかしい。
「ちょっと宗樹くん!」
「……なんすか社長」
「君も行くのよ!その方が成功率あがるし、里見君だけじゃ心底不安なのよ」
「社長、自分の部下が信用できないってどうゆうことっすか?」
「う……。いいじゃない!それより早く行くのよ!」
「はいはいっと。そうやって高圧的な態度とっていると、その内蓮太郎にも嫌われちゃいますよ?」
「そそそそんなことないわよ!何言っているのよ!!」
俺が契約社員として働いている貧乏会社の天童民間警備会社の社長こと天童木更はなんと恐ろしいことに刀を持ちだし、抜こうと柄に手をかけていた。
「わかりましたよ。行きますから刀をしまってください」
「ならさっさと行きなさい!この依頼には今夜と明日の食事が掛かっているんだからね!」
別に俺はこの依頼をクリア出来なくても飯は食っていけるけどな。
壁に掛けてある黒い大型のバックを取り中にM4を入れ、マガジンを複数腰のポーチに入れる。ハンドガンは右腰に入れておく。そしてナイフなども入れておく。基本的に銃撃戦だが無いより有ったほうがいいだろう。
「いってきます」
俺は扉を開け事件現場へと向かう。
「あァ?お前が応援に来た民警だぁ?」
「あぁそうだよ悪りぃか?」
さっそくもめごとを起こしていた、もちろん蓮太郎が。
やはり学生服だとぐちぐち言われるからな。俺はそこらへんちゃんとできているから、今は私服である。ってかあの警官……
「多島さん!」
「ん?こりゃぁ宗樹じゃねぇか。どうかしたか?」
「俺もその馬鹿と同じで応援に駆け付けたですよ」
「それはありがてぇ。お前がいると百人力だな!」
ガハハハと笑っている多島さん。この人は一応警察である。
「バカって誰の事だよ。なんで宗樹が来てるんだよ」
「バカはお前の事だ。お前の愛しの木更さんに言われて来たんだよ。里見君一人じゃ頼りないってよ。よかったな、お前の恋は程遠いぞ。まず信用される所から始めようぜ」
「うるせぇ」
そっぽを向くが一応ただのじゃれあい、冗談である。正直こいつとの付き合いは非常に長い。腐れ縁とかを超えている。もう一人腐れ縁の奴もいるのだがな。今はコッチに集中しよう。
「おい確か里見だったか?」
「なんだ?」
「お前イニシエーターはどうした?」
それを多島さんに訊かれた瞬間蓮太郎が固まるのがわかった。
絶対に置いてきたな。あの顔。
「いや相坊の力を借りる必要もないって思ってな、な?」
あやしすぎる。
もうちょっとまともな嘘をつけないのか?
ほら多島さんだって疑っているだろ。
そう言った後多島さんがこっちを見て自慢げに言う。
「まぁいいか。こっちにはお前がいるしな」
「今回もさっさと終わらせましょう。そして飯食いましょう」
「だな、いつものうどん屋だったら奢るぞ?」
「お願いしますよ」
俺は軽く微笑み多島さんを見る。
「おいお前いつ仲良くなったんだよ」
「前にね、依頼でちょっと一緒になった時が合ってそれから良くしてもらっているんだよ」
蓮太郎が耳打ちしてきたので応える。
結構きさくでいい人なのだ。部下思いで何事も正そうとするし、さすが刑事というか勘がいい。
階段を上がりマンションの二階の202号室前でとまる。
ここが事件の現場らしい。事件の内容はこの部屋の下の階の人が「血の雨漏り」がすると通報してきたのが始まりである。そしてこれが人類の敵ガストレアだと断定したのだ。
「なにか変化は?」
「そ、それが先に突入したポイントマンが―――」
あほだろ、俺ら民警を待たず先に突入するだなんて。
「宗樹!」
「だな」
顎で指示を出す。
すぐに警官が投入用のショットガンを持ちだし扉を狙う。バッグからライフルを出しマガジンを入れ、安全装置をはずす。俺は指でカウントダウンを始める。指が三を示してすぐ警官が扉を撃ち破壊、それを俺と蓮太郎が蹴り中に突入する。
ライフルを構え蓮太郎の後ろをいく。
「なんだ……遅かったじゃないか」
部屋の中には血だまりが出来ており、血が壁などにこびりついていた。その中に警官が二人壁に叩きつけられていて死んでいた。部屋の真ん中には燕尾服に仮面にシルクハットというコスチュームを身にまとった男性がいた。
