東方純愛小話   作:覚め

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コトリバコ 確か女子供を殺すんでしたよね。
人を呪わば穴二つと言いますが、なぜ男は死なないんでしょうか?


閻魔と部下

 

誰かのお家

 

「…どっこいしょ」

 

「もう歳じゃないのですか」

 

「んな酷い…俺は一応映姫さんよりかは年下だよ」

 

「つまりなんと言いないのか教えて欲しいものですね。ん?言ってみてくださいよ」

 

おのれ閻魔のくせに執念深く面倒臭い性格しよって…こちとらただの人間やぞ?ただの人間様やぞ?マジで勘弁して欲しいですわ。あ、この焼き鳥うまい

 

「…というかまたきたんですか映姫さん」

 

「良いでしょう。あなた結構美味しい鶏肉とか持ってるのですから」

 

「…なぁんだかなぁ」

 

「それに、死神が死神辞めるなんて前代未聞ですからね?」

 

「うるさいなぁ…ヘカーティア様呼ぶよ?」

 

「それだけはやめてください」

 

「よっわ…ま、俺は月にも行かず祓われず、ただただのんびりと寝ていたいんです。あ、飽きたら裁判お願いしますね」

 

「駄目です!」

 

「んな馬鹿な」

 

「あ、いや、ダメっていうわけではないんですけど、その…」

 

「どうしたんです?好きな人でもできたんですか?閻魔様好きな人出来ると惚気話になりそうだからなー」

 

「偏見で決めつけないでください!」

 

「なりそうなのに決めつけたとは一体」

 

「あっ…」

 

やはり閻魔も俺ののらりくらりな話し方には勝てぬまい。そう思ってこの話し方だフハハハ閻魔避けにしてくれるわ

 

「…さて、そろそろ日課の散歩です。お帰りください」

 

「嫌です」

 

「なんでですか。仕事あるでしょうもう深夜の2時だけど」

 

「何言ってるんです。残業は12時間経ってからですよ!」

 

「あんたよくその精神で生きてこられたね!?」

 

「…でーもー、別に良いじゃないですかぁ。そういうものですし」

 

「何言ってんだか」

 

翌日

 

「…今度は小町か」

 

「ハロー、久しぶりだねぇ。あんたも良く死神辞めるなんて言ってやめさせてもらえたもんだよ」

 

久しぶりに小町にあったなぁ。前は…そうだ、閻魔に度叱られてる時にそれを見て高笑いした時から一回も会ってない。思い出すと思わず頬が緩む

 

「…クッ」

 

「あんたまさかあたいが四季様に度叱られてるのまだ覚えてるんじゃないよな?」

 

「いや…っなんでも…プッ」

 

「ドシャゴラァ!」バッ

 

「酒やるから許してくれ」

 

「許そう…ってこれ高くないからやっぱ許さない」

 

「自家製の酒だから美味いと思うぞ」

 

「え…?」

 

「なんだその信じられんって顔は。アレか。俺はそんなやつに見えなかったってやつか」

 

「うん」

 

「ふざけるな」

 

「ふざけてなんかないさ」

 

そう言って飲み始める。飲み方はまるで毒見をするかのような飲み方だ。殴り倒してやりたいが我慢だ我慢。なるべく我慢。手は出すな。

 

「…美味いのが気に入らん」パリーン

 

「」チーン

 

「え、嘘…ちょい、生きてるか?」

 

「何気ない小町の行動が俺を傷つけた」グスッ

 

「泣くなよそんなことで」

 

「何気ない小町の一言が俺の心臓を貫いた」

 

「!?」

 

さらに翌日

 

「…閻魔様。また来たんですか」

 

「最近映姫さんって呼んでくれませんね」

 

「一昨日呼んだでしょうが。何言ってんです…」

 

「ああ、あと…」ガシッ

 

「んぇ?」

 

「昨日、小町と会ってましたね?」ググッ

 

「痛い痛い…会ってましたけど何か?」

 

「あなたはなぜそうひょろんとしていられるのか…ほんっとうに腹立たしい」

 

「んなひどい」

 

「…で、それに加えてあなた泣かされましたよね?」

 

「えぇ…まぁ、泣きましたけど。心臓貫かれましたけど」

 

「何故?何故何も言わなかったのです?」

 

「え、いやぁ小町ってだいたいそういう奴だし…」

 

なんか今日の閻魔様ちょっと変じゃない?そう思いながら俺は閻魔様の問いにのらりくらりと答える。すると突然堪忍袋のなんたらが切れたのか、俺の胸ぐらを掴んできた

 

「うわっ」

 

「何故そんな返事しかしないのです!?しっかりと答えなさい!しっかりと!」バチィンッ

 

「あだっ」

 

「何故!?何故小町と話していたのですか!?働いていた時には見せもしない顔で!何故!?」

 

「いや〜今日は随分と大胆ですね…結構いた」バチンッ

 

「…真面目に答えること、良いですか?」

 

「はい…」

 

「何故昨日は小町と会っていたのですか?」

 

「久々に会ったもんだから酒でも飲むかってなったから」

 

「何故、泣かされても何も言わなかったのですか?」

 

「…それは、なんでって…大したことでもないし、俺が勝手に泣いただけだからぁ!?」

 

「それなのになんで言わなかったのですか!?」グワッ

 

「うわっ…だから、大ごとでもないし、酒が美味いって言われただけで」

 

「そんなわけないでしょうが!」バチィンッ

 

…この閻魔そろそろ面倒になってきたぞ。でも、なんで泣かされたこと知ってて理由は知らないんだ?よくわからんな…

 

「いっつ…」

 

「貴方は!あなたという人は!わたしという彼女がいるのに家に女を連れこんで!」

 

「は?」

 

「お仕置きが必要ですよね…!」

 

「待て、俺に彼女はいないぞ?」

 

「何を言っているのですか!」バシィッ

 

「あっ!?」

 

「約束したではありませんか!私がまだ新人の頃、一緒にいると!」

 

「んな約束覚えてなっ!?」

 

「何故覚えてないのです!?有罪ですよ!」

 

「うっ…なんだかとても頭が悪そうに見えるぞ…」

 

「…っ!このっ!薄情者!」バギィッ

 

「へぶぁっ!?」

 

「何故!私があなたなんかに惑わされなければならないのですか!」

 

「いや、知るかよ…」

 

「何故!」

 

…いやそろそろガチで面倒だぞ。地味に拳痛いし、なんで俺が付き合ってることになってんだろ。わかんね

 

「んなもん知らん」

 

「私は…あなたと一緒にいたいだけなのに…」

 

「急に弱くなったな…」

 

「なんで…辞めちゃったんですか…」

 

「んなこと言われましても…ん?」プスッ

 

「こうなったら…どんな手を使っても手に入れてやります」

 

「…なんだ、こりゃ…」

 

「麻痺薬です。意識はあるのに、身体が麻痺して動かない。そんな薬です」

 

「は…?」

 

「さて、帰りましょうか。私たちの家へ」

 

「…」チーン

 

 

 

 

 

 




コトリバコは出てきません。が、八尺様は出てくるかもしれません。
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