東方純愛小話   作:覚め

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小指の皮を剥いていたらなんかちょっと痛かったので放置してたら勝手に剥けました。
咲夜さんです。


第165話

紅魔館

 

「さーくやさん」

 

「さーくやじゃない。咲夜。何の用事?」

 

「美鈴寝てたけど」

 

「私が気付かないとでも?」

 

窓へ目を向けると勢いよく血がぴゅーと出ている。美鈴さんはあんなに血を出して大量出血で死ぬとかないのだろうか?妖怪だからありえないのかな?だったら妖怪って羨ましいな。それ相応に不便なんだろうけど。

 

「それでは咲夜さん。図書館の方に居るので、何かあれば」

 

「サボるのかしら?」

 

「っ…カウンセリングですよ。咲夜さんも年1であるでしょう?」

 

「あ、もうそんな時期なのね。いってらっしゃい」

 

「こっわ」

 

図書館

 

「…」

 

「カウンセリングってなんでしたっけ?」

 

「カウンセリングなんてやってないわよ。」

 

「咲夜さんには咄嗟の嘘が通じるんだな。メモしとく」

 

「あなた、その内刺されるわよ」

 

「咲夜さんの場合刺すより餌にされるの方が正しいんじゃない?」

 

「…まあ、それもそうね。レミィの食事になるかしら」

 

「まあ怖い」

 

「一番は嘘を言わないことよ。どーせバレるんだから」

 

「そうね。バレる嘘は言うものじゃないわよ」

 

「ウッソだろ」

 

その後、俺はメイド長のお叱りを受け、お嬢様に少しの血を差し出し、寝込む。なんでだ。風邪でも患ったか?ちなみに風邪は病気ではないらしい。患うは違うな。ものすごく倦怠感を感じる。やる気が起きずに起き上がることもままならん。

 

「…メイド長?」

 

「あら、いつもの呼び方じゃないのね」

 

「そっちがお望みでしたか」

 

「違うわよ」

 

「あれま」

 

「部下の管理も私の務めだから、早く治してくれる?」

 

「あいわかりました。と行きたいのですが生憎起き上がることも出来ないのです」

 

「…はぁ?」

 

「いや、出来ないことはないんですけどね?なんだか、起き上がる時に力が抜けそうで」

 

「そうなのね。分かったわ。治るまでここに居るから」

 

「ズル休みかどうか疑ってます?」

 

「いいえ?貴方のことは妖精よりは信じてるわよ。美鈴よりも」

 

「それならもう永遠亭に」

 

「あそこはダメね。お嬢様が毛嫌いしてる」

 

「宗教上の理由か〜」

 

「まあ、そう言うものね。それじゃあまず朝食ね。病気だからこそ栄養は大事よ」

 

「口まで持ってきて、あーんって」

 

「…口の中にぶち込むわよ」

 

「ごめんなさい」

 

「でも、困ったわね…そうねぇ」

 

と、言いつつ悩むフリ。悩むフリなのだ。メイド長が俺をどう思っているかは知らない。ただ、怖い。次何をするのかが一番わからない人だから怖い。次に怖いのは美鈴さん。何か逆鱗に触れたら蹴りが飛んできそう。うん、怖い。皆怖い。

 

「んぢゅっ」

 

「んっ?」

 

「…ふー…これで良いかしら?」

 

「?今のって」

 

「口移しよ。もしかしてそう言うの気にするタイプ?じゃあお粥になるけど」

 

「いや、あの、なんで」

 

「なんで?部下だからよ。さて、二口目に行きましょうか」

 

「あ、いや〜!お粥でも良いかなって!」

 

「…そう?」

 

「そうですそうです!そうで!?」

 

「んー…でもダメね。それは次から。」

 

「…」

 

「あら、顔が赤いけど」

 

「お前のせいじゃい…」

 

「?まあ、良いけど。次からお粥ね。分かったわ」

 

「あれ、二口で食べ終わる量?」

 

「パチュリー様がそれくらいで良いって言っていたもの。仕方ないわ」

 

「恨み半分、怨念半分といったところか」

 

「…どう言うこと?」

 

「さて…トイレに行こうかな」

 

「トイレ?ならこっちに」

 

「よいしょ…どっ」ドンッ

 

「…これは…結構な大問題ね…」

 

「あ、あはは…」

 

「とりあえずオムツ履く?」

 

「どうやらそうした方が良いっぽいですね」

 

「…無様ね」

 

「言わんでください!」

 

少し悲しい気持ちだ。体を動かすことも出来ず、歩けば転び、歩けば力が抜ける。自重を支えられずに死ぬわけではないのが救いだが、俺は今どんな状態なのかわからないのも悲しい気持ちになってる原因だ。筋肉が衰える病気だったら俺は最悪死ぬ。

 

「…さーくやさん」

 

「何?」

 

「もしも俺がここで死んだらどうします?」

 

「そうねぇ…まあまず迷惑だから例えでもやめてくれるかしら」

 

「すいません」

 

「まったく。じゃあ、安心して漏らしなさい」

 

「ふー…」

 

「うわっ本当に漏らした」

 

「立てないんで立たせてもらって良いですか?」

 

「良いけど…いや、ええ…」

 

「なんかすごい引いてますよね」

 

「そ、そうかしら?」

 

「…あーあ。巫女さんに厄落としでもしてもらうかな〜」

 

「あら、そんな時間あるかしら?」

 

「ない。たまに美鈴さんと遊んでる妖精に連れて行ってもらってるくらいですね」

 

「はぁ…」

 

「とにかく、死にかけなんですよ」

 

「…まあ、私としては一生それで良いんだけど」

 

「おや、心変わりですか。お世話係がいいですか?」

 

「いや、このまま衰弱して行って貴方が死んだ時、お嬢様に献上してしまえば一石二鳥じゃない」

 

「…は?」

 

「お嬢様が貴方を食べた時、貴方はお嬢様の一部になるでしょ?貴方がお嬢様の一部になったらお嬢様を見ている時に貴方も見ているのよ。どうかしら?」

 

「あー…思考回路が理解できない」

 

「わかりにくかったかしら?」

 

「お嬢様だってたまには人肉を食べるわよ」

 

「いやだから」

 

「良いでしょう?貴方が望まなくとも、私が望んだのよ。ただ、私の中で天秤に乗せた時は貴方の方が軽かっただけ」

 

こいつもしかして自分の中で話の大部分を完結させるタイプの人間か?まずいな、俺の危険が危ない。しかし、さーくやさんが毒を盛った証拠はない。咲夜さんは俺とお嬢様とで比べたらお嬢様の方が大事と言っている。あれ、もしかしてこのまま衰弱死するんじゃ

 

「でも、そこまで長いと私が死んでしまうのよ。死に際に見れるのが貴方とお嬢様って思うと悪くはないのだけれど」

 

「え?」

 

「でも、出来るだけ早い方が良いから、早く死んでくれる?」

 

 

 

 

 




咲夜さん…好きな物は二つ同時に摂取したい。
主人公…それは無理ではないですか?融合??
的な。
脳みそ掠ってきたぞ
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