東方純愛小話   作:覚め

4 / 201
伸びなくてもいいんすよ。
俺も何をやりたいのかわかってないんですから。


ナズと経営者

 

命蓮寺の近く

 

「…なんだ、最低レアの人間か」

 

「失礼な…ここで本読んでるだけだろ」

 

「それもそうだな」

 

最近ご主人やぬえを除く命蓮寺のメンバーが一人の男を手に入れようと奮起している。全く訳がわからない…恋でもしているのだろう。

 

翌日

 

「…君も暇だね」

 

「毎日ここにいる分は暇だ。ていうか最近は毎日ここにいる」

 

「…仕事はしているのか?」

 

「してたらここにはおらんよ…」

 

「でもここは命蓮寺の近くとはいえ人里の外だ。妖怪が出るぞ?」

 

「その時はその時だ」

 

その時はその時。そう割り切ってレア度0とか言って来やがる鼠を退けた昨日とは違い粘るなこいつ…さっさと通り過ぎてくれ

 

「…ふーん。ちなみに私も妖怪なんだが」

 

「妖怪が出るぞと言ってるのに外に出てる時点で妖怪確定だろ」

 

「うぐっ」

 

三日後

 

「…ん、三日振りだな」

 

「ああそうだな」

 

「どうした?俺に口で負けたのが悔しくて顔を出さなかったのか?」

 

「そういう仲じゃないだろう。いつもとは別の方向を言ってただけだ」

 

「じゃあなんで今日こっちのルートを通るのかな」

 

「ぐぬぬ」

 

こいつなんか今日変だな…何も言ってこない。あ、そろそろ金が尽きる。仕事探さなきゃな…

 

「そういう君だってなんで毎日ここにいるのさ!」

 

「ここがちょうど良い暖かさだから。夏になったら日陰に移動するさ」

 

「日陰に…?」

 

「なんか腹立つなお前」

 

命蓮寺

 

「…とまぁ、三日振りに行ったら腹が立つことを言われた訳だ…って聞いてるのかご主人!?」

 

「だってそれもう惚気話じゃないですか!」

 

「どこが惚気話なんだ!?言ってみろ!ほら、言ってみろ!」

 

「なんでわざわざ三日振りにそのルート通るんですか!?」

 

「うぐっ…ご主人があいつと同じこと言い出した…」

 

「ふん!」

 

翌日

 

「…あれ、今日はいないのか。珍しいな…?いやいや、そんなことに気を取られてたまるか。さーて宝物はと…」

 

人里

 

「はぁ…宿屋なんてめんどくせえなぁ…親父のやろういつかぶん殴ってやる」

 

「良い顔ね〜お兄さん。よかったら娘と結婚しない?」

 

「断ります。毎日がエブリデイですから」

 

「何を言っているのかよくわからないけど娘は結構美人よ?」

 

「顔と中身と色気は別腹ってね。何も上手くないけど…ていうかさっさと料金払ってください」

 

「あ、はい…」

 

「朝夜経営だとしても面倒だっつの…」

 

その日の昼!命蓮寺周辺

 

「…朝からここにいた時期が懐かしくねえな。昨日の出来事だよ」

 

そういやそうだった。ていうか宿屋って宿代少し多めに貰えば横領できんじゃね…?いや、値上がりしたら気付かれるからやめとくか。さて夜までここで俺は寝るぞ〜」

 

「…君、昼寝とは良い度胸だな…」ピキッ

 

「ん?…俺働いてるから時間が変わるんだ。よろしく」

 

「殺すぞ」

 

翌日!

 

命蓮寺

 

「…ってことがあったのさ。腹立たないかご主人」

 

「…昨日、何があったと思います?」

 

「私が立ち去った後のことか?確か昨日は4月1日だったな…」

 

「その日にあの人が来なくて…それから聖の顔が暗くって…」

 

「習慣が欠けるとそうなるものだよご主人」

 

「そうであれば良いんですけどね〜」

 

翌日!命蓮寺周辺昼!

