ビルの間窮屈そうに 落ちていく夕日に
焦る気持ち 溶かして行こう
あ、ちなみに40話とかそこらへんの話の続きです。八雲さんち
八雲邸
「あのさぁ」
「ん?」
「なんで俺ここにいるわけ?て言うか耳栓外れてるし」
「お前の女嫌いを治すためだ」
「…は?」
な、なにをいってるのかわからねぇ。全然わからねえ。て言うかこのままだと俺やばくね?女嫌いを治すってお前…女のお前が言う…?荒療治じゃなければ良いが
「治し方としては…竹林の医者からもらったコレだな」スッ
(´-`)つ『なんでも治る!荒療治の仕方!』
「」
「…コレによると、女嫌いは…ふむ、一緒に住む…か。多少相手が嫌がっても慣らして行こうと。そう言うわけだ」
「あ、あの…僕に拒否権というのは」
「ない」キリッ
「…正直言って醤油がぶ飲みした気分なんだけどどうすれば良いのかな」
「知らん」
翌日
「まさか本当に一緒に住むことになるとは」
「まぁそのうち慣れて行くさ。女に身体を慣らすことだな」
「…流石に寝る時と風呂は一人だよな。そうでなきゃやってられん。ではでは朝食を」
「あ、そうだ。風呂の時は仕方ないが寝る時は橙と一緒だからな」
「ちぇん…ちぇんって誰だ…?」
「そのうち会うさ」
…あれ、もしかしてこのまま俺知らない人との生活になるのかな。もうそれあれじゃん。外の世界の『しぇあはうす』じゃん。え、何それ俺として全く好ましくないんだけど。女嫌い加速するんですけど?
「…いや、それよりもまずは飯だ」ガララッ
「うわっ」
「…猫だ…」
「食べ物だ…」
「しかもなんか人になったし…ああ、お前がちぇんか」
「え、じゃあ貴方がこれから抱き枕になる人ですか?」
「解釈の違いってすげー」
数分後
「とんかつだ…」
「揚げ物はなるべく控えないとダメなんだが…」パクッ
「え?」
「太るから…」
「…私もそろそろ運動しようかしら…」
おい、なんかその台詞俺が気に入られようと必死に頑張ってた時によく聞いた台詞だぞ。お前さては三日坊主どころか1時間坊主か?
「ところで」
「ん?」
「あの件について」
「藍、それは彼がいない場所で話しましょう」
「わかりました」
「…」
あ、これ多分首突っ込もうとしたら切られる奴だ
「らんしゃま、この後花見に行きませんか?」
「おお、良いな」
「花見…そういえばもうそんな時期か」
「春ねぇ…春だと何故日向ぼっこが心地よいのかしらね」
「…日々の生活態度」ボソッ
「誰かしら今日々の生活態度って言った殿方は」
「さーて私は家に置いてきた甘食でも取りに行きますかねー」
「あ、逃げたな」
人里主人公宅
「…甘食切れてる…なんで!?」
人里
「ということがありまして」
「お、そうか。んじゃあ二袋で一袋の値段にしてやろう」
「あざます」
「おお、こんなところにいたか」
…あれ?お子さんとの花見は?と言いたいがちぇんって子もしっかりといた。お前も忠誠心あるね…
「…はい丁度。んじゃね」
「まいどありー」
「…いつか甘食に埋もれたいなぁ」
「知るか馬鹿者」
1週間後
「…なんか最近妙に食う量が増えてるような…」
「貴方それストレス発散のために食べてるってアレじゃない?」
「マジですか。それじゃあお世話になりました」
「…女嫌いが治るまではここにいてもらうからな」キランッ
「ヒェッ」
女嫌いが治るまでここにいるのでほんっと申し訳ないんですがその包丁しまってください怖いです
「藍。1週間経っても無理なのだから、もう一歩進めるべきよ」
「もう一歩…寝る時私か紫様どっちが」
「紫さん今晩一緒に寝てください」
「…藍ってば嫌われてるのね…」
「これもお前を思っての行動だったんだがな」
