東方純愛小話   作:覚め

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何故こんなにもお気に入りが少ないんですか!
題名が話数で登場人物とか恋の主役が出てこないからですか!!
そうですね!!
というわけで今回は新聞記者だ!
紫ぃ!空中戦の準備をしろぉ!


第129話

幻想郷はるか上空

 

「…ねえ、文」

 

「はい、なんでしょう?」

 

「俺が高所恐怖症なの知ってるよね」

 

「はい♪」

 

…誰か、助けてくれ。俺は確か地上を歩いていて、そしたら急に風が巻き起こって。自慢じゃないけど俺は結構重いはずだ。その俺がすんげー上に行って文に掴まれちったってわけだ。新聞を買ってやっているというのに、恩を知らんのか

 

「あのなぁ、こういうことやって何が」

 

「私の記事になりますね」

 

「…俺の質問を最後まで聞け」

 

「良いですよ。その声をもっと聞かせてください!」

 

「あー…お前を相手にしようとすると頭痛がする…」

 

「それは大変ですね!永遠亭に行きましょう!」

 

「これはお前から離れれば治ると俺の中の議会がそう判決を下したぞ」

 

「?何を言ってるんです?逆に悪化しますよ?」

 

「ごめんお前何言ってんの?」

 

射命丸宅

 

「お前マジであれは勘弁してくれ…」

 

「ならば条件があります!」

 

「お前条件出せる立場じゃねーだろ契約破棄すんぞ」

 

「…良いですよ。では条件1!私と同居」

 

「あのな、うーん…」

 

「その2!私と結婚する!」

 

「えっとな…」

 

「その3!私を愛する!!」

 

「文、あのな」

 

「なんですか?」

 

「あ、いや、その…同居とかってのは嘘だよな?」

 

「…嘘ついてるように聞こえるなら、嘘だと信じて実行すれば良いんじゃないですか?」

 

「文。マジで勘弁してくれ」

 

あんなことを平気でするやつと同居なんか、どうぞ俺に苦労をかけてくださいって言ってるようなもんだ。それだけは撤回する。もう何をしても良いから、迷惑だけはかけないでくれ。そう言うと、文はさっきの条件は変わりませんと堂々と言いやがった。

 

「文…お前なぁ」

 

「本気ですよ。私の新聞を楽しそうに目の前で読んでくれる人ですよ?そりゃあ、できる限り好かれたいですし、出来ることなら貴方の全てを掌握したいんですよ」

 

「い、ぁ、あー…」

 

「ほら、ほら!早く決めてください!貴方の記事は私が独占するんです!その為には大きいニュースを出してもらわないと!」

 

「文、そろそろ本気で」

 

「本気で怒ったところで所詮妖怪と人間ですよ?力の差は歴然です」

 

「…目の前で新聞破くぞ」

 

「良いですよ。新聞なんかよりも貴方の方が大切ですから」

 

「クッソ困ったな…」

 

「勘弁してほしいですか?して欲しくないんですか?」

 

「…しないで良い。もう金輪際関わるな」

 

「無理ですね。契約は続いていますから」

 

「契約破棄!」

 

「契約を破棄する時には600万円を用意していただかないと」

 

「そんなこと言ってねえだろ!?」

 

契約時には絶対言ってないどデカい金額ブッ込まれたぞ!?何!?金額お化け!?…と思っていた。ギャグだと思っていた。少し間を開けてつまんねえギャグだなとか言ってみると、ギャグじゃありませんよって低音で返してくるの、ズルいよ!

 

人里

 

「…いや、ビビった…」

 

「そうですよね」

 

「全くだ。嫌な夢だと…ん?」

 

「夕刊渡しに来ましたよ!」

 

「頼むからもう良いって」

 

「ん〜、好きな人に嫌われるってのも良いですね!」

 

「だから!」

 

「…」

 

「って、なんで急に黙るんだよ…」

 

「とりあえず足は折っておきましょうか」

 

「!?何言ってんだお前!!ちょ、足掴むな!嘘だろ!?な、おい!文!?」

 

「ちゃんとくっつくように折るから大丈夫ですよ。せー…の!」ボギッ

 

「っ〜!!」

 

「気持ちのいい音ですね。さて、私の家に」

 

「誰が行くかよ!おま、お前マジでそろそろ慧音先生が」バギャッ

 

「…私の聞こえるところで私以外の人の名前を出さないでくださいよ…思わず混乱して…もうくっつきませんよ?」

 

「でんめ…」

 

「ああ、永遠亭ですね!」

 

射命丸宅

 

「何すんだよ、おい」

 

「…今から新聞で既成事実を作ります。貴方と私のツーショット写真を撮って、新聞の少しの隙間に貼り付けて、結婚報告をします」

 

「いや、マジでやめなさいって」

 

そうすると本当にもうお母ちゃんお父ちゃんごめんなさいしなきゃならないじゃん。やめてよ、シャッター押すな、せめて悲痛な顔にでもしておくか。こう、ぐしゃっと紙を潰したみたいな顔。天狗界に検閲はないものか。そうすれば結婚報告は弾かれるだろ。

 

「…ちなみにですが」

 

「なんだよもう…まだ驚くニュースがあるのか?」

 

「婚姻届はもう出してますよ」

 

「婚姻届って…妖怪と人間じゃやり方が違うとか聞いたぞ?」

 

「種族で言えばそうなんですよね。でも、私は幻想郷の管理人に直談判をしに行って…手に入れましたよ。権利を!」

 

「管理人さん!一番ダメなやつに一番ダメなのが渡っちゃったよ、どうすんの!?」

 

「貴方のハンコも!」

 

「ま、待てい!」

 

「言っておきますけど、これは人里の歴史として、幻想郷の歴史として保管されるんですよ?破局なんて許されませんから」

 

「あのな、本当に怒るぞ。て言うか、返せよ」

 

「…そうですね…確かに、結婚しているのに別居は辛いですもんね…」

 

「あのな、本当にお前…いや、なんだよ。ちょ、なんで無言で近づいて来んの?」

 

く、来るな!と言っても来やがる!助けて!誰か助けて!…と思っていたところ、急に頭を掴まれた。掴まれた、と言ってもすんごい雑な撫でみたいな、そんな感じ。こっちは縮こまって怯えてんだぞ、この野郎。

 

「このまま同意するまで殴り続けてもいいんですけど、流石に嫌ですよね?」

 

「…お前、それ嘘じゃっ」ドスッ

 

「嘘じゃないです。私は貴方に対して嘘を吐いたことはありませんよ」

 

「うぐ…おぇっ…」

 

「吐いちゃいましたか…ですが!安心してください。私が責任を持って片付けますので!」

 

「ぁ…うぉっ…」

 

「結婚してくれる気になりました?ならなかったら、まあ二度目ですけど」

 

「結婚する、から…横にさせて…」

 

「録音しましたからね。言い逃れできませんからね!」

 

 

 




最終的にはパワー(物理)で屈するタイプが好き。
文…私の新聞を唯一真面目に読んでくれる人ですね!惚れます!
主人公…なんだこの天狗スゲー距離近いな
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