ざーんねん!ただの魔理沙ちゃんでした!
魔理沙邸
「…いや、こうはならんだろ」
「なってるだろうが」
…待て、なんで魔理沙の家が哀れ爆発四散しているんだと聞いてみると『実験で爆発した』と言っている。だからこうはならんやろがい
「…なんの実験やってた?」
「おう!この魔理沙様は珍しく科学的な実験をやっていたんだ!水素に火をつける実験を」
「二度とやるなよその実験。割とガチだからな。人間普通に死ぬからな」
「心配してくれるのか?嬉しいな〜」
「…外の世界では人体が突然燃え出しくるぶし上まで燃え尽きると言う怪事件があるそうだ。実験してみようか」
「待て、ごめんなさい」
数時間後
「復旧魔法だけは得意になってるよなお前」
「この天才魔理沙様は回数を増すごとに練度が上がるのさ!」
「…つまりかなり実験に失敗して家が無くなっていると」
「うぐっ」
魔理沙はいつもこう言う実験をやっている。周りの人間から心配されないんだろうか?…いや、されないんだろう。豪商の元から抜け出したような人間だし。それに殺したって絶対死なないし。なんで魔法使いやってんだろうこいつ
「ま、良いさ。お前が無事ならな。住処なくなるし」
「最後の一言が全てを台無しにしてるんだが」
「黙っとれ。全く最近の若者は年上に対する配慮が足りとらん」
「おまえが言えたことか」
「…そういや竹林にいるうさぎの中に化け物レベルの年齢のうさぎがいるって聞いたことがあるな…」
「…何それ気持ち悪っ」
「言うね君」
翌日
「…そうだ。最近お前風呂入ってないだろ」
「うぐっ」
「入らねえと体にキノコ生えるぞ。俺なんかこの前腕に生えた」
「お前人間なんだよな?」
「流石に20日風呂入らずに水浴びくらいで済ませてたのは不味かったか」
「何言ってんだこいつ」
ちなみに毒キノコだったから食わない方がいい。舌が痺れてちょっと気持ち悪かったし。色も気色悪かった
「…と言うより、魔法に熱心になるのは良いが他のことにも目を向けろよ。今ある友達、大事に」
「お前本当に人間なのか?」
「ハハッ。人間だが子供の時から周りが不幸でな」
「…ああ」
「やめろその目で俺をみるな」
「…憐れみの目だ覚悟しろ」アワレミー
「殴り飛ばすぞ」
さらに翌日!
「お、アリスさん。お久しぶりで」
「あらこれはデリカシーのかけらどころか微粒子レベルもない魔理沙の同居人じゃない」
「…そうだ、昨日こいつに風呂入れって言われたんだよ」
「まぁ相変わらずデリカシーないのね」
「理由がキノコ生えるからだってさ」
「ぶふぁっ!?」
「…アリスさん、何吹いてるんですか。おい、何笑い堪えてんだこら」
「い、いえ…wと、とく…ww」
なんだろうこいつ。こいつにデリカシーのかけらはないものか。魔法使いにでもなれば分かるのだろうか。よくわからんが
「…寝る」
「ま、そうなるわな」
「…そうだ、上海人形に監視させましょう」
「は?」
「行け、人形!」
「待て待てお前また同じ手法するつもりか?」
「え?」
「前お前出てきた時も人形で監視してただろ」
「…サーナンノコトカシラネー」
「八卦路」
「好意はないので許してください」
そして1週間!
