最近、結構眠気がひどい。ああ、とてもひどい。歩くたびに顔がカックカクしてこの前立ちながら寝たくらいだ。
人里
「と言うわけでして。仙人さん、なんか知りません?」
「…なんで私に聞くんです?」
「いや、仙人様ならなんか知ってるかなって」
「私仕組んでませんよ!?」
「待って話が飛びすぎてる…まさか」
「まさかじゃありません!私は!絶対に!やってません!」
「…で、真剣に。何も知らないんですか?今も眠いんですけど」
「知りません!」バチコーン!
「うぐぇ!?」ドカーン!
…乙女心って言う奴はこれですか?なんで俺叩かれたんですか?今の悪くないですよね俺。絶対悪くないですよね俺。ねぇ、マジで。な、なんでなん…?
翌日
「結局団子で許しを乞うしか」
「許しましょう!貴方なら!」
「食べながら言っても説得力ないですよ」
「ほへほほへほ(それほどでも)」ニンマリ
「くそう馬鹿みたいに食べるくせして食ってるとの笑顔が可愛いのが…なぁ…!」
「んへ?っぐ…どうしました?」
「どうもしてません」
「そうでしたか」
「…俺も一つ団子」
「あいよ」
数時間後 八百屋
「…あ、青娥さん。こんにちは」
今日1番会いたくない人と出会ってしまった…逃げ去りたい。今すぐこの場から逃げ出したらなんか取られそうだからやめとくけど
「あら〜先ほど一緒にいた仙人さんは?」
「…食べ物で許しを乞いてました」
「あぁ…なるほど…そういう…彼女、たくさん食べたでしょ」
「おかげで今月キツそうです」
「やっぱり。そんな貴方に…はい、これ」ポンッ
「え?なんですかこれ?」
「現金5万円。これで今月凌いでね」
「ああ、ありがとうございます」
「素直に受け取るわね〜」
「受け取るの渋ったら今月もっとキツそうになるんで」
実はこの人前科もちなんだよね…前受け取るの渋ったら「あらそう」って言ったあと俺の財布とって言ったもの。
「それなら良かった。それじゃあね♪」
「さよなら〜…今月はもやし生活だな」
偽札じゃねえかチクショウ
「騙されましたね」
「ええ。でももやし生活もいいですよ。醤油かけたり焼肉のタレかけたりで味変わりますし」
「…ところであなた財布は?」
「え?…はぁ…」
「気の毒に…」
また…財布盗まれてた…俺、結構運が悪いんだよな…そうでなきゃこんな財布盗まれるのあっていいはずがねえよ…
「私が1ヶ月養いましょう!」
「いえ、それはいいです」ササッ
「んなっ!?」
「青娥さんも悪い人ではないんですけどね〜…これなら一日2本…いや一本だったら…しかし風呂代も…」
「青娥…彼女が悪い人ではない?」
「ま、根はいい人だと思いますよ。茎がどっかでへし折れてるだけで」
「へ〜…羨ましい」ガリッ
「いだぁっ!?」
うっそ!?なんか今背中引っ掻かれた!?痛い!クソ痛い!なんで!?なんでこうなるの!?痛いんだけど!?うがぁぁあぁぁ!
「いつっ…」
「すいませんつい…」
「…あ、このもやし安い…賞味期限が明日じゃねえか」
翌日
「…さて。特にやることないし…寝てるかぁ。そういや偽札のなんかしたら金もらえるんだっけ」
ガララッ
「…アパート暮らしだとは」
「そりゃあね…ん?2000円入ってる…手紙もだ…」
手紙の内容は…『昨日お財布落としてたからこの中に入れとくね。体調は良くなさそうだったけど、大丈夫?』…本当に根はいい人だった…と思う。
「…二千円あれば豪遊ができるな」
「???」
「さて。青娥さんにお礼言わな」
「あんな邪仙にお礼?」
「二千円返してくれたお礼に」
「二千円ごときで!?」
「ごときってなんですか!?」
「全く料理作りに来てあげたのに…」
「ワオ…申し訳ないけどガス通ってないよ」
「その時のため」
「水道も通ってないよ」
「…風呂代」
「温泉代」
「…貴方日々どんな生活送ってるんですか!?」
「悪かったな貧乏人でさぁ!」
「もう我慢できません!我がファミリーに入れてくれるわぁ!」ガシッ
「あぐっ!?やめろ!俺はこの部屋が良いんだ!って待ってください仙人さん!?仙人様!?美人な仙人様許して!」
「許します!」
「…チョロ」
「許しません」
…あの仙人マジでなんなの?マジでさ…青娥さんの方が良くないすか?
仙人様のお家
「…青娥さんならこんなことしないと思うんですけど」
「青娥は自分を欲しているんですよ。口開けて」
「いや自分で食えるから。この拘束が外れれば」
「嫌です」
うーんこの。おのれ…なんで俺の人生こんなのになるんだよ。おかしいだろぉ!?
「貴方は青娥に毒されているのです。あんな予測変換の敵であり邪仙の青娥に毒されていてはいけません」
「よそくへんかん?」
「私が全ての行動を見直させ、私が全てを正します。青娥に毒されてしまったからにはこれが1番です」
「は?いや、だから青娥さんは良いけどって」
バゴォッ!
…変な音が鳴り響いたと思ったら壁に大穴開いてました勝てません従うしかありません嫌ですもう…
「良いですか?全てを私が正します。貴方はそれに合わせて生活してください。良いですね?」
「…全然よくな」バキッ
「…今のはわざと外しました。豆でも私が放てば壁に穴は開くんです。良いですね?」
「ひゃい…すいませんでした…」
こいつ…正義感が強すぎる…
数日後人里
「…最近見ませんね…」
「どうしたんだい?」
「いえ、最近見かけない人が…」
「人探しかい?」
「まぁ…」
「どんな人だ?」
「写真でしたらこちらに…」
「ああ、あんたとペアでよく見たあの男か。最近赤い髪した仙人様と一緒にいるのを見たけど」
「…やはりその方のお家なんでしょうか?」
「まぁなぁ…つっても家がわからんし…ん?いねえや」
まぶたが痒いです