東方純愛小話   作:覚め

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どこだよここ。
…作品の中だよ


レミリアと紅魔館の現状

 

紅魔館

 

「紅魔館も今や恋魔館ね」

 

「お嬢様、ダジャレにすらなってませんよ?」

 

「なんで!?」

 

ああもうなんでなのよ。この館に結婚ブームが舞い込んできたと言うのに。フランも美鈴も咲夜も…パチェ?知らんな

 

「なんで私だけ」

 

「児童ポルノはダメだって習いませんでしたか?」

 

「習っとるわ!!」

 

「…ん、どうしたの?」

 

「ヒェッ」

 

「あらまた脱出を?いけない人ねぇ…こっちに来なさい♪」

 

「あ、ちょっと待って!咲夜さん待って!助けて!助けてください!」

 

「…正にご愁傷様、ね。死なないことを祈っているわ…で、美鈴ね。美鈴をはじめに結婚ブームが…あれ、フランってこの作品出てきたっけ?」

 

その時私はチラリと見えた。いや、見たくはなかったのだが。見てしまったのだ。美鈴に飯を持っていったら理不尽に打たれた男が。かわいそうに、と一人黙祷を捧げているとフランが来た。

 

「早く〜♪」

 

「はいはいわんわん…」

 

「…ウチっていつから犬飼ってたっけ」

 

ひどい現実だ。出来れば直視したくない。

 

「お姉さま!私お出かけしてくるね!」

 

「門限までには帰ってくるのよ」

 

「はーい!」

 

「…とりあえず首輪外そうか。離れないから。離れたら殺していいから」

 

「本当!?」

 

いや、紅魔館ではなく愛に狂った館と書いて愛狂館と言った方がいいな。もう原型がない。

 

「…はぁ。考えただけ無駄か…そういえば最近パチェとお茶会してないわね。久しぶりに行こうかしら…」

 

図書館

 

「…あら、作中で2回目の主役じゃない」

 

「パチェ、今からグングニルの投擲練習したいのだけど、的になってくれるかしら?」

 

「冗談よ」

 

負けヒロインのくせして腹が立つ。だが本人が言うには『まだ勝負は決まってない。取り戻す、絶対に!!』とのことだった。アホだろ。

 

「…で、お茶会しに来たの?」

 

「そうよ」

 

「あ〜待ってくださいよ〜!?」

 

「待て待て〜!」

 

「なんで車椅子の俺が追いかけられるんだよ!?えーと…左へターン!」

 

「バカめ!その速度では曲がりきれずにぶつか…らない!?」

 

「体重をかけ普通なら転ぶような曲がり方をしたって言うのか!?」

 

…待て、普通に気になるんだけど。え?何?頭文字D??それとも何か?外の世界のボートレースか?

 

「あーっと…それにしてもレミィが久しぶりに来たかと思えばお茶会ねぇ」

 

「何か悪い?」

 

「いいえ?特に。ただ言うことがあれば…騒いでる魔理沙とこあと曹仁、大人しくして来てくれる?」

 

「無理よ」

 

「…そうだったわね」

 

鼻で笑うようにフッと勢いよく言われた。殴り殺すぞテメェ…

 

その頃門では

 

「なんで叩いた?」

 

「今、12時6分ですよ?」

 

「…だから?」

 

「だからですよ!」バチィンッ

 

「いづっ!?歯が…」

 

「時間通りに持って来てくださいよ!まだかまだかと待ち構えてたのに!待った私の身になってくださいよ!」

 

「ま、待て!待ってくれ美鈴!」

 

「嫌です!絶対に許しません!」

 

「この…んっ!?」ズルッ

 

「はうっ!?」ゲシィッ

 

「あだっ!?〜!!」

 

「…そろそろ怒りますよ?」

 

「ま、待て。今のは誤解だ。許してくれ。美鈴、なぁ、待ってくれ。もう打たないでくれ」

 

「嫌です」ニッコリ

 

戻って図書館

 

門方向<イヤァァァアァァアァアァァアアアァァァァァ!

 

「…そうね。紅魔館恋愛禁止令でも出そうかしら」

 

「あんたそれやってみなさい咲夜からナイフがわたしから魔法が美鈴から蹴りがこあから破壊光線がフランからは魔貫光殺砲が飛んでくるわよ」

 

「待って2名ほどおかしな奴いなかった?」

 

「…こあは破壊光線放つしフランは一部分に破壊の力を込めて発射する魔貫光殺砲放つわよ?」

 

「こあとフラン逆じゃない?」

 

「…そうかしら?」

 

ヤベェ、ウチの作業員全員バケモンだ。まだ咲夜の方が可愛く見える。いや、男どもを獣と罵っていたときの方がマシだ。

 

「世の中には知らなくていいものがあったりするのね…」

 

「ほとんどそうよ」

 

「チッ」

 

「あんたも男見つけなさいよ」

 

「負けヒロインのあんたに言われたかないわよ!」

 

「なんですってぇ!?」

 

その後、36時間に及ぶ大口論の末、私のメンタルはボッキボキ、涙目どころか鼻水垂らしながら反論していた。パチェ?無傷のように振る舞っていたわよ。クソが

 

そして数日が経ち

 

「…咲夜、彼氏との仲はどう?」

 

「順調ですよ!最近ではめっきり脱走することがなくなりまして!私と真正面から話すことができるように!」

 

「愛の力ってすごい…んで、美鈴は」

 

「私ですか!?私は咲夜さんとは違って仕事通りに動いてくれないから0.00036584258635秒遅れられて…私って彼にとってはそんな存在なんですかね?」

 

「咲夜、美鈴への料理は冷めていても美味しいご飯で12時前に作ることを希望するわ」

 

「わかりました」

 

…で、えっと、なんで言ったっけ…0.0003うんたら?ちょっと、どう言うこと?理解が追いつかないんだけど…

 

「…で、イレギュラーね」

 

「え、妹様?」

 

「不思議ですねぇ」ニヤニヤ

 

「…彼氏だもん!」

 

「私からしたらペットにしか見えないんだけど」

 

「いやぁ…私はああしたいですよ。でもそしたら嫌われるかなって」

 

「嫌われてないよ?むしろ喜ばれてる!」

 

「…ちょっと言ってる意味がわからない」

 

「そのままだもん!」

 

「咲夜の恋の方がマシに見えて来たわね」

 

「…ちょっとマシってどう言うことでございますの殺されたいと存じ上げてんのかお嬢様?」

 

「限りなく敬語に近い暴言やめて?」

 

 

 

 

 

 





美鈴さんがニヤニヤしてるとか何それ天国か?
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