東方純愛小話   作:覚め

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何かやろうとして何か忘れる主人公VSヘカーティア&ピース
へカーティアンドピース


第108話

地底

 

「…あれ、何しようとしたんだっけ?」

 

「お前また忘れたのか?」

 

「…ピースか?」

 

「目も見えてるくせに」

 

「すまん、何かを覚えるだけで一苦労なんだ」

 

「知ってるさそれくらい。じゃ、今日は何する?」

 

「それを聞いてんのに…だめだ、考えが纏まらん」

 

「やっぱりかー…じゃあまた夕日でもみるか?」

 

「地底に日はなかろう」

 

この妖精は頭いいのか悪いのか。よくわからんが馬鹿強いってことは知ってる。げつめん…ってところで戦争起こしたってのも知ってる。ただ、それだけだ。全部こいつから聞いた。少し盛ってるだろとは思うが、博麗の巫女と同格らしいから本当かもしれない。

 

「地上に行けるよ」

 

「!?」

 

「行く?」

 

「…いや、良い。地上は無理だ」

 

「楽しいところもあるのに?」

 

「後で良い。少なくとも今日…明日まで無理だ」

 

「…変なの」

 

「ほざけ」

 

翌日

 

「…」

 

「あら、今日はピースと一緒じゃないのかしらん?」

 

「あいつは地上に行きましたよ。面白いもの見つけてきてやる〜!って張り切って…」

 

「あの子らしいわねん。そもそもあの子とあなたじゃ正反対なのよ」

 

「あいつは記憶力が良いんですか」

 

「いいえ、性格よ。活発的な子がピースでしょ?」

 

「ピースが活発的な子ですな。まあ妖怪なんとかなる」

 

そんなことを駄弁っていると女神様もどこかへ行った。どこかは知らんが、多分ピースのところだろう。なんだかんだ言って保護者的立場なのだ。保護者様も大変なことで。つーか眠いな。音楽でも聞きながら寝たい気分だ

 

「…寒いな…地底なのに…」

 

翌日

 

「…ん」パチッ

 

「起きたか」

 

「…ああ。起きた。おはよう」

 

「おはよう。さっそくだけど地上から物持ってきたぞ」

 

「どんな物だ」

 

「粘土と花火と…あ、これもあったな」

 

「それは確か…それは…酒…」

 

「ん?そうだったのか。通りで見覚えがあると思った!飲め!」

 

「酒は無理だな。粘土でもやろうや」

 

「飲め!」ガバッ

 

「!?」

 

「どうだ?」

 

「…んー…?特にこれと言って何も…ピースが二人いるくらいしか…?」

 

「十分やばいじゃないか。アタイも飲むか!」

 

「…?ピース、後ろのその人…誰だ?」

 

「…え?」

 

「ピース…お酒はだめだって言ってるでしょう!?」ゲンコツ

 

「いだぁっ!?」

 

「ごめんなさいね。水あげるからこれ飲んでおきなさい」

 

「あ、はい…」ゴクッ

 

「うぇー!許してご主人様ー!」

 

「お酒はだめだって何度も言ったのに!なんで飲むのかしら!?」

 

「ぎゃぁぁあ!」

 

「…大変なんだなぁ」

 

翌日

 

さて、今日は何もせずに行くか。それとも別で行くか。気持ちは別々だがなんとかなるだろ。妖の生き方は自由だ。他人から奪い続けて生きているのが妖じゃないはずだ。人の幻覚みたいなもんだし。賢者は知らん

 

「ようやく見つけた!」

 

「?ピースと…」

 

「ああ、名前入ってなかったわねん。ヘカーティアよ」

 

「どうも、ヘカーティアさん」

 

「地上に行くぞ!」

 

「え?」

 

「地上に連れて行ってやる〜って意地張っててね〜…行ってやってくれる?」

 

「わかりました…?」

 

地上

 

「ここがアタイがいっつもいる場所博麗神社!参拝客は少ないよ!」

 

「余計なことは言わんで良い!」ゲンコツ

 

「…そして巫女が凶暴…!」

 

「なんですって?」

 

「泣きっ面に鬼だな。地下と同じ金だと良いんだが…」

 

「お金かしら!?」

 

「…これなんだが」

 

「紫になんとかして変えてもらうわよ!」

 

「そんじゃ…」

 

「ありがとね。また来てくれてもいいのよ?」

 

「そうだな。次の代に変わったら来る」

 

「今ここで私から私へと移ったわ」

 

「んな無茶苦茶な」

 

「…むー!」ムスッ

 

「おうどした…頬なんか膨らませて。次はどこだ?」

 

「次はあっち!」フンッ

 

「意地を張ってると後で痛い目見るぞ」

 

「…あんた意外と辛辣ね」

 

「まぁね♪」

 

最近は外の世界も幻想郷も地底もどれも物騒になってる。そんな物騒な時代だからこそ辛辣に生きていかなければならない。そう思ったのでした。めでたしめでたし…なんてな。

 

守矢神社

 

「アタイがいるところとは別の神社!」

 

「守矢神社か…嫌な感じがするからさっさと移動したいな」

 

「…?へー」

 

「おや…珍しいお客さんだ」

 

「地底はあんまり関わりたくないんだがね…」

 

「そうかい。今更何しに来た?」

 

「…?次、行ってみよー」

 

「おう頼んだ」

 

「…なんだったんだあいつ…?」

 

霧の湖

 

「ここには奴がいる」

 

「奴?」

 

「来たなクラウンピース!」

 

「こっちのセリフだチルノぉ!」

 

「…妖精同士の戦いか。環境の変化だけじゃ済まなさそうだおっかねぇ」

 

「松明!」

 

「氷の槍!」

 

「待て、なんか一人だけ別の漫画に出てないか?」

 

「死ね!」

 

「ノー、バカ言ってんじゃないよ」

 

「…チルノって奴急に大人びたな」

 

そう思っているとアイスエイジ!とか大声で言った後に湖が凍った。霧で見えんが奥まで凍っただろう。多分、そのはずだ

 

「…ん、ピース凍ってる」

 

「ふんっ!」バキィッ

 

「狂気は凍らねえか…」

 

「ピース〜」

 

「こいつを片付けてから行く!」

 

「そうじゃなくてー!ふたりともー!」

 

「ん?」

 

「降りてきてくれー」

 

「おうわかった」

 

「よっこいせ」

 

「…あのね。あんたら自分の戦いで起きる影響をわかっておきなさいよと。今すんごく寒いの」

 

「よっこ椅子」

 

「駄洒落な感じで俺の膝に乗るな。あぐらかいてんのに」

 

「あったかいだろ?」

 

「…否定は…できんな…」

 

「だろ〜?」

 

「…あたいも座る!どけ!」

 

「チルノは抱っこすりゃ良いのか?」

 

「!?そ、それは流石にアタイが」

 

「いいや!ピースはそこがいいんでしょ?なら良いじゃない!」

 

「それとこれでは話が…!」

 

 

 

 

 

 

 




ピース…この気持ち…これが恋…!!
ヘカーティア…そういうとこ、好きだよ
主人公…悪い気はせんがやめてくれ
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