東方純愛小話   作:覚め

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地底


悟り妖怪と受付 1

 

地底 温泉受付

 

「…耳が最近キーンって耳鳴りします」

 

「知りませんよそんなこと」

 

…というか俺はなぜここにいるんだ。知らん、知らんが知らん間にここに来ていた。な、何を言ってるかわからねーと思うが俺もわからねぇ…

 

「ああ、それ多分幻想入りした時座標がなんたらで入ってきたと思いますよ」

 

「あら、考えわかるんだ」

 

「ええ。悟り妖怪ですので。ちなみに今の何言ってるか(ry)についてですが語彙力がただないだけでは?」

 

「…それ言ったらお終いだよ…」

 

「ああ…」

 

そういうとさとり様はどこかへ行った。仕事が多いんだろうなぁ。まぁそんなこと言う私は地底温泉の受付ですが。悟り妖怪は人から嫌われてたらしいけど、なんでかしらね

 

「おーい兄ちゃん!3人!」

 

「3人なら…300円は出てたな。シャンプーとかいるか?」

 

「あ、私持ってきてない」

 

「私もだ…」

 

「…三つ」

 

「石鹸は?」

 

「…」

 

「はは…」

 

「…も、三つ」

 

「毎度あり」

 

「は、はは…石鹸一個30円…シャンプーは70円…上手くできてんなぁ…」ジロッ

 

「HAHAHA知らん」

 

テメェらが忘れただけだろうに。こちとら金出さずに貸すほど余りまくってるわけじゃねえんだな。て言うか、置いてるけどアレタダだから結構質が悪いんだよな

 

「…お、お燐ちゃんか」

 

「おーっす!私も来たよ!シャンプーと石鹸は持ってきた!二人!」

 

「となればお空ちゃんか。200円頂き〜。じゃ、楽しむことはないけど怪我しないようにね。石鹸で滑って…ね?」チラッ

 

「うにゅ?…私!?」

 

「お空以外に誰がいるんだい。それじゃ、また〜」

 

「おー。さて、そろそろ眠くなってきた…給料の割に客が少ねえ。こんなにもらって大丈夫か?インフレしない?」

 

プルルルルルルルルルル

 

「うるせえ!」ガチャンッ

 

『…お邪魔でしたか?』

 

「あ、いや別に」

 

『お空とお燐がそっちに行きましたので多分お空が転けますが頭だけは頑丈なので安心してください』

 

「…安心できねぇ…」

 

『そう言うものですか…』

 

うん、誰であろうと転べば流石に心配するからね。心配しなけりゃそいつはど畜生か信頼してる奴だよ。あれ、なんかおかしいな

 

『あ、あと』

 

「なんでしょう?」

 

『私明日温泉訪れますので。予約です』

 

「…亀ラップ行きます」

 

『やめてください』ガチャッツーツー

 

「…やっぱり亀ラップってつえーな」

 

翌日

 

「本当にきましたね」

 

「いや、それはおかしいでしょう」

 

「…ま、せいぜい楽しんできてください。石鹸とシャンプーは」

 

「…え?」

 

「?」

 

「無料のものは」

 

「あるけど質悪すぎて逆に髪の毛痛めるよ」

 

「どんなシャンプーですかそれ」

 

…女じゃないから俺は髪の毛が痛むとか知らないけど。それに髪型なんて大体流行りに寄って変わってくしさぁ…

 

「外の世界も大変なんですね」

 

「えぇ…ん?」

 

「…ところで、貴方女性にモテようと努力したことあります?」

 

「あー…ねえな。そもそも俺仮面かぶってたい人間だし。素顔を誰かに見せるってだけで嫌気が差すのに」

 

「…あぁ。だからキツネのお面を」

 

「良いだろー?声を変える機械があっても、あんたにゃ通用しなさそうだしな」

 

「わかっておられるようで」

 

「お一人100円。シャンプー石鹸合わせて100円」

 

「…お燐、シャンプーと石鹸持ってきてくれる?温泉の受付にいるから」

 

「それはずるいですよさとりさん」

 

数分後、さとりさんはお燐ちゃんから貰った石鹸とシャンプーを持ち温泉へと入って行った。出てくる時も同じ服だったのは多分仕事がすんごいあるからだろう。着替えても帰ってすぐ着替えるなんてことになったら意味ないからね。仕方ない。

 

「…あれ、もう閉店だ…けど、シャッター下げるのは少し先かな」

 

「おーいゆーぎー!この後男と一緒に就寝かい!?」

 

「な、なんでそのこと知って…」

 

「羨ましい!」

 

「…星熊さん、萃香さん、少しうるさいですよ。時間帯を考えて」

 

外<ドンパチドンパチ!宴だァー!

 

「でも外も騒がしいじゃん」

 

「私はコレから寝るんだが…」

 

「…とにかく。もう閉店ですから、どうぞ帰りやがれください」

 

「わかってるよ。ほら、旦那さんが待ってるぞ?」

 

「…なんでそう言うこと言うんだよ!?」

 

「閉店ガラガラ〜」

 

翌日

 

「…さとりさん、なんか不機嫌そうですね」

 

「えぇ。そりゃもう不機嫌ですよ」

 

「なぜですかね。アレですか。月経とか言う奴ですか?まぁ、どっちでも良いや」

 

「…貴方が女性にモテようと努力したとしても絶対女の子に受けませんよ」

 

「そ。あ、後温泉のことなんですけど温泉卵ってもう出してましたっけ」

 

「温泉卵?なら出してましたよ」

 

「マジですか。帰り寄って行くか」

 

「…!?」

 

あー、知らんかったなぁ。そこにあったし。しかも何故か…なんでだろ。なんなら入り口右に置いてあったし。さとりさんは温泉の受付で話してるし。なんなのこの空間?

 

「…私は今とても悲しいです」

 

「んま、そうなの?喜怒哀楽が激しいんですね」(値段は600円…高いな)

 

「本当に悲しいです…今目の前にいるのに思考にすら混じらないとは」

 

「へー…悟り妖怪ってそう言うの面倒くさいんですね」(しかし温泉卵って何が違うんだ?)

 

「…本当にそう言うところですよ!?」

 

「待ってどう言うこと?」(あれ、レジ打ちするんだっけ?)

 

「せいっ!」パシンッ

 

「ヘブアッ!?」パッシーン!

 

…待て、なんで叩かれた?

 

 

 

 

 




主人公殺して良いっすか(過激派)
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