チルノが…ん?違う?
いえ、違くないです(強引)
霧の湖
「るんるるんるんるんるん」
「チルノちゃん?」
「うわっ!?なんだ大ちゃんか…」
「は、はは…」
「…いや、まず目の前に足元凍らされてる人間見てくれない?」
これがチルノとのファーストコンタクト。はっきり言って痛いし寒いし霜焼けになるわで良いことなし。二度と来るもんかと思った。
翌日
「案外きてしまうものなんだな」
「…」チマッ
「しかもちゃんと居るし…なんなんだこの妖精」
数分後
「…あっ。危ねえ寝るところだった…」
「釣れたぁ!」
「…?…!?あいつ俺の釣竿使ってやがる!?」
「次は…スズキが良いかな!」
「…しかも俺より釣れてるし…なんか腹立つな」
「わっほーい!」
「まあ良いか。おい妖精」
「ん?なんだ?」
「俺もここに居るから、釣り終わったら教えてくれ」
「ん?なんでだ?」
「…お前の釣りの終わりくらいに帰るから」
「そうか!分かった!」
…こいつ、馬鹿だな。とにかくどうにかして釣竿を取り返さねば。どうするか…終わるまで待ってみるか。終わったら返してくれるだろ
数時間後
「…ごめんなさい」
「釣り竿が凍ってバラバラに…」
「本当にごめんなさい」
「…いや、良いけどさ。別に買えば良いんだし。だからほら泣き止んで。人里行って何か買ってくるか?」
「…良いの?」
「まー買えば済む話だし」
人里
「団子屋は…お前みたらしか三色どっち?」
「三色」
「そうか。三色二つ」
「あいよ」
「それまでは席で待ってるぞ」
「うん」
…馬鹿な上に素直で嘘が付けないタイプと見た。後我慢できない子ってのも。いい子なんだか悪い子なんだか。
「ほら、泣き止んでくれよ」
「…うぇぇ」
「おいこら変な泣き方して俺の服に顔を付けるな。周りから白い目で見られるから」
「えへへ…えぇえん」
「さてはお前嘘泣きしてるな?」
「お待たせ。三色団子で良かったかな?」
「三色団子で良いですよ」
「良いです」
「…霧の湖にいる妖精か!」
「そうなんですよ。釣竿折ったら泣き出したので泣き止んでもらおうと」
「なるほどね〜。ま、事情はどうでも良いか。ゆっくりしていってけ〜」
「ゆっくりはできんな…」
「はむっ…んー…最後の一つだけ上手く食べれない」
「分かる。特にみたらしだと俺は口周りが汚れるの嫌だから余計難しい」
「だから三色が1番なんだよ」
「なんか言ったか?」
「何も?」
くぅ腹が立つ。周りの目がなかったら何されたか分かったもんじゃないな妖精って。このあとは家に帰って…えーと、寝るのか。
1ヶ月後 霧の湖
「…ふぁあ」
「おー!」
「?あれ、お前大妖精は?」
「むー!せっかくあたいが来てやったのに!おしゃれして!」
「…いつもと違うところと言えば…そうだな。服にひまわりの花がついたのと…髪にヘアペンが付いてることだな。あとはわからん」
「幽香が言ってた『男には気が付かない女のおしゃれ』って実在したんだ…!?」
「今すぐ文々。新聞に言いに行ってこい金もらえるぞ」
「あいつは結構ケチだからなー!」
「行ったことあるんだ…」
「って!そーじゃない!あと一つ!」
「あと一つ?…ヒント」
「ヒント?…靴!」
「ほぼ答えだしお前足元隠してるで分かるわけねえだろ!?」
「えっ!?…本当だ」
「本当だ。じゃねえよ」
「まあ良いか!あたいの特等席!」
「膝の上に座られると立つ時結構きつい」
「あたいが重いって言いたいのか!?」
「お前もそう言う知識だけ増えていくなぁ」
数週間後
…あれから少し霧の湖とは別の場所で釣りやってたが今日行ったらあの妖精驚かせることができるだろうか。いつも心臓ヒエヒエにされてる身だ多少やっても許される許される。許されなかったら閻魔に直談判だ。
「…あれ、いねえな」キョロキョロ
その頃霧の湖を少し越えた奥の方
「チルノちゃん?」
「あたい嫌われたのかな…」
「チルノちゃん!?」
「だって、ずっと遊ぼうって言っても寿命があるからって言われて…」
「…?」
「あたいの気持ちに別の答え方して…はいかいいえで答えてって言っても同じ返し方だし」
「チ、チルノちゃん…?」
「…!そうだ!タイムカプセル!」
「え?」
「確か、物を凍らせてその状態を保たせるとかなんとか!外の世界だと氷の中に恐竜とか入ってたし!」
「…溶けた氷の中に?」
「そうそう!」
「スパーキング…」
「凍らせれば良いんだ!」
「ブフッ!?」
霧の湖
「!?だめだ寒気がしてきた。もうそんな時期か…まぁもうそろそろ秋だしな」
頭の中で火山を爆発させた奴がいるがそれは別として。ん?なんか見えるぞ…あれ、なんか飛んできてない?カラスかな?鳥かな?だったらどうしよう。俺今襲われたら結構きついんだけど
烏<ァー!
「うわっ!?」ドサッ
バサッバサッバサッって漫画か?と思うくらい俺の周り飛んでるけどもしかしてこれって俺餌として見られてんじゃ…?
「あ、待ってこれはもしかしてかなりやばいのでは?」
烏<ナカーマ!
烏<メシ!エモノ!タベル!
「ちょっ迷惑だし少し痛いし汚い!」
「どーけー!」バッ
烏<カチンコチン
「はぁ…はぁ…」
「いっつ…!あっ…誰だ…?」
「あたいだよ!チルノ!ほら、立ってよ!」
「…すまん」
「別に良いんだけど。あたいはそう言う怪我は良いの。貧乏神の人はこう言ってたもん」
『宝物をより宝物っぽく見せたい?そりゃ他人に見せるなら…少し傷がついてて、汚れと綺麗を両立できるようなものかしら?私は売るから大事にするけど』
「待て、それ絶対価値観ねじ曲がってる神様だよ」
「だから…あたいにとっての宝物はおまえなの!」
「名無しの辛さ」
「だから…」
「ん?待って今気がついたけど足凍ってね?」
「…だから、凍結保存ってのをするね!」
「そりゃないぜよベイベー」カチンコチンッ
…最終的には狂った奴でしたよ。ええ。まぁ、そんなチルノを撫でてた俺もおかしいんでしょうけどね?
「…♪私だけの宝物〜!」
その少し後ろ
「…みすちー、結構やばくない?」
「大ちゃん、あれも一種の愛だよ!」
「???」
「そう言えば、慣れ始めは?」
「んぇ?確か2ヶ月くらい前だった気がするけど…あ、でも見始めたのは半年前からだよ」
「く〜!一目惚れか!」
「…みすちー、大丈夫?」
ミスティアさんはいかれてますが大ちゃんはイカれてません