最近はよくあいつのことが頭をよぎる。何故だか知らないけど……それのせいで訓練に身が入らない。元々、訓練に集中しているわけではないけど最近は前より身が入らない。こんな気持ちは初めてでこの気持ちの正体は分からない。
ヘルマンと一緒に居ると胸がドキドキしてあいつが違う奴と一緒にいるのを見ているとイラついてくる。今まで他人が誰と話そうと別にどうでも良かった。私は目的を達成してここを出て父に会う。それが私の望みのはずだった。だけど最近ではその事を考えるよりもヘルマンのことを考える頻度の事が多くなっている。
考えているのはとても他愛無いようなことで…態態、考える必要もないと思ってしまうほどのことばかり。だけど考えずにはいられない。
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「あんたは私のことをどう思っている?」
急に問われたその質問に僕はすぐに返す事が出来なかった。自分が予想していた質問と違ったためにすぐに返さなかった。今、僕は訓練が始まる前にアニに呼び出されて人目の付きにくいところにいる。
「…それはどういうことかな?」
「いや、その言葉の意味通りに取ってもらって構わない」
「……いや、そんなことを急に聞かれても」
「そう…」
「何でアニはそんなことを僕に聞くんだい?」
こんな事を聞いてアニに何の得があるのだろうか。考えても思い当たるようなことは全くない。自分のことをどう思っているのかを聞いたとしても…自分の得になるようなことがあるはずがない。ここでボクがアニのことを嫌いだと言ったら彼女はそれを聞いたことを後悔するのではないだろうか。人に嫌いと言われて喜ぶ人間は極少数のはずだからね。
「ちょっとね…」
「…そうか……それじゃ逆にアニは僕のことをどう思っているんだい?」
アニは自分に質問が帰って来るとは思っていなかったのか…少したじろいだ。
「……ヘルマン…のこと…」
「うん、アニの口から聞いてみたいんだ。他人が僕にどんな印象を持っているのかを知りたいんだ」
ヘルマンは私の方を真っすぐ見つめながら聞いて来た。彼の真っすぐな目を見ると私はあの目から視線を逸らせない。何でか分からないけど…彼に聞かれたら何でも答えてしまう気がする。
「…側に居て…心地いい人」
「?」
「うまく言葉で説明するのは難しい。なんかヘルマンが居ると落ち着くんだ」
「そう言って貰えると嬉しい。話し掛けてもアニはあんまり表情が動かないから…話し掛けられるのが嫌なのかなと最近は考えていたりしていたからね」
僕もアニのことは言えないけどね。僕もあんまり嬉しくても悲しくても表情が動かないからね。
「…私は答えたんだから…ヘルマンも答えて。私のことをどう思っているの?」
「僕にとってアニか……良い友達だと思っているよ」
異性の中で一番親しいのは…アニだろう。僕の答えを聞いたアニは一瞬寂しそうな顔をしたが…すぐにいつもの顔に戻った。
「そっか…そうだよね」
アニはあんまり表情が動かないタイプの人間だと記憶していたけど、今のアニは明らかに落ち込んでいる。誰が見たとしても分かってしまうほど。
それからアニは僕と別れるまでずっと暗い顔をしながら過ごしていた。何かやってしまったのなら謝ろうとも考えたが何をしたのか分からない以上、謝りようがないんだよな。
次の話に登場して欲しいのは?
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ミカサ
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アニ
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クリスタ(ヒストリア)
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エレン
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ジャン
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ライナー
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リヴァイ
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ハンジ