どぞ
ここは魔法の森。いつかの魔法の森。
ここでは生きとし生けるものが死ぬ。そんな世界。
そんな世界の森にあるアリスという名の女性の家
「…魔理沙」
「どうした?」
「最近俺視線を感じるんだが何か知らないか?」
「ただの自意識過剰だろ。勘違いするなって」
「…そんなもんかね?」
「そんなもんだよ」
他愛のない会話をする一方の女は霧雨魔理沙。魔法使いである。そしてもう一方は…誰だろうか。
はっきり言って記憶にない。この人間が魔法の森に入った記憶が、ない。ましてや彼女の家など。
「…あ、今感じた」
「じゃあどこからか言ってみろよ」
「タンスの上だった気がするが」ガサゴソ
「…あるわけないだろ。そこにあるのはアリスからもらった人形だけだ」
「…じゃあこの人形?そんな馬鹿な」
「ありえんありえん」
そう言い元の席へ戻る男。どうやら彼は足が悪いらしい。
はて足が悪い人間が入れるほど魔法の森は甘くないはずだ。普通の人間ですら入れないというのに。
ただ、だからこそというべきか。感が鋭い。
予感でもしているのか、見ている方向を的確に示して来ている。迂闊に覗き見ができない。
「…そういやこの後友達が家に来るんだがその間お前どうする?」
「あー…ここにいる。スタスタ歩けないしな」
「わかったー」
ああ、そういえば約束をしていた。頭を切り替えるのよアリス。
良し、人形の監視はバレてないようだから…上を向けておきましょうか。
ささ、出発しましょうか
ガチャッ
「…早いなアリス」
「お邪魔するわ…ん?誰?」
「…あ、曹仁と申します。苗字はありません」
「あ、初めまして…いつ知り合ったのよ?」
「あいつ、外来人なんだよ。足が動かないのに、どうやって来たんだろうね?」
「不思議な人ね…」
「実験しようだなんて考えるなよ」
考えていることが当てられた………まさかさとり妖怪?
とまあ、そんなことがあり、私は彼を意識するようになった。
ここから魔理沙宅の主人公サイドーーーーーーーーーーー
ここ最近、視線を多く感じる。
人形が大量に置かれた時からだ。その人形はアリスさんからもらった物だが。
女の人からのプレゼントは毎回嬉しい。いや、実験というプレゼントはいらないな魔理沙。
だがまあこれだけの人形があると多少の寂しさは紛らわせる。抱き枕的存在になりかけているのは秘密だぞ
「…魔理沙は…家を開けているのか。まったく家の鍵は閉めろと…あ、閉まってる」
珍しいこともあるもんだ。
「…はぁ…多分夜まで帰ってこねえだろうな。昼飯でも」
ガチャッ
「…ん、アリスさん。こんちは」
「こんにちは。曹仁さん。魔理沙に頼まれて作ったカレーなんだけど…」
「今いませんね…」
「あ、それなら曹仁さんが食べてもいいんじゃないですか?」
いきなり話が飛躍するのは魔法使いならではなのか。しかしまぁ料理を作る手間が省ける。ありがたくいただこう
「そうしましょうかね」
「あ、それでは」ガチャッ
…そういえば鍵が閉まっているが鍵が開く音もなかったな…
忍者かな?サッサか飯食うか…足の痺れが取れない…!
「…生まれつきではないから困るんだよなぁ」
悪態をつきながらカレーを机の上に持っていき、置く。そしてご飯を持ってきて食べる。
うますぎる…!犯罪的だ…ぁ!
その日の夜
「すまん遅くなった!…カレー!?」
「アリスさんが持って来てくれたよ。頼まれてって」
「…頼んだっけな…まあ良いか。いただきまーす!」
「ちょっと眠いから寝るわ…」
「おう。おつかれさーん」
翌日 こっからまたアリス宅
…まずい。彼が人形の視線に気がついて来ている。
しかしまぁ好きな人に褒められるのも悪くはない。だから、私は見つめようと思う。
彼の生涯を、生涯の一瞬を懸けて、見ていこうと思う。
河童製の保存カードを握りしめて、強く思った。
魔理沙宅
「…置き手紙…昼飯魔理沙作れたんだ…」
魔理沙の手作り料理など美味しいのか?カメラのモニターを回す。
…ノーコメントで。彼の反応を楽しみましょう。
最後ネタをぶちこみたかったの!
設定集も書きたいの!
曹仁…足不自由なおっつぁん
魔理沙…ひょんなことから拾ってしまった。面倒を見ていたら…ポゥ!
アリス…気になる!気になるぞ貴様ッッ!!
多分こんな感じです。設定集ってどんな感じの奴ですか…?