ちょっと大袈裟な存在感を匂いで表すタイプの動物(又は魚)の餌。
というわけでてゐです。
この場合、変換するのが面倒なんでていって打ったらてゐになりませんかね。
ならんか。
永遠亭
「…まーた骨折ったよ…」
「うっさっさっ…欲が行き過ぎたウサ」
「うるせーこの子ウサギババァが。欲に目が眩んで穴に落ちたわけじゃねえんだ」
「ババァ!?」
…え、そこに反応するのか。まあ良いや。さっさと退院して、金を稼ぎに行かにゃならん。クソ、入院代で俺の稼いだ金がドンドン消えていく。プラマイで言ったらマイナスだ。人生の収支が-に行くとかいかれてんじゃねえのか。
「かー!ほんっと、面倒だ」
「ま、私のそばにいれば幸運になれるかもしれないウサ」
「なんだその紹介文みたいな言い方は。台本作るの下手か」
「まぁ?こっちは商いだし、要らないなら要らないで良いウサ」
「…待て」
「?」
「その幸運、お試しで」
「まいどあり〜♪」
「…お試しだからな?」
「チッ割としっかりしてるウサね」
「俺が毎回何も見ずに突っ込む馬鹿だと思ってんのか」
「うん」
「はぁ!?」
「少し声が大きいですよ〜。他の患者さんもいるから静かに…ん?」
「やばっ」
「んなっ」ゴンッ
「…何、やってるんです?」
「知るか…詐欺師に集られた…」
退院後 帰り道
「ウッサッサッ」クスクス
「…てめー…俺引き止めるためにやってんのか、これ」
「そうじゃないと言ったら嘘になるウサ」
やばい、人生初で女に引き止められてたけど、すごい嫌になってきた。しかもこいつ女の格好してるだけらしいし、なんならこいつ外見の年齢と中身の年齢の中間を取ってもババァらしいし。そんな奴は俺のターゲット外。でてけでてけ。
「そうかい。じゃ、こっから出してくれたらその引き止めに応じるかもな」
「いやウサ。そんなに出たかったら自力で脱出するウサ。ウッサッサッ」
「あークソ。高い。とても登れん。5mくらい掘りやがってあの野郎」
「私にとっての幸運がそっちにとっての不幸になるかもしれないけど、気をつけてウサ!」
「急に語尾が変になっぁ!?」グラッ
「…例えば、登ってたら急に壁がぬかるんで落ちる、とかウサ」
「テメェ…!やりやがったなこのやろ」
「てゐって呼ぶウサ!そうすれば幸運を呼ぶかもしれないウサ〜?」
「クソッ…おいてゐ!」
「ていっ」ピョンッ
「は?って、おま、うっそだろおま」ドジャァッ
「…墓穴掘ったウサ」
「お前な…どんな幸運起こそうとしてたんだよ…」
「きゅ、急に上から癒しが降ってくる幸運とか?」
「幸運じゃねえ!」
「は?」
…え、何今のこわっ。何、怖い。逃げようぜ。逃げるんだぜ。壁を登るんだぜ。幸運で落ちるぜ。無理だぜ。お前の幸運なんだよチートすぎんだろ!と言ってみるが私知らないウサとか言いやがる。耳もいでやろうかとか言ってたら助けられた。竹林の案内人に。
「助かりました…」
「はぁ…こんな奴が担当とか、お前も大変だな」
「はは…」
「な!?ひ、否定するウサ!!」
「うおっなんだこいつ自ら迷惑かけにきやがって詐欺師が」
「ウサァッ⁉︎(小さな悲鳴)」
「…ショックで気絶してる…」
「どんな心臓してんだこいつ」
「…永遠亭まで運んでってやるか。お前も来い。どうせこの深さで落ちたんだし、骨折してるだろ」
「偏見で決めてもらって助かる…」
永遠亭
「嘘でしょ」
「やっぱり変えるべきね」
