単体で一回、コンビで2回引き伸ばせる。
これはもうやるしかねえな…
というわけでお前の出番だ!紫苑!
人里
「…」
「…」
「俺もホームレスか〜」
「クビになったんですか…?」
「いや、3年くらい寝てたらこうなった」
「???」
「まあいいや…ゴミ拾いでもして来ますかね!」
「あの心意気…3日で崩れる」
「甘いな貧乏神の嬢ちゃん、今日折れると予想する!」
「!?」
…さてさて、ゴミ拾いと行くと言ったがな。あれは嘘だ。というより、ゴミ拾い自体はするんだが、人里は広い。だから3メートルくらいゴミ拾ってあとは屋根登って寝てます。風が気持ちいい。そして、最大の問題となる飯。炊き出し…やってんのかな?
「あー…風呂も考えねーと…大変だな〜ホームレスって」ゴロゴロ
「…むぅ!」
「お、さっきの人」
「お前のせいで賭けに負けた!」
「何故!?」
「お前の心意気がいつ折れるかで賭けたら負けた!」
「いや、そもそもアンタ貧乏神じゃん…どうやってギャンブル当てんのよ」
「あっ」
「うーんこの」
「…なんで貧乏神ってわかったの?」
「そこ?」
「それはともかく。負けた方がホームレスの案内ということなので!よろしく」
「ごめんなー、何言ってんのか全然わかんない」
そんなこんなでこのパーカー着てる貧乏神様について行くわけだが。早速問題発生、というより、何これ?え、いや、え?アンタ…これがシャワー?この、蛇口じゃなくて…あの、玄関先にやる水撒きが…シャワー?
「…あ、こっちにも」
「はいはい」バシャッ
「…これでシャワー完了!」
「んー…あー…真面目に働こう…」
「なんで!?タダだよ!?」
「人の尊厳までは失いたくない…」
数年後
「…お前と一緒だとなんも上手くいかんな」
「ま〜ね〜」
「あ〜!どうにかして一発当てたいな〜!」
「…そもそも貧乏神に引っ付く方がおかしいんじゃ?」
「バカ言え。元から運は底に落ちてたんだ。どっち道だ」
「へ〜」
「どれくらい運が悪いかって言うとだな。一歩目で他人の足を踏み、二歩目で絡まれ、三歩目でボコされる!」
「数え歌?」
「いやまあそうなるとだ。貧乏神についてた方が俺的には安全なんだな。これが」
「…ふーん?」
「で、どうしよ…」
「そりゃ、得な方でしょ!」
「つまり一生涯お前のそばにいるのか?」
「うん!」
「ない」
「な、な…」ズーン
「え、すまん…?」
「…マイナスにマイナス掛けたらプラスになるらしいから私たち合体すれば運が超よくなるのでは!?」
「あのね、急にそういう話題出して来ないでくれる?それに、合体って何?」
「あっそっか…」
「しぶとく生きてればそのうちどうにかなるかな〜…貧乏神じゃねえし?」
「私がその気になれば他人も不幸にできるよ?」
「おお、怖い怖い」
「ま、そんなことする必要はなさそうだけど…」
喧嘩売るのはやめておこう。俺の将来が潰される。と、しぶとく生きてたら寺子屋からオファーが来た。オファー?って言うのかは知らんが。スカウトって奴かな。反面教師…らしい。反面教師として初登場して、その次から教師としての仕事がもらえるらしい。ヤッター!
数ヶ月後
「うぇーい!」
「私の目の前から消えたと思ったら、教師になってたの?」
「おうよ!」
「不幸にしてやる」ボソッ
「教師ってこうむいん?って奴らしいから、給料も変わらねえってよ!」
「なんで…」
「なんでってそりゃ、運がいいからだろ!」
「…じゃあ、元の人生に戻るだけね」
「?」
「そう言えば、もう家ってあるの?」
「家?家じゃないけど…寺子屋に在宅勤務?って奴〜!」
「へ〜」
「…え、な、何?ちょっと怖いぞ?」
「今さ、選択肢出されたら選べる?」
「?おう!」
「また昔みたいに私とホームレスするか、今のままでいるか」
「え?」
「勿論、今のままでも良いけど。数年間一緒に居て、恋愛感情も抱いちゃったから、何するかわかんないよ?」
「それは脅しか…?」
「ん?違うよ。これはただ私の意見だから」
「い、今のままで!」ダッ
「…なんで…なんで離れるの…」
いかん!いかん!あいつ貧乏神で他人も不幸にできるって言ってたの忘れてた!やべー!どうしよ!と、とにかく教師生活続ければ良いのか!?ど、どうすれば…マジでどうすりゃ良いの!?とりあえず寺子屋に戻るか!
寺子屋
「クビ」
「え」
「はぁ…昔の友人と喋るのは良いがな。相手が貧乏神となれば話は別になる。クビだ」
「…」
Q.これは、貧乏神のせいでしょうか?A.いいえ、なんでも。…つくづく運がないぞ…俺…
人里(ホームレスの溜まり場)
「はぁ…」
「どうだった?」
「お前…わかってて聞いてんだろ。クビになっちまったよ…」
「貧乏神と仲がいいんじゃ、誰も近寄らないしね♪」
「あ、あのなぁ…お前のせいで」
「私?違うよ。私と絡んだ貴方のせいだよ?」
「こ、こいつ…」
「さぁ!また1からホームレスを始めよう!」
「あぁ…なんでこうなったんだろうか…」
「まあ、十中八九自己責任だね!」
はぁ…なんと言うことだ。しかし、俺にはまだ奥の手がある。運命を操ったりすることができる主人と時を止めやがるメイドがいると言う一見チートなバイト先がある!そこに逃げ込めば流石の貧乏神様でも追いつけんだろ…追いつけないよな?
「お前すんごい上機嫌だな」
「あ、そうそう」
「どした」
「紅魔館ってバイト先に行けば良いやって考えてる?」
「なんでバレた!?」
「…チラシ丸見えだよ。良いじゃん。行きなよ。私も追いかけるからさ」
「ど、どーすりゃ良いんだこれ…!?」
「私はさ、妹にも少し見限られてるような感じの神様だけど…好きな人のためならなんだって頑張るよ?」
「な、なんだってっすか…」
「そう!だから、不幸爆弾を投げ込んでバイト先を不幸にさせたりできる!」
「…参ったなーこりゃ」
「絶対に逃さないよ!初めて私と対等に喋ってくれた人なんだもの!」
「そしてチョロい…!!」
紫苑=貧乏神とバレてるのに始めっから仲良くしてくれた!惚れた!!(ガチ)
主人公=貧乏神ぃ?僕の不運っぷりには敵わんでしょw→び、貧乏神怖い…
今回はフツーの恋愛になっちゃいましたね。
次はもっとイカれた恋愛を紹介するぜ(多分)