東方純愛小話   作:覚め

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生命力極振り主人公君。
先代と比べられても傷つかないフリをする霊夢さん可愛いと思うんですけどどうです!?


第102話

 

紅魔館

 

「…本当に働く気はないの?」

 

「ありません。ていうか前も聞いたでしょ」

 

「そりゃそうだけども…今の生活じゃ色々と危ないでしょ。お風呂とか、健康とか」

 

「あー…考えたこともねえ」

 

この先どうなるかなんてのは考えたことねーなー…ま、いつか野垂れ死ぬだろ。多分。というより俺はなんであいつらと仲良くなったんだ?…ああ、人魚釣ったからか。なら別にいいか。ていうか館内寒すぎだろ!

 

「それに。その服ボロボロじゃない。替えの服は」

 

「んなのあったらこんな格好じゃないでしょうに」

 

「それもそうねぇ。働けば服があってご飯が出て、暖かい布団で我慢することなく寝れるのよ?」

 

「駄目だ。俺はもうそんな生活が嫌になったんだ」

 

「…そう」

 

「そう。というわけで帰る」

 

「働かないんだったら血を貰うわね」

 

「…は?」

 

「良いでしょ?別に、いつ死んでもおかしくないんだから」

 

「俺の血なんて吸ったら毛が肺に詰まるぞ」

 

「そんなわけないでしょ。ほら、こっち来て」

 

「…そうか。それだったら…」

 

「?」

 

「もう帰る」

 

「させないって言ってるのわからないのかしら?」

 

「おろ…っと」ユラリユラリ

 

「まさか…酔拳!?」

 

「いえ普通に目眩です」

 

「ああ」

 

「んじゃ、そろそろ帰らないと」

 

「だ・か・ら!」

 

「…」

 

「帰さないって言ってるの!貴方が血を吸われるか、ここで働くか!その選択肢しかないわけ!分かる!?」

 

「…じゃあ働くから帰らせろ!」

 

「よし!」

 

霧の湖

 

「っつーわけだ」

 

というかそもそもこんな奴を雇って紅魔館は資金繰りが上手くいってるのか行ってないのか…はたまたあの吸血鬼の遊びか。どっちにしろさっさとクビになってくれば良い話だ。簡単簡単!仕事の出来の悪さには評判があるからな!知らんが!

 

「…?ってことは…」

 

「まぁしばらくここには来れないってことだ」

 

「!?」

 

「屋台にも言っておいてくれ。紅魔館に行くことになったって」

 

「わかった…」

 

「んーと…まあそんくらいかな。つか寒い…良し、寝よう!」

 

「はぁ!?」

 

翌日

 

「オラ起きろ」

 

「んっ…あ、そのまま日を越したか」

 

「もう…ほら、美鈴が寝ないように見張る係だから早く!」

 

「んな!?」

 

紅魔館門

 

「…うっす」

 

「おやおや〜?結局働くんですか〜?」

 

「あんた寝たら里の男呼んできて良いっすか?」

 

「前それで泣き顔になったのでやめてもらえます?」

 

「そうなんですか。今から呼んできます」

 

「やめて!?」

 

「やめてもらえる?やばい目に遭わされた時美鈴が二年くらい心閉ざしたから」

 

「すいませんした」

 

「それじゃあ三年くらい私の言いなりですね」

 

「いや美鈴それは違うわよ」

 

「え?」

 

「三日間美鈴のなりきり犬」

 

「良いですね」

 

「おい!?」

 

やっぱここで働くの嫌なんだけど!?…寝ようかな。少し瞼が重くなってきた。…よくよく考えれば俺立ち続けるの無理だった。体力の衰え…まだ20代にもなってねえのに。あーあー腰が疲れた。

 

「…どっこいしょ」

 

「ん?どうしたんですか?」

 

「疲れた…」

 

「え?」

 

「最近全く動かずぐーたらしてたしなぁ…人里と湖の間歩くだけでも結構運動になるんだぞ」

 

「そうなんですか。咲夜さん本当にこの人仕事できるんですか?」

 

「…お嬢様が言うには」

 

「まぁお嬢様のことだからあまり信用は出来ませんが…」

 

「ここの主人信用ないんだな…」

 

「まぁね。子供だし」

 

「子供なのか」

 

翌日

 

「…ということで、新しく入った…名前」

 

「吾輩は人間である。名前はまだない」

 

「…らしいです。まぁ妖精とは別のところで働くので名前は別に」

 

「私が付けるわ!」

 

「…確か妹いたよな」

 

「?ええ、そうだけど」

 

「そっちに名付けてもらいたい」

 

「…フラン呼んできて」

 

「わかりました連れてきました」

 

「早い!」

 

…どんな名前が飛んでくるかわからんがとにかくこの吸血鬼の名付ける名前だけは嫌だ。それは直感で感じ取れる。と言うかそもそもこの館に名付けでまともな奴はおらんように見えるが…それを言ったら流石に元も子もないな。

 

「…デュランタ!」

 

「花の名前が飛んでくるとはお兄さん考えてもなかったよ!」

 

「デュランタ…花言葉は確か歓迎ね」

 

「え?あなたを見守るじゃないの?」

 

「この姉妹どっちもポンコツだ」

 

「は?壊すよ?」

 

「運命破綻させるぞ」

 

「…誰がポンコツなんて言いやがった」

 

「貴方よ」

 

その日の昼

 

「…」ボコッ

 

「で、埋まってるんですか」

 

「まぁ、うん。なんで埋まってるのかわからないけど」

 

「私は貴方の精神が理解できません」

 

「あらま」

 

「さ、私のなりきり犬ですよ三日間」

 

「マジかよ…」

 

「さて、先ずは…これです」

 

「これは?」

 

「氷です」

 

「!?」

 

その日、俺は初めて俺の発言に後悔した。氷で周りを囲まれて冷え冷えのところで冷水をぶっかけるというドMも素足で逃げ出し鬼が自ら喜んで耳を差し出すレベルの所業だ。俺は多分低体温症で1時間は動けないだろうな。

 

「あ…はは…」ガタガタ

 

「ん〜冷たいですね〜♪さて、このまま放置です。良いですね?」

 

三日後

 

「はー…はー…」

 

「ん〜!良いですね!良い感じに弱ってる!…あ、この先どうしましょう」

 

ざけんなてめえと叫びたい気分だが生憎今は寒さでまともに口が動かん。布団をかぶって寝たいのに寝れないこの歯痒さ。そして待てなんで俺低体温症が三日も続いてんだ?とは思った。意味はない。

 

「…んー…咲夜さーん」

 

「何かしら?」

 

「デュランタが寒さで瀕死です」

 

「あんたのせいでしょ!」バチンッ

 

「あでっ」

 

 

 

 

 




主人公はこうなっても死にません。
八百度で熱されても-八百度で冷やされても1トンプレスされても死にません。
どっかの虫みたいです
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