東方純愛小話   作:覚め

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おや…どうやらまだ読み終えてない本が一冊あるようだが…?
映姫さんと小町ちゃんのハーレムです。
カッコ地獄って奴です。


第111話

 

地底

 

「小町…なんで俺がこんな目に遭ってんだ。足痺れたぞ」

 

「あんたが映姫様怒らせたからだよ。つーかさりげなくあたいを馬鹿にしやがって今ここで首切り落としてやりたい気分だよ」

 

「そうだろ。俺も今寝たい気分だ」

 

「ダメだこいつ会話が通じない」

 

…待て、俺のことか。んなことはどうでもいい。なんで地底の飲み仲間と一緒に炭酸水にシロップぶち込んだ飲み物飲んでたら怒られなきゃならんのだ。反論したら全力で叩きのめされたし。あークソが…

 

「小町…元はと言えばお前が仕事サボったからだろ!?」

 

「今ここで死ぬか、首切られて死ぬか選びな?」

 

「冗談だ冗談…笑えんか」

 

「チッ」

 

「あー怖かった。ったく…あ、そういや勇儀って人に呼ばれてるんだった…聞いたことはあるんだがなぁ」

 

「あんた本当に記憶力が無いねぇ…」

 

翌日 地底

 

「ん?…昨日の記憶が無いがまぁなんかあったんだろ。どうだっていいさそんなこと」

 

「…昨日は激しかったな」

 

「酒の勢いですか?まぁ記憶がなくなるほど飲むのは久しぶりだしなぁ」

 

「チッ引っかからないか」

 

「…で、昨日はなんの話でしたっけ?」

 

「ん?ああ…地霊殿改装だから祝おうとな」

 

「それで集められたのか…」

 

「あたぼうよ」

 

そんな理由でと落ち込んでいると小町がやって来た。おい、飲みつぶれた後にまた飲ませるのか?と露骨に嫌な顔をしてみる。すると小町は髪の毛を掴んでって痛い痛い!え、何!?俺なんかしたの!?怖いんだけど!?

 

「あだだっ!小町!?」

 

「黙って私についてこーい!」

 

「ダメだこいつもう酔ってやがる!」

 

「ほらこーい!」

 

「ヘルプミィィィィイィィ!」

 

そうやって地底の居酒屋まで連れてかれた。そして辿り着いた瞬間こいつ寝やがった。しゃーない水でも飲ませるか。ついでに唐揚げ食うか。

 

「唐揚げ一つ」

 

「あいよ」

 

…それにしてもこの居酒屋人が多いな…

 

「そこの彼女さんにもおまけね」

 

「ただ飲みつぶれただけですな…小町、起きろ」

 

「ん…?あ…?あっ!」ゴツンッ

 

「おい!?」

 

「…痛い」

 

「だろうな。座れそして水を飲め。俺は唐揚げを食う」

 

「まったく…ビール大ジョッ」バチンッ

 

「お前に学習能力という力は備わっているのか?」

 

「…痛い」

 

「そりゃそうだ。レモンの代わりにケチャップとかかけたら美味いかな」

 

「知るか」

 

一週間後

 

「おい、待てやゴラ」

 

「どした?」

 

「小町、なんで俺の足無くなった」

 

「そりゃまあ…閻魔様のお仕置きだろ」

 

「お前は死神だろうがよ…いや、お前と飲み始めてからずっと閻魔様に怒られてたから案外違いはない…?」

 

「酷いこと言うな…」

 

今現在進行形でやってるやつはどうなるんだと心の中で批判する。声に出せば首から上がチョンパだ。首チョンパ。指チョンパの方がマシだとは思うが。そしてこいつは質問の答えをなんだと思っているのかこのやろう。

 

「…全く、お前は何をどうしたいんだ」

 

「あたいか?あたいはな…あんたをあたいの物にしたいのさ」

 

「俺が何をしたって言うんだ」

 

「だってさ〜…一緒にいつも呑んでくれるじゃん。これはもうOKっていうことなのさ。この地底ではね」

 

「何が『地底ではね』だ、地底どころか地獄でも通用せん惚れ方だぞ」

 

「惚れてなんかない」

 

「じゃあなんで俺は物になるんだ」

 

「そのまんまだ。あんたを気に入ったから、物にする。気に入ったものは保存したいだろ?」

 

「そりゃ末恐ろしい…とは言いたいが気持ちはわかる」

 

「そうだろ?それだ。あたいはお前が気に入った。だからお前を物にする。ずっと、あたいの隣に居させてやるからさ」

 

「何が居させてやるからさだ。隣にしか置かないの間違いじゃねえのか」

 

「…正解」

 

「こんなとこで当たってほしくなかったなーあーあー」

 

「それもそうだな。ま、そういうのは人それぞれ。気張っていこー!」

 

「行きたくねえなぁ。閻魔様に言われても」

 

「気に入らないなその根じっ!?」スカッ

 

「…小町?何をやっているのです。仕事ですよ、仕事。彼はこちらで預かりますので、さあ仕事へ」

 

「…四季様、何を言っているんです?仕事は辞表を出したでしょう」

 

「あれでは受理されません。正式な書類を用いて出してください」

 

…その時、『ああこれもしかして逃げ道なんてなきパターンかな』と思った。閻魔様ずっと俺の方見てるもん。小町の方をチラリとも見ずに、瞬きをするだけで俺をずっと見てるもん。気まずい。誰か助けて!

 

「さあ、仕事ですよ。早く」

 

「わかりました…彼は任せます」

 

「それでよろしい」

 

「じゃあ鎖の鍵渡しておくんで、仕事終わったらまた繋いでください」

 

「合点です」

 

「…え?」

 

「さて、こちらに来てください…あ、鎖がありましたね。鍵で…」ガチャッ

 

「手が自由になった…けど、元に戻すって」

 

「わかりませんか?」

 

「わからんしわかりたくもない気がするから聞かないでおこう」

 

「どっちみちですよ、どっち道」

 

「そんなどっち道なんて信用したくない」

 

そう思いながら手首をさする。あー私の愛しい手が帰って来た…そう思いながらここどこだ?とか、早く寝たい、とか思いながら辺りを見渡す。一面コンクリでまともに見えそうにない。どうなってんだこりゃ

 

「小町と協力したんですよ」

 

「…何を?」

 

「あなたを二人で独占することを協力しているのです」

 

「…つまり逃げられないと」

 

「逃げたら即刻無限地獄行きです」

 

 

 

 

 

 




職権乱用反対!
映姫様…小町の彼氏か?どっちでも良いが小町とずっと飲む仲…良い人ですね(分析前から大好き)
小町…本部、応答せよ。すげー優しい男を見つけた。これは脈アリと捉える。
主人公…そんなことは断じてない。オーバー。
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