「…ん?」
「すぅ…」
「なんだ、アリスさんが寝てやがる。どうせあれだろ。『何かしようとして寝落ち』なもんだろ。ベッドに乗せて…さぁ、嫌な1日の始まりだぜ」
ガチャッ
「おーい、流石に…」ガチャッ
「すゥゥゥゥ…多分やべー勘違いされたな。誤解は解くもの!」
「ああっ…そこは…んっ」
「…ガムテープあったかな」
数分後
アリスさんを静かにしてから起床。なんで俺がアリスさんに戸惑わされなきゃならんのだ。おかしいだろうが。色々と、ほら。
「…まさか、お前とアリスがそんな関係だったなんてな」
「クソみてえな勘違いしてんな」
「…だが、この天才魔理沙様はお前を手に入れるためにこんなものも用意したんだ」
「んー。突然の好意をありがとう。しかし誤解が色々と多いぞ」
「?まぁ何言ってるかはわからんが…その名も催眠術!仕組みとしては相手が寝ぼけさせるような効果があるらしい。吹き込めばなんでもできるんだとか」
「…おれぁルパァン三世。今度はちぃっと厄介な」
「さりげなく逃げるな。まずは…ふむ。眠らせるのか」
「そ、それじゃあ夜まで待たなきゃな!」
「いや、ダメだ。待てるもんか!」ガシッ
そう言うと殺伐としたシリアス空気でほうきを魔理沙は持つ。こんな時にシリアスキラーのアリスさんが来ればいいのに…ん?ガムテープで口って封じられたのかな?
「神様女神様仏様ぁ!」ダッ
「ダメだな!私から逃げようとするなんて!」
扉<トラップカードオープン!
「嘘だろドアノブから手が動かねえ!?」
「あはは…なぁ、なんで逃げようとしたんだ?」
「眠らせるって絶対お前それで打つ気だろ!?」
「え?」
「ん?」
「…ああ、そう言うことか。痛くないから安心しろ」
「できるか!」
数時間後
「」ボッコボコ
「…さて、催眠の用意だな」
「ふぁあ…おはよ、魔理沙。彼って意外と大きいのね」
「は?」スッ
「背中。魔理沙が独り占めしたくなるのも分かるわ。私も、安心感を得られる男探そうかしら」
「…ああ、そうだろ?私もそう思ってたんだ」
「思ってた?」
「でも、いつしか安心感を得られるだけじゃなくなったんだ。絶対に渡さない。独占したいんだよ」
「あらあら、それじゃあ私はお邪魔ね。それじゃあ」
…あー、俺は起きても良いのだろうか?魔理沙、結構拗れてんなぁ…たんこぶ痛いし…クッソヒリヒリするから二度とやらないでいただきたい
「…さて。ドアから手が離せなくなったお前も可愛いな。いっつも、実験に失敗して家が壊れる度に心配してくれて…」
「…」
どーすんのよこれ。すんごい言いづらいんだけど。洗脳なんてできませんよなんて良いづらいんですけど!?
「心配してくれた時は必ずと言って良いほど頼りたくなるんだ。でも、今のお前は甘やかしたいな。子供のように躾けたい気分だ」
「…ハッ」
「気が付いたか?アリスはもう帰った。この家には私とお前一人だ。この家ももう絶対に壊れない安心安全設計だ」
「…情報量が渋滞しているがどれくらいで壊れるんだ?」
「そうだな…幽香のマスタースパークが30回同じ場所に撃たれたらようやくヒビが入るくらいだな」
「」
…あ、もしかして俺偽善でやべー奴生み出した…?
「どうした固まって。そんなに嬉しいのか?おい、なんで私を哀れむような目で見るんだ?」
「…あわれみー…仕返し」
「ハハッ。三日前のお返しか?そりゃすごいな…でも、反抗はダメだな!」ブンッ
「たんこぶぅ!?」
「…これからはお前は私のものなんだ。絶対に誰にも譲らない。ずっと、私のものなんだからな」
「はぁ…急なメンヘラは」
「メンヘラ?あんな奴と一緒にするな!私の愛はお前に対する愛だ!お前のためなら命だって投げ捨てる!これでもメンヘラか!?」
「ぁ…ごめんさい…」
「わかれば良いんだ」
「わかりたくねぇ…」
「は?」
わかりたくねぇ…
反対だったかもしれねぇ…