東方純愛小話   作:覚め

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私の大好きなSSが更新されたので嬉しみ。
へカーティアで行こう。
これを読んだな!これでお前とも縁ができた!


第156話

 

地底

 

今思えば、迂闊だったのかもしれない。今思えば、ここは地底じゃ無いかもしれない。ただ、それに近い場所に来たのは事実だ。道中、閻魔を見た。俺はなんでここにいるか?聞きたいか。誰もおらんのに、こう言う一人だけでぶつぶつと考えて自問自答するのは楽しい。さて、答えを言おう。女神様を怒らせたからだ。あれは…そうだな、多分だが、2年前の出来事が発端だな。いつも通りのほほんとそこら辺を歩いてたら、女神様にぶつかる。その後、必死に謝って、『まあ良いわ』で終わったんだが、終わらなかった。そこから家に来た。その頻度が問題になった。半年間は月一、その後の半年間は週一、その後の半年間は…と言った具合に感覚が狭まっていった。最終的には泊まっていたよ。なんの感情があるのか、怖かった。帰った後1時間もすればまた尋ねられていたからな。

 

「女神様。俺は一体」

 

「へカーティア。そう呼んで頂戴。」

 

「…へカーティア様」

 

「ヘカーティア。その耳は形だけで、鼓膜はないのかしら?」

 

「…ヘカーティア。俺はなんでここにいるんだ?そしてここはどこだ?」

 

「質問は一つに絞ってからよ。公衆電話から自分の携帯に電話を掛けると起こる都市伝説にも、そう書いてあったでしょう?」

 

「それよりも強く偉いから厳守しろってことですか。わかりました。」

 

「でも、そうね。貴方は特別だから全部の質問に答えてあげる。貴方を私が気に入ったから。」

 

「…なんで?」

 

「次の質問ね。ここはどこか?そうね。地獄の何処か…とだけしか言えないわね。これ以上は禁則事項、よん?」

 

「禁則事項ね…」

 

「次ね。なんで私に気に入られたか?…そうね。これに関しては、貴方が私にぶつかって、謝る時。そこが最高に可愛かったから…としか言えないわね。これでも、閻魔より偉いのよ?」

 

「そりゃあ、都市伝説よりも偉いことで。」

 

「…そうね。とにかく、私からしたら貴方は特別。良い?」

 

「わかった。わかりましたよ。ええ。」

 

…ええ。とてもわかりました。閻魔より偉い女神様なのは知っていた。いや、知っていたと言うよりもついさっき知ったと言うのが正しいな。ここに連れて来られる前に、この女神様に担がれてここに来るまでに、閻魔を見たのは言ったな。おっと。考えてるのに独り言で語りかけてしまった。それで。その閻魔様が深々とお辞儀をしていた。挨拶…と見るのが正しいかもしれん。が、もう少し浅いだろう。腰曲げすぎだ。怖いわ。折れてる?

 

「ねえ」

 

「んっ?」

 

「…何度言ったらわかるの?女神様じゃなくて、ヘカーティア。良い?ヘカーティア。」

 

はて、俺は今女神様と口に

 

「ヘカーティア。良い?女神様じゃない。今、女神様って呼んだでしょ?気分は良いわよ。他人に呼ばれる分には。でもね、貴方に呼ばれる時くらいは名前が良いのよ。」

 

「…こりゃ驚いた。考えてることも筒抜けか?」

 

「ええ。貴方の考えてることなんて簡単。貴方の脳みそが、全ての脳細胞が私をへカーティアとして認めてくれなければ意味がないの。」

 

「乙女みたいな悩みだな。全く…睡眠は大事だぞ。そして俺は」

 

「貴方には名前で呼ばれたい。貴方の関係全てを私で補いたい。貴方の、貴方が見渡す限りの全てを私にしたい。」

 

「…へカーティア…?」

 

「だから、そうね。血を混ぜたら家族になる。でも、どうかしら?私が、貴方を産む。女神が、妖怪を産む。本来ならそこまでしたい。でも無理なの。」

 

「そりゃそうだな。俺の母さんは俺を産んだ母親だし。」

 

「でも、産んだのは別でも育てたのが女性ならそれもお母さんって言うでしょう?」

 

「そうだけどさ、父親はどうなるんだよ」

 

「父親?そんなもの要らないわ。私が貴方を満足させるもの。そうね、そうなると、貴方は…父親の暴力から逃げてきた子、かしら?」

 

「だからぁ゛!?」ゴンッ

 

