東方純愛小話   作:覚め

28 / 201
うるせー
主人公なんて元から居ねーんだよ
全ては仕組まれた子供なんだよ。
恐るべき子供達計画なんだよ


橙ちゃんと外来人

 

幻想郷のどっか

 

「…ここどこだよ」

 

「え…なんで人里の外に人間がいるの?」

 

「知らん。知らんが、とにかくここどこだよ」

 

「知らないよ」

 

「それじゃあ誰も知らねえのか…ん?お前なんか尻尾付けてんな。猫耳も…コスプレイヤー?」

 

「妖怪化け猫です」

 

「…?」

 

「猫妖怪です」

 

「…!そういう設定か」

 

「実物ですよ!」

 

…そういやこんな感じにこいつとは出会ったんだ。そうそう。それから数年であいつの性格がこんなヤベー感じになるとは思ってなかったけど。

 

数年後 マヨヒガ

 

「…あのなぁ橙。俺はただ病院に行っただけで」

 

「それを口実に女性とお喋り…ですよね?橙知ってますから」

 

「話が通じん…だからさ、俺は骨折したの。だから」

 

「どこで骨折したんですか?」

 

「ん?…階段で転げ落ちてな。神社の長い階段」

 

「そうですか。なんでわたしにはなにも言わなかったんですか?」

 

「お前最近せっせとなんかやってんじゃん。邪魔したら申し訳ないなって」

 

「そんな心遣いでわたしに言わないなら要りません」

 

「…」

 

「毎日言ってますよね?橙以外の人を目に写すな、喋るな、接触するな。言ってますよね?」

 

「でもそしたら他人と会話ができなく」

 

「私以外の誰かと喋るお口なら剥ぎ取る必要がありそうですね」

 

「!?」

 

今ではこんなクレイジーサイコなヤベー奴に…あの時はよかったのに。ここ数年でなにが違ったのか…わからん。わからんが知らん。それに知ってもどうもできねえし

 

「要らないんですよ。大丈夫です。喋れないのは辛いですよね?手話を橙と一緒に習いましょう」

 

「ちょっお前ハサミ近づけてくんなって。分かったから。でもその代わりだ」

 

「その代わり?あなたにそんなことを言う権利なんてないですよ?」

 

「…たまに、9個の尻尾持った女の人がいるんだ。その人は」

 

「絶対にダメです。絶対に。いいですね?」

 

「お、おう…分かった」

 

「でも、そうですね…目に入れるくらいなら許します。接触なんてしたら…刺しますから」

 

「わ、わかったってば…」ビクッ

 

「ずっと、一緒ですから」

 

「分かってるよ。恥ずかしい」

 

「恥ずかしいなんて初々しい」

 

「なんで初々しくなるんだよ」

 

全くわけわからん。あいつは今日お使いにいくらしい。そういえばあったな…確か、はじめてのおつかいってのが。懐かしいな〜外の世界。

 

「あーもう思い出せねえなぁ」

 

「それじゃあ行ってきます!」

 

「行ってらっしゃーい!」

 

数分後

 

「…帰ってこないか。数分経って帰ってこないのは忘れ物がないってことだな…今は居間にいます…クッあともう一捻りで4回ダジャレ言えると思うんだけどなー」

 

「ただいまですー!」

 

「うおっ」

 

「どうして驚くんですか?」

 

「いや、もうおつかい終わったのかって」

 

「早いでしょ!妖怪ですから!」

 

「偉いな。褒美のなでなでじゃ受け取れ〜」ナデナデ

 

「えへへ〜♪」

 

「…ん?買ってきた物どこで渡すんだ?」

 

「ここで!」

 

「…橙、お前なにしてるんだ?」

 

「この人は私の旦那さんです!絶対に渡しませんよ」

 

「いや、知らないけど…」

 

「…なんだかよくわからんが眠気が」

 

「ねちゃダメです!」ドンッ

 

「はうっ!?ひざ、膝はダメだって…」

 

「橙…」

 

「すみまちぇん…」

 

そして永遠亭へ

 

「骨折です」

 

「なんで!?」

 

「なんでもクソもあるか。目隠ししてきてる方がなんでだよ」

 

骨折しました。主にこのクレイジーサイコなこの子のせいで。ね!俺悪くないから。名前伝えるだけで足踏んでくるから。尻尾で膝突いてくるから。

 

「…入院は」

 

「拒否で」

 

「…いや、入院した方が治りが」

 

「拒否します。帰りますよ!」

 

「おう…そんじゃ帰るか。松葉杖は…」

 

「ああ、松葉杖ね。これよ」ホレ

 

「ああ、あざます」

 

「は?」

 

「…帰るぞ」

 

マヨヒガ

 

あーもうやらかした。マジでやらかした。感謝の言葉一つ出来なくなるぞこれ。

 

「なんであの時ありがとうって言ったんですか?でも触れ合ってたし」

 

「いや、それは人としてのマナーっていうかモラルっていうか」

 

「そんなこと言うお口は要りませんよ?良いんですね?切り落としても…」

 

「は?いや、それは流石に」

 

「んじゃ、切りま」パシンッ

 

「あ…え…?口がある…」

 

「なんですか藍しゃま」

 

「なんでもクソもあるか。それ以上やったら紫様が黙ってないと警告しに来たんだ。注意しろよ」

 

「はーい」

 

「…けほっけほっ…ひー心臓に悪い…」

 

「でも、お仕置きはどうすれば」

 

「なにも口を切らんでもお仕置きはできるだろう。痛みを与えるとか」

 

「ああ!」

 

ああ!じゃねえんだよ、嗚呼…だよ。こちとら口で寿命削ってんのに痛みで寿命削られたら三年くらい消し飛ぶよ。かすり傷が致命傷になるよ。やすり傷だよ

 

「えっとこれは俺の意見ってのは」

 

「ないですよ?…五感の一つをなくすと他の4つに集中するらしいので…目隠し」

 

「ちょっとなにをしたいのか全くわかりませんね」

 

「そして〜…藍しゃま、もう帰って良いですよ」

 

「ああ、見張る必要はなさそうだな」

 

「ちょっと橙?なにをする気で」

 

「すー…ていっ!」バゴッ

 

「あがっ!?がっ…頭が…!」

 

「次行きますよ…せいっ!」バシーン

 

「だっ!?ハリセンかよ!?」

 

「よくわかりましたね。痛いですか?」

 

「クッソ痛いわ…」

 

「そうですか。でも、仕方ないですよね。あなたが悪いんですから」

 

もうこれクレイジーサイコパスな妖怪じゃん。普通のハリセンだよね?鉄製じゃないもんね?多分内出血したよこれ。

 

「さて、次は威力増強ハリセンで行きますよ」

 

「は?ちょっまっ」

 

パシーン!

 

隙間

 

「…藍、これって良いの?」

 

「死なせなければ良いのでしょう?」

 

 

 

 

 

 

 




紫様と藍様がジンとウォッカに見えてきた。
コナンの見過ぎだバーロー
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