「せ〜んぱい♪ 何かしてほしいこととかあるかな? そういえばパン焼いてきたんだよっ!」
「あらあら比企谷君……そんな顔をして、どうしたのですか?」
どうもみなさん
比企谷小町です。
お兄ちゃんがあまりに元気がなかったので、この二人を焚きつけました。その結果はちゃんと出て、お兄ちゃんも一応ドブの底みたいな腐り目は脱したのですが……
「よ〜し! いろはお姉ちゃんにまっかせなさあ〜い!」
「よしよし、大丈夫ですよ比企谷君……あなたに害なすものは、私が何とかしてあげますから」
この二人の方が、割と最初のほうからめっちゃノリノリになっちゃいました……
* * *
「雪乃さん……いろは先輩……もう大丈夫ですからいつものお二人に戻ってくださいよ。ほら、部室の角で結衣さんがいじけながら指で床にずっとヒッキーって書いてるの見えません? しかもキュンキュンうさぎの鳴き声みたいなのを発してるんですよ。アレどうしてくれんですか……」
小町はうんざりしたような声で
半ば腐っている目でお二人に言います。
「……そうは言ってもね? 小町さん……青山ブルーマウンテンモードの私なら、比企谷君はダラっと笑ってくれるのよ。あの比企谷君が、無防備に私に笑ってくれるの……あと一回だけもう一回だけって思っていてもね? 気づけば、またやってしまうのよ……とまらないのよ」
「うん……お米ちゃんの言うことも分かるんだけど……あんなせんぱい、私にあんなに純粋な目を向けてくれるせんぱいなんて見たことがなくて……なんだか可愛くて可愛いくて庇護欲そそられて……きずいたら、ココアモードになっているというか、あの目には敵わないというか……」
二人とも、完全に脳がやられていました。
確かに、ごちうさモードに入った二人に対して、お兄ちゃんは目をキラキラと輝かせています。
実際小町的にもそのお兄ちゃんは可愛いくてポイントたか……じゃなくて、それをどうにかしなきゃいけないんです。
このままでは、お兄ちゃんもろとも雪乃さんといろは先輩までダメになってしまいます。もうすでにお二人はヤバ目になっちゃってますが……
「なんか……わたし、もうココアでいいかも……」
「わたしも、、みどりちゃんで、いいのかも」
とうとう、二人が自分のアイデンティティを消しに入りました。
雪乃さんは青ブルマに、いろは先輩はココアに精神を侵食されていき、それに歯止めがかからないような……頭をキャラクターにやられてきてしまっています。
どうすんだこれ。