東方純愛小話   作:覚め

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これはすごいですよ。どれくらいすごいかって言うと、ヤムチャが天下一(以下略)
僕はね。追放されてから救われる物語が好きなんです。
追放された時に「僕こんな能力ありました!」じゃないんですよ。バレねえわけねえだろお前。
って事で博麗霊夢です。


第137話

博麗神社

 

「…ぬおっ」

 

「お前も大変だな。こんな神社に追い込まれるとは」

 

「萃香さん…もう博麗神社に来てから1年経ちますよ…」

 

「え?そうだったか?」

 

「はい…」

 

博麗神社に来てから大体…一年半かな?なんか私の親がやらかしたっぽくてそのとばっちりで人里を追い出されて外走り回ってたら…どう言うわけか、変なやつに気に入られ、そこからまた鬼に紹介され、それが元山の四天王とか言う化け物で…おっかなびっくりだ。

 

「と言うより、そもそもここに住まわせたのは萃香さんですし」

 

「ああ、それもそうか」

 

「運が良くて助かったと言えばいいんですかね」

 

「運が良かったらそもそも人里から出てないだろ?」

 

「それもそうですね…」

 

「ちょっと〜、早くしてくれる〜?」

 

「ただいまー」

 

「まあまあ、頑張りたまえ!」

 

「頑張りますよ」

 

「腰揉みなさい」

 

「この服片付けてからで」

 

「今やりなさい。今」

 

「わかりました」グイッ

 

「あ〜…」

 

「硬ッ…」

 

「あうん、思うんですよ」

 

「どうした狛犬」

 

「あの人不遇だなって」

 

「それは、そう」

 

数日後

 

「詰みね」

 

「詰んじまった」

 

「ていうか何よこれ。この…これ」

 

「オセロですか?なんか頭の上に落とされました」

 

「紫ね…」

 

「ゆかり?」

 

「あと、どこに落ちてきたの?教えて」

 

「あ、ここら辺…です」

 

「わかったわ」ゴンッ

 

「だっ!?」

 

「…紫も余計なことしやがって…」

 

「急に何するんですか!」

 

「…何?悪い?」

 

「いや、悪いでしょうよ!

 

「そう。悪かったのなら謝るわ」

 

「な、なんか納得できませんけど…説明書も付いてて助かりましたね」

 

「そうねぇ。あとは強い相手も欲しかったわ」

 

「…もう一回やりましょう」

 

「もう一回?何度やっても同じよ。私が勝っちゃうから」

 

「望むところです」

 

数分後

 

「打つ手なしです」

 

「うっそ負けた…」

 

まあ…あれだしな。ご機嫌取りに行っただけなんだがな。将棋?勝てない。無理。とは言え、これ角を取れば有利なんだな。説明書に書いてあったし。これ外の世界から来たものらしいけど、外の世界にある奴が、どうして頭に。巫女さんの言った通り、ゆかりって人が関係してんのかな。

 

「そろそろ新聞の時間ですので受け取ってまいります」

 

「ああ、もうそんな時間なのね」

 

博麗神社 表

 

「ゆかり…ゆかりねぇ…」

 

「新聞ですよ〜!あやや、今日もあなたですか」

 

「巫女さんはこの新聞が嫌いだそうで」

 

「巫女さんは…ですか」

 

「僕は好きなんだけどね」

 

「…ここ一年くらい、同じこと繰り返してますね」

 

「巫女さんの名前も知らないし。本当に同じことの繰り返ししてんな」

 

「え、知らないんですか!?」

 

「うん」

 

「え、マジですか…聞いておいた方がいいですって。一年一緒なんですよね?」

 

「宴の時もいついかなる時も巫女さん呼びだったし」

 

まあ、確かに。変ではあるか。萃香さんの方は知ってて、同居人の名前は知らないんだしな。と思った時、少し視線を感じた。思わず感じた先を見るが、人はいない。新聞屋に聞いてみても誰もいなかったはずだと。新聞屋と話してる時に感じる視線はなんなのやら。

 

「毎回視線を感じてますねぇ」

 

「最近になってからだし、ストーカーがいる訳でもあるまいし」

 

「私のストーカーですかね?」

 

「…ありえる」

 

「なんと!」

 