 

「…で、なんだ。相談しに来たってわけか?」

 

「その通りだよ。何かいい案はあるかい?」

 

「…そうだな…脅しみたいにネズミを寄せるのはやめてくれるか?ちょっと怖いんだが」

 

「ちなみに言っておくがそのネズミは人肉が大好物だ」

 

「ヒェッ」

 

よくよく考えればこいつも妖怪だから当たり前…なのか…?ていうか人肉を好むネズミってなんだよお前…怖い。名前すら知らないやつに何をしろって言うんだか。

 

「…て言うか、俺そいつ知ってるぞ」

 

「おお、本当か?」

 

「示村宗介なら里でもかなりの有名人だ。金使いが荒い御坊ちゃまだが動物に対する扱いは聖人に近いらしい。どうせ動物でも買ったんだろ」

 

「…そう言うものなのか?」

 

人里

 

「…ぶぇっくしゅっ!かぁ…最近くしゃみが多いな」

 

翌日!

 

命蓮寺

 

「って、言ってたんだが動物の方が優先されてるって知ったら聖はどう思うか…」

 

「まぁ…十中八九落ち込みが酷くなるでしょうね。伝えないでおきましょうか」

 

命蓮寺周辺

 

「今日は宿屋がやっすみ♪やっすみ♪」

 

「…ちょっとこっち来てくれるか?」

 

「なんですかな」

 

「その…まあ、なんだ。昨日の話なんだが」

 

「ん?ああ、宗介のことか。あいつ俺のことを何故かシュウマイって言うんだよな」

 

「…似てる」

 

「おかしくないか?」

 

この妖怪もこの妖怪か畜生…て言うかあいつ命蓮寺に顔出してたのか。妖怪寺に顔出すと碌なことにならねぇから…って俺もやってるか。

 

「にしても宗介か…あいつ寺子屋ですげえモテてたんだぜ」

 

「まぁレア度は高そうだったな」

 

「…レア度で思い出した。お前最初最低レアって言ったよな。今の俺はレア度なんだ?」

 

「最低レアが二段上がったくらいで調子に乗るな」

 

「あ、上がったんだ」

 

その夜

 

「…いらっしゃいましー」

 

「おお!一輪、ナズーリンが言ってた人じゃない!?」

 

「ん…ごく普通の男って感じだけどね」

 

「たしかに〜!」

 

「…命蓮寺の連中か」

 

「やぁ」

 

「うわっ!?」

 

「フフ…何もそこまで驚かなくて良いじゃないか。これなら小傘でも驚かせそうだ」

 

「…なんだ?あの二人お前の連れか?」

 

「いや、私は別件さ…ちょっと、耳を貸してくれ」

 

「なんだなんだ」

 

外の世界のスパイ映画じゃあるまいしこっそり耳元で喋る内容なんてあるわけないはずだが…?

 

「…」ボソッ

 

「ブフッ!?ゲホッゲホッ!?けほっ…ひー…」

 

「やっぱり驚きやすいな君」

 

「いや、だからってさ…うーん…わかったよ。買ってくりゃ良いんだろ?チー」

 

「やめないか!」

 

翌日!昼!

 

「…はぁ…あいつら酒飲んで部屋無茶苦茶にして帰って行きやがった…悪魔だ…」

 

「や、約束の品は持って来てくれたかい?」

 

「あいよ。持って来てやってんだから感謝しろよ」

 

「ありがとう♪これで良いか?」

 

「急に冷たくなるよなお前…で、宗介はどうなったんだ結局」

 

「ああ、諦めた」

 

…聞いた意味あんのかそれって。聞くだけ無駄ってやつだろそれ。無駄足ばた足空飛ぶ足なんつって。

 

「まぁ、別に良いだろう?」

 

「で、レア度は結局何だった?」

 

「うぐっ…しつこいね。だから二段上がったって」

 

「合計何段?」

 

「…300段(本当は松竹梅無の四段)」

 

「今3段だから…嘘だろ?」

 

「何でバレた!?」

 

「お前ほんと殴るよ?」

 

 

 

 

 

 

 

 




次回に続きそう(小並感)
駄菓子菓子、続かない。
続かせない。続いたら星ちゃんにも及びます。
んなこたぁいいんだよ!って人は感想にでも続きやれって言ってください。
どうなるかわかりませんけど
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。