すると、頭から地面にぶつかる。
すると、頭は高さにもよるがガラスのように砕ける。
その様はガラスのように美しくない。赤く染まっている。
前の妖怪の山のお話とは世界線が違います
守矢神社
「おい、早苗…こりゃなんだ」
「?宴会で酔い潰れてしまったあなたを介抱した結果ですけど?」
「あれか。酒か。そりゃ悪かったな」
「良いんです良いんです!気にしなくて良いんです!」
「あ、ああ…そうか?」
さて、早苗さんにお世話になったところで帰るか。というか帰るところ博麗神社なんだけど
「そんじゃ、帰らせていただきます」
「え?」
「また明日〜」
「待ってください!」
「っ!…なんだよもう。びっくりしたなぁ」
「帰るなら守矢神社でしょう?なぜロープウェイに向かうんですか?」
「は?そりゃお前博麗神社ぎっ」ガシッ
「なんで博麗神社なんですか?」ググッ
「ちょっ首が…!」
「え?あ、ああすいません!」
「けほっけほっ…」
「それじゃ、戻りますよ。お家に」
どうなってんだ?早苗が急におかしくなって…昨日の宴会を思い出せない。クソッ酔った珍事なんて覚えちゃいねぇ。
「ま、待て!俺は、霊夢と一緒にくら」
「は?何を言ってるんです?あなたは私と暮らすんでしょ?」
「待て、頭が追いついていかなっ!?」
「…まさか、覚えてないんですか?」ブンッ
「いだぁっ!」バシッ
「酷いです…流石に私でも怒り心頭ですよ…!」
「ま、待て!待ってくれ!」
「嫌です待ちません!」
「そもそもお前んとこ二人神様いるだろ!?」
「その件は大丈夫。納得してもらいましたから」
「は…?」
「私、交渉術は人一倍でしてね。納得するどころか背中を押されましたよ」
「ど、どういうことだ?」
思わず尻餅ついた。なんの因果でこうなったのだろうか。酒に弱いせいだろうな。だとすれば…霊夢じゃなければ近くの…霧雨か…
「あのお二人、実はかなり寛容なんです。だから、色々と話がしやすくて」
「ちょっと、待ってくれ。俺はもうここに住むことが」
「確定事項ってやつですよ。ほら、行きますよ」グイッ
「んな!?」
その頃博麗神社
「?…!?あいついなくね!?」
「どうしたのよ魔理沙…あら、本当…うぇっ!?」
「あいつ以外は…早苗がいない!」
「それじゃあ守矢ね」
戻って守矢神社
「…なぁ、なんで押し倒されてんだ俺?」
「それ、言います?恥ずかしいなぁ…」
いや、言ってることがよくわからんぞ?んん?守矢神社内部で何が起こってんのさ。周りから見られるの上等なところで何すんのさ早苗さんは
「…ところで、立てますか?」
「え?あれ?おっかしいな」
「ああ、立てないのが普通です。何もおかしくありません。右手だけですよ。今動かせるのは」
「は?」
「おーい!誰がいるんじゃないの〜!?」
「…チッもう来たか」
「あ…れ、霊夢!たすげっ」
「そっちね!」
「…もう、声出しちゃダメじゃないですか。ほら、めっですよ。口閉じて、ほら」
「あぐっ…や、やめ」
「早苗!」
「…全力勝負、でしょうか?」
「もちろん」
「けほっけほっ…!」
「ああ、大丈夫ですか?私の」
「大丈夫!?早苗によほど酷いことされたの!?」
「いや、ただ咳き込んだだけで…」
「…邪魔ですよ」
「あんたがよ」
「…あ、これやべぇな」
そして次の瞬間、俺は二人の神によって保護されていた。死なないようにしてくれるのはありがたいが、何しろお前ら二人の目が怖い。ハイライトオフしてやがる。
「…大丈夫かい?随分と弱ってるようだが…」
「神奈子ってば性格が悪い。さっきまで見てたでしょ?」
「おう、そうだったな。そういう諏訪子も見てただろ」
「あ、バレてた?」
「上…」
「上?ああ、気にしなくても大丈夫。私たちも加勢しに行く」
「流石に3対1はきついでしょ」
数分後
「はぁ…はぁ…」
「私たちが負けるなんて…」
「これであの人は…」
「やっべ、もうそろそろ冬眠の時期なの忘れてた…」
「やっぱ負けてるじゃんか…お、動ける。えーと…間に合えい!」ダッ
「うわっ!?」
「…羨ましい」ギリッ
「早苗、大丈夫か?えーと次は神奈子さんで…取ったど!」ガシッ
「役得役得」
「次に諏訪子さん!」
「冬眠の時期一緒に寝てくれ」
…あれ、もしかして俺偽善でよくないことしちゃいました?早苗や神奈子さん、諏訪子さん悪化しちゃいました?
「なんで…なんで負けた側が得してんのよ!」
「っ!?」
「あんたは景品!買った方の物!なのに!なんで負けた方を大事そうに持ってるの!?」
「えっと、霊夢さん?」
「ハァ…ハァ…!このっ!」グサッ
「…え?」
「れ、霊夢さん、それは、それはダメじゃ」
「フーッ…あんたがいけないのよ!景品のくせして!」グリグリ
「いあっ!?あえ、やえ、やめて!」
「れ、霊夢さん!それ以上は流石に」
「負けた奴は黙ってて!」
痛い!痛い!抜こうにも抜けない!飛んだ地獄だこれは!クソが!…と叫びたいが度胸が足りん。口からは痛いやめてしか出ない。パニック状態とはこのことか。
「あんたが…あんたが…!」
「いつっ…あうっ…抜けた…」
「景品なのに…ようやく手に入れられると思ったのに…!」
「れ、霊夢…?」
「本当に…あと少しだったのに…!!」
「いたっ…霊夢、永遠亭に」
「それじゃあ意味がないのよ!」
「霊夢、お前なんだからヒステリックに」
「霊夢さん!冷静になりましょう!?」
「私は冷静よ!」
「冷静なんかじゃありません!」
「っ…」
「なんで勝った方が冷静じゃないんですか!?普通、負けた方が」
「…」チーン
「!?大丈夫!?ごめんなさいね!ごめんなさい!永遠亭に連れて行かなきゃ…!!」
「…まさに嵐のような人間ですね…」
「多分、まだあいつが絡む争い続くぞ」
「え、マジですか?」
最後主人公ちゃっかり気絶してんじゃねえか