「ハロウィーンにしては早いと思うんだが、誰だお前?」
「仮装ではないよ、君。それより先に名乗ってはどうかね?」
「民警、早川宗樹だ」
「里見蓮太郎だ。なぁあんたがここの警官を殺したのか?」
「ああそうだが、なにか?」
敵がそう言った後蓮太郎の行動は素早かった。すぐに持ち前の身体能力を生かして敵との間合いを詰め下からの掌打を当てる。
「なかいい打撃じゃないか」
「伏せろ蓮太郎!」
俺は蓮太郎が伏せるのを確認すると一緒に突入した警官と一緒に一斉射撃をする。銃声が狭い部屋で鳴り響く。空の薬莢がフローリングにあたり音を立てる。撃った弾は全て避けられ、隣の警官二人が首を撃たれ崩れおちる。俺はなんとか避けた。敵が行ったのはなんと早撃ちである。俺もできるが常人ではできないだろう。すぐに間髪いれずに蓮太郎が回し蹴りを叩きこむが、仮面男は携帯すら手放さずに電話をしていた。
「すまないね。用事ができたのでな。また会おう里見くん、早川くん」
「結局、誰だよあんた」
「私は世界を滅ぼすものだ。誰にも私は止められない」
男はすぐにベランダから飛び降りる。
俺らはすぐには動けなかった。強いな、次に会った時は少々本気で挑まなくてはいけないな。蓮太郎の背中をバシンと叩く。
「何ボォーっとしてんだよ。ほら行くぞ蓮太郎。多島さん!」
「あぁ、わかってるよ!ほらお前等はお前等の仕事をしろ!」
すぐに蓮太郎と一緒に部屋中を探すが何もいなかった。クローゼットの中もいなかった。いったいどういう事なのか?蓮太郎と話あった結果:感染源と感染者は逃げた。という事になった。これはヤバイ。下手したら東京が終わるかもしれない。
「多島さんすぐにここ一帯に避難命令と封鎖を、もちろん警官は全員バラニウム弾装備でお願いします」
「了解だ!」
多島さんはすぐに無線で状況を報告し始めた。
「一仕事しますか」
「だな」
俺はライフルを構え蓮太郎と一緒に付近の捜索を始めた。
そんなこんなで捜索を開始してすぐに発見した。
すぐに警官がやってきて車を物陰にして銃撃戦が始まった。
蓮太郎は置いてけぼりにした延珠と再会、俺はライフルをずっと撃っているだけの簡単なお仕事だった。これで給料もらえるんだ。楽なこった。
「2031年4月228日1630、イニシエーター藍原延珠プロモーター里見蓮太郎、早川宗樹。ガストレアを排除しました」
「おう、御苦労民警諸君」
両方敬礼をする。
すぐにそれを崩してお互い笑う。
「そんなことより蓮太郎、タイムセールの時間はいいのか?」
「ん?……ってあ!?」
延珠に言われて気付く蓮太郎。もうすぐスーパーのタイムセールなのである。
「やべぇ。また仕事あったら回してくれよな!!」
「あ、おい!」
すぐに二人は走り去っていた。
多島さんはそんな小さくなっていく二人の背中を見る。
「まったくなんだ?アレ。タイムセールとか」
「現在天童民間警備会社は非常に金銭的余裕がないのですよ」
「あぁなるほど。だがお前さんは確か司馬重工所属だったんじゃ?」
「まぁそうなのですけど、あいつ親友なので時間があるときは手伝っているんですよ」
「なるほどねぇ……」
「あと報酬頂いてもよろしいですか?」
「わかったちょっと待っていろよ」
そう言って多島さんは車のほうに走っていき、茶色の小封筒を持ってきた。
厚みなどでお金は大して入っていないのがわかるが、それでも今の木更や蓮太郎だったら涙を出して喜ぶだろう。
「ありがとうございます。また何かあったら天童民間警備会社をよろしくお願いします」
「おうよ。こっちこそよろしくな」
俺はライフルをかばんに入れて装備を色々外す。
ゆっくりと会社に戻る準備をする。
携帯を見る、午後16時50分。俺も帰って夕飯の準備をするか。
恐らく先にあいつも帰っているだろう。
だがその前にこの金を届けようか。
黒色の長い鞄を持ちあげ夕焼けに照らされた道を歩く。
余談だが、蓮太郎は報酬をもらい損ねたことで怒られていたそうだ。
あの馬鹿め。
主人公は早川宗樹くんです!
もちろんイケメン。
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