「え、あ、いや、ちょ、ちょっとそれは違うんじゃないウサ!?」
「てゐは好きな人と離れたくないのね〜♪」
「ん、んなぁっ!?」
「違うだろ。それは。俺既婚者だし」
「この頻度で怪我してて既婚者…おそらく妄言の類いね。気にしないで良いわよ」
「見合いだし、嫁の方が収入高えし。まあアレだ。完全にヒモだ俺」
「さらに妄言ね。鈴仙、精神病棟に連れて行きなさい」
「あ、あはい!」
「俺もしかして馬鹿にされてる?してるよな???」
「許さないウサ…ウサ…」
「てゐを精神病棟に連れて行った方がいいかしら?」
おい、俺嘘ついてねーぞ。くそが。これでこの病院に入院するの何回目だと思ってんだ。大体29〜34くらいの回数だぞ。数えたことはねえけど。クソ、どうなってんだよ。精神病棟に連れていくな!おい、周りの奴らはそんな目で見るな!ちょ、待ってくださいよ先生。俺はまだ
永遠亭 数少ない精神病棟
「これは一人部屋来たぞって、思うやん」
「あ、あはは…」
「なんで。なんでなん?なんでこいつと一緒?なんで?」
「こ、こいつ…じゃなくて、てゐ…」
「むっちゃ脆いじゃん!ちょっと、えーと…鈴仙さん!?」
「…空いてる部屋がそれしかなかったのよ」ソラシ
「テメェ今目を背けたな!!」
夜
「ちっくしょう…何がなんやら…」
「ウッサッサッ」
「なんだお前戻ったのか」
「そうウサ。そしてあれから考えたウサ。私のものにすれば良いって」
「話遮るけどすまんな。お前それ何言ってんの??大丈夫か…おい、お前なんだその注射器」
「…私の血ウサ」
「なんだその血液。それで喉を潤して自給自足なんて言うつもりじゃ…おい、待てよ。なんで抑えるんだよ。やめろよ。なあ、頼むよ。幸運のお試し期間まだあるだろ?」
「期限切れウサ。次は2週間後ウサ」スッ
「てめ…」
こいつやりやがったよ…ああ…クソ…家で奥さん待ってるってのに、ほぼ監禁状態な上に他人の血液入れられちまった。クソが。俺はお前と幼馴染でも街角でばったり会った運命の人でもなんでもないだろうが。ましてや友達でもないただのウサギと人間だろうが。畜生が。
「これで良し…ウサ」
「何が良しだ…てゐお前な…」
「既婚者って妄言は聞き流すウサ」
「おま、だからそれ妄言じゃなくて」
「でもその関係に近い女が一人でもいられては困るウサ」
「はぁ?だから、でもも何もなくてだな」
「これ以上友好関係を作られても困るウサ」
「…だからなんだよ」
「鈴仙達には手を出すなって言われてるウサ」
「じゃあ出せよ。俺は無実だぞ」
「だから血で繋がりを作ったウサ」
「…え?」
「これで血の繋がりができたウサ。血液検査をしたら…家族認定…どうなるウサね」
「お、おい、嘘だろ。ちょ、ちょ待てよ…」
「一足先にこの病棟から抜けるウサ。その既婚者妄言を撤回して、出てくるのを待ってるウサ」
「おいおい、それは違うだろ。逆だろ。普通逆だって」
「家族として待ってるウサ」
てゐ…奥さんがいる?ならば家族だッッ!!
主人公…血を混ぜただけじゃ家族認定貰わんよな?な!?
永林…なります。させます。
いやね…このてゐちゃんはね…想い人と繋がりが欲しいんですよ。そのつながりは1mmでも太くあって欲しいし、頑丈であって欲しいんですね。まあ奥さんがいてもいなくても?縁を切っても切れない家族の繋がりをてゐは取ったわけなんですね。
まあ、言い訳としましてはすんごい最初の構成と全然違うものができちゃった。