東方純愛小話   作:覚め

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なんとなんと。
あいつが帰って来ます。
なんでいうと思ったか
あいつです。地上最強の範馬勇次郎です。
嘘ですごめんなさい。
囁き戦術の狐やりたいんですけど性格わからんのでとりあえずかぐや姫やります。恋路に妨害は付き物よ


第105話

 

永遠亭

 

「…永遠亭会議を始めます」

 

「「お願いします」」

 

「ではまず初めに…姫が男を見つけたこと」

 

「師匠、嘘をつくにはもっと自然に」

 

「いいえ、本当よ」

 

「どんなお相手が?」

 

「…里の…」

 

「里の?」

 

「里の…ただの男…」

 

「え?」

 

「身分なんて関係ない!って奴?」

 

「なんならここの姫は元姫。まあ要するに身分も何もないってわけね」

 

「それで…?」

 

「どうやってこいつを姫から切り離すか」

 

「やっぱりですよね!師匠は姫さまラブですもんね!」

 

「…他人の恋路を踏み躙るのはなぁ」

 

「今進行形で踏み躙られてるの。私の恋路が!」

 

…あ、鈴仙です。さて事態を整理しましょう。落ち着け、まだなんとか出来るはずだ。まず姫と男が出会い姫が恋しました。男?知らんな。で、師匠はそれをよく思ってない、むしろ踏み躙られた…ん?師匠…あんた同性愛者だったんですか…!?

 

「私の捧げて来た忠誠心が姫以外にも行き渡るとか嫌なのよ!」

 

「師匠、落ち着いてください」

 

「そうウサ。まだ手がないわけではないウサ」

 

「…どういうこと?」

 

「つまり…」ゴニョゴニョ

 

「!」

 

「…え?」

 

翌日 迷いの竹林

 

「晴れた晴れた〜」

 

「鈴仙、こっちこっち」

 

「んぇ?あ、分かった」

 

「…あれ?妹紅さん、なんか道違くない?」

 

「あ?てゐの野郎が悪戯で閉じやがったんだよ。あそこ通ったら大穴開くぞ」

 

「マジスカ」

 

…てゐが考えた作戦は…相手の行く先をなんとかして絞る→そして危険な場所へ誘い込む→案内人(妹紅)が黙ってるわけない→その恩を忘れられずに男は案内人だけを愛してしまう。という手順らしい。それ意味あんの?

 

「…今だ」

 

「ぬあっ!?」ズルッ

 

「!?おい!」

 

「…!あぶねえ…下に竹槍とか何時代だこの…!」ガシッ

 

「土の中に指を突っ込むって意外と無茶するんだな…さて、行くか」ギュッ

 

「飛べるんか」

 

「このまま地球投げしたって良いんだが」

 

「ヒェッ」

 

「…鈴仙」

 

「何?」

 

「作戦は失敗だ。次に移る」

 

「次があるの?」

 

場所は変わり中間地点

 

「そろそろ半分かな」

 

「長いっすね」

 

「迷いの竹林だからな。目印付けながら歩いてんだ…ん?もう目印がついてる…?」

 

「どうしたんです?」

 

「?…!伏せろ!」バッ

 

「え?あ、え!?」グサッ

 

第二の作戦はこうだ。妹紅がさんが気付く前提で矢が放たれる。足止め用に目印をつけておくらしい。そんな努力しないでよ…そして避けた矢は咄嗟のことに反応できない彼にグサリ…というわけらしい。てゐは精神科行けば?…あ、ウチ精神科だ信用ならねぇ

 

「!大丈夫か!?」

 

「手に刺さるってお前…永遠亭に行く用事が増えた」

 

「お前もう永遠亭に泊まれよ。しっかしてゐの奴こんなトラップ仕掛けたことあったか?」

 

…そして、最後の決戦が開かれた。場所は永遠亭前。そこに''偶然''飛んできた妖怪が周りの反応が間に合わず食われてしまうということらしい。どんなシナリオなのか詳しくパイプオルガンでも弾きながら聞かせて欲しいような作戦である。私の方がまだマシだ

 

「うわっ!?」

 

「グキュル…!」

 

「妖怪!?」

 

「ひゃっ!?」

 

「ぐるぁ!」ガブッ

 

「あだっ!?」

 

「燃えて死ね!」ボワッ!

 

「テメェうちの旦那に何してくれとんじゃこのボケがぁ!」ゲシィッ

 

妖怪だったもの<偶然やぞ偶然?

 

「大丈夫か!?どこかに怪我は!?」

 

「手、手を見せて!噛まれたでしょ!?」

 

「ちょ、二人一斉に来ないで…一人ずつ」

 

「…こちらてゐ」

 

『どうしたの?』

 

「ターゲットの撃破に失敗。ごめん」

 

『ああ良いのよ。ところで鈴仙って』

 

「何もしてない」

 

『最後に鈴仙が現れて傷口を見て「こんな傷だと病気が…」って言わせておきなさい』

 

「わかったウサ。…というわけウサ」

 

「あれ?おかしいな。私元月の賢者になんか頼んだはずでは?」

 

「そういう日もあるウサ」

 

そしていつもの姿で3人の前に立つ。ちょっと待ってくださいと声をかけてお久しぶりですと握手を交わす。その時に傷口にそっと自然に…さわっと。すると相手は痛みで悶絶する。当然だ貫通してんだから。

 

「!?き、傷が!?」

 

「鈴仙どうしましょう!」

 

「師匠に掛け合って来ます!」

 

「…待て」

 

「え?」

 

「今日はてゐの悪戯がかなりでかい。こんなのを設置したことはない。ましてや命に関わることなんて知らないはずだ。…永林だな?」

 

「何を言ってるんですか?」

 

「答えろ。永林が原因でこいつはこうなってるんだろ?」

 

「証拠もないのに疑わないでください。それでは失礼します」

 

診察室

 

「…ってことがありまして」

 

「恋には試練がつきもの。でもやり過ぎだとバレてしまう。どうしたものかしら」

 

「やめましょうよもう!?」

 

「嫌よ」

 

そう即答で返事した師匠に嫌悪感を抱いた私は決して悪くはないだろう。むしろ正常なはずだ。なぜこんな風になった?

 

「…とりあえず治すわ。妖怪をわざとその時間だけ多めにやるしあないわね」

 

「なかなかにダイナミック」

 

「ダイナミックにしないと切り離せないのよ!…そうだ、そこで妹紅を入れて妹紅と男で発展させれば」

 

「師匠!?」

 

…結局、我々には姫の好意を止めることはできなかった。妹紅さんが妬くこともなく、スムーズに全てが終わってしまった。師匠は壁蹴ってる。

 

「…姫、おめでとうございます」

 

「ええ、ありがとう」

 

「ありがとです」

 

 

 

 

 




主人公と姫の泥沼恋愛がやりたかったのにいつのまにか永林の泥沼になってる…
永林…姫ラブ
主人公…あ、大好き
姫…大好きすぎて妹紅なんかに触らせない
妹紅…この館2度と来たくねぇ
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