ブラック・ブレット~闇夜を駆ける者~   作:シャラシャラン

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どうも一日に二回投下!
結構無理してます

それではどうぞ。


第二話

 

 

いつも通り重い鞄を肩からつり街中を歩く。

 

今日は仕事があったな、しかも平和な仕事だった。

本来ならもっと危険なお仕事が俺宛に回ってくるのだが今日は何もなかった。

一応確認の為に携帯を見るが、メールはおろか不在着信すらない。

 

おかしい……

これはありえない。いつものあいつだったら「どう、元気しとる?」とか「今晩は何食べる?」とか「疲れた~。宗樹くんに会いたいわぁ~」などの短いメールが送られてくるのだがそれすらない。どうかしたのか?

 

ちょっと急ぎながら自宅に着く。

すぐに鍵を開けて入る。電気はついていなかった。

おかしい。いつもなら家にいるはずなのだが。

 

「おーい、帰ったぞ」

 

いつもならおかえり!と言って胸に飛び込んでくるのだが。

今日はそれも無い。

ゆっくりと廊下を真っ暗な廊下を歩き廊下とリビングの仕切り役をしている扉を開ける

 

 

 

 

「おっかえりー!!」

 

 

後ろから急に抱きつかれる。

普通だったら壁に叩きつけるように投げるが、声から判断してあいつなので何も言わずこう言う。

 

「ただいま、未織」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それで今日はどうやったん?」

「軽い依頼一つだけだよ」

 

食卓を囲んで言う。

今日の晩飯は塩鮭、白米にお味噌汁におかずがである。

このご時世満足に食事ができるのは嬉しい。お金も余分にあるし木更や蓮太郎のようにお金で困るような事は無い。まったく仕事をまわしてくれる未織のおかげである。

 

「また司馬重工(こっち)の仕事もやってな?」

「もちろん」

 

ごはんを食べ終えてひと足先に席を立つ。食器を全て流し台に持っていく。ちなみに皿洗いは未織がやってくれる。さすが通い妻的ポジションの人。

俺は机にパソコンの電源ボタンを押す。すぐにメールに目を通す。新着のメールがあった。どうやらいつぞやの重鎮たちからの手紙である。大方また機会があったら助けてくれとか感謝のメールだろう。すぐに次のメールに目を通す。その中に国際イニシエーター監督機構、通称IISOからメールが来ていた。中身を開けて見てみると、もはや見慣れた内容であった。

 

「またIISOから?」

「ああそうだよ」

 

中には少女の顔写真と特徴やモデルなどが書いてあった。イニシエーターである。本来民警は蓮太郎と延珠のようにプロモーターとイニシエーターというコンビで戦うのが普通なのだ。しかし俺にはいない、もちろん俺が希望してこうしているのだが偶にこのようにメールが来るのである。この子はいかがですか?って感じである。

 

「もうそろそろ誰か選んだらどうなん?」

「と言っても俺に合うやつがいない」

 

俺自身はイニシエーターがいてもいいと思う。その方が戦術の幅も増えるし楽しいと思う。蓮太郎と延珠を見ているとそう思えてくる。でも今現在俺一人でも仕事はやっていけている。今はいいだろう。

 

「まぁ宗樹くんはそんなん無しでも強いからなぁ。さすがIP序列200位以内やなぁ。ほんま感心するわ」

「褒めても何もでないぞ」

 

メールに「今までどおり一人でいいです」と打ち返信する。

パソコンの電源を落としほこりが被らないようにカバーをかける。

 

「誰かいないかなぁ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

暗い暗い場所。

 

何もない。

 

周りにあるのは細い管だけ。

 

誰もいない。

 

どうすればいいの。

 

 

「何処に行った!」

「速く探し出せ!

 

 

逃げなきゃ。

 

遠い場所に逃げなきゃ。

 

どこかに。

誰か私を助けて。

 

 

 

 

 




私実はオリジナルも書いているのでそれもどうぞ
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