東方純愛小話   作:覚め

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ギャグ漫画日和〜!
お前は次に「今回の話は魔理沙のお話だな!?」と言う!
…結論から言うと霧雨さんです。はい。


第122話

 

里の外れ

 

「おやっさんのため〜ならえんや!こんら!」

 

「…相変わらずイカれてるな」

 

「まあな」

 

「つーかおやっさんのためならって、お前親父さん居ねえんだろ?」

 

「あたぼうよ。そんなことより最近異変が多いんだわな」

 

「異変?最近は落ち着いてると思うけど…」

 

「身近な異変だよ」

 

そう。例えば…風呂入ってる時に目線を感じたとか、川で釣りをしている時反対側にいっつも人影を見るとか、家に帰ったらたまにだけど家具の配置が変わるし。俺の私服がたまに消えるし。いつの間にか戻ってるし。どーゆーことよ。

 

「それ盗人だろ」

 

「そうとも言うな。HAHAHA」

 

「いや、笑えねえよ?」

 

「…たまに外の世界の服着た女が『霧雨魔理沙が本を盗んだのでそちらから注意してください』的なこと言われたぞ」

 

「げっなんでここまでバレてんだ!?」

 

「げっじゃないだろお前。盗人が盗人に注意しろだなんてよく言えたもんだな」

 

「これでも道具屋霧雨店の娘だぞ!?」

 

「でもお前縁切ってんだろ」

 

「なんでバレてんだよ!!」ザンッ

 

「うぉぁ!?…箒の代わりと言わんばかりに鍬で攻撃してくるのやめれ!」

 

「…すまん!」

 

翌日

 

「…」

 

「どうした、浮かない顔して」

 

「どうしたってお前な…」

 

ここでハッと思い付く。こいつを一日家に入れたら視線感じなくなるんじゃね?と。つーかなんで朝起きたら飯置いてあんだよ。ビビるわ。ビビりじゃなくてもビビるわ。心臓が鉄のように動じなくても2mmくらい動くわ。クソが…

 

「朝起きたら日差しが直に当たってて起きたら汗だくだった」

 

「いや、それじゃないだろ。お前の布団日差しが当たる場所じゃねえし」

 

「…昨日気分転換に動かしたんだよ。失敗だったなー」

 

「飯が置いてあったんだろ」

 

「え?」

 

「飯」

 

「え、いや、うん。あったよ」

 

「食ったのか?」

 

「バカ言え、食うわけ…いや、流石に食わんぞ。そこまで飢えてるわけじゃ」

 

「なんでだ?」

 

「…魔理沙、落ち着け。良いな?」

 

「いやだから、なんでかって聞いてんだよ」

 

「急に口調強くなりやがったぞこいつ。そりゃお前ビビった衝撃で昼まで放心状態だったからな」

 

「通りで朝来ても見なかったわけだ」

 

「…ちなみになんだが」

 

「ん?」

 

「その飯が置いてあったの、なんで知ってんだ?」

 

「私が作ったからに決まってんだろ」

 

「天然サイコボケや…俺はこれからどうしたら…」

 

「あ、そうか。言ってなかったから食わなかったのか。すまんかったな」

 

そう言うわけではと言おうとしたがハハハ…って感じに笑ってた魔理沙の目はずっとこっちを向いていた。は?え?ど、どうした?ってなるくらい目だけ動いてなかった。外の世界に存在するチーターが走るときは頭が動かないと言うが、魔理沙は笑っても目が動かないのだろうか。意味ないだろ。

 

翌日

 

「嘘だろオイオイオイ」

 

「お、ちゃんと届いたか?」

 

「お前か?俺なんかしたか?」

 

「私は実家に戻る約束を結ぶ代わりにお前を婿入りさせることを望んだからな」

 

「いや、うん…!?そうだけど、いや、そうじゃないんだけど、なー…」

 

「どうかしたか?もしかして…嫌か?」

 

「そうじゃなくてね。君今まで求愛行動的なのしなかったじゃん」

 

「え?やってたぞ?」

 

「は?」

 

「暇な時間はずっとお前の家に張り付いてたし、監視魔法使ってずっとお前のこと見てたし」

 

「それ長くなる?」

 

「…私の行動、どれを取っても2年3カ月前からの行動なら全て求愛行動になるけどな」

 

「求愛行動が感じ取られず意識されずにどうなった?」

 

「結果的にお前が今手に持ってる死ぬか婿入りかの選択肢になってるな」

 

「おかしいじゃん!?普通段階を踏むじゃん!?そりゃ、ね?恋をするのは自由だよ?」

 

「じゃあ私はお前に恋をしたんだから結婚な。昨日一夜を共にした仲なんだしそう変わらんだろ?」

 

「変わる!!ねえ!馬鹿!!」

 

「…私としてはこれはあんまやりたくなかったんだがなぁ…」

 

「ちょ、待てよ。ちょ待てよ。何それ?何その…棒?光る棒何それ!?」

 

「ホームラン!」ガンッ

 

そして目が覚めたら…!霧雨さんのお家に居た!!そして親父さんの会話を盗み聞きして今どの状況か探っていると…後ろから霧雨魔理沙の気配が!急いで振り返ると状況を嬉しそうに話し出した!!いつの間にか結婚しており、式もあげるとか。異変の首謀者とか、巫女さんとか、各方面のお偉いさんが式に来るらしい。

 

「…いや、だから俺は結婚しねえって」

 

「でももう判子は押してるしなぁ」ピラッ

 

「婚姻届…いや待て待て待て待て」

 

「これを提出するだけでもう私たちは夫婦なんだ。諦めるか、またアレで殴られるか。明日までに決めとくんだな」ニコニコ

 

「え…」

 

「ま、逃げるって選択肢もあるけど…逃げたら逃げたで私の実家にいる総勢200名の作業員が里を探すし妖怪や仙人がお前のことを探すぜ?それでも逃げるんだったら…それなりの覚悟はいるよな?」

 

「か、覚悟ってそんな…」

 

…選択肢ってお前もうほとんどそれ一択じゃん!さっきのアレはもう喰らいたくない!1回目は色々と手加減してくれるけど、2回目はアレだ。殺す気で来るタイプのアレだ。じゃあ逃げようって各方面のお偉いさんが押しかけてくる!…あー、泣きてー…

 

「じゃ、明日…答えを聞かせてくれよ?勇気を出して言ったんだ、返事くらいは聞かせろよ?」

 

「…もうちょっと段階ってのを踏もうぜ…」

 

「踏んでるんだな。それが」

 

「は…はは…」

 

 

 

 

 

 




魔理沙…好きだけどアピールが陰湿すぎて暴走。結婚
主人公…陰湿なアピールされて結婚。オイオイ死ぬわあいつ
今回は珍しく主人公に危害は加わってない…はず。
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