東方純愛小話   作:覚め

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ネタがないのでヘカーティアのその後やります
オットセイ!
次回あたりヘカーティア純狐星条旗のピエロの三人衆でやろうかな
情報量パンクしそうだけど


第104話

 

ヘカーティア宅

 

「…ヘカーティア」

 

「どうしたの?」

 

「いい加減ここから出して」

 

「は?」ガゴォッ

 

鉄格子を思い切り掴んで変な音が鳴る。本気で握っているんだろう。鉄格子がパキパキと音を立てて折れそうなのだ。…やっぱり出してくれは禁句か…?そう思いながらもヘカーティアの出した飯を食らう。食ってる時点で出る意思はないだろって言われればそれまでだけど…

 

「…ヘカーティア…?」

 

「あのね…私はあなたの為と思ってここに入れたのよ!?それなのに出ようだなんて!」

 

「あ、ちょっヘカーティア」

 

「そんなに私のやってることは迷惑なの!?」ガシッ

 

「あぎっ…ヘカーティア、運動がしたいから…」

 

「え?あ、ああ。運動ね。まあ確かにその部屋じゃ十分に動けないわよね。ごめんなさい」

 

「謝ることはないんだが…」

 

「そう?ありがとねん」

 

「んぅ古い」

 

「ありがとねんのどこが古いのかしらん?」

 

「頭痛くなってきた…」

 

数日後 地底のどっか

 

「目隠しされて歩くってどんな状況なの俺」

 

「それくらいしないと貴方が他の女に毒されちゃうかも」

 

「毒されんわ!」

 

「本当…?」トゥンク

 

「ちょっと待て今俺の知らない擬音が出てきたぞ」

 

「ところで…運動って言ってるのに散歩で良いのかしら?」

 

「全く歩かなくなった奴が歩くだけでも変わるってもんだ」

 

「そうなの?」

 

「そう。実際痩せた奴が居る」

 

「ふーん…」

 

からのヘカーティア宅

 

散歩を数時間やって終わった。妖怪とは言え数時間歩くだけで疲れるんだな。妖怪は体力馬鹿じゃない、鬼どもが体力馬力馬鹿なんだ。俺たち平民同然の妖怪と鬼を比べてもただ鬼が馬鹿げた性能だってことくらいしか分からんぞ。

 

「…流石に疲れたな」

 

「そうかしらん?私は全く疲れてないわよん」

 

「だからそのんを辞めなさいっての…全く。これだから」

 

「え?」

 

「…ん?」

 

「これだからって何?私何かしたの?何が悪かったの!?教えて!」

 

「わ、ちょ、嘘、嘘だって」

 

「え?ああ、嘘、嘘ね」

 

そういうとこだよとは言えない俺であった

 

「ところでヘカーティア」

 

「ん?」

 

「お前なんで俺を好きになったんだ?」

 

「…それは貴方が家のポストの前でリストラ通告書とか不採用とかの紙を見て若干落ち込んでるのが見えたからよん」

 

「だからそのんを…」

 

「その後、あなたはいろいろなところに出向いて、面接を受けて。でもクビになったのよねん」

 

「…その通りだけど」

 

「近所ではリストラ通知受取人って呼ばれてるの、気付いてる?」

 

「…それはただの偏見だよ」

 

大体、俺がなんで働けないかの直接的な原因は俺にあるしな。ずっと、ずーっと生きてきて、地底にある企業全てに面接に行こうと書類送ったりしたがその時点で切り落とされたのが6、7割、面接で落ちたのが1、2割。ようやく辿り着いてもリストラが待っている。

 

「あらそうだったのねん。こっち来てくれる?」

 

「…お前が仕掛けた鉄格子、忘れてんのか?」

 

「あら」

 

ヘカーティアもボケが回ったか?と思うと睨んできた。女の勘怖い

 

「失礼ね。私はまだ老けてないわよん」

 

「ガッチリ読まれてる…」

 

「さて、と。膝枕してあげるからこっちきて?」

 

「膝枕…あいよ」ゴロン

 

「フフッ…」

 

「なんか怖い」

 

そして一週間が流れ!

 

「…へ、ヘカーティア?」

 

「チッ…」

 

「ヘカーティア…?どうしたんっ」ガギィッ

 

「あなた、浮気してないわよね?」

 

「え…し、してない!…よ?」

 

「そうよね?何か最近違和感を感じたりした?」

 

「違和感を…そういえば寝てる時布団がモゾモゾしてて…」

 

「…ピースかしら?」

 

「それがどうかした…の?へカーティア…?」

 

「たまにあるのよ。鍵の配置が変わってる時が。そういう時に限ってあなたの部屋少し涼しいの。ピースは暑がりだから…」

 

「ほぼ犯人確定じゃねえか」

 

「あら本当」

 

あら本当で済むことじゃないだろうて。全くヘカーティアは天然って奴なのかはたまた勘違いの激しい空振り女なのか。分からんがまぁそういう人なんだろうな。ヘカーティアは。考えるだけ無駄って奴だ

 

「ん〜♪あ、ご主人さばっ!?」ガシッ

 

「ピース?この人に何かした?」

 

「…いや、何も…」

 

「目を見て言いなさい。ピース…なんかやったでしょ」

 

「だから何も」

 

「じゃぁなんで目を逸らすのかしらん?」

 

「それはあくまで…生理現象で…」

 

「嘘つかないで。強姦したでしょ」

 

「うっ…」

 

「したのね?今認めたら一回休みで許してあげるわ」

 

「!や、やりました!」

 

「…良いわ。死ね」

 

「え?」ピチューン

 

「明日まで休むが良い」

 

「…目の前でこんなこと見せられた俺はどうすれば良いのやら」

 

「私に身を委ねなさい!」

 

「やめて!?」

 

「冗談よん。それに、私はあなたのことが大好きなのよ。私が求めて許可されたならともかく、襲うなんてことはしないわよん」

 

「こっちから誘うことはないのね」

 

「良いけど?」

 

「…ねえわ」

 

「そうよねん」

 

こいつの全てを見透かしたような顔が腹立つ。おのれポルナレフ…!おい待てポルナレフって誰だ!?このヘカーティアめ…!というか、ヘカーティアはなんで俺が家のポスト付近で待機してるの知ってるんだ?…なんか怖いな

 

「世の中には知らない方が良いのもあるってこと。知ってておいてねん」

 

「だからそのんを辞めなさいっての」

 

 

 

 




ヘカーティアさんは好きです。
純狐、てめーは予測変換により嫌いだ
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