「おーい、早くしないと博麗の巫女が怒るぞ〜?」

 

「あ、そうだった…それでは!」

 

「はい!ではまた明日!萃香様も!」

 

「じゃな〜…お前、友好関係は絞れよ?」

 

「え?」

 

「いやあ、モテる男はつらいよねぇ。ほんと」

 

「え、え?」

 

博麗神社 中

 

「天狗との会話が長かったわね」

 

「え?そうですかね…」

 

「ねぇ。あんた、最近少しずつだけどさ、顔が広くなってきたわね」

 

「まあ、博麗神社にも慣れてきましたし」

 

「気に入らない」

 

「は、はぁ…気に入りませんか?」

 

「煽ってるの?」

 

「あ、いえ、そんな決して」

 

「そう。じゃあ今から全員と縁切りなさい」

 

「そ、そんな急に」

 

「切れ」

 

「だ、でもそんな」

 

「切らないっていう訳。良いわ、じゃああの新聞、焼いてくるから」

 

「え?」

 

「好きだって言われてた新聞が焼かれてるところ見たらどう思うかしら」

 

「あ、き、切ります!切ります!」

 

え、何この人!俺知らないよ!?そんな、え!?だって俺、ただ新聞楽しみにしてただけじゃん!萃香さんのあれ!?あれが警告ならもう少し早くから言ってくれませんかね!…いや無理か?どっちでも良い、とりあえず他人は巻き込まないようにしなきゃ。

 

「それで良いのよ」

 

「そ、そうですか」

 

「それじゃ、将棋で遊びましょうか」

 

「わ、わかりました」

 

「あうん、思うんです」

 

「どした狛犬。昨日も同じこと言ってたろ」

 

「霊夢さん、仲良くする方法知らないんじゃないんですか?」

 

「…いや、それはないだろ」

 

「王手」

 

「ん…負けです」

 

「…今日のことで決めたわ」

 

「何をです?」

 

「あんた、二度と博麗神社から出ないで」

 

「え、それやったら俺」

 

「新聞は私が断るから。ともかく神社から出ないで」

 

「こ、困ったな…」

 

「あんたが今日、天狗と楽しく会話してなきゃこうはならなかったのよ。わかる?」

 

「えぇ…?怪我とか、病気とかって」

 

「私が治すし、死ぬような病気だったら看取る」

 

「いや、そんな。萃香さっ!?」タンッ

 

「…良い?あんたは今私と話してんの。なんで私以外の名前が出てくる訳?」

 

…もしかして俺が巫女さんの名前知らないの、知らないのか?というか、同居人的な立ち位置でしょ。萃香さんもあうんちゃんも。あとは…たまに見かける小さい人。というか、なんで将棋の駒投げつけられるんだ?俺、悪いことしてないだろ?

 

「あ、私の名前教えてなかった?」

 

「ぁ、はい…」

 

「そう。私は博麗霊夢。それじゃ、その将棋の駒。私に向けて投げて」

 

「え?」

 

「アンタに投げて当たった場所めがけて私に投げるの」

 

「そんな、出来ませんよみ」

 

「霊夢。良い?ほら、早く」

 

「はぁ…ていっ」ポイッ

 

「ちょっと」

 

「え?だ、ダメでした?」

 

「なんで弱くしてるのよ。強くするのは良いけど、弱くしちゃダメよ」

 

巫女さんがこうなる傾向って、あったのかなぁ。それともなかったのかなぁ。できればあってほしくないかな。でもオセロの時とかもそうなのかな。新聞屋と手を握った時なんか、気まぐれ握手とか言ってたっけ…え、なにそれ怖くね?

 

「ほ、ほれ!」

 

「あっ」タンッ

 

「…大丈夫ですか?」

 

「良いのよ。最初は私がやったんだし」

 

「は、はぁ…」

 

 

 

 




博麗霊夢…誰かに触られた?そう、なら上書きね。
主人公…博麗神社に住まわせてもらってありがとうございます!なんでも言うこと聞きます!(最初に言ってしまった言葉)
射命丸文…今回、好きだと言ってくれた客を失い泣いた
前書きと全然違うこと書いちゃったって思ってるけどいつも通りだった。
…あれぇ?
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