「してあげると寄り添ってあげると○○のためは絶対に違うぞ」
「そうかじゃあ一生寄り添ってやろう」
「遠慮させていただきます」
その夜
「…まさか本当に寝ることになるとは」
「藍さん真面目ですもんねぇ。俺なんかずっと頭の中で何かに埋もれたいって考えてますよへへへ」
「貴方もう帰るべきよ」
「帰れたらどれほど良かったことでしょうかね」
「…ま、良いわ」
「…トイレで胃の中の物全部吐き出してきます」
「女嫌い加速してない?」
「…すぅ…」
「あ、寝た…ま、良いか。私も寝よ」
次の日
「んー!よく寝た!」
「どうだった?紫様と寝た気分は」
その言い方はなんだか俺が紫さんとやましい関係になった的な感じじゃねえか。健全な仲だっつの。ていうか久しぶりに人と同じ布団で寝たわ
「…多分藍さんと一緒に寝たら一時間も保たないだろうなって思いま」
「なんで個人によって嫌いの差が出来てるんだ!?」
「…何言ってんだこいつ」
「…でだ。まぁ、私にも慣れてもらわないと困るのでな」
「?」
「今日から一緒に過ごすことになった」
「…は?」
「もし拒否するなら死が待っているがな」
「どゆこっちゃ」
そして数日が経ち
「…いや、それはおかしい」
「いや、全くおかしくない。何せ、今の私は本当に何をしてもおかしくはないのだからな」
「なんでだよ。力強いし反抗できねえよ」
「フフ…可愛い物だな。生憎今日は紫様は幽々子様と一緒に出かけて橙も幽々子様の部下と遊んでいる。逃げ場はないというわけだ」
「ハッハッハッヘルプ」
「呼べると思ってるのか?」
「…で、この後俺どうなるの?」
「私の物にする。簡単なことだ。私の物にしてしまえばいい」
「お前頭いかれてるよ」
「まあ要するにだ。所有物は所有者の言うことを聞かねばならないだろう?」
「…まぁ、式神とかペットとかはそうだな」
「それを応用すれば良いわけだ。私の命令に従わせてしまえば女嫌いは治る」
「だとしても押さえつけられるこたぁないっしょ」
「いいや、大いにある。私はお前を式神にもペットにもしたくない。自分の意思で、私の言うことを聞く。そうすれば女嫌いを完全に治せるだろう?」
「お前のその『正論だろう?』って顔嫌いだな」
「ちなみにこの後激しい運動になるから、気を確かにな」
「は?いや、それはいきなりすぎ」
その後の記憶はなるべく消しておきたい。誰が聞いて喜ぶだろうか。おっさんがみっともなく女嫌いを加速させたと言うことを。俺を生徒として扱うつもりかてめえ。
「…ゲホッゲホッ」
「辛いか?」
「辛いに決まってんでしょ」
「そうか。じゃあ癒しが必要だな。こっちに来れば癒しをくれてやる」
「誰が行くかよ」
「じゃあ私から」ギュッ
「!?」
「どうだ?少しは元気が出ただろう?私の身体に埋もれるのは」
「…嫌いだよ。女の乳なんて」
「は?」ゴキッ
「はうあっ!?逝った!今背骨逝った!」
「…紫様に抱きしめられるのは良くて、私は駄目なのか?」
「当たり前だろうが…嫌いな奴にこんなことされて喜ぶ方がおかしいんだっつの」
「そうか…やはり、式神の方がいいか」
「え、いやそれは」
「そうすれば、私からのハグも受け入れられるだろう?」
「ちょっと何言ってるか」
「そうか。お前は私の式になりたかったのだな。気持ちに気付けなくてすまなかった。本当に」
「だから何言って」
「…お前のことが大好きなのに、気付けなかったなんてな」
「は?」
3000文字近えじゃん。でも今まで2000文字くらいだったじゃん。
終わり方に納得せずにやってたら50分ちかくやってんじゃん。
というわけで急ブレーキからの急発進並みの急展開で終わらせてやりました