東方純愛小話   作:覚め

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初手、山椒王。
次手、示唆肌
三手、美大卒

というわけで華扇さんと青蛾さん。蛾が違うらしい。娥らしい。
前華扇さんもって言っちゃったけどお前も十分予測変換の敵だ青娥


第101話

人里

 

「…やば、これ寝るわ」

 

「あら、おねんねには早いと思いますけど?」

 

「うっせ美人局もどきが」

 

「ひどい」

 

「そーかい。酷くて結構」

 

…あれ、ここ俺の家なのになんでこいついるんだ?と思った瞬間奴は堂々と帰っていった。金は取られていなかったからよかったとは思ってる。ただこいつと絡んだ後、必ず直談判する仙人がいると聞く。

 

「…」

 

「どちら?」

 

「青娥をさっきここから出るところを見ましたが」

 

「金は取られてねえんだ帰んな」ガチャッ

 

「…出てきなさい」

 

「いやさっさと帰れよ」

 

「失礼します」スルッ

 

「猫みたいに俺の家に入るなおい」

 

…以外と仙人ってこんな感じなのか?

 

翌日

 

「…お、美人局気り」

 

「そろそろ殴り殺させていただけます?」

 

「価値観が欠如すると美人局は出来ないらしいぞ」

 

「火炎放射器」カチャッ

 

「幻想郷に不相応な物出すのやめてもらって良いすか?」

 

「最終話までこのネタ引っ張るわよ」

 

「いらねえよ誰が必要とするもんか」

 

「ひどーい」

 

「おや?」

 

「…その火炎放射器貸して」

 

「あらあら…使うのかしら?」

 

「過激な借金の取り立ては犯罪だろ」

 

「そうですけど」

 

「ちょっと青娥!?ナニをやっているんですか!カツアゲですか!?」

 

「こいつ」

 

「なるほど」

 

「何がなるほどですかってそれをこっちに向けないでください!」

 

その後そこらへんでちょっとした火事が起こったらしい。人里って怖い。仙人の髪の毛が焼けたとかなんとか…人里って怖えな…まぁ俺が生活していくには里にいなきゃダメなんだけど…火事に巻き込まれるのが嫌だなぁ

 

一週間後

 

「…お」

 

「ようやく見つけましたよ…!」

 

「こりゃ仙人さん前の火事はご無事でしたか」

 

「今ここで貴方を殴り殺したいのですが抑えましょう。せめて私以上に焼けてもらいましょう」

 

「そうか、頑張れ。青娥さーんここら辺でお勧めの八百屋ってなーい〜?」

 

「あらあら…そうねぇ。この先にある八百屋さんが新鮮ねぇ…」

 

「ほぉ…」

 

「んな…!」ワナワナ

 

次の日 主人公部屋

 

「おごっごっ」バギッバキッ

 

「この!この!」

 

「ぢっぼうりょっはんだっ!?」ゴギィッ

 

「女の命である髪の毛燃やしたやつに言われたくありません。次やったらタダじゃ済まねえからなこの野郎」

 

「スマートに爽やかに暴言吐くのは一種の才能だと思う」

 

「それでは」ガチャッ

 

…うん、ここ一応俺の家なんだけどね。なんだろうか、仙人ってやっぱ人の私有地に勝手に入っていくもんなのだろうか?入って好き勝手にしていく物なのだろうか?それは困る。ほとんどプライバシー無しじゃないか。

 

「…いって…」

 

「大丈夫?」

 

「…今俺はプライバシーというものについて考え出したい気分だ」

 

「仙人様にやられてると思って手当てする奴持ってきたけど」

 

「あんた本当準備良いよね」

 

「褒めないでよ〜嬉しいじゃない♪」

 

「三億年くらい引きこもっていたい」

 

「あら…まぁ、手当してあげるから顔出して」

 

「うい…」

 

1時間後

 

「バッチリ♪」

 

「おかしいなメイクは頼んでないはずなんだが」

 

「それを言っちゃえば手当も頼んでないけど?」

 

「…すいませんでした!」

 

「良いのよ♪それじゃあまた何か痛んだりしたら教えてね」

 

「うーっす」

 

ガチャッバタンッ!…丁寧に扱えよ

 

家の外

 

「…どうでした?」

 

「半分こにせず奪い合いましょ」

 

「それ前やりました」

 

「それもそうだったわね」

 

翌日 博麗神社

 

「プライバシーが保護されますように」

 

「あんた何言ってんの?」

 

「仙人が勝手に家の中に転がり込んで来てた」

 

「プライバシーっていうか鍵掛けなさいよ」

 

「鍵どころか寝る時は釘で打ってるはずなんだが」

 

「それくらい奴らは簡単に打ち切って来るわよ」

 

「マジかよあいつら人間じゃねえ」

 

「壁すり抜けてくるから」

 

「あ、そういう?」

 

「…おやおや」

 

「こいつです!こいつが殴ってきたんです!」

 

「らしいけど?」ジロッ

 

…事実だから。この仙人様にぶん殴られて手当してもらったから。俺は悪くない。どれくらい悪くないかっていうとキリスト教の神の子並みに悪くない。

 

「ああ、髪の毛燃やされましたから」

 

「あ」

 

やべ、バレた。どうしようか。どうにかして逃げ切るしかないのか。鬼ごっこスタートか?空飛ぶ鬼ごっこか?陸対空か?

 

「…らしいわね」ガシッ

 

「おうっ」

 

「華扇、好きにして良いわ。私が許す」

 

「巫女公認なら安心ですね」

 

数時間後…そこにはボロボロに成り果てた人の姿があったとか。

 

「ってか、青娥…あんたもお人好しねぇ」

 

「フフ…私と仙人様が協力してやっている作戦ですことよ」

 

「言い方が変ね」

 

「この殿方を二人で分け合うんですわ。だから、一人がボコボコに締めて一人が治す。それを繰り返していくと人の心は簡単に傾くの」

 

「人心掌握の術を聞かされてるみたいで気分悪いわね」

 

「まぁ、そのせいで仙人様は思い詰めてるみたいだけど」

 

「やりすぎましたか…?いや、でもそれくらいやんないと…でも…」

 

「思い詰めるくらいならやらなくていいのに…」

 

「乙女の恋愛戦争は勝てなきゃ意味ないのよ?」

 

「あんたらを乙女と呼んでいいのかが気になるわね」

 

翌日

 

「…俺結局どうなった?」

 

「馬乗りされて一方的に殴られ続けてたわ。途中から泣いてたけど」

 

「そこまで来たら助けてくれよ巫女さん」

 

「華扇が鼻と耳から血を流しながら殴ってたのよ面白いじゃない」

 

「何言ってんだこいつ」

 

 

 

 

 

 




華扇…正そう未来。導こう私との生活。
青娥…生活向上委員会会長兼美人局もどき。
主人公…プライバシーのかけらもねえ男。
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