「…子供はお母さんの言うことを進んで聞くもの、そう思っているのだけれど…違うかしら?」

 

全然違うね。ああ違うね。少なくとも、殴って言い聞かせるわけじゃない。少なくとも、全力で叩き潰して親のふりはしない。そんな、そんな理不尽な親は嫌われるぞ。とか言ってみたら、どうなるだろうか。好奇心から出た考えだが、これもへカーティアに筒抜けなんだろうか。だとしたら、少し恥ずかしいと言う気もする。考えが丸裸、と考えるとかなり危ない思考をすると直ぐに何かされそうな感じはする。

 

「これはお母さんじゃないのね。でも、任せなさい。貴方のお母さんは私が。」

 

「貴方の女友達は私が。」

 

「貴方の恋人は私が。」

 

「髪の色が変わるなんて変な…ぁ?」

 

「だから、私で全部足りる。私が全部満たす。私が貴方を満たす。」

 

「へカーティア?あのな、俺は今全く」

 

「でも、貴方には私として認められたい。これは、私たちが全員思っていること。貴方のお母さんとして、貴方の友達として、貴方の恋人としてもそう。私は貴方にへカーティアとして認められたい。」

 

「何回言うんだお前は」

 

「貴方は私のことが嫌い?」

 

「…まあ、あれだな。その、嫌いではないと言ったところか…?」

 

「そう。それでも良いわ。貴方がこの先私に対して何を考えたって構わない。その対象が私か私に関することであれば良いわ。」

 

「まるで他の人のこと考えると駄目みたいな言い方をするな…」

 

うん、まずいぞ俺2号。こう言うときは博麗の巫女…か?あ、ヘカーティアがこっち見てる…そういえば考えてることが筒抜けなんだっけ。考えてたら一体どんなことが

 

「いだっ!?」ゴンッ

 

「…そうね、貴方には一回言っただけじゃ分からなかったものね。」ブンッ

 

「ぃあ!?」ゴンッ

 

「貴方は、私を弄んで、そのまま!」ゴンッゴンッドンッ

 

「いだ、いっ、やめ…へカーティア、悪かった。だからもう殴るのは」

 

「貴方が可愛くて仕方がなかった。貴方が愛おしかった。貴方が恋しかった。貴方の感情ならなんだって受け入れる。それが性欲なら、尚更。それが食欲なら、尚更。それが愛なら、尚更。」

 

「女神さ」

 

「また!…っまた言った!」ゴンッ

 

「いだっ!?」

 

「…いつもは呼ばれて良い気分。だけど、だけど…!好きな人には名前で呼ばれたいのに!」ギュゥゥゥ

 

「ぁっ…!」

 

まずい、首を絞められた。このまま死ぬのか?いやだ、喉に、喉に風穴を開ければ助かると聞いた。妖怪の俺だが、人間の姿を真似てることに感謝する。喉、喉に風穴を…駄目だ、へカーティアの手で抑えられてて無理だ!このままじゃ死ぬ、不味い、手に力が入らなくなってきた。こんなに早いのか、死ぬのは。畜生、あのとき少しでも気をつけて歩いていれば、これは避けられたかもしれないのに、クソッ!なんでこう言うことになるんだよ、クソが。

 

「!ああ、ごめんなさい!」

 

「けほっ!ほぁっ!…はぁ…」

 

「でも、これでへカーティアって…」

 

「ゔぇ…あ…アザ…アザついた…!」

 

マジかよ。マジかよこいつ!クソが、何でこうなるんだ。め…へカーティアだって望んでねえだろ。くそが。このままじゃいつか殺される。どうすりゃ、どうすりゃ良いんだ。おい!女神様に何を言えばいい!?

 

「っまたぁ!」バチーンッ

 

「あぎっ!?」バゴッ

 

「また女神様!私はへカーティアって呼ばれたいのに!」

 

…マジかよ。顎が吹っ飛んだぞ…

 

「なんで!」ゴギッ

 

「ぃあ!?へか、へカーティア!落ち着いて、本当に!」

 

「落ち着けないわよ!」

 

「悪かった、許してくれ、かみさ」

 

「また!!」バギィッ

 

 

 

 




へカーティア…可愛い子(建前)貴方の前ではただの女性として居させて。女神様なんて呼ばないで。三人の私が貴方を満たすから、貴方は私に感情を向けて。(本音)
主人公…Help me 永り(女?)
的な。
へカーティアさんは異世界にも侵入しますので、ここにも勿論来ます。こわいね。
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